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2019年6月

2019年6月18日 (火)

日本フィル横浜定期演奏会 ~日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念公演~ 

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先週土曜は横浜のみなとみらいホールで日本フィルの定期演奏会を聴きました。というのも愛してやまないシベリウスのヴァイオリン協奏曲の独奏者がペッカ・クーシストだったからです。

彼が19歳で母国フィンランドのシベリウスコンクールの覇者となり、直後に録音されたCDは愛聴盤で、現在でもこれが最高だと思っています。その記事は、シベリウス ヴァイオリン協奏曲 名盤 から。

しかし、その彼の生演奏が聴けるとは思いませんでした。

これは日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念公演なので、指揮者もフィンランドのピエタリ・インキネンでした。

「フィンランディア」に続いて演奏された協奏曲では、クーシストは黒いマントのような服装で現れて案の定個性的でした。
しかしそのヴァイオリンはCDでの演奏を彷彿させる、派手さや甘さを排除して北欧の澄んだ空気のように極めて透徹した完璧なシベリウスです。
オーケストラも歴史的にシベリウスに定評のある日フィルですが、この日も美しく澄んだ音でシベリウスの世界を再現してくれていました。

盛大な拍手にこたえてのアンコールは、この人らしくフィンランドの200年前のフォークダンス曲です。フィドルらしさを出して、しかしクラシカルでもありとてもユニークでした。
アンコール2曲目はバッハの無伴奏パルティータから「クーラント」です。静寂感を一杯に漂わせた独自の表現で聴衆を魅了させました。

この日のメインはシベリウスの第5番で、これも良い演奏でしたね。流石に金管はわずかに危ないところが有りましたが、その分弦楽と木管のハーモニーが綺麗で楽しみました。開始して間もなく第二ヴァイオリンの一番後ろでクーシストが弾いているのに気づきました。一人で譜めくりしながら、シベリウスを楽しんで弾いているのが遠目にも良く分かります。

この人やはり良いなあ。

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