朝日新聞の従軍慰安婦報道の誤り
朝日新聞がようやく30年以上も続けてきた従軍慰安婦報道の誤りを認めたために、連日テレビやマスメディアで騒動となっていますね。これほど長い間、誤りを認めずに放置してきた影響は国内、韓国、世界に及んでしまい、我々日本人にとって著しい不名誉を生じる原因となったことは誰も否定出来ないと思います。
それにしても理解に苦しむのは朝日新聞の対応ですね。これほど大きな影響を与えたことに対して、「誤りでしたので取り消します。」の一言だけ。謝罪は有りません。メディアの誤りは自社誌に訂正記事を載せさえすれば許されるのでしょうか?これがもしも一般企業が起こした不祥事や誤りであれば、会社の責任者が出てきて、頭を下げて謝罪するのが普通ですよね。朝日新聞の社長はそのような客観的な判断も出来ない器だということなのでしょうか。たぶん『自分たちは日本の言論をリードしている大新聞なのだ』という自負心が有るからかもしれません。それがそのまま『おごり』となり、謙虚さを失わせているのだと思います。国内からの様々な追及にとうとう知らぬ顔を通し切れなくなったために、しぶしぶ認めたというだけなのでしょうね。本音では反省のかけらも無いという印象を受けてしまいます。
事の重大さから抗議運動、不買運動を起こされても不思議では無い事態だというのに、大新聞社というのは良い商売です。
それにしても朝日が報道の誤りを認めた今、次に求められるのは河野談話の見直しでしょう。日本政府の『作成過程の検証は行ったが、談話の見直しはせずに踏襲する』という、何とも矛盾したスタンスは、にわかに信じられません。それこそ戦後日本がこれまで続けてきた日和見外交の最悪パターンでしょう。
事実は事実として毅然と海外に向けて発信してゆかなければ我々の子孫の末代にまで禍根を残します。
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コメント
こんばんは。
「たかじんの~委員会」でも議題に上がり、加藤氏が知人でもある朝日の社長に謝罪を進言したのだけど...と発言されてました。
奇しくも、上杉隆氏の「ジャーナリズム崩壊」を読んだばかりでしたし、影響力を考えれば大新聞は権力側とも云えるので、誰が何を決めてこういう状況を作ったのか公にすべきだし、これだと官僚と同じです...。
投稿: source man | 2014年8月10日 (日) 18時58分
source manさん、こんばんは。
知人に進言されても謝罪をする気にならないとは、どこまでも判断能力の欠如した人ですね。
大マスメディアの長としては失格だと言わざるを得ません。心ある社員は失望しているのではないでしょうか。
投稿: ハルくん | 2014年8月10日 (日) 21時54分
今晩は、ハル様。「吉田証言」に関する謝罪を漸く社長自ら行いましたね。よ…う…や…く…です。それももう一つの吉田問題、東電「吉田調書」に関する謝罪のついでみたいな形で。
しかしながら何故このような作り話がまかり通り、大新聞社が大々的に特集を組んだのか。
その背景は私には分かりませんが、日本の国際的立場の悪化や政治に対する不信感ほかあまりに多くの問題を引き起こしましたよね。
「吉田証言」「吉田調書」ふたつの記事の取消と謝罪…朝日新聞社の対応は軽すぎると怒りを禁じ得ません。
余談ですが、このところの偏った記事に失望した叔父は45年間購読していた朝日新聞を8月から止めてしまいました(苦笑)
投稿: from Seiko | 2014年9月11日 (木) 23時31分
Seikoさん、こんばんは。
池上彰氏の自社原稿を封印して、それがまた新たな批判を巻き起こすと言った、正に日本中から批判の嵐を受けていますね。それもこれも全て自らが蒔いた種だと言えます。
社長の謝罪は、おそらく大株主から言われたからなのでしょう。遅く、軽く、真摯さが感じられません。
購読契約の切り替えは幾つものお宅で耳にしました。当然だと思います。
このままの体質であれば、本当に「廃刊」にしたほうが日本のためになるのかもしれませんね。
投稿: ハルくん | 2014年9月12日 (金) 22時31分
ハルくん様
もはや朝日新聞は、真夏の球児の祭典夏の甲子園大会の主催社である事にのみ、存在価値のあるグループですね。
投稿: リゴレットさん | 2018年5月24日 (木) 02時33分
リゴレットさん
まったくもって亡国のメディアの代表格ですね。現在の野党と一緒です。
政権と共に国が滅んでもお構いなし。そんなスタンスとしか思えません。
投稿: ハルくん | 2018年5月24日 (木) 15時00分