ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18 名盤 ~大人の浪漫~
今年も年の瀬となり、すっかり寒くなりました。不景気で不安定な世の中ですので、冷たい風が余計に身に沁みてきます。街角をコートの襟を立てて足早に歩くサラリーマンの行きゆく姿を見ては、我が身が映し出される思いです。そんな時に頭の中に響いてくる音楽は何だと思いますか。えっ、ジングルベル!? それは~商店街のスピーカーから流れるBGMでしょーに!(笑)
実はラフマニノフなんですね。それもピアノ協奏曲第2番。第3番の時も有りますが、やはり2番です。感傷的でほの暗く甘い曲のイメージが凍てつく街角にとても似合います。もっともラフマニノフがこの曲を作曲したのはサンクトペテルブルクを拠点にヨーロッパを移動していた頃ですので、ロシアの自然にヨーロッパの街の雰囲気が混じり合って曲が出来たかのような印象です。彼は心に自然に浮かんでくるメロディをそのまま曲にしたと語っていたそうです。何しろリストと並ぶ、歴史に残る超絶技巧ピアニストですので技術的には困難を極めますが、曲想そのものは伝統的なロマン派の音楽です。
この曲はロマンティックなメロディの名曲ですので、古い映画によくBGMとして使用されました。一番有名なのは、やはり名匠デビット・リーン監督の「逢いびき」でしょう。既婚者同士の男女がお互いに惹かれ合って、やがて別れるというストーリーですが、モノクロのスクリーンのバックに流れるこの曲が何とも情緒を醸し出していて素敵でした。映画を見たのはまだ若いころでしたが、「逢いびき」というものにとても憧れたものです。
以前はラフマニノフの曲を聴いていると、「何だか古いハリウッド映画のイメージだなぁ」と思っていたのですが、それは実は逆ですね。古い映画音楽がロマンティックなラフマニノフの音楽を真似していたのですね。ですので、彼の音楽はロシア風にも聞こえるし、古き良き時代のハリウッド映画風にも聞こえます。どちらにしても、これは大人の浪漫の曲ですね。
出来ればこの曲は大きな邸宅の居間の暖炉の前でくつろいで、ウイスキーグラスでも傾けながら聴きたいものです。音楽に陶酔して、つぶやく言葉はと言えば、「う~ん、ラフマニノフ!」 ところが現実の居住空間はそうではありません。でも、つぶやく言葉は同じです。
さて、僕のこの曲の愛聴盤です。この曲ばかりはどの演奏を耳にしても陶酔させられますけれど。
セルゲイ・ラフマニノフ独奏、ストコフスキー指揮フィラデルフィア管(1929年録音/NAXOS盤) 何と言っても作曲者自身の演奏が聴けるのですから、この曲の原点を知ることができます。テンポ自体は速めですが、自由自在に緩急をつけてロマンティックに歌い込みます。さすがに本人ですから大きなルバートが実に自然で心に浸みこんできます。オーケストラの甘いポルタメントのかかった音も懐かしさで一杯でただただうっとりです。本家のRCAからも復刻盤が出ていますが、僕はNAXOS盤で聴いています。初版SP盤からの復刻なのでピアノの音に輝きが有り、とてもこの年代とは思えない良い音質です。
スヴャトスラフ・リヒテル独奏、ザンデルリンク指揮レニングラード・フィル(1956年録音/メロディア盤) 古いモノラル録音で所有するのは国内ビクター盤ですが、音は明瞭で充分鑑賞に耐えます。リヒテルは後述のグラモフォン盤と同様に遅いテンポで溢れるほどの情緒豊かに弾いています。長くロシアで指揮活動をしたザンデルリンクのオーケストラ伴奏も素晴らしいです。リヒテルのこの曲では、総合的にはグラモフォン盤を取りますが、ピアノも管弦楽も演奏のみで言えばこちらが更に上回ることから、一聴される価値は有ります。
スヴャトスラフ・リヒテル独奏、ヴィスロツキ指揮ワルシャワ・フィル(1959年録音/グラモフォン盤) リヒテルというピアニストは一筋縄ではいかない人で、物凄く繊細な演奏をしたかと思えば、デリカシーの欠如した演奏をしたりもします。ですがこの演奏は1、2を争うほどのベストフォームです。重く底光りするような音は話に聞くラフマニノフのようですし、1楽章の驚くほど遅いテンポで沈みこんで行くやるせなさはたまりません。2楽章の暗い浪漫の香りもまた最高です。3楽章は速い部分ではメリハリが効いていますが、一転してゆったりと歌う部分では体が宙に浮くかのような甘さを見せます。うーん、これぞラフマニノフ以上のラフマニノフ!ステレオ録音ですが幾らか音は古めかしく感じます。
ヴァン・クライバーン独奏、ライナー指揮シカゴ響(1962年録音/RCA盤) クライバーンが1958年のチャイコフスキー・コンクールを制覇し、センセーションを巻き起こした4年後の録音です。クラシック初のミリオン・セラーとなったチャイコフスキーの演奏も素晴らしかったですが、ラフマニノフの音楽もクライバーンの資質にとても向いています。クライバーンのテクニックは当時の若手としては立派なものですが、現在の若手と比べると少々聴き劣りします。それでも音の力強さとロマンティックな音楽表現が今でも大きな魅力です。ライナーとシカゴ響のバックは万全です。
ウラジーミル・アシュケナージ独奏、コンドラシン指揮モスクワ・フィル(1963年録音/DECCA盤) アシュケナージがチャイコフスキーコンクールで1位となった1961年のすぐ後の録音です。当時まだ26歳の若さでしたが、演奏の完成度の高さは驚くほどです。元々この人はスマートなピアノで、大見えを切るような表情過多な弾き方はしていませんが、それでも同郷のラフマニノフですので、そこはかとなくロシアの香りが漂います。共演するコンドラシンとモスクワ・フィルも彼らとしては手堅くまとめながらも、ロシアの重く暗い音を響かせて非常に素晴らしいです。
田中希代子独奏、渡邊暁雄指揮日本フィル(1965年録音/キングレコード盤) 田中希代子は『戦後まもなく18歳で単身欧州に渡りパリ音楽院に入学し、1955年のショパン・コンクールに日本人として初めて入賞という快挙を成し遂げ、ヨーロッパで華々しい活躍を見せながらも、12年後に膠原病という不治の病で演奏生命を絶たれた栄光と悲劇のピアニスト』と紹介されます。幸いなことにある程度の録音が残されているのでその演奏を聴くことが出来ます。確かに当時の日本人でこれほど輝きの有る演奏が出来た人は稀では無いでしょうか。当時のオーケストラの音には幾らか寛容になる必要が有りますが、歴史を知る上では貴重な録音だと思います。
ウラジーミル・アシュケナージ独奏、プレヴィン指揮ロンドン響(1971年録音/DECCA盤) アシュケナージはチャイコフスキーの1番は20代で一度録音して以来再録音をしませんでした。しかしラフマニノフは更に全集を2度録音します。コンドラシン盤と比べると緩急の巾が広がり円熟を感じます。指揮のプレヴィンはロシア音楽を好みますが、表現は穏やかで美しいものの少々ムード的に聞こえます。ロンドン響はもちろんロシアの楽団と比べると馬力不足なのは仕方ありません。従ってコンドラシン盤とは一長一短です。
アルトゥール・ルービンシュタイン独奏、オーマンディ指揮フィラデルフィア管(1971年録音/RCA盤) ルービンシュタインにはライナー伴奏の旧盤も有り、テクニック的には申し分無いのですが、この曲のロマンティックな味わいを堪能させてくれる点では新盤がずっと上です。オーマンディはラフマニノフの伴奏も務めたほどなので音楽を知り尽くしています。フィラデルフィア管の音も非常に美しく、この曲にうってつけです。この演奏はロシアの雰囲気よりも、都会的な浪漫の香りで聴かせるタイプですが、その方向では代表盤と言って良いと思います。
アレクシス・ワイセンベルク独奏、カラヤン指揮ベルリン・フィル(1972年録音/EMI盤) ワイセンベルクのピアノは決して悪く有りませんが、美しい旋律の時に往々にして伴奏系アルペッジオを必要以上に強調する癖が(解釈なのでしょうが)有り、それに旋律が隠れてしまう欠点が有ります。カラヤンの指揮は例によってフォルテで「どうだ!」とばかりに派手に強奏させるのがいただけません。録音は同時代のDECCA録音と比べるとパリッとしません。総合的にも余り魅力を感じないディスクです。
ウラジーミル・アシュケナージ独奏、ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管(1984年録音/DECCA盤) DECCAへの二度目の全集録音からです。アシュケナージのピアノそのものは旧盤と大きくは変わりません。際立つのはコンセルとへボウの音の厚みと上手さです。ヨーロッパ的ですがほの暗い上品な音色は魅力的です。指揮がハイティンクの影響か、プレヴィン盤のような緩急の巾は感じず、一貫してゆったりとしています。アシュケナージがDECCAに録音した三種類はどれも甲乙付け難いところです。
ヴィクトール・エレスコ独奏、プロヴァトロフ指揮ソヴィエト国立響(1984年録音/メロディア盤) エレスコはロン・ティボー・コンクールで優勝していますが日本では無名でしょう。これは本国で録音した全集の中の1曲です。指揮もオケもロシア勢なのでフォルテ部分の荒々しさが魅力です。うーん、ロシア! けれども静かに沈滞する部分ではしっかりとロシアの憂鬱を感じさせてくれます。ハリウッド風の甘さは無いですが、ラフマニノフがロシア時代に書いた曲だということを改めて認識させてくれます。エレスコのピアノは繊細さは有りますが、先輩のリヒテルと比べるとスケールの大きさではとても敵いません。
エフゲニ・キーシン独奏、ゲルギエフ指揮ロンドン響(1988年録音/RCA盤) 神童キーシンが17歳のときの録音です。おいおい17歳がこんな大人の浪漫の曲を演奏するなよー、と言いたくなります。打鍵は底光りするようなものでは有りませんが、やはり美しいです。1楽章は何となく健康的で退廃的な気分に欠けるかなぁ、と聴いているといつの間にか沈滞した気分になっていて中々中々。2楽章では深く静かに浪漫を奏でます。キミ、ほんとに17歳?やはり神童だ~!意外に物足りないのがゲルギエフです。3楽章などはもっとたっぷり歌わせて欲しいと思いました。
アンドレイ・ガヴリーロフ独奏、ムーティ指揮フィラデルフィア管(1989年録音/EMI盤) ロシアではメジャーなガヴリーロフも日本では人気が今一つのようですが、正統ロシアのピアニストとしての実力者です。この演奏はスケールの大きなピアノとフィラデルフィアのゴージャスな響きとが相まって、曲の恰幅が一回りもニ回りも大きくなった印象です。それでいて2楽章の沈滞する雰囲気も見事です。テクニックも凄いですし、パワーとデリカシーを併せ持つ素晴らしい演奏だと思います。
中村紘子独奏、スヴェトラーノフ指揮ロシア国立響(1990年録音/SONY盤) チャイコフスキーの協奏曲でも愛聴盤としてご紹介しましたが、カップリングされたラフマニノフも実に素晴らしいです。一番の理由は晩年のスヴェトラーノフ/ロシア国立響の重く分厚い音にあります。ハリウッドくそくらえ、この曲はロシア音楽なんだと言わぬばかりに荒涼たるシベリア大地を思わせる豪快かつ情緒たっぷりの演奏です。これを聴くとこの曲が「目からうろこ」状態になること請け合いです。中村紘子のピアノも大健闘していて豊かな表情が大変素晴らしいです。
グリゴリー・ソコロフ独奏、ムハイ・タン指揮ハノーファー北ドイツ放送フィル(1993年録音/LIVE SUPREAME盤) これは残念ながら海賊CD-Rですが、ソコロフのこの曲の正規盤は無いので上げておきます。指揮者のタンは上海出身で主にドイツで活動しました。録音のバランスは良く、ピアノはかなり綺麗なのですが、トゥッティの特に1楽章で弦楽器の音にざらつきが目立ちます。ソコロフは冒頭から素晴らしいですが、1楽章で第一主題に戻り盛り上がるところでギアチェンジしてテンポを一気に上げるので、オケが完全に置いて行かれて崩壊しています。しかしその後は両者とも情感に溢れた熱演を聴かせていて素晴らしいです。ソコロフはYouTubeでデュトワやサラステとの共演も聴けますが、これはライブ感に溢れたスリリングな演奏として楽しいです。
エレーヌ・グリモー独奏、アシュケナージ指揮フィルハーモニア管(2000年録音/TELDEC盤) グリモーの若い頃の録音ですが、アシュケナージが今度は指揮者としてサポートしています。グリモーは速めに颯爽と弾いて行きますが、ちょっとした節回しや強弱に驚くほど多彩なニュアンスが有ります。じっくりと耳を傾けると本当に素晴らしいピアノです。管弦楽のバックにつけるアルペジオは雄弁、主旋律に回ったときの歌い方のセンスは抜群。そういえばこのような古い名ピアニストが居ました。ラフマニノフです。フィルハーモニア管には音色に余り魅力が感じられませんが、アシュケナージは全体的によく歌わせていて満足できるレベルです。(このCDの詳細は<関連記事>を参照のこと)
クリスティアン・ツィマーマン独奏、小澤征爾指揮ボストン響(2000年録音/グラモフォン盤) 宇野功芳先生が最近一押しの演奏です。でもどうも録音バランスが気になります。ピアノが常に前に出ていて、オーケストラの音が引っ込んでいますが、この曲の実演では必ずピアノがオケに埋もれるので、これはあり得ません。スタジオ録音なので音量のバランスを変えるのは良いとしても、これでは「オケ伴奏つきのピアノ独奏曲」です。ピアノが常に目立ちすぎて少々煩わしく感じます。ツィマーマンは、もちろん非常に上手く繊細で深い詩情も有りますし、小澤さんの指揮もやはり繊細ですが、ロシアの荒々しい雰囲気は希薄です。
ニコライ・ルガンスキー独奏、オラモ指揮バーミンガム市響(2005年録音/ワーナーミュージック盤) ルガンスキーは打鍵が明瞭でテクニックが素晴らしい上に、歌いまわしのスケールが大きく、ロマンティシズムも豊かで、ラフマニノフにはおよそ申し分が有りません。さすがはロシアの名手です。指揮のオラモはオーケストラを絶妙に合わせ美しく歌わせていますが、幾らか大人し過ぎるような気はします。しかしこのディスクは録音が優秀なのがプラスですし、総合的には上位に食い込むと思います。
カティア・ブニアティシュヴィリ独奏、パーヴォ・ヤルヴィ指揮チェコ・フィル(2016年録音/SONY盤) 新世代のピアニストの中でも人気実力共に高い彼女の2番&3番のディスクで、テクニックに関しては申し分ありませんが、同時に適度なロマンティシズムと閃きが感じられて好きです。彼女に寵愛の厚いPヤルヴィもピアノを引き立てるようにバランスの取れたサポートをしていて好感が持てます。チェコ・フィルのほの暗い音色もその解釈に適していてとても良いです。ロシア調やハリウッド調がベタベタして嫌だという方にはお勧め出来ます。録音に関しては新しい割には普通です。
ということで僕のフェイヴァリットは、ピアノが何しろ素晴らしいリヒテル/ヴィスロツキ盤ですが、良く聴くのはスヴェトラーノフ指揮のオーケストラが最高で、ピアノも大健闘している中村紘子盤です。更にはルービンシュタイン/オーマンディ盤、ガヴリーロフ/ムーティ盤、ソコロフ/タン盤、グリモー/アシュケナージ盤、ルガンスキー/オラモ盤も上げたいです。もちろんラフマニノフ本人の演奏が別格なのは言うまでもありません。
<関連記事>
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コメント
ハルくん、こんにちわ
ラフマニノフの第2番ですか、私は滅多に聴きませんが、好きなのはと言うことであれば、やはり、おっしゃられる通り、まずは、ラフマニノフの自作自演ですね。後は、これまた、古い録音ですが、ギーゼキング・メンゲルベルク盤です。ギーゼキングの清々しさとメンゲルベルクの濃厚さが不思議と合っています。
投稿: matsumo | 2010年12月23日 (木) 08時48分
こんにちは。
待ってました!コノ曲を。
最盤は、アシュケナージ/コンドラシン/モスクワ・フィル/Decca。初体験の同/ハイティンク/ACOは世評の高さに反して何も印象に残らず...。前者の方が遥かに上。アルゲリッチとのチャイコフスキーP協1番然り、コンドラシンは露モノで伴奏させたら随一では。リヒテル/ワルシャワ/DG盤も、重く暗く、ラフマニノフはこうでなくちゃと。
投稿: source man | 2010年12月23日 (木) 10時10分
こんにちは
私のベストもリヒテル盤です。
重厚で暗い大きな波がうねるような演奏が
堪りません。
自作自演盤でこの曲を初めて聴いたのでと
っても思い出深い演奏です。
投稿: メタボパパ | 2010年12月23日 (木) 10時59分
matsumoさん、こんにちは。
そういえばメンゲルベルクの演奏も有りましたね。聴いたことは有りませんが、この人のチャイコフスキーの濃厚さから想像して、とても素晴らしいでしょうね。機会あれば聴いてみたいです。
投稿: ハルくん | 2010年12月23日 (木) 15時45分
source manさん、こんにちは。
アシュケナージ/コンドラシン盤は昔LP盤で持っていました。モスクワフィルの音は確かに良かったです。アシュケナージは好みのピアニストではないので今はCDは持っていません。
オーケストラの音で言えば、スヴェトラーノフ/ロシア国立響が最高だと思いますよ。機会ありましたら聴かれてみてください。
投稿: ハルくん | 2010年12月23日 (木) 15時50分
メタボパパさん、こんにちは。
リヒテル盤はホントいいですよね。
ラフマニノフを超えるラフマニノフが弾けるのはこの人だけだと思います。
作曲者本人も驚いているんじゃないでしょうか。
投稿: ハルくん | 2010年12月23日 (木) 15時54分
解説は長くないけれど、いつもより熱がこもってませんか?(笑)
冒頭の小暗いサウンド、いったい何なんだ!という曲ですね。妙な言い方ですが、ピアノが弾けない私にとって「伴奏してみたい協奏曲」の一つです。独奏性よりも音楽そのものが好きというか。
投稿: かげっち | 2010年12月24日 (金) 12時47分
かげっちさん、こんにちは。
熱がこもっていますか?
たぶん一番こもっているのは「映画を見たのはまだ若いころでしたが『逢いびき』というものにとても憧れたものです」の部分でしょう。それは今でも・・・(笑)
この音楽好きですよ~。途中で何度も出てくる甘いメロディには身も心もとろけて最高です。
投稿: ハルくん | 2010年12月25日 (土) 09時06分
勝手にすいません。私は、中村紘子さんのと、ツィマーマン盤を持っております。ピアノ弾きだった妻は、ツィマーマンのピアノの普通なら誤魔化す細かいところまで弾いてるところが良い、と主張するのですが、ハルさんのおっしゃる通り、オケの音が・・・ですよね。その点でも、中村盤は良いかも、ですね。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番についてもいつかお願いします。
投稿: sasa yo | 2010年12月25日 (土) 12時14分
こんにちわ。
ラフマニノフの音楽のことを「映画音楽だ」と言う人もいますが、映画で流したくなるほどの切ない雰囲気があるからだと思います。
また、ラフマニノフの音楽には特有な響きがあり、「ラフマニノフ和音」とでも言いたくなります。この和音にはまれば、相当なファンになると思います。
ラフマニノフの音楽は、荒涼とした大地と孤独さ、人見知りを感じさせます。
私は、携帯音楽プレイヤーで通勤の友として音楽を聴いていますが、その中の一つに、このピアノ協奏曲をいれています。ほかにラフマニノフはピアノ協奏曲第1番、パガニーニ・バリエーション、交響曲第2番、をいれています。
CDは、ルプー(pf)とヤンソンス指揮レニンラードフィル。ギーゼキング(pf)メンゲルベルク1940年ライヴを手にしていますが、現代的なものと巨匠時代の比較ができます。メンゲルベルクの方はスケールが大きいように感じました。
中村紘子を良く言わない人がいますが、ショパンのピアノソナタを聴きますと、私は相当いいピアニストと思いました。
投稿: たつ | 2010年12月25日 (土) 20時26分
sasa yoさん、はじめまして。
コメントをどうもありがとうございました。
奥様はピアニストさんだったのですね。演奏家からすればツィマーマン盤には感心するでしょうね。でも僕は記事にも書きましたが、あんなに伴奏形まではっきり全部の音符を聞かされると逆にしつこく感じてしまいます。
この曲に関しては、小澤さん/ボストン響とスヴェトラーノフ/ロシア国立ではオケの音の根性?が違いますね。
投稿: ハルくん | 2010年12月25日 (土) 22時00分
私の言葉が足りなかった事をお許しください。カミさんにとって、中村さんは、とても好きなピアニストです。「日本人ピアニストで上手いと思う人は」とたずねると彼女の名を挙げます。中村さんの旧録音のこの曲のレコードは学生時代のカミさんの愛聴盤でした。上記のcdもよく聴きます。ただツィマーマンのこの演奏が好きということです。中村紘子さんを否定するつもりは私も、妻も微塵もないことをどうかご理解ください。
投稿: sasa yo | 2010年12月25日 (土) 22時07分
たつさん、こんにちは。
僕はラフマニノフ大好きですね。
甘く美しい音楽なので映画音楽が影響を受けたのですよ。それにこんなにピアノが難しい曲を映画音楽には書かないですしね。交響曲2番も素晴らしいですよね。
ルプーの弾いたこの曲の演奏って有るのですか?ルプーは好きなピアニストですが知りませんでした。
僕は中村紘子のファンというわけでは有りませんし、スヴェトラーノフのオケ伴奏で無ければCDを購入したかどうか分かりませんが、決してあなどれないピアニストだと思いますよ。
投稿: ハルくん | 2010年12月25日 (土) 22時38分
sasa yoさん、わざわざ補足をありがとうございます。
お二人が中村さんを否定したようには全く受け止めていませんので、ご安心ください。
中村さんの旧録音は聴いていませんが、やはり伴奏はモスクワのオーケストラですし、ピアノも良いでしょうね。ショパンの1番なんかはむしろ旧録音が凄く魅力的だと思いましたので。
ラフマニノフの3番は年明けに書こうかと思っています。
これからもどうぞご気軽にコメントください。よろしくお願いします。
投稿: ハルくん | 2010年12月25日 (土) 22時47分
こんにちわ。
レスを、ありがとうございました。
私は補足ではなく訂正です。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の演奏ですが、「ピアニストの名前を間違えてしまいました。ルプーとばっかり思っていましたが、ハルくん、さんの?のとおりです。
ピアノはミハイル・ルディでした。
いやはや、お恥ずかしい。失礼いたしました。」
今日は、ラフマニノフの交響曲第2番を聴いてみます。この曲は、聴く者の心を高揚させてくれます。
第4楽章は、「行け行けどんどん」ときてほしいですよ。
投稿: たつ | 2010年12月26日 (日) 11時09分
たつさん、こんにちは。
いえいえ勘違いはよくあることです。
どちらにしても伴奏がヤンソンス指揮レニンラードフィルというのは聴いてみたいですね。
交響曲第2番いいですね。僕も聴きたくなってしまいました。
投稿: ハルくん | 2010年12月26日 (日) 12時28分
こんにちは。
ガヴリーロフは、おっしゃるとおり穴盤ですね。彼は一時表舞台から消えていたので(最近カムバックしましたが)、日本では忘れられているように思います。
まだ迷いのなかった頃に録音したはずなので、線の太い克明なタッチの力強さと濃厚な叙情感のバランスが良く、このラフマニノフはとても楽しめます。音の色彩感と響きも多彩ですし、バリバリ弾くだけではないところが良いですね。
オケはハリウッド映画の劇伴みたいにムーディな気がして、これはちょっと苦手ですけど。
この曲は速いテンポで爽やかなロマンティシズムのある演奏が好みなので、私のベストはスティーブン・ハフ/リットン指揮ダラス響です。
海外ではとても有名な録音ですが、どなたも上げられていないですし、日本ではあまり聴かれていないようですね。
このタイプで他に好きなのは、昔から有名なワイルド、ちょっとマイナーなカッチェン(ショルティ/LSOの方)。
この3つを立て続けに聴いていたら、スピード感があってスリリングで面白いです。
投稿: yoshimi | 2011年1月 4日 (火) 16時56分
yoshimiさん、こんにちは。
ガヴリーロフのピアノはいいですよね。
ただ、仰る通りの「ハリウッド映画の劇伴みたいにムーディな」(笑)オケ伴奏が僕は気に入っています。この演奏が好きな理由の半分はそこにあるんです。
お気に入りのハフ/リットン盤は聴いたことが有りませんが、ご説明の「速いテンポで爽やかなロマンティシズムのある演奏」ということになると、もしかしたら自分の好みではないかもしれません。言葉で言うと逆に「遅いテンポで濃厚なロマンティシズムのある演奏」が好きなのです。でも実際に聴いてみないとわからないですね。知らない演奏のご紹介をありがとうございました。
投稿: ハルくん | 2011年1月 4日 (火) 17時18分
こんばんは。
中村紘子/スヴェトラ盤を聴き終え、思わずリピート。
録音の良さが重厚さを際立たせてます。前所有者が挟んでいた新聞記事に、曲の経緯も在ってか、うつ病に効くと書かれてます。
アノSonyの大賀典雄サンが解説書を書かれてるし、組み合わせに魅かれてプロデュースを引き受けたとあり、そういうのを決めるのも仕事と思ってただけに、二重の驚きでした。w(゚o゚)w
投稿: source man | 2011年2月19日 (土) 21時21分
source manさん、こんばんは。
中村さん/スヴェトラーノフ盤いいでしょう!
このロシア国立響の分厚い響きを聴いてしまうと、他の演奏がムード音楽的に感じられてしまいます。
中村さんのピアノも結構気に入っています。
投稿: ハルくん | 2011年2月19日 (土) 23時59分
こんばんは。この曲は中学生のころから最近にかなり聴きこんでいた時期があります。
私の一番のお気に入りは、リヒテル盤とワイルド盤ですね。その次に、ボレット/デュトワ盤、ルービンシュタイン/ライナー盤、ワイセンベルク/カラヤン盤、ハフ/リットン盤、アシュケナージ/ハイティンク盤、マツーエフ/サッカーニ盤です。特にワイルド盤とハフ盤はもし未聴ならお勧めです。ワイルドはバックがホーレンシュタインなのでなおさらお勧めです。マツーエフ盤は話題に上がっているのを全く見たことがありませんが、私の聞いた中では一番豪快な演奏と言ってもいい演奏でこれもいいです。裏名盤としてはガヴリーロフ盤やヴァーシャーリ盤も結構有名ですが、私にとって一番の裏名盤は何といってもギーゼキング/メンゲルベルク盤です。あれはすごいです。ツィマーマン盤はどこかショパン的な感じがしてあまり好みません。
投稿: RR | 2012年10月 7日 (日) 23時02分
RRさん
この曲も良いですよね。
僕がこの曲で好きな演奏は、不健康でロマンティックなタイプです。ピアノ独奏もさることながら、オーケストラ伴奏にも比重を高く置きます。特に最近は、スヴェトラーノフ/ロシア国立響にシビレていますので、一般のこの曲のファンの好みとは少々異なるかと思っています。
色々とご紹介ありがとうございました。ただ沢山聴いてはみたいのですが、今はどうも余裕が無さそうです。
投稿: ハルくん | 2012年10月 7日 (日) 23時22分
こんばんは。
ラフマニノフ自演盤を入手。予想以上に聴ける音でした。確かに作曲者自身の演奏が聴けるだけでも。
安かったので最初期盤を入手したのですが、Naxos盤でも聴いてみたくなりました。香港の会社なので良いイメージが無かったのですが、ドイツ人と日本人の夫妻が起こした会社と知り、逆に興味が。
投稿: source man | 2013年2月27日 (水) 23時25分
source manさん、こんばんは。
自演録音盤は案外と聴ける音ですよね。何よりも作曲家自身の演奏ですからね。価値の大きさは計り知れません。
Naxosレーベルには大変な宝物の演奏が含まれていますよ。復刻盤シリーズの音も悪くありません。
投稿: ハルくん | 2013年2月28日 (木) 00時23分
ハルくんさん、こんばんは。
私もラフマニノフとハリウッドの映画音楽には通じるものを感じます。ほぼ同時期にハリウッドで活躍していたエーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトの映画音楽と聴き比べると非常に面白いです。
録音の方ですが、ニコライ・ルガンスキー&サカリ・オラモの全集はまだ話題に上っていませんか?ルガンスキーはすばらしい技術の持ち主で曲の難しさを感じさせず、かつロシア的なものやロマンも漂わせる類い稀な演奏だと思います。指揮者の合わせが非常に巧いのも特筆に値します。
ハルくんさんの好みである「不健康でロマンティック」とまではいかないかもしれませんが、私はあまり甘くこってりしすぎた演奏は苦手なので、この盤のさじ加減はとても心地よいです。
投稿: ぴあの・ぴあの | 2014年1月29日 (水) 00時55分
ぴあの・ぴあのさん、こんにちは。
ルガンスキーのCDは1枚も持っていないのですが、レパートリーから想像するに相当なテクニシャンなのでしょうね。
ラフマニノフ2番の一部だけをWEB試聴してみました。ピアノは確かに素晴らしそうですね。
反面、オケの音が何となく薄いように感じました。好みで言うと、自分のそれとはやや異なるかもしれません。やっぱり”不健康でロマンティック”志向になってしまうのですね。(苦笑)
でも貴重な情報をありがとうございました。
投稿: ハルくん | 2014年1月30日 (木) 16時20分
こんにちは。
私も御多分にもれず、父の買ってきたルビンシュタン盤で毒が回り(笑)、リヒテル、ラフマニノフ自身、アシュケナージ等々20枚ほど聞き込んできたクチです。
2014年2月のソチ五輪で浅田真央選手があの涙のフリープログラムで使ってから、何かとこれの推薦盤を聞かれることになり、(「みどりの森の回転木馬」さんのブログにあるとおり、過去多くのフィギュアスケーターがこれで滑ってきたのですけど。)あらためて、いろいろな演奏を聴き比べて、ルガンスキーの盤にブチ当たって、いまさらながら聞き惚れてしまったわけです。
ルガンスキーの正確な打鍵とロシアピアニズムのことは他にもいろいろ賛辞があるのでここには書きませんが、この盤の魅力は、これだよこれ、と言わしめるストリームの見事さでしょう。
私も最初に聞いた時は、え、バーミンガム市響?オラモ?というわけで最近の楽団事情への無知をさらけ出すのは恥ずかしいのですが、サイモン・ラトルの首席指揮者就任以降アンサンブルでは欧州トップクラスの楽団と認められているのですね。
この盤を聞くとオケの演奏がいかにこの曲のピアニズムの理解に影響するかをあらためて考えさせられてしまいました。特に第一楽章でオラモのリードは見事というしかありません。
今のところ、ラフマニノフ初心者の友人に勧めるとすれば、文句なくルガンスキー盤が最右翼になりました。
投稿: いちクラシックファン | 2014年3月26日 (水) 11時13分
いちクラシックファンさん
はじめまして。コメントを頂きまして誠にありがとうございます。
20枚とはまた凄いですね!それは驚きです。
最近ではルガンスキー盤の人気が随分と高いようですね。CDでちゃんと聴いたことが無いので機会が有れば是非聴いてみたいです。
自分は特にオーケストラの演奏にも重きを置く方だと思いますが、その点ではスヴェトラーノフ/ロシア国立響が最高だと思います。
但し中村紘子のピアノでは満足できないという人は居ることでしょうね。
どうもありがとうございました。またお気軽にコメントください。楽しみにお待ちしております。
投稿: ハルくん | 2014年3月27日 (木) 00時01分
こんばんは。
1970年代から80年代に雑誌「FMレコパル」に毎号
音楽家のストーリー漫画(手塚治虫のバーンスタイン等)があり
この曲の物語が取り上げられていました。
交響曲第1番の酷評で作曲が手につかなくなったラフマニノフが
精神科医のダール博士によって立ち直り
やがてこの曲を博士に献呈するまででした。
この曲を聴くたびにその漫画を思い出します。
しかし何回聴いても名曲ですね。
ピアノ協奏曲第3番もそうですが、盛大に盛り上がって終わるのがよいです。
投稿: 影の王子 | 2016年5月 3日 (火) 22時27分
影の王子さん、こんにちは。
私はその漫画のことはほとんど憶えていないのですが、とにかくロマンティシズムが一杯に溢れる名曲ですよね。素晴らしいです。
3番も素晴らしいですが、個人的にはやはり2番でしょうか。
投稿: ハルくん | 2016年5月 6日 (金) 12時42分
こんばんは!
マツーエフ/マリインスキー劇場管/ゲルギエフ盤
実に良いです。
陰が少なく、健康的で恰幅の良い演奏ではありますが
曲を踏み外してはいません。
やはりピアノもオケもまず基礎体力あってこそのロマンティシズム。
この曲への感動をあらたにしました。
ホント、ゲルギエフさん「ロシア音楽」に専念してくれませんかね。
投稿: 影の王子 | 2017年11月 4日 (土) 21時05分
影の王子さん、こんにちは。
マツーエフ/ゲルギエフ盤が良いという噂は他でも耳にしました。
中には体力無い割に不健康でもないルービンシュタインの晩年の録音のような不思議な魅力盤も有りますが、やはりピアノにエネルギーは欲しいですね。
ゲルギエフはやはりロシア音楽が一番良いです。
投稿: ハルくん | 2017年11月 6日 (月) 15時13分
ハルくん様
また妙なへそ曲がりコメントですが、アントルモンの独奏、バーンスタイン&NYフィルが付き合った、CBS原盤の録音を好んでいます。我が国ではさっぱり騒がれないレコードですが、情緒てんめんたるアプローチではなく、さらりとした感覚の弾きっぷりですが、そこが良いのですね。有名な第2楽章も押し付けがましさがなく、よろしいです。国内盤では1985年9月に、旧譜のCDがまだ高い時に30DC359の番号で、出ていた事もありましたが…。
投稿: リゴレットさん | 2018年4月 8日 (日) 08時28分
リゴレットさん
演奏スタイルの好みが各自それぞれ違うのが音楽鑑賞の楽しさですね。自分自身の好みを認識できるレベルにまで到達すれば鑑賞も相当なものです。
投稿: ハルくん | 2018年4月 9日 (月) 12時41分
こんにちは。既出かもしれませんが、辻井さんのBBCプロムスの演奏が某動画サイトで視聴可能です。これが素晴らしい!ピアノも伴奏も最高です。ワタシ的にはこれがぶっちぎりでNo.1ですね。アンコールでラ・カンパネラを弾いているのですが、これを聴いているとホントに涙がこぼれ落ちてくるのです・・
投稿: よっち | 2020年4月 9日 (木) 13時09分
よっちさん、こんにちは。
辻井さんのBBCプロムスの演奏をYoutubeで聴いてみました。なるほどとても良い演奏ですね。
辻井さんはこれまで余り聴いてきませんでしたが、認識がやや変わりました。
ありがとうございます!
投稿: ハルくん | 2020年4月11日 (土) 10時38分
私は普段クラシック聞きませんが、YouTubeでとてもすごいピアニストを見つけました。
https://www.youtube.com/watch?v=tSvq_GnGfTI
カティア・ブニアティシヴィリという人で、このとき指揮者はジャナンドレア・ノセダという人です。
私はアルヘリッチが好きですが、ラフマニノフの2番は残念ながら録音がありません。
この人の演奏を見つけて、アルヘリッチの再来だと思ってしまいました。
オーケストラもカティアの演奏に着いて行っていて、すばらしい名演だと思います。
投稿: goodytaka | 2020年6月 7日 (日) 16時24分
goodytakaさん
ブニアティシヴィリは個性的ですが大変実力が有るピアニストです。
しかも天は二物を与えるで、美貌とエロスを持ち合わせて言うことが有りません。
ラフマニノフの映像は観ました。最高ですね。
私は他にショパンの協奏曲第二番をパーヴォ・ヤルヴィと共演したCDを持っていますが、こちらも中々良いです。
https://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/op21-ab65.html
投稿: ハルくん | 2020年6月 7日 (日) 17時31分
レコードの文化史遺産的価値を痛感しますのは、このラフマニノフの自作自演です。フランツ・リストやピアニストとしてのヨハネス・ブラームス、クララ・シューマンの演奏ぶりは想像するしかないのですが、ラフマニノフの弾きっぷりは伺えるのですから。
投稿: リゴレットさん | 2020年12月 6日 (日) 10時33分
リゴレットさん
同感です。演奏を味わうのに十分な音で聴けますしね。感謝感謝です。
投稿: ハルくん | 2020年12月 7日 (月) 11時16分
マーラーにあと約20年の余命が在り、録音技術の恩恵を受けて居れば‥と、長嘆息せずにはおられません。リヒャルト・シュトラウスは自作に偏り気味にせよ、レコーディングが遺されておりますから‥。
投稿: リゴレットさん | 2020年12月 7日 (月) 12時39分
音楽聴きながら、演奏者を想像します。
私は男ですから、エレーヌ・グリモーのジャケットを見ながら、聴くのが好きです。
投稿: Grigri | 2021年3月11日 (木) 17時37分
Grigriさん
それもまた楽しいですね。
演奏そのものを求道的に聴くばかりで無くて良いと思いますよ!
投稿: ハルくん | 2021年3月13日 (土) 23時30分
ハル君、今日は。
ラフマニノフのピアノ協奏曲なのでこちらに書き込みます。第1番はラフマニノフのOp.1で第3番の後に改訂されています。手元にはCD一枚のみ(ジャニス コンドラシン指揮モスクワフィル)です。予習して臨みましたがワンの超絶技巧でまずまず楽しめました。
ここは第2番のページなので、これのベスト盤についてですがやはりリヒテル盤ですね、後グリモーのリリカルな録音も良いですね。
投稿: ふうさん | 2024年10月 7日 (月) 10時26分
ふうさん
こんにちは。
第2番に関してはやはりリヒテル盤を第一に取りたいです。とは言え大好きなのでグリモーを含めて好きなものは結構有ります。
投稿: ハルくん | 2024年10月 8日 (火) 12時20分