スロヴァキア・フィルハーモニー 2023来日公演
スロヴァキア・フィルの演奏会はもう4回以上は聴いていますが、その昔ズデニェク・コシュラーが指揮したレコードでドヴォルザークを聴いて以来大好きな楽団です。チェコの楽団よりも更に素朴なその響きがボヘミア音楽に最高です。
こちらのコンサートは中恵菜リサイタル実行委員会の主催で開かれ、私が委員長を務めました。そのご報告となります。
中 恵菜(なか めぐな)ヴィオラ・リサイタル(ピアノ江崎萌子)が盛況のうちに終了しました。
今年NHK BSやFM放送で取り上げられ、今大きく注目されている新進カルテット、カルテット・アマービレのヴィオラ奏者 中 恵菜さんのソロ・リサイタルは、中さんの高校時代からの同級生で現在はライプツィヒでコンサート修業中のピアニスト江崎萌子さんの一時帰国に合わせての共演でした。
同じドイツで研鑽を積み、気心も知れたお二人の造る音楽は大変素晴らしく、お客様に大絶賛されました。かくいう主催者もしばし音楽に聴き惚れてしまい完全にお客さんモードになりました!
プログラムもシューベルトのアルペジオ―ネソナタやブラームスのソナタ第二番をメインに掲げてヴィオラという楽器の素晴らしさを再認識されたお客様が大勢いらっしゃいました。
お二人が我が国の音楽界を牽引する演奏家に成長するのもそう遠い未来のことでは無いでしょうし、更には世界に向けて頑張っていって欲しいものです!
開催:2020年12月19日 川崎市高津区”小黒恵子童謡記念館”にて
(主催:中恵菜リサイタル実行委員会、協力:県央音楽家協会)
昨日は本当に暑かったですね~(大汗)
しかし夏休みも残り2日。勝どきの第一生命ホールまで足を伸ばしてフランス国宝級のヴァイオリニストであるジェラール・プーレさんのブラームスのコンチェルトを聴きに行きました。オケはクレド交響楽団というアマチュア団体です。
「ドン・ジョバンニ」序曲と「真夏の夜の夢」序曲の2曲のみが前半で短めでしたが、これが素晴らしい演奏でした。慶応高校と大学1年のメンバーが中心らしいですが、上手さにビックリです。さすがは”陸の王者慶応”!
指揮者は豊平 青さん。慶応ワグネルではヴァイオリン奏者ですが、プーレさんに師事したことがあるので、今回は師弟共演ということです。しかし前半を聴けば類まれな音楽の才能に恵まれた若者だということが直ぐに分かります。
さて、その後半のお目当てのブラームスですが、師弟の信頼関係はもちろんのことオーケストラの素晴らしさと相まって、プーレさんは気合と集中力全開の演奏でした。元々大きな音でゴリゴリと弾かれないのは師のシェリング譲りだと思いますが、音のニュアンスの豊富さと粋な味わいは絶対に他の誰にも真似ができません。それが指揮者とオケにある時は寄り添い、ある時は思い切りよく自在に弾き切り、正に千両役者。国宝級だと思う所以です。ご年齢がもう81歳だなんて一体誰が信じられるでしょう!
素晴らしい演奏会でした。プロのオケでもそうそう出会えない感動を与えてもらいました。音楽は素晴らしい!そして実に深い!
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もう一週間前になりますが、2月2日に「西山舞音&三原未紗子 デュオリサイタル」を川崎市高津の小黒恵子童謡記念館にて開催しました。私の企画で県央音楽家協会の主催です。
主催者ですので贔屓の引き倒しになってはいけませんが、お二人の演奏は本当に素晴らしかったので、お客様から絶賛のご感想を沢山聞けたのが何よりの喜びです。
しかし忘れてならないのは、そんな演奏が生まれたのも共演者の三原未紗子さんのピアノが有ればこそです。実際に音楽全体を支えていたのも三原さんだと言えます。実は三原さんもその前の年のブラームスコンクールのピアノ部門セミファイナリストとなり、審査員特別賞を受賞しました。昨年秋にベルリン、ザルツブルグの名門音楽大学をどちらも首席で卒業して帰国されたばかりです。技術の確かさはもちろんですが、そのピアノからは類まれなる豊かな音楽性のほとばしりを強く感じます。
西山さんのヴァイオリンの豊かな音と濃密な音楽が、三原さんの弾くウイーンの名器ベーゼンドルファー・インペリアルの美音と溶け合って、あのレトロな雰囲気のホール一杯に響き渡るのは正に至福の時でした。出来ればマネージメントのことを忘れて一聴衆として聴きたかったと思ってしまいます。
このお二人のお名前を是非覚えておいてください。近い将来にきっとクラシック音楽界を背負って立つ存在になることは間違いないのですから。
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もう先週12日のことになりますが、汐留ベヒシュタインサロンに行きフランスのピアニスト、イヴ・アンリ氏のレクチャーコンサートを聴きました。
「ショパンからドビュッシーへ」をテーマに、ショパンがその後フランス印象派の作曲家に与えた影響を解説を交えながら演奏されました。パリ音楽院の教授でもあるアンリ先生の解説は非常に興味深かったですが、その演奏の素晴らしさには感嘆しました。ベヒシュタインから引き出される音色は底光りのするような美しさで、特に繊細な弱音には言葉を失います。音色が多彩に変化するのは正に魔法のようです。「月の光」では満天の夜空からスターダストが本当にキラキラと降り注いでくるようでした!
ご縁が有って今回の来日記念盤CD「A Life with CLUDE DEBUSSY」を我がノーザンライツレコードのレーベルでリリースさせて頂く名誉を頂きました。音源はフランスで録音されましたが、日本でパッケージングと最終製作を行ったものです。ユーロピアノ(株)さんから近日発売ですのでご期待ください!
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先週の土曜日25日のこと。横浜吉野町市民プラザで開催されたレスパス弦楽四重奏団のコンサートを聴きに行きました。
桐朋学園大学出身の若手奏者を中心に結成されたこのカルテットは第1ヴァイオリンの鍵富弦太郎さんを核にしてとても良く練り上げられた演奏を行うので大変気に入っています。
メンバーは鍵富弦太郎(第1ヴァイオリン)、小形響(第2ヴァイオリン)、福井萌(ヴィオラ)、湯原拓哉(チェロ)というメンバーです。
そしてこの日はシューベルトにチェロの荒井結子がゲスト参加しました。
プログラムを演奏順にご紹介しますと、
・ハイドン : 弦楽四重奏曲第17番ヘ長調
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A.ヴィヴァルディ G.F.ヘンデル J.S.バッハ(カンタータ、オラトリオ他) J.S.バッハ(ミサ曲、受難曲) J.S.バッハ(協奏曲) J.S.バッハ(器楽曲:弦楽器、管楽器) J.S.バッハ(器楽曲:鍵盤楽器) J.S.バッハ(管弦楽曲) J.S.バッハ(諸々その他) イギリス音楽(ホルスト、ヴォーン・ウイリアムズ、デーリアス他) イタリアのバロック音楽(モンテヴェルディ、ペルゴレージ、コレッリ他) ウェーバー エルガー グラズノフ グリーグ サン=サーンス シベリウス シベリウス(交響曲全集) シベリウス(交響曲) シベリウス(協奏曲) シベリウス(室内楽曲) シベリウス(管弦楽曲) シューベルト(交響曲) シューベルト(器楽曲) シューベルト(声楽曲) シューベルト(室内楽曲) シューベルト(管弦楽曲) シューマン(交響曲) シューマン(協奏曲) シューマン(器楽曲) シューマン(声楽曲) シューマン(室内楽曲) ショスタコーヴィチ(交響曲) ショパン(協奏曲) ショパン(器楽曲) ストラヴィンスキー スペインの音楽(ファリャ、ロドリーゴ他) スメタナ チェコ、ボヘミア音楽 チャイコフスキー(交響曲) チャイコフスキー(協奏曲) チャイコフスキー(室内楽曲) チャイコフスキー(管弦楽曲) ドイツ、オーストリアのバロック音楽(パッヘルベル、ビーバー、シュッツ他) ドイツ・オーストリア音楽 ドビュッシー ドヴォルザーク(交響曲全集) ドヴォルザーク(交響曲) ドヴォルザーク(協奏曲) ドヴォルザーク(室内楽曲) ドヴォルザーク(管弦楽曲) ハイドン(交響曲) ハンガリーの音楽 ビゼー フォーレ(声楽曲) フォーレ(室内楽曲) フランク フランス音楽(ドリーヴ、プーランク、サティ他) ブラームス(交響曲全集) ブラームス(交響曲第1番~4番) ブラームス(協奏曲:ピアノ) ブラームス(協奏曲:ヴァイオリン他) ブラームス(器楽曲) ブラームス(声楽曲) ブラームス(室内楽曲) ブラームス(管弦楽曲) ブルックナー(交響曲全集) ブルックナー(交響曲第0番~3番) ブルックナー(交響曲第4番~6番) ブルックナー(交響曲第7番~9番) ブルッフ プッチーニ プロコフィエフ(管弦楽曲) ベルリオーズ ベートーヴェン ベートーヴェン(交響曲全集) ベートーヴェン(交響曲第1番~3番) ベートーヴェン(交響曲第4番~6番) ベートーヴェン(交響曲第7番~9番) ベートーヴェン(協奏曲) ベートーヴェン(器楽曲) ベートーヴェン(室内楽曲) ベートーヴェン(弦楽四重奏曲全集) ベートーヴェン(弦楽四重奏曲:初期~中期) ベートーヴェン(弦楽四重奏曲:後期) ベートーヴェン(歌劇、声楽曲) マーラー(交響曲第1番~4番) マーラー(交響曲第5番~7番) マーラー(交響曲第8番~10番、大地の歌) マーラー(声楽曲) メンデルスゾーン モーツァルト(交響曲) モーツァルト(協奏曲: ピアノ 第01~9番) モーツァルト(協奏曲: ピアノ 第10~19番) モーツァルト(協奏曲: ピアノ 第20~27番) モーツァルト(協奏曲:ヴァイオリン) モーツァルト(協奏曲:管楽器) モーツァルト(器楽曲) モーツァルト(声楽曲) モーツァルト(室内楽曲) モーツァルト(歌劇) モーツァルト(諸々その他) ヤナーチェク ヨハン・シュトラウス ラフマニノフ(交響曲) ラフマニノフ(協奏曲) ラフマニノフ(室内楽曲) ラヴェル リヒャルト・シュトラウス(交響曲) リヒャルト・シュトラウス(楽劇) リヒャルト・シュトラウス(歌曲) リヒャルト・シュトラウス(管弦楽曲) リムスキー=コルサコフ レスピーギ ロシア音楽(ムソルグスキー、ボロディン、カリンニコフ他) ワーグナー(楽劇) ワーグナー(歌劇) ワーグナー(管弦楽曲) ヴェルディ(声楽曲) ヴェルディ(歌劇) 名チェリスト 名ピアニスト 名ヴァイオリニスト 名指揮者 政治・経済問題 文化・芸術 旅行・地域 日本人作品 映画 映画(音楽映画) 歌舞伎 演奏会(オムニバス) 舞踏&バレエ 芸能・スポーツ 読書 趣味 音楽やその他諸事 音楽(やぎりん関連) 音楽(アニメ主題歌) 音楽(シャンソン・タンゴ・ボサノヴァ) 音楽(ジャズ) 音楽(ポップス) 音楽(ロック) 音楽(和楽)
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