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2013年4月29日 (月)

シネマ歌舞伎「野田版・研辰の討たれ」

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今日は本当に春らしく暖かい中、東銀座の東劇まで出かけて、シネマ歌舞伎の「野田版・研辰(とぎたつ)の討たれ」を観てきました。5年前にもこの歌舞伎映画を一度観ていますが、今年は新歌舞伎座の落成記念と勘三郎さん追悼ということで、全国でシネマ歌舞伎が公開されていますのでもう一度観たくなりました。

勘三郎さんが亡くなったので、テレビでも多く取り上げられましたが、演劇の野田秀樹さんが勘三郎さんに促されて、初めて歌舞伎座で公演したのが、この「野田版・研辰(とぎたつ)の討たれ」です。公演初日の前には二人とも本当に成功するかどうか不安も有ったようですが、幕が下りた後に歌舞伎座史上初のスタンディングオベーションが起こる大成功だったので、二人して喜び合ったそうです。残念ながら、自分は舞台公演に接することは有りませんでしたが、後から映画で鑑賞できたのは幸せです。

それにしても、これは野田秀樹と中村勘三郎(公演当時は中村勘九郎)という二人の才能の凄さを嫌と言うほど思い知らされる舞台でした。スクリーンで観ても抱腹絶倒でどんなコメディ映画よりも面白いです。細かい顔の表情などは舞台よりも詳しく観ることができるという長所も有ります。

最後に、敵討ちに合った研辰役の勘三郎さんが「死にたくはねえ」とセリフを言いながら死んでゆくシーンには、この何年か後に本当に亡くなってしまう勘三郎さんの姿と重なり合ってしまい、無性に涙を誘われました。前回観たときには、勘三郎さんはまだ生きていましたので、こんな風に感じることは当然有りませんでした。時の無常をつくづく思ってしまいました。

このシネマ歌舞伎、他の「野田版・鼠小僧」「平成中村座・法界坊」などと合わせて、是非とも劇場でご覧になられることをお勧めします。劇場へ足を運べない方にはDVDも出ています。

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コメント

今晩は、ハルくん様。 今年もツバメさんが戻って来てくれましたか、良かったですねぇ。やはり敷金礼金家賃なし、賄い掃除つきの大家さんは他にいませんもの(笑)
NHKの「新生歌舞伎座」を見て知りましたが、使用された桧は丹沢の山から切り出されたものだったのですね。もしかしたらハルくんが散歩の際に手を触れた木(ひょっとして愛犬くんが自分の臭いを付けた木?)が舞台の一部に!なんて想像してニヤニヤしています。やはり、勘三郎さんにあの桧舞台に立って欲しかったですね。本当に残念です。

投稿: from Seiko | 2013年5月 5日 (日) 21時39分

Seikoさん、こんにちは。

ツバメさんたち帰ってきてくれましたよ!
今年も子ツバメが巣立って行くまでリポートしますからね。暖かい応援メッセージを楽しみにしています。

僕も昨夜のNHK放送観ましたよ。
そうなのです、丹沢の檜とは知りませんでした。檜の植林場所までは行ったことが無いとは思いますが、近いことには変わりませんので何だかうれしいですね。
本当にあのお披露目公演の檜舞台に勘三郎さんも団十郎さんも加わっていたらどんなに良かったことでしょうね。

投稿: ハルくん | 2013年5月 6日 (月) 11時15分

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