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2013年10月 4日 (金)

ジョルジュ・ムスタキ 「私の孤独」(Ma Solitude)

いよいよ、秋本番の到来ですね。朝晩はすっかり涼しくなりました。

それにしても、秋という季節は人を詩人にしてしまいますね。おまけに恋でもしようものなら、心の中は詩で一杯になります。

こんな季節にはシューマンやブラームスのような、ほの暗くロマンティックな音楽が最高なのですが、クラシック以外にも秋に相応しい曲が有りますよ。随分古い曲ですが、ジョルジュ・ムスタキの「私の孤独」という曲です。
この曲は、僕がまだ10代の終わりの頃にテレビで放送されたドラマ「バラ色の人生」のテーマ曲だったので良く憶えていますし、ドラマでとても印象的でした。このドラマには森本レオや寺尾聰、 香山美子らが出演していましたが、憶えていらっしゃる方はそ・れ・な・りのお歳でしょう。

ジョルジュ・ムスタキはフランスで活躍していたので、一応はシャンソンに分類されるようですが、元々はギリシア生れですし、どことなく哲学的、地中海的な吟遊詩人の雰囲気を感じさせます。

 

「私の孤独」(Ma Solitude)訳詩

”私の孤独”と余りに何度も一緒に眠ったので
まるで自分の女友達みたいにしてしまった
それは心地良い習慣だ

彼女は私から一歩も離れずに
影のように従順に
あちこちへ付いて来る
世界中のどこにでも

 いいえ、私は決して一人ではない
”私の孤独”と一緒なのだから

 彼女(孤独)が私のベッドのへこみに居るとき
彼女は場所を独り占めして
私達は二人で向かい合って長い夜を過ごす
私には本当のところ分からない
この相棒がどこまで行くのか

彼女を好きになるべきなのか
あるいは抵抗するべきなのか

いいえ、私は決して一人ではない
”私の孤独”と一緒なのだから

 彼女によって、私は学んだ
涙を流すばかりではなくて
時々私が彼女を放り出したとしても

彼女は決してめげたりしない
もしも私が他の
遊び女との恋を好んだとしても

彼女は私の死に際には
私の最後の伴侶になるだろう

いいえ、私は決して一人ではない
”私の孤独”と一緒なのだから

いいえ、私は決して一人ではない
”私の孤独”と一緒なのだから

いやぁ、心に浸み入りますね。コード進行はシンプルなので、僕でもギターで弾けそうです。秋の夜長に彼女(孤独)と一緒に歌ってみたいです。ただ、習ったことの無いフランス語の歌詞がネックです。ですので決してYouTubeへは投稿しませんよ。(笑)

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音楽(シャンソン・タンゴ・ボサノヴァ)」カテゴリの記事

コメント

連日のお邪魔失礼します。
懐かし~い。覚えてます、ジョルジュ・ムスタキ…囁くような甘い歌声で歌詞はフランス語でしたよね? この番組って木下恵介アワーのひとつではなかったかなぁ? 内田喜郎さんという俳優さんも出てたでしょう? 彼なかなかに、私含めての友達の間で人気があったんですよね(懐)木下恵介さんの脚本って人間の本質を突いたドラマの作り方で見始めると、のめり込んでしまった記憶があります。他に冬の旅・冬の雲・冬の花の少し重い三部作や、記念樹のような良き昭和の時代の感動的なものまで幅広かったですよね。。。冬の雲からポーリュシカポーレというカバーヒット曲も生まれました。思い出させてくれて感謝です。ハルくん!

投稿: from Seiko | 2013年10月 4日 (金) 17時55分

Seikoさん、おはようございます。

木下恵介アワーはとても人気が有りましたね。
僕も結構良く観ていましたが、余り詳しくは思い出せません。進藤英太郎さん主演の「おやじ太鼓」なんかは妙に憶えていますけど。

「バラ色の人生」には 内田喜郎さんという俳優さんも出ていましたっけ?主役以外では仁科明子さんが可愛かったです。彼女が森本レオに迫られるシーンにはドキドキ・ハラハラしました。「コノ~!」ってところです。(笑)

いずれにしても古き良き昭和の想い出のドラマですね。

投稿: ハルくん | 2013年10月 5日 (土) 09時22分

この曲、小生も大好きです。ところでこの訳詞はどなたのものですか?よろしければ教えてください。

投稿: ジャフェおじさん | 2016年4月 6日 (水) 09時22分

なつかしいですね。。
吟遊詩人ですね
youtubeのライブも味わい深い
お気に入りに登録しました 

ところで、
Perhaps Love - John Denver & Placido Domingo
youtubeで好きなんですが、再生回数も多いし素晴らしいと思うんですが、いかがでしょう?
よろしければ感想を。。

投稿: pp | 2016年4月 6日 (水) 14時34分

ジャフェおじさんさん、こんばんは。

これは幾つかの訳詞を元に私が手を加えたものです。ということは限りなく盗作に近いので大きな声では言えません。
まぁ、それで利益を受けているわけではありませんのでお許しをというところですね。
それにしてもこの曲の歌詞は難しいです。
曲は流れるような魅力なのですがね。

投稿: ハルくん | 2016年4月 7日 (木) 22時34分

ppさん、ありがとうございます。

「Perhaps Love」いい歌ですよね!
ドミンゴの全盛期の声も綺麗ですね。
ただ、彼のクラシックの歌い方とジョン・デンバーのカントリー風の声が必ずしも合ってはいないかという気もします。
その点では、Lene SielとDuoした方が淡々とはしていますが、より好きではあります。
これは好みの問題ですよね。

投稿: ハルくん | 2016年4月 7日 (木) 22時44分

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