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2017年1月12日 (木)

シューベルト歌曲集「冬の旅」 ユリアン・プレガルディエン(T)と鈴木優人(Pf)のコンサート

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今日は寒い冬の夜、四谷の紀尾井ホールまで旅してシューベルトの歌曲集「冬の旅」を聴いて来ました。ユリアン・プレガルディエンのテノールと鈴木優人のフォルテピアノです。二人ともその道で有名な父親を持ちますので優秀な二世同士ということですね。

このコンサートを聴いてみたくなったのは「冬の旅」の原譜のテノールで歌われること(最近は家でもテノールで聴くのが好き)。二人とも30歳そこそこの同世代であり、シューベルトが「冬の旅」を作曲した年齢に近いこと。演奏に使われるフォルテピアノの製造時期が「冬の旅」が書かれた頃であること。などなどです。

ユリアンの声は非常に美しく、父上のクリストフに良く似ていますね。黙って聞かされたら分からなそうです。歌唱については父上のリートの域に届くにはもう少し時間がかかるかな、という印象ですが、この若さでこれだけの表現力が有るのは凄く、今後増々期待が出来るのは間違い無しです。
優人さんのフォルテピアノの伴奏も美しく表現力豊かでとても良かったです。古い楽器ですが大変綺麗な音がしていました。
驚いたのは終曲の「辻音楽師」で、明らかに辻音楽師の持つ”ドレーライヤー”の調べを模写するような細く金属的な音色でした。どういう仕掛けであのような音に出来たのか気になりますが、素晴らしいアイディアでした。

ということでコンサートは良かったのですが、本厚木の我が家まで帰るには冬の旅をして2時間です。満員電車でコンサートの余韻も消え去り、何をしにしに行ったのかな、と。平日の夜の都心のコンサートには二度と行くまい!と毎回思うのですが、懲りずにまた行っている自分が居ます。

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