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2013年5月17日 (金)

ルツェルン・フェスティヴァル・アーク・ノヴァ 松島 2013 へフリガーさんのこと

音楽ファンの皆さんはとっくにご存じだと思いますが、今年の9月27日から10月14日まで、宮城県の松島町で「ルツェルン・フェスティヴァル・アーク・ノヴァ 松島 2013」という音楽祭が開かれます。そのきっかけとなったのはスイスの「ルツェルン・フェスティヴァル」の芸術監督であるミヒャエル・へフリガーさんが梶本音楽事務所に「被災地の東北に何か支援を行いたい。」と相談したことからだそうです。移動式のホールをデザイン、設計して、実現にまでこぎつけた素晴らしい企画ですね。時間が許せば是非とも聴きに行きたいです。

ところで、ミヒャエル・へフリガーさんは名テノール歌手エルンスト・へフリガーの息子さんですが、実は今から15年も前のことですが、2度ほど夕食をご一緒したことが有ります。それというのも、たまたま大学オケ時代の親友が某大手旅行代理店に勤務していたのが縁でへフリガーさんと知り合いになり、来日したときに親友に誘われてご一緒しました。

へフリガーさんは、ジュリアード音楽院でヴァイオリンを勉強しましたが、早いうちにマネージメントの勉強に方向転換されたので、お会いした当時はスイスのダボスで行われるヤング・ミュージック・フェスティバルのディレクターを担当していました。それほど有名では無い若手の演奏家が中心の音楽祭でしたので、外国からのお客さんを集めるのに苦心をしていたようで、日本に来た目的もそのプロモーションの為だったようです。

その時に片言の英語(もちろん僕がですよ。へフリガーさんはアメリカ留学生ですから)でしたが、楽しく会話をしたことを昨日の事のように覚えています。

以前から、お父上のファンでしたので、そのことを言いました。フルトヴェングラーが亡くなる1954年にスイスのルツェルン音楽祭で指揮したベートーヴェンの第九でお父上が素晴らしいテノールを歌っていて、ターラからそのライブのCDが出ていることを話したところ、彼は知らなかったらしく、「それは貴重なCDだ。」と言っていました。

さすがはアルプスに囲まれたスイス生まれのへフリガーさんらしく、ブルックナーが大好きで、一番好きな曲は「第7番」だという話も聞きました。

ルツェルンに新しく建築される大ホールが素晴らしいこと、そこでルツェルン音楽祭が開かれるようになるという話も憶えています。当時はまだ芸術監督なんて話は聞きませんでしたが、あとで親友と「彼は監督になるかもしれないよねえ」なんて話した記憶も有ります。後で、それが本当にそうなったときには「やっぱり!」という気持ちでとても嬉しかったです。

派手さの無い実直な人柄が滲み出るような好青年でしたが、あれから15年も経ち、そう簡単に会うことの出来ないような雲の上の人に成ってしまいました。でも日本の被災地のことを心から心配してくれたのでしょう。本当に嬉しく思います。

「ルツェルン・フェスティヴァル・アーク・ノヴァ 松島2013」のホームパージはこちら

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