サマースペシャル第2弾です。けれどもクラシックではありません。僕の大好きなロック・シンガー、ニール・ヤングです。
僕は中学時代から高校前半あたりまではロック・ミュージックを愛する少年でしたが、ブリティッシュロック、ハードロック、ソフトロック、プログレッシブロック、カントリーロック、など、色々なロックを聴きました。その中で、ジャンル的にはカントリーロックに含めて良いであろう、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングという4人組のグループが大好きでした。この4人は各自がソロ活動を行う人気グループでしたが、中でも一番好きだったのが、最後の「ヤング」ことニール・ヤングです。なにしろこの人は個性的です。顔はと言えば、ハンサムには縁遠い、なんだか類人猿みたいな顔をしていますし、声といったら鼻に詰まったようなへんてこりんな声ですし、エレキ・ギターを弾けば、およそ上手くは無くガリガリ、キリキリとノイジーな音を出します。ところが、それにも拘わらず、音楽が非常に心に響くんです。たぶんそれは、うわべごとや綺麗ごとでは無く、正に真実の歌や演奏だからだと思うんです。それと、この人の書く曲はどれもがとてもシンプルなメロディーでいて、何度聴いても飽きないような素晴らしいメロディーなんです。ですので、この人のファンは熱烈なファンが決して少なくなかったと思います。意外なことにこの人はカナダの出身ですが、不思議なぐらいカントリー・テイストに溢れた素敵な音楽を書いています。
4月に丹沢山麓に引っ越してからは、車を運転する時にはよくニール・ヤングを聴いています。周囲の畑や田んぼや山並みや川の見える景色に実に良く似合っています。
そこで、この人の曲を一度も耳にしたことが無い方のために1曲だけ、代表曲をご紹介します。当時、日本でもヒット・チャートに上がった「Heart of Gold」(邦題:孤独の旅路)です。英語のHeart of goldというのは直訳すれば金の心ですが、やさしい心という意味を持っています。この歌での金の心は、自分自身の心のことだと僕は考えていますが、色々な解釈が可能だと思います。歌の中で鉱夫だと言うのは、金さがしになぞらえて言っているだけです。下記の和訳は自分流ですので、正しいとは限りません。各自がそれぞれに解釈すれば良いことだと思います。ちなみに邦題の「孤独の旅路」というのは、ファンの間では余り評判が良くないようですが、僕はそんなに悪くないんじゃないかなぁと思っています。
YouTubeで生演奏のビデオを観ることができますので、どうぞお聴きください。
「Heart of Gold/孤独の旅路」 by ニール・ヤング (from YouTube)
I wanna live, I wanna give
I've been a miner for a heart of gold.
It's these expressions I never give
That keep me searching for a heart of gold
And I'm getting old
Keep me searching for a heart of gold
And I'm getting old
私は生きていたい
私は与えていたい
私は(やさしい)金の心を求める鉱夫だ
決してこういう言葉は口には出さないが
私はやさしい心を求め続けて、年をとっていく
I've been to Hollywood I've been to Redwood
I crossed the ocean for a heart of gold
I've been in my mind, it's such a fine line
That keeps me searching for a heart of gold
And I'm getting old.
Keeps me searching for a heart of gold
And I'm getting old.
私はハリウッドに行ったことがある
レッドウッドにも行ったことがある
やさしい心を求めて海をも渡った
素晴らしい言葉が心の中にいつもあった
私はやさしい心を求め続けて、年をとっていく
Keep me searching
for a heart of gold
You keep me searching
for a heart of gold
And I'm getting old.
I've been a miner
for a heart of gold.
やさしい心を求め続けさせてくれ
私はやさしい心を求め続けて、年をとっていく
日本語訳:ハルくん
この曲、いかがでしたか?
ニール・ヤングはアルバムを数多く出していますが、僕が特に愛聴しているアルバムを、その2でご紹介したいと思います。
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