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2014年11月 5日 (水)

モーツァルト 歌劇「魔笛」K620 名盤

Papagenozauberflote1369150859_org        ”おいらは鳥刺し”パパゲーノ

モーツァルトがオペラで放った大傑作の三本の矢、第一の矢「フィガロの結婚」、第二の矢「ドン・ジョヴァンニ」に続く、第三の矢が「魔笛」です。これらのオペラは世界中のオペラハウスで数えきれないぐらい上演されて大変な経済効果をもたらしているでしょう。アベノミクスの第三の矢「成長戦略」の柱”女性の活躍”が足元から揺らいでいる安倍総理にとっては何とも羨ましいことでしょうね。

僕が「魔笛」の映像に初めて接したのは20代の時にイングマール・ベルイマン監督のオペラ映画を銀座のヤマハホールで観たときでした。モノクロながらも凛とした雰囲気と静と動の対比が素晴らしい作品であり、モーツァルトの音楽の素晴らしさにも改めて感嘆した記憶があります。

「魔笛」はモーツァルトの最後のオペラで、ドイツ語によるジングシュピールです。台本を書き、曲を依頼したのは劇場主であり劇団の座長シカネーダーですが、原作はヴィーラントの童話集『ジンニスタン』からの「ルル、あるいは魔笛」が元になっています。シカネーダーは俳優と歌手も兼ねていたので重要な役のパゲーノを演じました。このオペラはモーツァルト自身の指揮で初演が行れました。

このオペラは大ヒットとなり、1年間に100回も上演されました。モーツァルト自身もこのオペラは相当気に入っていたらしく、体調が悪化して死の床にあっても時計を手にして「今頃第1幕が終わるな」とか「今頃”偉大な夜の女王よ”と歌っているな」といった具合に「魔笛」の舞台を気にかけては、「もう一度魔笛が観たい」と言っていたようです。また、死ぬ直前にはパパゲーノの有名なアリアをくちづさんでいたそうです。

物語はメルヘンですが、ストーリーの矛盾性がしばしば指摘されます。それは、前半では悪者のザラストロと善者の夜の女王が、後半になると立場が全く逆に入れ替わってしまうからです。しかし所詮はメルヘンの世界ですし、サスペンスドラマなどでは善い者、悪い者が入れ替わる演出も良く有りますので、細かいことは言わすに楽しみたいと思います。

「魔笛」には親しみ易く魅力的な曲が本当に次から次へと登場します。コロラトゥーラ・ソプラノが連続する最高音を駆使して歌う有名な「夜の女王のアリア」は衝撃的な曲ですが、黒柳徹子が舞台で披露したぐらい有名です。パパゲーノのアリア「おいらは鳥さし」や、口に錠をかけられて歌う「フム・フム・フム・・・」など奇想天外の楽しい歌がふんだんに有る一方、タミーノのアリア「なんと美しい絵姿」やパミーナのアリアのように非常に美しい歌も有り、更に合唱曲も、まるでミサ曲でも聴いているような壮麗さです。

僕が好きなのはモノスタトスのアリアで、速いアレグロのテンポに乗って「俺は色が黒いので嫌われるけど、恋の喜びはある。俺も生身の身体、女を撫でたり可愛がったりしたいんだ。」と、眠っているパミーナにまとわりつきながら歌うのが何ともエロティックです。

けれども本当に一番好きなのは、恋人も女房も諦めて首をくくって死のうと思ったパパゲーノが最後にようやく出会えたパパゲーナと歌う二重唱「パ・パ・パ」で、運命の相手にようやく出会えた喜びを、こんなにも面白可笑しく、いじらしく表現してしまうとは正に天才。このような曲をモーツァルト以外の一体誰が書き得たことでしょう。

それでは、その物語のあらすじです。

―あらすじ―

時代:古代
場所:エジプトの架空の世界

登場人物
タミーノ(T):王子
パミーナ(S):夜の女王の娘
パパゲーノ(Br):鳥刺し
パパゲーナ(S):老婆、のちにパパゲーノの女房
夜の女王(S):世界征服を狙う女王
ザラストロ(Bs):大司祭
ほか

第1幕
王子タミーノが岩山で大蛇に襲われて気を失うが、夜の女王の3人の侍女達が現れて大蛇を退治する。ところが、たまたま通りかかった鳥刺しのパパゲーノが、「助けたのは自分だ」と嘘を付く。それに怒った侍女達は、パパゲーノの口に錠を掛けてしまう。

タミーノは侍女達から夜の女王の娘パミーナの絵姿を見せられると一目惚れをしてしまう。女王は「悪人ザラストロに捕らえられた娘を救い出してくれれば、娘を嫁に与える」と約束をする。
タミーノは”魔法の笛”を受け取り、ザラストロの神殿に向かう。口の錠を外されたパパゲーノも”魔法の鈴”を受け取り、タミーノにお供として付いて行く。

ザラストロの神殿に到着したタミーノとパパゲーノは離れ離れになるが、パパゲーノが先にパミーナを見つける。

一方タミーノは弁者から、ザラストロは本当は悪者などでは無く高徳な大司祭であり、世界の征服をたくらむ夜の女王の邪悪な野望の犠牲とならないようにパミーナを保護していたことを教えられる。

魔法の笛と鈴の力に導かれたタミーノとパミーナはザラストロの前でようやく出会え、お互いを運命の人と思い愛し合う。しかしザラストロは二人が結ばれるためには試練を受けることが必要だと説く。
             
第2幕
タミーノは試練に向かう。パパゲーノは嫌がるが、やはり恋人を得るために試練を受けることになる。

初めは「沈黙」の試練である。沈黙をして何も話さないタミーノに、事情を知らないパミーナは深く悲しむが耐え抜く。そして「火」の試練、「水」の試練と続き、タミーノとパミーナは”魔法の笛”の力を借りて無事に乗り越える。

一方パパゲーノは、辛抱出来ずに脱落してしまうが、”魔法の鈴”の力を借りることで、それまで老婆に化けていたパパゲーナと出会って恋人となる。

ことの成り行きに怒りに震える夜の女王は侍女達を引き連れてザラストロの神殿に侵入しようとするが、雷鳴とともに打ち砕かれてしまう。すると、輝ける太陽の世界が現れる。

ザラストロは試練に打ち勝ったタミーノとパミーナを祝福し、太陽神を讃えて幕が閉じられる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

それでは愛聴盤のご紹介です。

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オトマール・スウィトナー指揮ドレスデン歌劇場管/ライプチッヒ放送合唱団
ペーター・シュライヤー(T)、ギュンター・ライプ(Br)、シルヴィア・ゲスティ(S)、テーオ・アダム(B)、ジークフリート・フォーゲル(Br)他(1970年録音/オイロディスク原盤:DENON盤) 

この演奏の魅力はとにかく管弦楽に尽きます。音がきりりと引き締まっているにもかかわらず硬さは感じられず、全ての楽器が柔らかく溶け合って本当に美しいです。特筆すべきは首席フルートのヨハネス・ワルターです。このオペらにおいてフルートは有る意味主役ですが(なにせ「魔笛」ですよ!)ワルターのフルートは正に”魔法の笛”で、音が実に柔らかく、まるでフラウトトラヴェルソみたいです。スウィトナーのテンポは中庸で最近の早いテンポの演奏を聴いた後だと落ち着きを感じます。派手さは少しも有りませんがオーケストラの典雅な響きを生かした素晴らしい演奏です。歌手陣ではシュライヤーのタミーノが秀逸です。反面パパゲーノと夜の女王には弱さを感じます。合唱は優秀ですが、ドレスデン聖十字架合唱団の三人の少年はすこぶる絶品です。全体に当時の東ドイツの誠実さが滲み出るような名演だと思います。

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カール・ベーム指揮ベルリン・フィル/RIAS室内合唱団
フリッツ・ヴンダーリッヒ(T)、D.F=ディースカウ(Br)、ロバータ・ピータース(S)、フランス・クラス(Bs)、ハンス・ホッタ―(Br)他(1964年録音/グラモフォン盤)

優雅な「フィガロ」にベルリン・フィルのシンフォニックな音は頂けませんが、「魔笛」は問題ありません。むしろ整然としたアンサンブルが音楽に適しています。ベームは1955年にもウイーン・フィルとDECCAに録音を残していますが、全体的にウイーン的な音で少々緩さを感じてしまうので、「魔笛」に関しては迷うことなくベルリン・フィル盤を選びます。歌手ではなんと言っても不世出の名テナー、フリッツ・ヴンダーリッヒのタミーノがかけがえ有りません。ドラマティックで凛々しく、本当に惚れ惚れとします。但し他の歌手陣に大きなバラつきが有り、ザラストロのフランツ・クラス、弁者のホッターは良いとして、F=ディースカウのパパゲーノは散々指摘されることですが、利発さを隠して馬鹿を装っているようでどうも演出臭いです。ピータースの夜の女王も声は悪くありませんが歌に余裕が無く精一杯という感じです。従って、これはベームとヴンダーリッヒの印象ばかりの強い(にもかかわらず)個性的な名盤だと思います。

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ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮バイエルン国立歌劇場管/合唱団
ペーター・シュライヤー(T)、ヴァルター・ベリー(Br)、アンネリーゼ・ローテンベルガー(S)、エッダ・モーザー(S)、クルト・モル(Bs)、テオ・アダム(Br)他(1972年録音/EMI盤)

サヴァリッシュ全盛期の録音なので、非常に引き締まったアンサンブルと音を引き出しています。ドレスデン歌劇場の芳醇な響きには一歩譲りますが、美しい響きが素晴らしいです。よどみの無い音楽の流れが小気味良く、劇の進行を少しも飽きさせずに愉しませてくれます。歌手に関しても主要なキャストが皆優れています。ペーター・シュライヤーのタミーノは適役で、この役を何度も歌っていますが、この録音がベストの出来だと思います。ヴァルター・ベリーのパパゲーノもユーモラスな演技で表情が豊かであり”自然児”の雰囲気が出ていて素晴らしいです。エッダ・モーザーの夜の女王もテクニックが申し分無く声質も鋭いので怒りの雰囲気が滲み出ています。その他の歌手も充実していてほとんど疵が見られず、総合すると最も気に入っています。EMIの録音はデッカやグラモフォンに比べて透明感や立体感が不足がちですが許容範囲内です。

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ゲオルグ・ショルティ指揮ウイーン・フィル/楽友協会合唱団
ウヴェ・ハイルマン(T)、ミヒャエル・クラウス(Bs)、スミ・ジョー(S)、ルート・ツィーザク、クルト・モル(Bs)他(1990年録音/DECCA盤)

ショルティのDECCAへの二度目の録音です。一般的には1969年録音の旧盤の評価が高いのですが、自分にはショルティがウイーン・フィルの手綱を締め上げ過ぎで息苦しく、デリカシーも感じられません。金管の強音などは暴力的にさえ感じられます。どうして世評が高いのか大いに疑問です。その点、この新盤ではそのような印象は受けず、ショルティの円熟ぶりを感じます。ウイーン・フィルのしなやかで美しい音の魅力が上手く引き出されていますし、ベームのDECCA盤のようなユルさも無く、速めのテンポによる適度な緊迫感が素晴らしいです。歌手ではスミ・ジョーの夜の女王が秀逸で素晴らしいです。その他は全体に小粒ながらも粒は揃っていて、ミスキャストが無いのが有り難いです。個人的には余り好まないショルティですが、このような良い演奏も有ります。DECCAの録音は非常に優秀で、雷鳴や鳥のさえずりの効果音が使われているのが楽しめます。

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ロジャー・ノリントン指揮ロンドン・クラシカルプレーヤーズ
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T)、アンドレアス・シュミット(Br)、ドーン・アップショウ(S)、コルネリウス・ハウプトマン(B)、ベヴァリー・ホック(S)他(1990年録音/EMI盤)

所有する唯一の古楽器派の演奏です。当然のことながらオーケストラの音色は”古雅”ですが、悪く言えば”痩せて乾いている”となります。ノリントンらしく非常に快速なテンポときついアクセント、それにティンパニの強打などが新鮮と言えば新鮮かもしれませんが、余り好みではありません。歌手は古楽器の音に合わせ、余り重い声の歌い手は使われていません。軽中量級の歌手ばかりです。やや物足りないとはいえ、粒は揃っていますし、全体のコンセプトからすれば適切な選択です。合唱は小規模で力みが無く美しいです。この演奏も派手な雷鳴や猛獣のうなり声などの効果音が使われていて、やや過剰ながらも楽しいです。色々と文句を付けてしまいましたが、面白い演奏であることは間違いないので、ご自身の耳で一聴する価値は有ると思います。

この他の演奏では、トスカニーニが1937年のザルツブルク音楽祭でウイーン・フィルと演奏した歴史的録音、カラヤンが1952年にウイーン・フィルと演奏したライブ盤(EMI)、ベームが1955年にウイーン・フィルと録音した旧盤(DECCA)、ショルティがウイーン・フィルと録音した旧盤(DECCA)、コリン・デイヴィスがドレスデン歌劇場管と録音した演奏(フィリップス)などを聴きましたが、どれも手放してしまい現在は持っていません。当然余り気に入りはしなかったからです。

最後にDVDもご紹介しておきます。

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ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮バイエルン国立歌劇場管/合唱団
夜の女王:エディタ・グルベローヴァ(S)
タミーノ:フランシスコ・アライサ(T)
パパゲーノ:ヴォルフガング・ブレンデル(Br)
パミーナ:ルチア・ポップ(S)
ザラストロ:クルト・モル(Bs)他
演出:アウグスト・エヴァーディング
(1983年収録/ユニテル)

DVDはサヴァリッシュ/バイエルン歌劇場盤を所有しています。やや古い収録ですので画面は4:3ですし、映像も最新盤のように鮮明ではありません。けれどもアウグスト・エヴァーディングの舞台演出が奇をてらうことなくメルヘンの雰囲気に溢れていて安心出来ます。歌手もグルベローヴァの夜の女王、ルチア・ポップのパミーナはサヴァリッシュのCD盤を凌駕します。タミーノとパパゲーノはさすがにCD盤には及びませんが、他の歌手についても不満は無く粒が揃っています。全体を統率するサヴァリッシュの力は折り紙つきで極めてオーソドックスで完成度の高い「魔笛」を楽しむことが出来ます。

以上ですが、CDのマイ・フェイヴァリットとしては、現在はサヴァリッシュ/バイエルン歌劇場盤を上げます。歌手陣が理想的だからです。次点としてはオーケストラの魅力から、スウィトナー/ドレスデン歌劇場管盤とショルティ/ウイーン・フィルの新盤の二つとなります。

ということで、3月にスタートしてから8ヶ月続いたモーツァルト特集ですが、ここでひとまず幕を下ろすことにします。お付き合い下さり有難うございました。

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コメント

ハルくんさん、こんばんは。
今年のメイン企画(?)の"モーツァルト特集"も 大トリ「魔笛」ですね。
私の「魔笛」初体験はフルトヴェングラーのライブ盤LPでしたが、夢中になって聴いて以来 ずっと 私の本当に大切な作品になっています。
こんなに 親しみ易いメロディが多いのにもかかわらず、なんと深く、清らかで美しいアリアの数々……!
モーツァルトの神髄を聴く思いです。(ちなみに私が一番愛するアリアは、パパゲーノの"もしも、女房か恋人があれば(いれば)……。"です。)
 
この稀有なオペラにとっては ストーリーの問題は微々たるものだとは思いますが、原典版の台本には 納得できるように書かれているみたいです。 鍵となる人物は "魔笛"を作った パミーナの父親・夜の女王のだんな様。つまり、先代の"太陽世界の王様"のようです……。
この事を語っている夜の女王のセリフがあまりに長いので、削ってしまったために、ストーリーの混乱が起きてしまったようですね……。

 
さて、私の愛聴盤ですが、以前にコメントした通り、ドイツのオケで スゥイトナー盤、サヴァリッシュ盤。ウィーン・フィルで カイルベルト盤ですが、今年 購入した、古楽器による、クイケン盤も なかなか良いです。
 
今回で"モーツァルト特集"は一応、「おひらき」との事。
お疲れ様でした。
非常に楽しかったです。(実は モーツァルティアンの……あ… 既にバレバレ? (笑))
 
私の大好きな 「ハフナー・セレナーデ」は また、次回に楽しみは取っておきましょう……(笑)さ

投稿: ヨシツグカ | 2014年11月 6日 (木) 21時17分

ヨシツグカさん、こんばんは。

モーツァルト特集への毎回のコメントありがとうございました。セレナーデやディヴェルティメントはどの曲も所有CDが少ないこともあって今回は外しましたが、素晴らしい曲が多いので第2弾で取り上げたいと思います。

「魔笛」の原典版の台本ではつじつまが合うのですね。しかしモーツァルトが?それを削ってしまったのでは仕方が無いですね。

愛聴盤のスウイトナー、サヴァリッシュ盤は同感です。ホント素晴らしいですよね。
カイルベルト盤は未聴なのですが、ヴンダーリッヒとワルター・ベリーには大いに惹かれますね。正規盤が出たら欲しいなと思っています。ご紹介ありがとうございました。

投稿: ハルくん | 2014年11月 6日 (木) 22時55分

ハルくんさん、こんばんは

時間を掛けて音楽と演奏録音の紹介を続けてくださり、大変ありがとうございます。どれもが貴重な内容だと思います。

『魔笛』に関しサヴァリッシュ盤、ハイティンク盤、マリナー盤も持っていますが、出番の多いタミーノをやっているベーム盤のヴンダーリッヒがあまりに別格なので、他がかすんでしまいます。

ザルツブルク音楽祭におけるケルテス指揮、ウィーン・フィルのDVDを持っています。1964年のものですが、白黒映像、モノラル録音です。ワルター・ベリーがパパゲーノをやっています。ローレンガーがパミーナ役。クメントがタミーノ役。面白いところでは、ルチア・ポップが第1の少年(童子)役で出て来ます。ピットの中のオケの様子も映っていて、管楽器が右側に片間っているのが分かります。フルート等、管楽器が中心になって演奏する時は、ケルテスが第1ヴァイオリン群を背にして、管楽器群に向かって指揮をしています。モノラル録音なので、聴こえ具合が分からないのが残念です。

投稿: HABABI | 2014年11月 7日 (金) 00時24分

HABABIさん、こんばんは。
いつもコメントをありがとうございます。

ヴンダーリッヒの声と歌に魅入られればやはりベーム盤ということになるでしょうね。
僕はタミーノはサヴァリッシュ盤のシュライヤーが大好きなので、ちょっと異なりますが、ヴンダーリッヒの素晴らしさには、もちろん異論は有りません。
1964年のザルツでは指揮がケルテスだったのですか。ORFに良質な録音が残っていれば是非とも音だけでも演奏を聴いてみたいものです。情報をありがとうございました。

投稿: ハルくん | 2014年11月 7日 (金) 23時39分

初めて手にした「魔笛」のレコードはベーム指揮のベルリンフィル盤でした。当時のベルリンフィルの重厚で、ちょっと暗い響きが、何故か「魔笛」にマッチしていて、今だに、この録音に愛着があります。
また興味深い録音としてはクレンペラー盤(1964年録音、EMI)があります。
台詞なしの音楽のみの録音なので、演奏会形式を聴いているように感じますが、パミーナのグンドラ・ヤノヴィッツ、夜の女王のルチア・ポップは聴きものです。また3人の侍女を歌っているのは、エリザベート・シュヴァルツコップ、クリスタ・ルートトヴィッヒ、マルガ・ヘフケンと言う超豪華な顔ぶれで、これも、お楽しみです。

投稿: オペラファン | 2014年11月11日 (火) 16時14分

オペラファンさん

ベーム盤には不満な歌手が多いのですが、それでも魅力を失わないのはさすがベーム(とヴンダーリッヒ)です。

セリフ無しだと何となくハイライト盤のように感じられてしまうのですね。特に「魔笛」の場合はジングシュピールだということも有ってかなり抵抗を感じます。
しかしクレンペラー盤の歌手は確かに魅力的な布陣が揃っていますね。

投稿: ハルくん | 2014年11月11日 (火) 21時19分

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