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2012年2月 3日 (金)

モーツァルト 交響曲第40番ト短調K.550 名盤 ~永遠の名曲~

Mozart200_2

一度聴いたら忘れられない名旋律の第1楽章ですが、僕が初めて聴いたのはたぶん中学生の時、イージーリスニングのレイモンド・ルフェーヴル楽団の曲として耳にしました。当時はハード・ロック小僧だった自分が、「ずいぶん良い曲だなぁ」と感激したのを覚えています。

とにかく、イージーリスニングになってしまうほどの名曲であり、クラシック・マニアをも呻らせるのが交響曲第40番ト短調K550です。「ト短調交響曲」として余りにも有名ですが、この曲はモーツァルトが1788年の夏の僅か2か月の間に作曲した三大交響曲の真ん中に位置する、正に「永遠の名曲」の名に恥じない大傑作です。

この曲は基調のト短調の性格通り、哀しく、悲劇的でありながらもロマンティックな甘さを持ち合わせています。1楽章モルト・アレグロは今更言うまでもない名曲中の名曲ですが、僕が強く惹かれるのは、第3楽章メヌエットです。ここには軽妙な舞踏曲のイメージは全く無く、主部は嵐のように吹き荒れます。それがトリオでは一転して、つかの間の安らぎを得たような懐かしい歌が奏せられます。何という美しさでしょうか。終楽章アレグロ・アッサイは、まるで何者かに追いつめられてゆくような緊迫感が有ります。

この曲には最初はクラリネットは使われていませんでしたが、モーツァルト自身が書き直した第2版には追加されています。古典的な響きの第1版、ロマン的な色彩を加えた第2版と、どちらも良いのですが、通常は書き直しを行わないモーツァルトがそれを行なったということは、やはり第2版が理想の姿だったと考えられなくもありません。

この曲はウイーンで初演されたと推測されていますが、その演奏会で指揮をしたのは、どうやらあのアントニオ・サリエリだったそうです。モーツァルトの天才に呆れて一体どんな顔をして演奏したのでしょうね。

それでは、僕の愛聴盤のご紹介に移ります。

Mi0001086295 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウイーン・フィル(1949年録音/EMI盤) 第1楽章に指定された”モルト・アレグロ”を忠実に守って快速で駆け抜ける演奏です。それについては賛否両論あるところですが、やはり説得力のある解釈だと思います。あの美しい旋律をもっと歌わせてほしいと思う反面、音楽の切迫感が充分に感じられるからです。2、3楽章は比較的オーソドックスですが、終楽章では再び緊迫感を醸し出します。ウイーン・フィルの音と演奏はやはり素晴らしいです。録音は年代的に水準程度というところです。

4104090365ブルーノ・ワルター指揮ウイーン・フィル(1952年?録音/SONY盤) 余りにも有名な、ウイーンでのライブ録音です。この演奏の呪縛にかかった人にとって、そこから離れるのは容易ではないと思います。事実、僕もいまだに離れられません。1楽章の上昇音型でのポルタメントは強烈な印象ですが、演奏全体の評価を左右する要素としては小さいです。当時のウイーン・フィルが、まるで生きもののように自由自在にうねり、嵐のように激しく慟哭する凄みこそが、この演奏の比類無さです。古典的造形はどうでも良いのです。録音は悪いですが、その凄さは充分に聴きとれます。

51kgwkdnr1l__ss500__2 ブルーノ・ワルター指揮ウイーン・フィル(1956年録音/Altus盤) この演奏は実は前述のSONY盤と同じです。どちらも音源はオーストリア放送協会から提供されたテープですが、録音時期が1956年6月24日と明確に記載されてあったそうです。ということはSONY盤の1952年という記載が誤りだったことになります。ピッチについてもSONY盤では若干高めだったのが修正されています。そのせいか音質は高音成分が減って、だいぶ落ち着いた印象に変わっています。音圧はAltusのほうがボリューム3段階ほど低いですが、問題が有るレベルではありません。どちらかを選べと言われれば、現在ではAltus盤を取りますが、SONY盤を既に持っている人に何が何でも買い替えろと言う気はありません。特別に興味の有る人だけで良いと思います。但し、こちらではカップリングが第25番ではなく、グラモフォンから出た1955年の「プラハ」ですので、お持ちでない方には大いに価値が有ると思います。

Mozart_6_symph_walterブルーノ・ワルター指揮コロムビア響(1959年録音/CBS盤) ライブ盤と比べると、まるで別人のように落ち着いた演奏です。それでもゆったりとしたテンポで大きな歌を聴かせてくれるあたりは、やはりワルターです。表情は豊かですが、少しも脂ぎらずに、過ぎ去った過去を振り返るかのような枯淡の雰囲気を感じます。ワルターにはニューヨーク・フィルとのモノラル録音も有りますが、僕が好きなのは、前述のウイーンPOライブとこのステレオ盤です。

9528aad8eb5aa6add4cd619595c9df9fカール・ベーム指揮ベルリン・フィル(1961年録音/グラモフォン盤) ベームらしい立派で格調の高さを感じる演奏です。じっくりとした厳格なリズムに乗った演奏は、一見武骨で冷たく感じられそうですが、情緒に流されない強さを持っています。まだカラヤン色に染まる以前のベルリン・フィルの音もほの暗く、この曲に向いています。時が流れても少しも古臭さを感じない名演奏ではないでしょうか。

Emperar002カール・シューリヒト指揮スイス・イタリア放送響(1961年録音/ERMITAGE盤) スイスのルガノでのライブ録音です。シューリヒトの40番は「リンツ」、「プラハ」のような強烈な個性は有りません。けれども、この演奏の気迫は相当なものです。またしても二流のオケが、驚くほど厳しい音を出しています。シューリヒトが客演で行なう演奏では、よほど厳しい練習を要求したに違いありません。この曲には別の録音が幾つか有りますが、ベストは断然この演奏で、雲泥の差があります。モノラル録音で残響も少ないですが、音質はこれが一番明瞭です。

Morzart_k550_schuricht カール・シューリヒト指揮シュトゥットガルト放送響(1961年録音/archiphon盤) これもライブ録音です。スイス・イタリア放送盤と同じ年の演奏ですが、あれほどの厳しさは有りません。終楽章の展開部で、だんだんに遅くなり沈み込んでゆくのはユニークですが、それ以外はこの人にしてはいたって普通の演奏です。決して悪い演奏では無いですが、シューリヒトの凄さを知る人は過剰な期待をしてはいけません。モノラル録音ですが音質は明瞭なほうです。

Mozart41schurichtカール・シューリヒト指揮パリ・オペラ座管(1964年録音/DENON盤) コンサートホール・レーベル録音です。ここにも、同じレーベルの「リンツ」、「プラハ」のような強烈な個性は有りません。2年前のシュトゥットガルト放送響盤と、ほとんど違いは無いと言えます。これも悪い演奏ではありませんが、余り期待をして聴くと裏切られた気分になります。ステレオ録音ですが、残念なことに音質は余り冴えません。

695 ヨゼフ・カイルベルト指揮バイエルン放送響(1966年録音/オルフェオ盤) これはミュンヘンでのライブ録音です。ドイツのカぺル・マイスターらしいオーソドックスな演奏で、特に情緒的に訴えるわけではなく、音楽をそのまま聴き手に差し出す印象です。その分、メヌエットあたりは古典的な演奏に終始してしまい、幾らかの物足りなさを感じます。この年代のライブ録音にしては音質は優れています。

M204ジョージ・セル指揮クリーヴランド管(1967年録音/CBS盤) 一聴したところ冷静で情緒に欠けた印象が有りましたが、よくよく聴くと余分な成分を極限まで削ぎ落とした、非常に透徹した演奏であることがわかります。純度の高さで言えば、これ以上のものは知りません。ただし決して無味乾燥ということではなく、モーツァルトの心の奥底の哀しみがじわりと伝わってきます。オーケストラの上手さは言うまでもなく、終楽章の十六分音符も低弦まで完璧に揃っています。

706パブロ・カザルス指揮マールボロ音楽祭管(1968年録音/SONY盤) ロココ趣味の華麗なモーツァルトからは最も遠くにある演奏です。テンポは速めですが、アタックは強く、思い切り歌い、モーツァルトの内面をえぐり出すようです。老カザルスが何故こんなにも激しい演奏が出来るのか、つくづく驚くばかりです。残響の無い録音が、ややもするとオーケストラを下手に感じさせるかもしれませんが、そうではなくて彼らは表面的に上手く弾くことなどには少しも執着していないだけなのです。

858ヨーゼフ・クリップス指揮コンセルトへボウ管(1972年録音/DECCA盤) カザルスの後に聴くと、何とも品の良い演奏に聞こえます。けれども、コンセルトへボウの柔らかく溶け合う響きを生かした美しい演奏には、いつの間にか自然に聴き入ってしまいます。ワルターやカザルスのように激しい表現とは異なる、このヨーロッパ伝統の音を心落ち着けて味わう余裕は持っていたいと思います。

Yamano_3200121246カール・ベーム指揮ウイーン・フィル(1976年録音/グラモフォン盤) ベルリン・フィル盤と比べると、ずっと遅いテンポでじっくりと歌います。昔はこの演奏をもたれて感じましたが、今日こうして順に聴いてくると、このテンポの素晴らしさが理解できます。但し、唯一メヌエットだけは遅く感じます。ウイーン・フィルの美しい音と表情は、やはり魅力的です。ベルリン・フィル盤も良いですが、やはりこちらの方が好きです。晩年にウイーン・フィルと主要曲を再録音してくれたのは幸運なことでした。「全集だったら」とは言いません。

435オトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ドレスデン(1976年録音/Berlin Classics盤) SKドレスデンのマルカートで楷書的な音の出し方は、39番のようなシンフォニックな曲には最高ですし、この曲でも3、4楽章は良いのですが、1楽章では必ずしもベストだとは思いません。やはりウイーン・フィルのしなやかで艶のある音の方がこの楽章には適していると思います。スウィトナーのテンポは意外に速くありません。じっくりと腰を落ち着けています。

Suitner398オトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン(1978年録音/TDK盤) これは実際に自分が生で聴いた演奏で、会場の厚生年金会館は残響の少ないホールでしたが、そんなことを物ともせずに美しい演奏を聴かせてくれました。それはひとまず置いてCDで聴き比べると、この曲に関しては音のしなやかさで優るSKベルリン盤をSKドレスデン盤よりも好んでいます。ライブならではの危なっかしい部分が全く無いわけではありませんが、逆にスリリングな緊張感がこの曲に向いています。

Cla111012012ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送響(1980年録音/SONY盤) ゆったり気味のテンポで落ち着いた、とても美しい演奏です。細部のニュアンスも豊かで、何気ない部分にも神経が通っています。但し、全体としてはどうも音楽が客観的に過ぎるように感じます。オーソドックスな演奏として完成度が高いのですが、聴いていてぐいぐいと引き込まれるということが有りません。唯一、3楽章はレガートで女性的なのがユニークで面白いです。

014レナード・バーンスタイン指揮ウイーン・フィル(1984年録音/グラモフォン盤) この曲ばかりは、やはりウイーン・フィルが最高です。名旋律を情緒たっぷりに、しなやかに歌う芸当はちょっと他のオケでは真似が出来ません。バーンスタインの指揮も躍動感が有りますし、オケの美しい音を十二分に生かしています。終楽章で突然ギア・アップするのはありきたりの演出ですが、激しく切迫感が増しているので良しとします。選集の中では特に優れた出来栄えだと思います。

Mozart71k4kzkhdll__sl1200_ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送響(1985年録音/オルフェオ盤) SONY盤から5年後のミュンヘンライブです。表現は基本的に変わりませんが、やはり実演ならではの緊張感と高揚感が加わっていて、聴いていて音楽の訴えかける力はこちらの方がかなり上回ります。1楽章の主題の弦の歌い方もずっと彫が深くドラマティックですし、弦の刻みにも気迫が籠っています。そうした細部を十全に捕らえた録音の良さも大いに貢献しています。4楽章はテンポもぐっと上がり切迫感が増していて素晴らしいです。くべりっくの40番なら迷うことなくこちらを取りますし、ベスト演奏の有力な候補の一つです。

913 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウイーン・フィル(1987年録音/オルフェオ盤) これはザルツブルク音楽祭でのライブです。さすがにウイーン・フィルはここでも実に美しいです。ジュリーニの指揮は遅めのテンポで落ち着いてスケールが大きいので、晩年のベームと良く似ています。しかしそうなると、スタジオ録音のベーム盤の方がウイーン・フィルの音の美しさが際立つのでジュリーニは不利です。2楽章も耽美的で幾らか寂寥感に不足する感が有ります。併録の「大地の歌」のほうが更に素晴らしい演奏だと思います。

以上の中で、マイ・フェイヴァリットを上げれば、何を置いてもワルター/ウイーン・フィルです。次点としては、シューリヒト/スイス・イタリア放送、カザルス、それにベーム/ウイーン・フィル、クーベリック85年ライブを挙げます。更に捨てがたいのが、フルトヴェングラー、ワルター/コロムビアSO、セル、スウィトナー/SKベルリン、バーンスタイン、ジュリーニ、というとやっぱりほとんどですね。まぁ永遠の名曲ということでお許しを。

<補足>
フルトヴェングラー盤、クーベリック85年ライブ盤を後から追記しました。

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モーツァルト(交響曲)」カテゴリの記事

コメント

ハルくん、こんにちわ

交響曲第40番ですか。中野雄著「ウィーン・フィル 音と響きの秘密」の中に、当時、ウィーン・フィルの第2バイオリンの主席だったヒューブナーの言葉として、「冒頭部にはポルタメントがかかっているが、これはワルターの工夫の1つで、音色の統一のため、A線で弾き続けることを目的としたのであった。しかしながら、それだと途中で音がとぎれてしまうことがあるため、ポルタメントをかけた」と書かれており、なるほどと思ったことがあります。

また、小林秀雄著「モオツアルト」の中で、銀座を歩いていると第40番のメロディが聞こえてきた描写がありますが、この時の演奏はワルター指揮ニューヨークpo.のものだったようです。

この曲は名曲なので、種々の録音をもっていますが、その中で最高だと思うのは、「ルドルフ・バルシャイ指揮モスクワ室内管弦楽団」の17cmLPです。勿論、30cmLPやCDでも出ていますが、なぜか、17cmLPが最も好きです。寂しい感じの繊細な演奏で、ステレオ録音です。

投稿: matsumo | 2012年2月 3日 (金) 18時16分

matsumoさん、こんにちは。

ワルター/ウイーンPOのあのポルタメントは余りに強調されて聞こえ、19世紀ロマン派の香りがプンプンしていますね。結果的にワルターがあの表現を良しとしたからなのでしょう。
ニューヨークPO盤はウイーンPO盤が出る前は大好きでしたが、今は聴きません。むしろ詠嘆の雰囲気のステレオ盤のほうを聴いています。

ルドルフ・バルシャイのものは聴いたことが有りません。一度聴いてみたいですね。

投稿: ハルくん | 2012年2月 4日 (土) 00時32分

今晩は、ハル様。40番はクラシックファンならずとも知っているポピュラーな曲ですね。第一楽章はシルビィ・ヴァルタンの「悲しみのシンフォニー」としても知られていますし。この曲がヒットしていた1970年代、彼女は何故か新潟にも何度もコンサートに来ているんです。当時中学生でしたが、ちょっとオマセな子だった隣の席のS君がコンサートに行くと自慢してた事を思いだしました。話が脇道に逸れてしまいました。40番は確かに永遠の名曲ですね。今、ワルター/コロンビア響を聞きながらコメントさせて頂いてます。連日の寒さにハルが待ち遠しい日々を送っています(ハル様の記事が待ち遠しい意味も含まれてますのよ…フフッ)

投稿: from Seiko | 2012年2月 5日 (日) 00時46分

こんばんは。ワルター/VPOの演奏は本当に素晴らしいですね。私は55年の38番とカップリングされたALTUS盤を愛聴していますが、こちらはSONY盤と比較するとピッチやレベルが調整されており、より聴きやすくなっていると思います。
それとSTEREO録音ではクーベリック/バイエルン放送響の85年LIVE(ORFEO盤)を推します。こちらはカップリングの41番共々オーソドックスの極みのSONY80年盤とは異なり、LIVEならではの勢いや即興感が素晴らしく、それでいて歌心に溢れた演奏となっており、数多い両曲のカップリングCDの中でも私にとっては特別な1枚です。
今のところ、上記2枚が私にとっての不動のツートップといったところでしょうか。

投稿: kenken | 2012年2月 5日 (日) 01時06分

Seikoさん、こんにちは。

そうですね、シルビィ・ヴァルタンもこの曲を歌っていましたね。バルタン星人とは程遠いフランス美人に子供ながらも恋心を覚えていましたっけ。ポっ(←頬を赤く染める)

今年の冬将軍の勢いは凄いですねー。例年ならもうじきNHKの天気予報に登場してくるハルちゃんの出番も遅くなりそうです。
ハルちゃんもハルくんもどちらも楽しみに待っててくださいね!

投稿: ハルくん | 2012年2月 5日 (日) 13時14分

kenkenさん、こんにちは。

Altus盤の存在は知っていましたが、よく調べてみたらピッチも演奏日の記載もSONY盤とは違うのですね。全て修正されているとのことなので、早速聴き比べてみたいと思います。その後に記事を書き直すつもりです。
貴重な情報を教えて頂きまして大変ありがとうございました。

クーベリックもスタジオと実演では相当異なる場合が多いので、オルフェオ盤は素晴らしそうですね。こちらも機会あれば是非聴いてみたいです。

投稿: ハルくん | 2012年2月 5日 (日) 13時25分

ハルくん こんにちは。私は音楽を聴きはじめた頃(小学中~高学年) 第40番が好きではありませんでした。というのも はじめて買った「第40番」のレコードが フリッチャイ盤で あの スローな第一楽章が許せなかったから・・・。(笑) しばらくして ベーム BPOの演奏をFMで聴き、「これはイケるぞ」と思い、色々聴くようになりました。今では大好きな曲です。好きな演奏はやはり ベーム BPO盤、ワルター VPO盤、コロンビア響盤ですね。 開眼させてくれた ベーム先生に感謝です!

投稿: ヨシツグカ | 2012年2月 5日 (日) 13時44分

ヨシツグカさん、こんにちは。

僕も初めて買ったレコードは、CDでも無いのに1枚で三大交響曲が収まった廉価盤でした。ですので40番の1楽章以外は特に面白いとは思わなかったです。次に買ったワルター/ニューヨークフィルのモノラル盤は大変気に入りました。それ以後はカザルスも良かったですが、決定盤となったのは、やはりワルター/ウイーンフィルです。
ベームは新盤旧盤どちらも好きですが、現在はどちらかいうとウイーンフィルとの新盤のほうを好んでいます。

投稿: ハルくん | 2012年2月 5日 (日) 15時21分

わたしはクラ奏者ですけど、初版のほうが好きですよ~
きわめてロマンティックに書けているこの曲を、さらにクラリネットの音色で彩るとロマンティックすぎるような気がするのです。また、第2版のオーボエパートを見ると実につまらない、主要な音楽はことごとくクラリネットに奪われています。つまり、クラリネットを足したからといって音符を付け加える必要はまったくなかった、必要な音符はすべて書かれていたとみることができます。古典時代の響きをよく鳴らしているという意味ではベームが一押しです。

投稿: かげっち | 2012年2月 5日 (日) 19時53分

かげっちさん、

個人的には古典派的な演奏よりも、ロマン派的な演奏を好みますので、第2版がロマンティック過ぎるのに抵抗は有りません。当時はまだ珍しかったクラリネットを前面に押し出すあたりに、モーツァルトの先進的な音楽性が感じられてとても好きです。

ベームの醸し出す響きとリズムは本当に素晴らしいですね。真の匠の技ですよ。

投稿: ハルくん | 2012年2月 5日 (日) 23時26分

こんばんは。
フリッチャイ/ウィーン交響楽団を。ワルター/コロムビアと比べて、3分弱も長い1楽章に遅さを全く感じないのは、録音が良くて弦楽器が躍動して聞こえるからでしょうか...不思議です。これまで貴Blogの他曲で、テンポが嗜好に合わない云々と書き込んでますが、ホントの理由は他に在るのでは!?と考えさえられました。
冒頭のテーマが有名過ぎて避けていた曲ですが、ベートーヴェン5番と同じで2楽章~が大好きです。

投稿: source man | 2012年5月15日 (火) 20時00分

source manさん、こんばんは。

演奏のテンポというのは、結構奥が深いですね。同じ曲で、まるで異なるテンポの演奏をどちらも同じように気に入る場合があります。かと思うと、どうしても受け入れられないテンポというのも有ります。
結局のところ、テンポは演奏の極めて大きな要素なのですが、それが全てでは無いということでしょう。

フリッチャイ盤は昔アナログ盤で聴きましたが、長いこと遠ざかっています。好きな指揮者ですし、改めて聴いてみたくなりました。

投稿: ハルくん | 2012年5月15日 (火) 21時19分

既存の演奏は、両端楽章のテンポがどれも遅すぎると思います。比較的いいテンポはカザルスですが、残念ながら、弦楽合奏の質の悪さと、感情移入の強さが逆効果です。パーフェクトな弦楽合奏技術で、旋律を歌わず、最速のテンポで通すのがこの曲の両端楽章ではいいと思います。最近のではピノック、ベルリンフィルが比較的いいですが、アクセントの強調が耳障りではあります。思うに、この曲には、指揮者を不安にさせる、恐怖を感じさせる何かが、あり、見せ場を作ることで指揮者が安心するということがあると思います。それがいいというのは自然ですが、それをやると、良くも悪くもこの曲の本来持っている特徴は失われると感じています。指揮者はいないほうがいいかもしれません。

投稿: tora | 2012年5月18日 (金) 21時12分

toraさん、

この曲は色々な演奏スタイルを受け入れると思います。ワルターやカザルスの劇演も良いですし、ベーム/ウイーンの遅く美しい演奏も良いです。またシューリヒトの厳しく孤高の演奏も良いです。

曲の懐の広さを様々な演奏で味わいたいと思いますので、余りイメージを限定したくは有りません。

投稿: ハルくん | 2012年5月18日 (金) 21時56分

この曲をオーケストラで演奏する前提だと、両端楽章はFurtwanglerのような速いテンポでないと美しく響かないと思います。録音さえ良かったらと残念ですが、非常に良心的な解釈だと思います。ベームファンには申し訳ありませんが、ベームのテンポで第一楽章をやると、細かい音や旋律の表情は出せるのですが、あまりも基音寄りになってしまい、いわゆる鳥肌を立たせる高次の倍音が消えてしまいます。それが聞こえてこないモーツアルトがモーツアルトと言えるのか?疑問です。石造りか何かの残響の長いホールだと、テンポを落としてもいいのかもしれません。ちなみにベームのテンポだと、電気的に残響を増やしてやると、少しはマシになります。

投稿: tora | 2012年5月20日 (日) 06時24分

toraさんの見解は分かりますが、世の中には異なる多様な意見、感覚が存在していて、それで良いのです。

ベーム/ウイーンの演奏は現在のままで充分に美しく、電気的な加工などは一切不要です。

投稿: ハルくん | 2012年5月20日 (日) 11時06分

作曲家のテンポ指示はAllegro Molto, Allegro Assaiですから、きわめて速く、うんと速く、です。

投稿: tora | 2012年5月20日 (日) 15時24分

toraさん、この曲を演奏する指揮者はちゃんと譜面を見ていますよ。それでも色々なテンポで演奏解釈するのです。
指揮者も、聴き手も、色々な考え方、感じ方が有るのです。全ての指揮者がメトロノーム通りにAllegro Molto, Allegro Assaiで演奏したら、面白くも何ともありません。
という風に僕は思います。

投稿: ハルくん | 2012年5月20日 (日) 21時51分

別に色んな考えを否定するわけではないけれども、ほとんど全ての指揮者が作曲家のテンポ指示よりも遅く演奏するのは、どうしたわけだろう?速く演奏すると、薄っぺらく聴こえてしまう恐怖からか、合奏の不完全さから音が濁ることの恐怖からか、あるいは旋律の誘惑からか?想像の域を出ませんが、勇気をもって、指定のテンポで疾駆した演奏を聴いてみたいというのが正直のところです。

投稿: tora | 2012年5月22日 (火) 06時38分

toraさん、

Molto Allegroで演奏すると、低弦が16分音符でグチャグチャになります。聴き手も何を聴いているのか分らなくなるでしょう。さりとて小編成で弾き切ったとしても、聴き手の耳に美しく聞こえるかどうかは少々疑問です。
過去の演奏家達は、考え抜いた末に演奏しているのだと思いますよ。
この際、ご自分で室内合奏団を雇い、理想のテンポで演奏されてみたらいかがでしょうか?

投稿: ハルくん | 2012年5月22日 (火) 22時43分

ええ、ぜひ作曲家が指定したテンポの演奏を聴きたいです。フルトヴェングラーとかのごく少数の良心的な演奏家を除いて、誤った解釈をしていると思います。要するに爺臭い曲に成り下がることを一生懸命手助けしているようなもんですよ。テンポを遅くして各声部を明瞭にしてみたところで、たいした感動は得られない。

投稿: tora | 2012年5月24日 (木) 23時50分

ハルくんさん、こんにちは。 最近「第40番」の素晴らしいCDに出逢いました。セルの東京ライブ盤がそれで 私にはワルター盤やベーム盤に匹敵する演奏だと感じました。セルは スタジオ録音より若干速めのテンポで、良く聴くと表現自体も濃厚になっていて、この曲の「光と影」のようなものを見事に表現していると思います。 セルもまた「ライブ」の人だったのですね。

投稿: ヨシツグカ | 2012年6月10日 (日) 12時34分

ヨシツグカさん、こんばんは。

セルはスタジオ録音だと冷めた演奏をすることが多いですが、ライブではよく人が変わったような熱演をしたと思います。
そのライブの40番は聴いたことがありませんので、是非聴いてみたくなりました。
貴重な情報をどうもありがとうございます。

投稿: ハルくん | 2012年6月10日 (日) 21時59分

度々お邪魔して申し訳ありません。

最近は滅多に聴きませんが、人並みに初めて好きになった思い出の交響曲ですね。色々聴きましたがLP時代からセル盤に最も愛着があります。セルの演奏を聴くと、懐かしい学生時代を思い出しますね。セルは別格として
セカンド・チョイスはオーソドックスだけどクーベリック盤かな。ワルターの上昇ポルタメントは、どうも苦手ですねえ(笑)。

投稿: シーバード | 2012年7月 6日 (金) 15時08分

シーバードさん、

セルの40番は良いですね。東京ライブが素晴らしいらしいので興味が有るのですが、まだ聴けていません。

クーベリックのSONY盤は余り面白さを感じません。こちらもオルフェオの85年ライブが素晴らしいそうですので聴きたいと思っています。

僕はワルター/VPOは上昇ポルタメントが有る無しに関係無く好きですよ。どこをとっても最高に素晴らしいと思います。

投稿: ハルくん | 2012年7月 6日 (金) 19時42分

ハルくんさん、こんばんは。
「40番」のワルター/ウィーン・フィル盤のCDが古いままだったので(15年以上前のCD復刻当初のものです)、昨年末に発売された「ブルースペックCD2」版のCDを入手しましたが あまりの音の違いに驚きました。
まず、ハイ上がりだった音質が改善され、非常に聴きやすくなりました。さらに 音の響きが柔らかくなり、臨場感もアップしたように感じました。買い換えて良かったです。
ちなみに、私は大音量で聴けない環境なので、音楽はヘッドホンで聴いています。 オーディオも それに特化したシステムを組んでいます。ですので、スピーカーで聴いていらっしゃる方々とは 若干違いがあるかとは思いますが、素晴らしいCDですので、参考になれば幸いです。

投稿: ヨシツグカ | 2013年7月12日 (金) 23時13分

ヨシツグカさん、こんにちは。

SONY盤はピッチが高めだったのと、音質が改善されたAltus盤を最近は聴いていましたが、SONYブルースペック盤は音質は良さそうですね。ピッチの修正もされているのでしょうか?

昔ほど同じ演奏録音の買い替えはしなくなりましたが、Altus盤と聴き比べをしてみたいですね。
情報をどうもありがとうございました。

投稿: ハルくん | 2013年7月13日 (土) 06時54分

ハルくんさん、こんにちは。
ご指摘のピッチの修正の件ですが、聴き比べても さほど変わっていませんね(少し今回の方が低くなったような・・・)。私は Altus盤の方は未聴なので なんとも言えませんが、SONYのマスターを そのまま使用したんだと思います。残念ですね・・・。
しかし、よりウィーン・フィルらしい音に仕上がっていますので、機会があったら聴いてみてください。

投稿: ヨシツグカ | 2013年7月13日 (土) 11時24分

ヨシツグカさん、こんばんは。

分かりました。ありがとうございます。
これだけの名演ですから、聴き直してみる価値は充分に有りますね。

投稿: ハルくん | 2013年7月14日 (日) 00時55分

ワルターは大好きな指揮者なのですが
ウィーン・フィルとのソニー盤は
「凄い演奏だけど、手放しで誉めていいのだろうか?」
という思いを抱いてしまいます。

実は1989年、まだこの曲のオリジナル楽器演奏の未体験時に
初めて聴いたときも「宇野先生はべた褒めだけど?」と思いました。

フルトヴェングラーのベートーヴェン「エロイカ」「第5」「第7」などは
古楽器楽器演奏の凄いのがいくら出ても(実際かなり多いです)
「やっぱ、フルトヴェングラーいいな」と素直に思えるのですが?

この演奏には迂闊に評せないものを感じます。
優れた演奏なのは間違いありませんが、何かが引っ掛かります。

投稿: 影の王子 | 2016年9月 6日 (火) 18時03分

影の王子さん、こんにちは。

このような壮絶な演奏記録というのは、”過去にこのような演奏が存在した”という歴史的価値だけでも計り知れませんね。
それはフルトヴェングラーでもスタジオ盤ではなく、やはりライブ盤と同列で語るべきものなのでしょう。
ワルターのこの40番も個人の好き嫌いを越えた演奏なのは事実です。それを普段鑑賞するかどうか、受け入れるかどうかは各人に委ねれられれば良いのでしょう。もちろんそれはどのような演奏についても言えることなのですが。
私個人としては、やはり”べた褒め”の演奏です。

投稿: ハルくん | 2016年9月 7日 (水) 13時06分

こんばんは。

本日放送の鈴木秀美指揮のオーケストラ・リベラ・クラシカの演奏
大変気に入りました。
同じ古楽器演奏でもアーノンクールとは雲泥の差です。
とにかく響きがなんとも魅力的です。
特に第2楽章の「イイ湯加減さ」。
弦の刻みとか立体感がこの曲の暗さを和らげてくれるのが◎
もっとも劇的表現を求めるなら物足りないかも知れません。
しかし、終演直後の「イヤな叫び声」・・・ホント勘弁してほしいです。

投稿: 影の王子 | 2017年11月26日 (日) 23時21分

影の王子さん、こんにちは。

残念ながら日曜はNHKの放送を見られませんでした。というか大河ドラマも見られなかったのです。

オーケストラ・リベラ・クラシカの演奏は良かったみたいですね。
アーノンクールもウイーンフィルを振った時には悪くは有りませんでしたけど。

投稿: ハルくん | 2017年11月28日 (火) 16時59分

時折、大変楽しく拝見しています。私はもう70歳近くなりますが、大学生のころ、そんなに良くない再生装置で、友人に借りた、マゼール指揮の40番をきいて、1楽章出だしからしばらくして出てくるわずか2音のそれぞれの音を長く伸ばすオーボエの品のよいヴィブラートのかかった旋律の美しさに、おもわず、「はっ」としました。ベルリン放送交響楽団の演奏だったと思います。それ以来、このオーボエの旋律を様々な演奏で聞きましたが、どれも今ひとつ、音が小さかったり、ぶっきらぼうに演奏していたりして、残念に思ったのを覚えています。この演奏のCD版を探していますが、見つかりません。
また、、どなたか、「ルドルフ・バルシャイ指揮モスクワ室内管弦楽団」の17cmLPに言及されていますが、これも、確か、どこかの出版社の本付きレコードで、この演奏を聞き、柔らかい音の中にも、緊張感あふれた、大変歯切れの良い演奏に、4楽章を何度も聴いた覚えがあります。これも会社勤めするようになってから、探し求めて、ロシア発売のものを手に入れましたが、弦楽器がキンキン音がして、レコードで聞いた時代の音と全くかけ離れ、聞くに堪えない音だったのが残念です。良い演奏でも、レコード、CDの制作のやり方によって、よくも悪くもなってしまうことが残念に思います。

投稿: クラシックの1愛好家 | 2018年9月 4日 (火) 10時44分

クラシックの1愛好家様

コメント頂きまして有難うございます。大変うれしく思います。

マゼールが若い時代にベルリン放送響を振ったレコードは多くは有りませんが、良いものが有りましたね。40番を聴いた記憶は無いのですが、CDは発売されたようです。
中古になりますが現在もアマゾンで購入が出来そうです。

もちろん再生機器や条件にもよりますが、仰る通りアナログ時代の録音をCD化すると大抵の場合で音が硬質になり違和感を感じることが多いです。それでも雑音が無くなるメリットも有るので、そういうものだと有る程度割り切って聴くことにしております。

いつでもまたお気軽にコメント下さい。楽しみにお待ちしております。

投稿: ハルくん | 2018年9月 4日 (火) 16時51分

ハルくん様 こんにちは。

新しい記事を次々楽しく読ませていただいています。ありがとうございます。ハルくん様のヴァイタリティに脱帽です。本当にハルくん様は音楽を愛しておられる事、記事から伝わってきます。どうかお身体には十分留意されて、これからも楽しい記事を続けて下さいね。

さて、僕の方はようやく父の49日が終わり落ち着いてきたところです。父はクラシック音楽よりアルゼンチンやブラジルのタンゴが好きでした。例外的に海外の映画やドラマによく使われる、モーツアルトの交響曲第40番は好きだったようで、よくメロディーを口笛で吹いていました。そこで、モーツァルトの交響曲第40番を父を想い出して聴いています。僕の愛聴盤は以下の通りです。

➀ ヴァント/北ドイツ交響楽団

➁ ヴェーグ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

➂ アバド/ロンドン交響楽団

➀のギュンター・ヴァントは、日本ではドイツロマン派の巨匠とされていますが、海外ではモーツァルトやベートーヴェンといった古典派の大家とされています。
こういう演奏を「至芸」というのでしょう。僕が最もよく聴くのがヴァント盤です。

➁のヴェーグは日本ではモーツァルトの室内楽の名手という程度でしか評価されていないようですが、交響曲の分野でも数は少ないものの、名演を残しています。「カール・ベーム亡き後、これだけ真摯なモーツアルトを聴かせられる人はいない」という海外評の通り、ウィーン・フィルを振ったこのライヴ録音は永遠に残る名盤だと思います。

➂は作曲家の別宮貞夫さんが「私はこの演奏を聴いてアバドはベーム、カラヤン級ではなく、フルトヴェングラー級の天才だと確信した」とライナーノーツに書いておられます。
個人的には、アバド、ムーティ、シャイ―というイタリア人指揮者の古典音楽は流麗な歌に満ちていますが、ドイツ的な構築力に欠けるように思います。
ただ、この40番は曲全体が音が流れるように書かれているせいか、アバドに向いていると思います。これも愛聴盤の一つです。

以上、とりとめのない話に終始してしまいました。最後まで御笑読いただき、ありがとうございました。

投稿: motosumiyosi | 2019年2月21日 (木) 22時05分

motosumiyosiさん、こんにちは。

名曲には星の数ほど録音が有りますので聴き手も大変です。結局は好みでということになるのでしょうが。

ヴァントはCDを購入したものの自分としてはいま一つで知り合いにプレゼントしました。質実な演奏だとは思うのですが。

ヴェーグはシフのモーツアルトのピアノ協奏曲全集で素晴らしい演奏をしていますね。このディスクも以前から聴きたいとは思っています。

アバド/ロンドンSOは良いですよね。昔LPで愛聴しましたが、CDでは持っていません。40番もさることながらジュピターがそれ以上に気に入っていました。この頃のアバドは生命感に溢れていて素晴らしかったと思います。

コメントをありがとうございました!

投稿: ハルくん | 2019年2月22日 (金) 12時51分

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