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2014年11月 3日 (月)

野口剛夫 50歳特別リサイタル 『私の「音と言葉」』

交流をさせて頂いている野口剛夫さんが、この10月に50歳の誕生日を迎えたことから、音楽家・研究家として活動してきた御自身の著作を展示し、作品を演奏するというリサイタルが今日行われました。野口さんはまだ50歳であり、祝賀などの意味は無く、あくまでこれまでのお仕事を整理するための節目の会なのだそうです。

野口剛夫 50歳特別リサイタル 『私の「音と言葉」』
後援:キング・インターナショナル、㈱芸術現代社、㈱青弓社
会場:本郷中央教会

プログラム】
フルトヴェングラー(改訂:野口剛夫):歌曲集
野口剛夫:ピアノの為の小品集、ヴァイオリンのためのアダージェット(初演)、弦楽四重奏曲(初演)
フォーレ(野口剛夫による現代日本語訳):レクイエム、ラシーヌ賛歌

(演奏)ピアノ:生田美子、岡珠世、阿部佳津子、ヴァイオリン:境谷睦美、長島陽子、ヴィオラ:柴田幹彦、チェロ:青木祐介、メゾソプラノ:山口克枝、平松混成合唱団、指揮:平松剛一

著作、楽譜、CDの展示】
新刊著書:野口剛夫『フルトヴェングラーの遺言』(春秋社)
 『フルトヴェングラーを超えて』(青弓社)

監修楽譜:『フルトヴェングラー歌曲集』『ブルックナー:交響曲第5番(シャルク改訂版)』(音と言葉社)
翻訳書:ハインリヒ・シェンカー『ベートーヴェン第5交響曲の分析』(音楽之友社)
クラウス・ラング『エリーザベト・フルトヴェングラー 101歳の少女』(芸術現代社)
フィッシャー=ディースカウ『フルトヴェングラーと私』(河出書房新社)他
CD:フルトヴェングラー:《テデウム》(日本初演)、交響曲第三番(日本初演)他

上記のように非常に趣向を凝らしたユニークな内容でしたが、さすがは音楽研究、翻訳、執筆、作曲、演奏指揮と様々な活動をしている野口さんらしいと感じました。大指揮者フルトヴェングラーが作曲をした歌曲集や野口さん作曲の小品、弦楽四重奏曲も楽しい曲でしたが、あのフォーレの名曲を現代日本語訳で演奏したのは興味深かったです。会場となった教会の古く厳かな建物で、神を讃える敬虔な歌詞が日本語であるがゆえにストレートに心に響いて来たからです。とても良いものを聴かせて貰いました。

佐村河内氏のゴーストライター疑惑をいち早く指摘してその名が広く知られるところとなった野口さんですが、御自身の本業の方で増々注目されることを願うばかりです。

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