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2011年8月16日 (火)

~サマースペシャル~ ニール・ヤング その2 愛聴盤

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ニール・ヤングはバッファロー・スプリング・フィールドやクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングという実力派グループに所属していた時期も有りますが、活動の大半はソロもしくは自分の結成したバンドを率いてでした。当然、そのほうが彼の強烈な個性が存分に発揮されています。

彼はアルバムを数多く出していますが、僕が特に愛聴しているのは、ニール・ヤングが最も創作意欲に溢れていた時期の完成度の高い2つのアルバムです。ファンの間ではどちらも大変に人気が高い作品です。

「After The Gold Rush/アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」(1970年)

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ソロ活動になって3枚目のアルバムですが、ファンの間では一番人気の高いアルバムではないかと思います。アルバムの流れの中心となるアコースティックのナンバーの数々は、どれもが優しい愛に満ち溢れていて、心の奥底に語りかけてきます。メロディもサウンドもシンプル極まりないのですが、どの曲も大変に美しく何度聴いても飽きさせません。その中で、第3曲「Southern man」では、激しいエレキ・ギターの音が真実のメッセージとなって心に突き刺さってきます。魂を揺さぶられるようです。もうひとつのエレキサウンド・ナンバー第9曲「When you can really love」も、一見古いサウンドなのですが、やはり飽きさせません。主流のアコースティック・ナンバーの間にエレキサウンド・ナンバーが上手く収められていて、全体の味付けのバランスが絶妙なのです。

「Harvest/ハーヴェスト」(1972年)

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「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」に続いて発表された「豊作」というタイトルを付けられた4枚目のアルバムです。前作と比べると、ずっと重くシリアスな雰囲気になっています。サウンドも前作には無かった、本格的なオーケストラが何曲かで使われています。ですので曲の内容もサウンドも、前作よりもずっと聴きごたえが有ります。また全体を通して、アメリカ南部の土臭さも増しているように感じます。良くも悪くも「濃い」わけです。先日、ご紹介した「Heart of Gold」は、このアルバムの第4曲として納められています。もちろんこのアルバムでもアコースティック・ナンバーは、どれもシンプルで美しいのですが、僕はエレキサウンド・ナンバーの第8曲「ALABAMA」と第10曲「Words (Between the Lines of Age)」が、物凄く好きで心惹かれます。第3曲「A Man needs a Maid」や第7曲「There's a World」にはフル・オーケストラが使われますが、演奏しているのはロンドン交響楽団という豪華さです。正規メンバーだけで演奏しているとは思いませんが、プレーヤーの上手さは本物です。

というわけで、この2枚はどちらも優劣が付けられないほどの素晴らしさなのですが、あえて自分の好みで一つだけ選べば「Harvest」のほうを取ります。

Weld これ以外では、激しいエレキギター・サウンドが炸裂する2枚組ライブ・アルバムの「WELD」が素晴らしいです。アルバムタイトルの通り炎のように燃えて、ついには「溶解」してしまうような、熱い熱いパフォーマンスが聴きごたえ充分です。但し、家で聴くときにはご注意を。家族やご近所から騒音苦情間違い無しですので。

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音楽(ロック)」カテゴリの記事

コメント

ハルくんさん、こんばんは

"WELD"、持っていないので、通販で注文しました。
ニール・ヤングのアルバムは、それぞれはっきりとしたコンセプトがあって、中には"TRANS"のような電子楽器を使ったアルバムまであり、ある意味、とても聴き手・聴衆へのサービス精神に溢れたミュージシャンだと思います。
いつまでも元気に活動を続けて欲しいものと思います。
HABABI

投稿: HABABI | 2011年8月19日 (金) 22時21分

HABABIさん、こんばんは。

おっしゃる通り、ニール・ヤングのアルバムはコンセプトがはっきりしていますね。
エレキサウンドのそれと、アコースティクのそれとは全く違いますが、どちらも非常に魅力的なのが凄いです。僕は「ハーヴェスト・ムーン」のようなアルバムも好きですし、「WELD」のようなアルバムも好きです。ただ、このライブ盤は、家で聴くには相当の覚悟が必要です。小さな音で聴いては意味が無いですし、といって大きな音で聴くと、家族や近所に大変な迷惑になりますから。そこで僕の場合は一人で車に乗って、大音量で聴くというのが苦肉の策なんです。
聴かれましたら是非ご感想をブログの記事でお願いします。楽しみにしていますので!

投稿: ハルくん | 2011年8月19日 (金) 23時19分

今晩は、ハルくん様。夏休み特集、楽しませて頂いてます。ニール・ヤングのアルバム何か持ってたよなぁと思って探しました。ありました『FREEDOM』アコースティック中心のアルバムですので大音量でなくとも、バッチリOK牧場!確かに彼は美男でも美声でもなく、それでいて魅力的な人ですよね。ハルくんのおっしゃる通りです。

来週からはモーツァルトの六つ子の兄弟に戻りますか? マンガのおそ松くんや、アッコちゃ~ん、すきすき~ぃ(諏訪内晶子様にかけてみました)のひみつのアッコちゃんになら、リアルタイム年代なので、いくらでもコメント出来るんですけどねぇ。
ハルくんの芸能界デビューの青写真、勝手に描いてみました。ヴィオラ漫談というスタイルはいかがでしょうか?芸名はストレートに『ハルくん』で良いのでは?それを足掛かりに晶子様に近づきゲットするということで…いやいや、年齢差で加トちゃんを見習うなら、大橋のぞみちゃんか芦田愛菜ちゃんと恋に落ちるくらいでなければいけませんな。

投稿: From Seiko | 2011年8月20日 (土) 22時35分

Seikoさん、こんにちは。

ニール・ヤングの「FREEDOOM」をお持ちでしたか。このCDのジャケットって、ニールのカッコがなんとなく昔の泉谷しげるみたいに思えませんか?僕だけかなぁ。

次回あたりからは、またモーツァルトに戻りますよ。またコメントよろしくお願いしますね。

芸能界入りのアドヴァイス、どうもありがとうございます。そうですね、楽器漫談の路線ならやはりヴィオラ漫談でしょうね。コミックバンドはメンバー集めが大変ですし、ウクレレ漫談は昔、巨匠が居ましたし、ギターやエレキベースは最近出ましたし、アコーディオンは弾けないっですし、と考えるとヴィオラしかありません。漫談でデビューして、有名になったら晶子嬢とお近づきになるというのは素晴らしい青写真ですね。果てしなき夢です!

投稿: ハルくん | 2011年8月21日 (日) 18時08分

半年前、コノ作品でNeil Young初体験。40年後に聴いても名盤は色褪せないです。ハーモニーさがスゴいと思いました。
ドリカム中村氏が雑誌で好きな音楽(影響を受けた音楽、だったカモ)に、コレと~Gold Rushを挙げてました。

投稿: source man | 2011年10月 6日 (木) 16時23分

source manさん、こちらへもコメントありがとうございます。

ニール・ヤングの曲と歌にはハマるかハマらないかだとは思いますが、一度その魅力に取りつかれると、非常に効し難いものが有ります。ホント、イイのですよね~。

「Gold Rush」は矢沢栄吉さんですよね。ニールとタイトルの一部が共通していますね。

投稿: ハルくん | 2011年10月 6日 (木) 21時31分

再びこんばんは。
>「Gold Rush」は矢沢栄吉さんですよね。
「After The Gold Rush」です...。分かり辛くて御免なさい。

接続問題。再度ぷらら→セキュリティソフト会社へ電話し、セキュリティ強過ぎたのが原因で、指示に従って設定を変えたら解決しました。

投稿: source man | 2011年10月 6日 (木) 22時34分

source manさん、

こちらこそ失礼しました。
矢沢さんのもBIGヒット盤でしたので。(笑)

接続問題、とにかく解決できて良かったです。また沢山のコメントを楽しみにしております。

投稿: ハルくん | 2011年10月 6日 (木) 23時54分

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