« グラズノフ バレエ音楽「ライモンダ」全曲 名盤 ヴィクトル・フェドートフ/キーロフ管 | トップページ | 現代のベートーヴェンはやっぱり幽霊だった!? »

2014年2月 5日 (水)

「ロシア民謡集」 ワレリー・ポリャンスキー/ソビエト国立室内合唱団

Valeripolyansky1mask9         ワレリー・ポリャンスキー

いよいよ、ソチ・オリンピックが開幕します。開会式は7日ですが、早い競技は明日の午後から、もう始まってしまうのですね。日本選手の準備は大丈夫でしょうかね?
「おのおの方、いざ出陣でござる!支度はよいか。そちはどうじゃ?」てなもんです。
とにかく日本選手の活躍に期待しましょう!

このブログでも、先月からソチ・オリンピック記念の”ロシア音楽特集”を続けていますが、今回は「ロシア民謡集」とゆきましょう。

ロシアの名指揮者ワレリー・ポリャンスキーが指揮をしている素敵なCDが有るので是非ご紹介したいと思います。

Esdigital_4988002245666

「ヴォルガの舟唄、ともしび ロシア民謡集」 
ワレリー・ポリャンスキー/ソビエト国立室内合唱団(1990年録音/日本ビクター盤)

―曲目―
1.カチューシャ
2.バイカル湖のほとり
3.トロイカ
4.ともしび
5.アムール河の波
6.ヴォルガの舟唄
7.ポルシュカ・ポーレ
8.赤いサラファン
9.行商人
10.ステンカ・ラージン
11.仕事の歌
12.道
13.黒い瞳
14.バルカンの星のもとに
15.黒い瞳の
16.カリンカ
17.モスクワ郊外の夕べ

ワレリー・ポリャンスキーは1949年モスクワ生まれの、知る人ぞ知る隠れたる名指揮者です。音楽活動がほとんどロシア国内に限られているので、当然日本での知名度は低い(ほとんど無名?)と言って構わないでしょう。

元々この人は合唱指揮を得意としているので、ラフマニノフなどロシアの合唱入りの楽曲の録音は案外と出ています。管弦楽曲についても、シャンドス・レーベルへロシア国立交響楽団と録音を行なったチャイコフスキーの後期三大交響曲集などは、他のどの指揮者の演奏と比べても極めてユニークな名演奏でした。中でも「悲愴交響曲」での、悲しみを通り越して涙も枯れ果ててしまったかのような虚しさに覆われた演奏は衝撃的でした。他にも自分は未聴なのですが、グラズノフの交響曲全集の録音も有ります。
あの広大なロシアには、ピアノのグリゴリー・ソコロフや、指揮者のポリャンスキーなど、とんでもない名演奏家が存在するものです。

さて、そのポリャンスキーの意外な録音が上記のCDです。ソビエト国立室内合唱団を率いてロシア民謡を演奏した録音です。録音場所はモスクワ音楽院大ホールです。

この合唱団はアカペラで歌いますが、録音された17曲はロシア人の手による編曲では無く、3人の日本人が編曲を行なっています。もちろん伴奏の無いクラシカルな編曲なので、泥臭い民謡調の合唱団とはだいぶ趣が異なります。けれども、どこか昔の日本人が好んで歌っていたような味わいを感じます。自分は、実際に歌っていた世代では無いのですが、テレビで当時の映像を幾度も観ていますので、イメージは湧きます。

それにしても、哀愁が漂うロシア民謡には本当に魅了されますね。僕はアメリカのカントリー&ウエスタンも大好きですが、ずっと日本人の感性に近いのはやはりロシア民謡ではないでしょうか。

ロシアとは過去の戦争をめぐって、いまだに国家間の問題が未解決ですが、日本に隣接していて、膨大な自然資源を持っている国ですので、今後は中国や韓国よりも、むしろロシアに軸足を移したほうがよほど得策ではないかと、かねてから思っています。極端な話、将来の地球温暖化を考えたら、北海道へ首都機能を移して、ロシアと協力発展したらどうかとすら思うぐらいです。

話が脱線しました。(苦笑)
でも、どうですか?このCDに収められた曲のうち、すぐにメロディが浮かんだ曲が何曲有りましたか?10曲以上浮かんだ人は、たぶん歌声喫茶世代でしょうね。(笑)

このCDは残念なことに既に廃盤ですが、アマゾンなどの中古では比較的多く出回っているようです。ご参考までにリンクをこちらへ貼ります。試聴も出来ますよ。

|

« グラズノフ バレエ音楽「ライモンダ」全曲 名盤 ヴィクトル・フェドートフ/キーロフ管 | トップページ | 現代のベートーヴェンはやっぱり幽霊だった!? »

ロシア音楽(ムソルグスキー、ボロディン、カリンニコフなど)」カテゴリの記事

コメント

今晩は、ハルくん。待ちに待ってたソチ五輪。あと1時間あまりで上村愛子ちゃんの登場(なのかな?)ドキドキしますねぇ。
ロシア民謡大好きです。母がダーク・ダックスのファンでよくレコードで聴いていました。
ご紹介のCDの曲はほぼダーク・ダックスのアルバムに入っていますね。「すずらん」「ボルガの舟歌」「モスクワ郊外の夕べ」などなど他にも名曲がいっぱい♪えぇ!なんと「バルタン星人のもとで」おっとっと違いますね「バルカンの星のもとで」…この曲は知らないなぁ…
すごくこのCD聴いてみたいです!

投稿: from seiko | 2014年2月 6日 (木) 22時10分

ハルくん、ごめんなさい。間違えました。他にも「ボルガ…」「モスクワ…」ではなく「一週間」と「月は輝く」です。

投稿: from seiko | 2014年2月 6日 (木) 22時23分

Seikoさん、こんにちは。

ついに始まりましたね!
上村愛子ちゃん、頑張っていますね。
でも昨日はフィギュア団体の羽生くんが凄かったです。初めてのオリンピックでプルシェンコやチャンを完全に食ってしまいましたね。
チーム全体の雰囲気も凄く良さそうなので、個人戦に向けて大いに期待したいです。

ダークダックスはロシア民謡を得意にしていましたね。僕の母親も彼らのファンでしたよ。
僕は子供のころからロシア民謡は大好きでした。あのころの時代の好みもあったような。あの大ヒット曲の「学生時代」もメロディだけ聴いたら完全にロシア民謡に聞こえますし。
とにかくロシア民謡には良い歌が沢山ありますね。良かったら是非このCD聴いてみて下さい。

投稿: ハルくん | 2014年2月 7日 (金) 11時45分

こんにちは、ハルくん様。
ソチ五輪開会式を眠気と戦いながら、興奮しながら見ていました。素晴らしい開会式でしたね。演出も音楽も。
「ハルサイ」「火の鳥」「くるみ割り人形」あり、 クラシックバレエあり、さすがはロシア!
愛子ちゃんも結弦くんも頑張ってくれました。 高橋木原組も大健闘。正直10組中最下位を覚悟してました。結成して1年足らずで、しかも木原くんはペア未経験者。成長著しいとは言え、下位のランキング選手でも何年か組んでいる選手達相手では仕方ないと思っていたのに本当に素晴らしい!団体戦のメダルも夢ではないかも…眠てはいられない数週間の始まりにワクワクドキドキします♪
こちらは今のところ積雪1cm。東京より少ないかしら*

投稿: from seiko | 2014年2月 8日 (土) 12時07分

Seikoさん、こんにちは。

東京都心は分かりませんが、神奈川の我が家は雪に埋もれています。多いところで20~30cmはあるでしょうか。玄関のドアが開かなくなるのが心配で、何度もドアの前の雪をかいています。

オリンピックの開会式は録画にして(汗)、さきほど観ました。素晴らしかったですね。
ロンドンではポップスターが中心でしたが、今回はクラシック音楽とバレエが中心で良かったです。
さすがは大国。西洋文化の豊かな歴史をあらためて認識させられますね。光の舞台演出にも驚きました。
でも、民族的な要素が少々物足りなかったかなぁ。コサックダンスもロシア民謡もほとんど出てこなかったのが残念です。

とにかくこの2週間がドキドキワクワクですね!

投稿: ハルくん | 2014年2月 8日 (土) 17時12分

ハルくんさん、こんにちは。
その国の「ご当地音楽」である 「民謡」には そこに暮らす人々の"魂"のようなものが感じられて とても興味深いです。私はこの手の音楽が大好きなので 昔から良く聴いています。
ロシア民謡には 雪国独特の "哀愁の内に秘めた力強さ"のようなものを感じます。
そこが 我々日本人の心を掴むのではないでしょうか。
ポリャンスキーのCDを聴いてみました。確かに 私の2~3世代前の日本の雰囲気が感じられて、私も 何故か懐かしい気持ちになりました。
このCDも 私の愛聴盤になりそうです。
ご紹介ありがとうございます。

投稿: ヨシツグカ | 2014年2月 9日 (日) 10時24分

ヨシツグカさん、こんにちは。

ロシア民謡の哀愁はとても日本人に解り易いと思いますし、実際にかつての日本の若者が自分たちの歌として親しんだ事実があります。
それに、よく思うのですがペギー葉山の「学生時代」などはまるでロシア民謡の曲想ですし。要するに日本人の感性に非常に近いです。

ロシアの合唱団の歌い方は、大陸的な力強さが強烈なので、それももちろん良いのですが、昔の日本人が歌ったイメージでは無いですよね。
このCDは不思議と懐かしい気持ちにさせられますね。
お気に入られて良かったです。

投稿: ハルくん | 2014年2月 9日 (日) 14時35分

ふふふ・・・私は全部知っていますよ(笑)歌声喫茶の歌集も持っていますし。これはどんな歌い方をしているのでしょうか?昔の赤軍合唱団みたいなアレンジですか?

ロシア民謡と言っても間違いではないのですが、「モスクワ郊外」のように作者がはっきりわかっている近代の歌もありますね。「トロイカ」という歌は実は二つあって、日本語に訳す時に誤って「もう一つのトロイカ」の歌詞を訳してしまったのだと、読んだことがあります。この録音は当然ロシア語でしょうから、どんな原歌詞で歌っているのか興味があります。

投稿: かげっち | 2014年2月10日 (月) 13時09分

さすがはかげっちさん。全部ご存知でしたか。(笑)
昔の赤軍合唱団とはだいぶ違います。日本のアマチュア合唱団をずっと上手く歌わせたような印象です。ですので親しみが湧くのでしょうね。でも「昔の赤軍合唱団」みたいな歌い方も大好きです。

この盤の「トロイカ」は、『氷の張った冬のヴォルガを郵便トロイカが走る。馭者は哀しい歌を口ずさみ頭を低くうなだれる・・・』という歌詞ですね。

投稿: ハルくん | 2014年2月10日 (月) 14時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1080200/54366850

この記事へのトラックバック一覧です: 「ロシア民謡集」 ワレリー・ポリャンスキー/ソビエト国立室内合唱団:

« グラズノフ バレエ音楽「ライモンダ」全曲 名盤 ヴィクトル・フェドートフ/キーロフ管 | トップページ | 現代のベートーヴェンはやっぱり幽霊だった!? »