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2024年1月

2024年1月22日 (月)

ヴェルディの「レクイエム」を補筆しました

早いもので今年も三週間が過ぎました。新年から我が国も大変な自然災害に襲われましたが、ロシアとウクライナやイスラエルとパレスチナを巡る争いなど海外の情勢も相変らず不安が続いています。

能登半島の地震の為に元日恒例のウィーンのニューイヤーコンサートも放送が13日に延期されました。一応は観ましたが、ティーレマンにはやはりワーグナーやブルックナーが似合うようですね。(いや、悪いとは言いません!)

CDでは、昨年から持ち越した「ニーベルングの指環」の「ジークフリート」聴き比べを始めましたが、実はその前にヴェルディの「レクイエム」で何種類か(トスカニーニの1938年BBC盤、1950年スカラ座盤、カンテッリの1955年NYP盤、カラヤンの1964年スカラ座のモスクワ公演盤、メータの1980年NYP盤、アバドの2001年ベルリン盤)を書き加えました。良かったら下記からご覧に成られてください。

ヴェルディ「レクイエム」名盤(補筆版)

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2024年1月 8日 (月)

ティーレマン/ウィーン・フィル ブルックナー交響曲全集 ~決定盤~

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 今年2024年はアントン・ブルックナーの生誕200年となりますが、それを記念するプロジェクトとして、ドイツ音楽界を牽引する指揮者クリスティアン・ティーレマンがウィーン・フィルと組んだ交響曲全集を昨年完成させました。 

ウィーン・フィルはブルックナーの演奏(それ以外にも多々有りますが)にかけては世界で最も理想的な音色を奏でます。もちろんシュターツカペレ・ドレスデンやロイヤル・コンセルトヘボウなども極上の音なのですが、ブルックナーが生れ育ったオーストリアのアルプス地方の空気のように、のどかでいて美しく澄み渡った音はウィーン・フィルならではです。他のオーケストラには決して代えられない特別な存在です。 

そのウィーン・フィルもこれまでに一人の指揮者で交響曲全集を完成させたことは無く、これが初めての全集となります。記念の年に相応しい画期的なことです。 

自分はこれまで単売CDでリリースされた、第2、第3、第4、第5、第8、第9番を聴いて来ました。その他の曲についてはSONYがYouTubeに上げた限定配信で試聴しました。全曲の中では4番が最も優れていると思いますが、他の曲も其々各曲の名盤として上位に上げたい演奏ばかりです。つまり例えれば今年の箱根駅伝の青山学院大学のようなもので、全区間で区間一位となるか上位に食い込む選手ばかりだということですね。

そのうえ、1番から9番までだけでなく、初期の「ヘ短調」と「第0番」も含む全11曲を網羅した完全優勝、では無かった「完全全集」なのです。 

録音は2019年に第2番からスタートして、2022年に第9番をラストに足かけ4年で行われました。会場はウィーンのムジークフェラインザールとザルツブルクの祝祭大劇場の二か所で、収録はライブ、もしくはコロナ禍での無観客ライブですが、どれもウィーン・フィルの美しい音をホールで聴くような臨場感を持つ優秀録音です。 

ティーレマンのブルックナー解釈は奇をてらうことなく、ドイツ・オーストリアの伝統そのものの正統派スタイルなので、安心安全なこと極まりないです。 

これまで全集盤で最上位に考えていたのは、オイゲン・ヨッフムがシュターツカペレ・ドレスデンと行った2度目のEMI盤でした。他にもヨッフムの1度目のグラモフォン盤(オーケストラはベルリン・フィルとバイエルン放送響)や、ベルナルト・ハイティンクがコンセルトヘボウと行ったフィリップス盤など色々と有りますが、ウィーン・フィルで素晴らしい指揮者の解釈と演奏、更に初期2曲を含む優秀録音盤とくれば、ブルックナーの交響曲全集のファーストチョイスとしてこれ以外は考えられません。 

参考に発売元SONYによる各曲のデータを付けておきます。 

指揮:クリスティアン・ティーレマン
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 

DISC1

交響曲 ヘ短調 WAB 99
[原典版(新全集X 1973年出版)/ノーヴァク校訂]
[録音]2021327日&28日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル

DISC 2

交響曲 第1番 ハ短調 WAB 101
1891年第2稿(ウィーン稿 新全集I/2 1980年出版)/ノーヴァク校訂]
[録音]2021412日~14日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル 

DISC 3

交響曲 ニ短調 WAB 100
[原典版(新全集XI 1968年出版)/ノーヴァク校訂]
[録音]2021327日&28日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル 

DISC 4

交響曲 第2番 ハ短調 WAB 102
1877年第2稿(新全集新版II/2 2007年出版)/キャラガン校訂]
[録音]2019425日~28日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル

 DISC 5

交響曲 第3番 ニ短調 WAB 103
1877年第2稿(新全集III/2 1981年出版)/ノーヴァク校訂]
[収録]20201127日~29日、ウィーン、ムジークフェラインザール 

DISC 6

交響曲 第4番 変ホ長調 WAB 104「ロマンティック」
1878/80年稿(旧全集 Band 4 1936年出版)/ハース校訂]
[録音]2020819日~22日、ザルツブルク、祝祭大劇場 

DISC 7

交響曲 第5番 変ロ長調 WAB 105
[原典版(新全集V 1951年出版)/ノーヴァク校訂]
[録音]202235日~7日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル 

DISC 8

交響曲 第6番 イ長調 WAB 106
[原典版(新全集VI 1952年出版)/ノーヴァク校訂]
[録音]2022430日、51日、2日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル 

DISC 9

交響曲 第7番 ホ長調 WAB 107
[原典版(旧全集 Band 7 1944年出版)/ハース校訂]
[録音]202181日&3日、ザルツブルク、祝祭大劇場 

DISC 10

交響曲 第8番 ハ短調 WAB 108
1887/1890年第2稿(旧全集 Band 8 1939年出版)/ハース校訂]
[録音]2019105&13日、ウィーン、ムジークフェラインザール 

DISC 11

交響曲 第9番 ニ短調 WAB 109
[原典版(新全集IX 1951年出版)/ノーヴァク校訂]
[録音]2022728日&30日、ザルツブルク、祝祭大劇場

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2024年1月 1日 (月)

新年おめでとうございます <2024年の目標>

新年おめでとうございます。

旧年中は、ハルくんの気まぐれブログをご覧いただきまして誠にありがとうございました。

さて、毎年その年の目標を上げていますが、昨年は以下のような内容でした。

1.ワーグナー「ニーベルングの指輪」
2.ベートーヴェンの交響曲の補完
3.ベートーヴェンの弦楽四重奏の補完
4.ベートーヴェンのピアノソナタ(主要な曲)
5.バッハの無伴奏チェロ組曲
6.バッハの平均律クラヴィ―ア曲集
7.シューベルトの弦楽四重奏、五重奏
8.ドビュッシーの前奏曲集
9.ヴェルディとプッチーニの主要オペラ

結局のところ、達成できたのは、1の半分(ラインの黄金、ワルキューレまで)、2、5、だけでした(涙)
うーん。。。打率2割7分か。これでは打撃10傑にも入れなそうです(汗)

ということで、今年の目標は昨年の落とし前(ヤクザか!)も含めて次のように掲げます。

1.ワーグナー「ニーベルングの指輪」後半(ジークフリート、神々の黄昏)
2.ワーグナーの他のオペラの補完
3.ベートーヴェンの弦楽四重奏の補完
4.ベートーヴェンのピアノソナタ(主要な曲)
5.バッハの平均律クラヴィ―ア曲集
6.バッハの三大宗教曲の補完
7.シューベルトの弦楽四重奏、五重奏
8.ドビュッシーの前奏曲集
9.ヴェルディとプッチーニの主要オペラ
10.モーツァルトのオペラの補完

うーん、打率3割越えも危ぶまれる目標ですが、挑戦有るのみ!

本年もお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

  2024年 元旦 ハルくん

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