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2014年5月27日 (火)

映画「オロ」 鑑賞日記

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先週日曜日のことでしたが、最近知った世田谷に有るコミュニティスペース「シェア奥沢」で映画の鑑賞会が有りました。上映されたのは岩佐寿弥(いわさとしや)監督の「オロ」です。

「オロ」はドキュメンタリー映画です。中国に長い間支配されて民族、文明の危機に直面しているチベットの親たちは危険を承知のうえで敢えて自分たちの子供をヒマラヤの山を越えてインドやネパールへ亡命させますが、少年オロもそのうちの一人です。
命がけでインドへの亡命に成功したオロは、雄大な山々の麓の街に有るチベットの子供たちのための難民学校に通い、やはり同じように亡命をしてきた仲間たちと一緒に勉強し、家族と別れた哀しみを抱えながらも力強く生きてゆきます。

この映画を観ていると、中国に占領、支配されて厳しく迫害を受けているチベットの人々の心の痛みや憤りが非常に強く感じられるのですが、岩佐監督自身は人権問題を前面に掲げようという意思はそれほどなく、あくまで少年オロの姿をありのままに映し出すことを目指していたのだそうです。

詩人の谷川俊太郎氏が、この映画にあてたコメントが有ります。

見終わるともう一度はじめから見たくなる、そんな魅力があるのびやかな美しい映画です。
オロの涙、オロの笑顔、オロの言葉が、どんな大問題も個人にとっては日常として現れる、だからこそそこには苦しみと同時に喜びも希望もあるのだと教えてくれます。

本当に、見終わった後にそんな気持ちにさせてくれる映画でした。
実は岩佐監督は昨年不慮の事故がもとで亡くなられてしまったのですが、この日は制作スタッフのメンバーが3人会場にお越しになられて、撮影の裏話などを色々とお聴きすることが出来ました。とても貴重な時間を過ごすことが出来て素晴らしかったです。

この映画はDVDでも発売されていますが、全国各地で上映会も開かれていますので、もしも機会が得られる方は、是非大きいスクリーンで皆さんとご覧になられることをお勧めします。映画の詳細、予告編などは下記を参照ください。

映画「オロ」ホームページ

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