プッチーニ

2017年2月 8日 (水)

プッチーニ オペラ「蝶々夫人」 新国立劇場公演2017

Butterfly66

日曜日のこと。新国立劇場でオペラ「蝶々夫人」を観劇しました。栗山民也のこの演出で観るのは何度目でしょうか。この長崎を舞台にしたオペラのとても分かり易くセンスの良い演出は完成度が高いです。日本の長崎で起こった悲劇を静的に、かつ劇的に堪能させてくれます。

今回のタイトルロールは安藤赴美子さん。新国立劇場生え抜きですが、素晴らしい歌唱に魅了させられました。ピン・カートンを除く全員を日本人歌手が歌いましたが、みな素晴らしかったですね。期待ほどでは無かったのがピン・カートン役のリッカルド・マッシ。テノールの声が持つあの輝きが感じられませんでした。調子が万全でなく安全運転に徹していたのでしょうか。

指揮のフィリップ・オーギャンと東京交響楽団はとても良かったです。弦も管も音が大変充実していました。特に終盤のドラマティックなシーンでのティンパニの強打が凄く雄弁で印象的でした。

それにしても昔から男が単身赴任すると現地妻を持ったりとロクなことをしませんねぇ。悲劇が起こらないようにみなさん気を付けましょ~ね。

Butterfly88

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年11月18日 (日)

ソフィア国立歌劇場 日本公演2012  プッチーニ 歌劇「トスカ」

Oth_det_blog_image3_163

秋晴れの今日、上野の東京文化会館へブルガリアのソフィア国立歌劇場の日本公演を聴きに出かけました。と言っても、招聘元の会員サービスの招待だったのですが。

演目はプッチーニの「トスカ」です。プッチーニはとても好きで、一番好きなのは断然「ラ・ボエーム」。次いで「蝶々夫人」と「トゥーランドット」です。ところが「トスカ」は、さほど好きでもないのです。前の3演目なら、家でも鑑賞しますし、生公演にも行ったことが有ります。ところが「トスカ」だけは、今まで生で観たことはありません。なぜかと言うと余りに暗いストーリーだからです。暗いだけならまだしも、登場する悪役のスカルピアの陰湿さに耐えられないからです。トスカをものにしたくて、彼女の恋人のマリオを拷問にかけますが、「恋人を助けたいなら、お前の体をよこせ」などと要求をして、陰湿極まりないったらありません。トスカにナイフで刺殺されるのは「ざまあみろ」ですが、結局最後にマリオは銃殺されてしまうし、トスカは自決してしまうし、この話は救いようが無いのです。

もしも自分が出演するのなら、拷問はされるし、あげくに殺されてしまうマリオの役はやりたくないなぁ。どうせなら殺されても美女に迫れるスカルピアのほうが良いな・・・あれ??

それにしても、この暗い演目が、どうしてこんなに人気が有るのか不思議なのですが、やはり何曲も含まれている名アリアのせいですかね?

ということで、招待でも無ければ中々観に行かない「トスカ」ですが、いざ生で観劇してみると、なかなか楽しめます。ソフィア歌劇場は歴史があるだけ、レベルが高かったです。歌い手は上手いし、特にトスカ役のラドスティーナ・ニコラエヴァと、マリオ役のコスタディン・アンドレ―フは素晴らしかったです。スカラピオ役のニコラ・ミハイロヴィチも良かったです。オーケストラは専属のオケですが、これがなかなか上手い。といってもテクニック的に整っているとかいうのではなくて、オケピットに入ったオペラの伴奏オケとしての表現を知り尽くしているのです。これはヨーロッパの歌劇場の多くが同じように感じさせますね。わが国の新国立劇場は立派ですが、普段はコンサートオーケストラとして活動しているオケがピットに入っても、伴奏が上手いとは、どうしても感じられないのです。新国立劇場には、やはり専属オケが欲しいです。

などと、つらつら考えながら帰ってきました。でもやっぱりプッチーニは良いなぁ。暗くても陰湿でも。
やはり人間、「歌に生き、愛に生き」ですねー。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

J.S.バッハ(カンタータ、オラトリオ他) | J.S.バッハ(ミサ曲、受難曲) | J.S.バッハ(協奏曲) | J.S.バッハ(器楽曲:弦楽器) | J.S.バッハ(器楽曲:鍵盤楽器) | J.S.バッハ(管弦楽曲) | J.S.バッハ(諸々その他) | アントニオ・ヴィヴァルディ | イタリアのバロック音楽(モンテヴェルディ、ペルゴレージ、コレッリ他) | エルガー、ホルスト、ヴォーン・ウイリアムズ、他イギリス音楽 | グラズノフ | グリーグ | シベリウス(交響曲全集) | シベリウス(交響曲) | シベリウス(協奏曲) | シベリウス(室内楽) | シベリウス(管弦楽曲) | シューベルト(交響曲) | シューベルト(声楽曲) | シューベルト(室内楽) | シューマン(交響曲) | シューマン(協奏曲) | シューマン(器楽曲) | シューマン(声楽曲) | シューマン(室内楽) | ショスタコーヴィチ | ショパン(協奏曲) | ショパン(器楽曲) | ストラヴィンスキー | スメタナ | チャイコフスキー(交響曲) | チャイコフスキー(協奏曲) | チャイコフスキー(室内楽) | チャイコフスキー(管弦楽曲) | ドイツ、オーストリアのバロック音楽(パッヘルベル、ビーバー、シュッツ他) | ドイツ・オーストリア音楽 | ドヴォルザーク(交響曲全集) | ドヴォルザーク(交響曲) | ドヴォルザーク(協奏曲) | ドヴォルザーク(室内楽) | ドヴォルザーク(管弦楽曲) | ハンガリー音楽 | ビゼー | ファリャ、ロドリーゴ、他スペイン音楽 | フォーレ(声楽曲) | フォーレ(室内楽) | フランス音楽 | ブラームス(交響曲全集) | ブラームス(交響曲第1番~4番) | ブラームス(協奏曲:ピアノ) | ブラームス(協奏曲:ヴァイオリン他) | ブラームス(器楽曲) | ブラームス(声楽曲) | ブラームス(室内楽) | ブラームス(管弦楽曲) | ブルックナー(交響曲第0番~3番) | ブルックナー(交響曲第4番~6番) | ブルックナー(交響曲第7番~9番) | ブルッフ | プッチーニ | プロコフィエフ | ベルリオーズ | ベートーヴェン(交響曲全集) | ベートーヴェン(交響曲第1番~3番) | ベートーヴェン(交響曲第4番~6番) | ベートーヴェン(交響曲第7番~9番) | ベートーヴェン(協奏曲) | ベートーヴェン(室内楽) | ベートーヴェン(弦楽四重奏曲全集) | ベートーヴェン(弦楽四重奏曲:初期~中期) | ベートーヴェン(弦楽四重奏曲:後期) | マーラー(交響曲第1番~4番) | マーラー(交響曲第5番~7番) | マーラー(交響曲第8番~10番、大地の歌) | マーラー(歌曲) | メンデルスゾーン | モーツァルト(交響曲) | モーツァルト(協奏曲: ピアノ 第01~9番) | モーツァルト(協奏曲: ピアノ 第10~19番) | モーツァルト(協奏曲: ピアノ 第20~27番) | モーツァルト(協奏曲:ヴァイオリン) | モーツァルト(協奏曲:管楽器) | モーツァルト(器楽曲) | モーツァルト(声楽曲) | モーツァルト(室内楽) | モーツァルト(歌劇) | モーツァルト(諸々その他) | ラフマニノフ | ラヴェル | リヒャルト・シュトラウス | リムスキー=コルサコフ | ロシア音楽(ムソルグスキー、ボロディン、カリンニコフなど) | ワーグナー | ヴェルディ(声楽曲) | ヴェルディ(歌劇) | 名チェリスト | 名ピアニスト | 名ヴァイオリニスト | 名指揮者 | 政治・経済問題 | 文化・芸術 | 旅行・地域 | 日本人作品 | 映画 | 映画(音楽映画) | 歌舞伎 | 演奏会(オムニバス) | 舞踏&バレエ | 芸能・スポーツ | 読書 | 趣味 | 音楽やその他諸事 | 音楽(やぎりん関連) | 音楽(アニメ主題歌) | 音楽(シャンソン・タンゴ・ボサノヴァ) | 音楽(ジャズ) | 音楽(ポップス) | 音楽(ロック) | 音楽(和楽)