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2011年3月24日 (木)

ブラームス 交響曲第3番ヘ長調op.90 名盤 ~ブラームスはお好き~

東北関東大地震から10日以上が経ちました。東京では交通機関の乱れもかなり改善されましたし、ガソリン不足や計画停電の不自由さも被災地の困窮に比べれば何ということはありません。その被災地でも少しづつ復旧が進んではいるようですが、物資の不足は相変わらず改善されていないと伝えられています。そんな今、こんな風に音楽を聴いていて良いのだろうかという気持ちも有ります。けれども太古の昔から、音楽は人間の生活と切っても切れない存在でした。欧米では戦時中、毎晩爆撃されるような状況下でも、コンサートは続けられました。それを無理に断つというのも不自然な気がします。今、音楽を聴けることに心から感謝したいと思います。

それではブラームスの交響曲特集の再開です。

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「ブラームスはお好き?」という言葉は、フランソワーズ・サガンの同名小説の中で25歳の青年シモンが39歳の離婚独身女性ポールをコンサートに誘う手紙の中で出てきます。ブルックナーでないのは賢明です。デートが不成功に終わる確立が相当高いでしょう。この小説は映画化もされましたが、英語版タイトルでは「Goodbye Again」と変えられました。なにゆえ「さようならをもう一度」なのか。エスプリの効いた原題タイトルに対して、何ともアメリカ的な単純明瞭なタイトルです。映画の内容が分かりやすいことは確かですけれどもね。きっと、原題のままではアメリカの観客は集まらないと考えられたのでしょう。おっと、日本語タイトルも同じですね。

小説の中のコンサートの場面で演奏されるのはヴァイオリン協奏曲という設定ですが、映画でメインで使用されているのは交響曲第3番の第3楽章です。センチメンタルなメロディが大人の恋愛映画によく似合います。この美しい曲を聴きさえすれば、アメリカ人もすっかり魅了されたことでしょう。

それにしても映画のポール役のイングリッド・バーグマンって本当に綺麗ですよね。気品が有りますよね。こんな美人と一緒にブラームスを聴きに行ってみたいものです。映画っていいですね。非現実的で。(苦笑)

つまらない話はこれぐらいにして、第3番はブラームスの交響曲では最も私的な作品だと思います。全楽章がピアニシモで終わるという珍しい構成ですが、他の作品のように妙に凝り過ぎていません。実に簡潔明瞭です。この曲も第2番と同じように、大半がウイーンでは無く、避暑地のウイースヴァーデンで作曲されました。なんでもブラームスは森の中を散歩しながら、くつろいだ気分でこの曲を書いたそうです。

この曲の第1楽章冒頭で本来の6/4拍子が何拍子か分りにくいように聞こえるのは、恩師シューマンの第3番「ライン」の冒頭がやはり3/4拍子が分かりずらく書かれているのと同じです。リズム音型がよく似ています。学生時代に両曲ともアマチュアオケで演奏しましたが、その時に譜面を見てそう感じました。これは弟子のブラームスが同じ第3交響曲ということで、意識して書いたのかもしれません。展開部で身体が大きな波に揺さぶられるれるような部分も聴きものです。第2楽章は一転してクラリネットとファゴットが淡々とした足取りで大人の男の雰囲気を漂わせて歌います。ゆったりと、けれども毅然と歩くような演奏が僕は好きです。第3楽章は甘く美しいメロディがとても有名ですが、後ろ姿に寂しさを漂わせた男の姿が目に浮かびます。終楽章は情熱的に高揚しますが、一気苛性の追い込みがたまりません。

この曲は個人的にはブラームスのシンフォニーの中で最も好きかもしれません。それでは愛聴盤をご紹介します。

41uvmjpcql__sl500_aa300_ ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル(1954年録音/audite盤) ベルリンのティタニア・パラストでのライブです。昨年発売されたRIASボックス盤は、従来のグラモフォン盤よりも音質が飛躍的に向上しました。フルトヴェングラーのブラームス演奏は頻繁にテンポが揺れていて後期ロマン派寄りなのが正直好みでは有りません。造形性に欠けるからです。けれども、これだけ明瞭な音で鑑賞できると、フルトヴェングラーの世界にどっぷり浸かろうという気持ちになれます。終楽章展開部以降の情熱と迫力は凄まじい限りです。なお、このボックスには1949年の演奏も含まれていて更に凄まじい演奏なのですが、音質は大分劣ります。

Brahms_monteux ピエール・モントゥー指揮アムステルダム・コンセルトへボウ管(1960年録音/TAHRA盤) これもライブ録音です。モントゥーのブラームスは世評の割に僕はそれほど感心したことがありません。けれどもこの演奏は中々聞かせます。テンポは中庸ですが、重圧さを感じさせます。この曲の歌謡性と情熱的な要素の表現も意外に自分の肝に合っているように思います。2、3楽章は味わい深く、終楽章は情熱的に盛り上がります。録音はモノラルですが明瞭です。そういえばこの人はブラームスはお好きなんだそうです。(ホントの話)

Brahms_kempeルドルフ・ケンぺ指揮ベルリン・フィル(1960年録音/EMI盤) ケンぺのベルリン・フィルとのEMI録音は1番と3番のみがステレオ録音です。やはり当時のベルリン・フィルのドイツ的な響きは良いのですが、速めのイン・テンポで押し通すので、ややスタイリッシュに過ぎる気がします。逆に遅いテンポが嫌いな人には丁度良いと思います。東芝EMI盤はこの曲でも高音に強調感が有りますので、やはりテスタメント盤で購入されたほうが良いでしょうね。

41gh0rfq9cl_2 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウイーン・フィル(1961年録音/DECCA盤) いつもブラームスの曲からは”壮年の紳士”を連想させられるのですが、この演奏からはアラ・サーのスマートな青年を想わされます。確かに当時のウイーン・フィルの音は非常に美しいですし、流麗な歌い回しも(幾らか過剰なほどですが)魅力です。所々でリズムに更にドイツ的な念押しが有ればとは思いますが、これは自分のブラームスのイメージなので仕方ありません。全体的に若さ溢れる名演で、この3年後に録音したベルリン・フィル盤(DG)よりもずっと好みます。

Bra618 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮シュトゥットガルト放送響(1963年録音/ヘンスラー盤) 大学生の時にこの曲のクナ/ベルリン・フィルの1943年盤の海賊盤を大金はたいて買いました。天地が引っくり返るような巨大な演奏でしたが、そのうち異形に感じられて聴かなくなりました。この最晩年の演奏は、それを更に上回る巨大さで信じられません。ブラームスというよりは、まるで「ニーベルンクの指輪」みたいです。モノラルですが音質は良いので、興味の有る方は一度お聴きになると面白いです。但し腰を抜かさないようにご注意を。

Brahms41rsb0rr8kl_sx355_サー・ジョン・バルビローリ指揮ウイーン・フィル(1967年録音/EMI盤) ゆったりとしたテンポで一歩一歩を踏みしめながら歩みを進めます。情緒豊かで深い情感に覆われているのもバルビローリのファンにはこたえられないと思います。3楽章ではこの人にしては寂寥感が足りないかなと思っていると最後に情緒面々と歌いあげて挽回します。終楽章でもブラームスの古典的造形性が希薄なのが気になります。トータルの出来映えとしては第4番のほうが高いと思います。古いCDのために最新リマスターにありがちな高域強調型でないのがブラームスにはむしろ幸いです。

Cci00062b ハンス・シュミット-イッセルシュテット指揮バイエルン放送響(1967年録音/GreenHILL盤) ライブ演奏ですが、海賊盤ながらも高音質で定評の有るグリーンヒル盤です。オケは南ドイツ的な明るめの音ですが、しなやかでとても美しいです。といってウイーンのオケほど柔らかくはなりません。古典的な造形性とロマンティシズムがこれほど高次元でバランスの取れている演奏は珍しいです。終楽章の高揚感も実に素晴らしいです。なお、カップリングのシェリング独奏のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲も最高の演奏です。未聴の方は是非とも中古店で見つけて聴かれてほしいです。

Brahms_14 ハンス・シュミット-イッセルシュテット指揮北ドイツ放送響(1968年録音/EMI盤) 北ドイツ放送響(NDR)とのライブ録音の全集です。 2番はともかくとしても、北ドイツの楽団の音はブラームスの音楽に本当に合います。バイエルン放送響も音が南ドイツの晴れた空を想わせるのに対して、こちらは北ドイツのどんよりした曇り空のようです。ドイツ的ということももちろんですが、非常に内向的な演奏だと思います。1、4楽章は外面的な爆発は一切無く、3楽章の歌い方も実に地味です。個人的にはバイエルン放送盤のほうを好みます。

4110061114クルト・ザンデルリンク指揮シュターツカペレ・ドレスデン(1972年録音/DENON盤) ザンデルリンクが全盛期のSKドレスデンを振った旧全集ですが、相変わらず遅めのインテンポを頑固に守り、強固なリズムとマルカート奏法がドイツ的な重厚さを生み出します。それが推進力と黄金比のバランスを取っています。1楽章展開部の大波に揺れるような凄みや、終楽章の充実感も最高です。SKドレスデンの柔らかで目のつんだ音の弦に管が完全に溶け合って、実に厚みのある音を聞かせます。管のソロ奏者達の上手さも本当に魅力的です。録音から40年経た今でもこの音と演奏を越えるものは未だに聴いたことが有りません。

522 エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(1972年録音/Scribendum盤) モスクワでのライブ録音です。4番の演奏なんかもそうですが、ムラヴィンスキーの演奏としては良くてもブラームスとしては不満です。まず各パートのリズムにドイツ的な厳格さが足りません。全体の響きも一つに溶け合ったドイツ的な厚みを感じません。ムラヴィンスキーとしては精一杯客観的な演奏を行なっているのは分かりますが、伝統の重みというのはそれほど簡単には片付けられません。

Brahms_bohem_14 カール・ベーム指揮ウイーン・フィル(1975年録音/グラモフォン盤) ウイーンで録音された全集盤です。この曲ではウイーン・フィルの透明感のある響きがややマイナスに感じます。ドイツのオケのようにマルカートで無く流麗に過ぎるので全体的にムード的に聞こえます。遅いテンポの2楽章は特にダレているように感じます。ならば3楽章に期待したいところですが、意外に面白くありません。終楽章の高揚もいま一つですし、ベームのブラームスとしては消化不良に感じます。

515r2b7qvll__ss500_ ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送響(1983年録音/オルフェオ盤) これもミュンヘン・ライブの全集盤です。幾らか明るくてもドイツ的なオケの音は好ましいですし、クーベリックの指揮に不満は無いのですが、しいて言えば中間楽章がいま一つです。2楽章のリズムに厳しさが欠けるのと、3楽章の歌いまわしがやや物足りません。両端楽章は非常に充実していて聴きごたえが有ります。全体としては中々に良い演奏だと思います。

Suitner_brahms3 オトマール・スイトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン(1985年録音/シャルプラッテン盤) スイトナーの80年代のブラームス全集は全てが気に入っている訳ではありませんが、3番の演奏はとても好きです。弦と管が柔らかく溶け合った響きが厚みを感じさせてとても良いです。1楽章の重厚なテンポは聴きごたえが有りますし、2楽章も味わいが有ります。3楽章はしなやかに歌いますが節度が合って良いです。終楽章はじっくりとしたインテンポですが、非常に高揚感が有ります。時に重く念押しするリズムもたまりません。

Vcm_s_kf_repr_500x500 クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン響(1990年録音/カプリッチオ盤) 旧盤に比べてテンポが大分遅くなりました。ところが推進力を失ってしまったので、聴いていてどうももたれます。終楽章などはスケール感は有りますが、緊張感に欠けます。またベルリン響をどうしても旧盤のSKドレスデンと比べてしまいますが、個々の奏者の力量では全く敵いません。残響の非常に多い録音もムード的に聞こえるので余り好きではありません。

41mqvx5jevl__sl500_aa300_ カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウイーン・フィル(1990年録音/グラモフォン盤) 全集盤の録音です。1楽章は遅めの非常に良いテンポです。イン・テンポを守るのも良しです。音には張りと緊張感が有ります。但し、ドイツ的な武骨なリズムの強調よりは、流麗なカンタービレが印象的です。2楽章の味わいも良いですが、3楽章の主題を弱い音で控えめに奏でるのがユニークです。4楽章も遅いインテンポですが、ライブのような迫力が有ります。金管が前面に出がちで、音色も明るいのは北ドイツ・スタイルとは異なりますが、感興の高まってゆくのにぐいぐい惹きこまれます。

F6421 クルト・ザンデルリンク指揮ウイーン響(1997年録音/WEITBRICK盤) 3年前に発売されたときにこのブログで酷評して以来、ほとんど聴きませんでしたが、棚にはまだ残されていましたので改めて聴いてみました。うーん、やはりオケの響きが柔らかいのは良いとしても厚み不足なのですね。ザンデルリンクの指揮にも厳しさが有りません。ベルリン響との新盤よりは良いかもしれませんが、SKドレスデンとの旧盤とは全く勝負になりません。残念ながら3年前と感想はほとんど変わりませんでした。

というわけで、マイ・フェイヴァリットは不動明王(?)のザンデルリンク/シュターツカペレ・ドレスデンです。これはザンデルリンクの旧全集の中でも1、2を争う名演なので当然です。次点としては、海賊盤ながらもシュミット-イッセルシュテット/バイエルン放送響盤を置きたいです。これも本当に素晴らしい演奏です。そして僅差で続くのがスイトナー/シュターツカペレ・ベルリン盤です。

さて皆さんは、どのブラームスがお好きですか?

<追記> ジュリーニ盤、カラヤン盤、バルビローリ盤を後から加筆しました。特にジュリーニ盤は、ザンデルリンクには及ばないまでも、次点グループに充分割って入ります。ウイーン・フィルの3番としては最上ではないでしょうか。

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コメント

ハルくんさん、こんばんは

この曲での小生の好みは、カラヤン指揮ウィーン・フィルによる1960年録音です。この頃のカラヤンの演奏が好きで、特にウィーン・フィルとの録音はいいと思います。
学生時代に学生オーケストラによる演奏を聴いたことがありますが、まさにこちらの身体も揺れる熱演で、今も少し記憶に残っています。
早く、地震・津波による被災者が救援され、そして被災地の復興が図られることを祈ります。HABABI

投稿: HABABI | 2011年3月22日 (火) 00時02分

HABABIさん、こんばんは。

カラヤン/ウイーンフィルのDECCA録音では1番は聴きました。ベルリンフィルとはタイプの異なる良い演奏でしたね。3番は未聴ですが、ドイツ的とはまた異なるウイーン的な音が魅力ですね。

僕は大学時代に学生オケでこの曲を弾きました。就活中で練習には余り参加しなかったものの、いざ本番では大いに熱演してしまいました。熱演はアマチュアの特権ですからね。

投稿: ハルくん | 2011年3月22日 (火) 23時47分

ハルくん、こんにちわ

都内の余震も中々、終わらないですね。本日(3/23)も午前中、結構、強く感じた地震が続きましたし。これでは、LPレコードは恐くて、かけることはできません。その上、福島原発事故の余波の放射線物質もいよいよ、都内の水道まできましたし、計画停電もまだまだ続くようです。

イングりット・バークマンの出演映画って、結構、観ているつもりだったのですが、中年以降のものはほとんど観ていないので、「さよならをもう一度」に出演していたことは初めて知りました。

フランソワーズ・サガンの小説は結構、読んでいますので、「ブラームスはお好き」は読んでいますが、私の趣味の話ではなかった記憶があります。サガンの作品では「スウェーデンの城」が最も好きです。

ご紹介いただいた録音はいずれも持ってませんが、持っているステレオ録音では、カイルベルト指揮ハンブルグso.、クレンペラー指揮フィルハーモニアO.、シューリヒト指揮南西ドイツ放送so.等があります。この3つは中々のものだと思います。

投稿: matsumo | 2011年3月23日 (水) 16時43分

matsumoさん、こんばんは。

サガンの「ブラームスはお好き」は小説としては特別に優れたものとも思わないのですが、アラフォー女性の心理模写が凄くよく出ているのが面白いと思います。若いころは全く理解できませんでしたが、今読むと結構「なーるほど」と思うところが有ります。

カイルベルト、クレンペラー、シューリヒトの三者とも聴いた記憶は無いと思います。中ではカイルベルト盤は聴いてみたい気がします。ブラームスの故郷ハンブルグのオケのようですしね。

投稿: ハルくん | 2011年3月24日 (木) 00時22分

 ハルくんさん、こんにちわ。

地獄絵を観ているようで気が晴れません。
寝ながらNHKラジオ深夜便をイヤフォンで聴いていましたところ、いい音楽が流れてきて目が覚めました。
ブラームスの交響曲第3番の第3楽章とベートーヴェンの田園の第1楽章がアレンジされていましたが、ブラームスが心に沁みました。
こういう、どうしようもない気分にある時はブラームスが癒しになると思いました。
「いぶし金」のような落ち着いた色彩感と哀しみを背負いながらも安定した管弦楽の香りは、ブラームスしかいないと思いました。

そこで今日の通勤音楽は「ハイドンの主題による変奏曲」と交響曲第3番です。
第3番の第3楽章はいいですが、第1楽章と第4楽章はドーソーミレドーーーー(移動ド)と同じ旋律で静かに余韻を残して終わるように聴こえますが、いいですねー。

このCDは特に選んだわけではありませんが、カラヤン指揮ベルリンフィルで1988年10月録音です。

投稿: たつ | 2011年3月24日 (木) 21時02分

たつさん、こんばんは。

ブラームスの曲って、哀愁が一杯に漂って寂しいのですが、凄く癒しになりますね。落ち込んだ気持ちにそっと寄り添ってくれるようです。ベートーヴェンだと真正面から「しっかりしろ!」とハッパをかけられるようです。

仰る通り、この曲は4つの楽章が全て素晴らしいですね。ホント好きなんですよねー。

カラヤンは以前、1960年頃のものと非正規LIVE盤を持っていました。昔は結構好きだったのですけど、いつの間にか聴かなくなってしまいました。

投稿: ハルくん | 2011年3月24日 (木) 22時10分

こんにちは。先週、今週と二度首都圏へ行きましたが、羽田も東京駅も照明を減らしているので薄暗いですね。

この曲はもっとも好きな交響曲の一つです。演奏する機会は一生無いように思いますので、うらやましい限りです。3楽章は木枯らし吹く深夜の都会の歩道をとぼとぼ歩いているような気持ちになります。ときどきブラームスはこういう都会的な音楽を書きます。1楽章が長調なのに4楽章が短調というのもブラームスらしいです。ベートーヴェンやチャイコフスキーの泣き方とちがう、男のすすり泣きのような曲です。演奏は誰のがいいのか・・・ふだんはマズアとライプツィヒの4曲セット録音を聴いています。

投稿: かげっち | 2011年3月31日 (木) 12時36分

こんにちは。連続投稿です。
3番もザンデルリンク/SKD買いました。ハルくん好みの重厚さですね。私は美しく演奏したこの曲も好きなので、ベーム/WPhや、カラヤン/WPh('61デッカ)も結構聴いています。でも終楽章はザンデルリンクの圧勝かな。
遅い演奏が好きな私ですが、速めの3番というのも時にはいいもので、カラヤンはなかなかの演奏と思います。
スイトナーは確かに2番より3番の方が名演だと思います。「念押し」は一番目立ちますね。でも提示部繰り返しが大嫌いな私にはファーストチョイスにならないのです。

投稿: まっこい | 2011年4月10日 (日) 17時56分

まっこいさん、コメントを沢山ありがとうございます。

ブラームスは流麗さよりは重厚さを重要視していますので、ザンデルリンクは理想です。
SKDの響きも一度とりつかれてからは離れられません。

カラヤンは60年代のDG盤を久しぶりに聴いてみたところ余り気に入りませんでした。ウイーンフィルの方が良いかもしれませんね。

投稿: ハルくん | 2011年4月11日 (月) 07時59分

ハルくんさん、こんばんは。saraiです。

ようやく、ザンデルリンクのベルリン交響楽団の全集を聴き終わりました。音の響きの明晰さが今一つでしたが、ザンデルリンクの名に恥じない名演奏でした。確かにテンポが遅いかもしれませんがスケール感の大きな演奏。
この3番にコメントしたのは、3番の3第3楽章、第4楽章の美しさにほれぼれとしたからです。この部分に関してはベストといってもいいほど。ハルくんさんとは、感じ方が違ったようですが、それもいいでしょう?
いずれにせよ、ザンデルリンク好きには見逃せないCDでした。

投稿: sarai | 2011年8月19日 (金) 18時58分

saraiさん、こんにちは。

ザンデルリンク/ベルリン響盤をお聴きになりましたか。
仰るとおりにスケールの大きさは大したものですね。正に本当の大人のブラームスという気がします。
ドレスデン盤との違いは記事に書いた通りですが、これはあくまで僕の好みです。saraiさんは御自身の感じ方でもちろん宜しいわけです。そこがクラシック鑑賞の面白さですからね。
ザンデルリンク好きな方には是非両方とも聴き比べられてほしいですね。

投稿: ハルくん | 2011年8月19日 (金) 20時47分

ブラームスって胸を締め付けられるんですよね。特にこの第3は。ハルくんのこの曲の名盤評を読んで、丁寧に聴いていることに感心しました。ハルくんのカラヤン/VPO、ジュリーニ/VPO、クレンペラー/PO盤評を是非お聞きしたいと思いました。私が好きなのはフルトヴェングラー/BPOの1949年ライブとカラヤン、ジュリーニのVPO盤です。

投稿: じゅり | 2011年9月 1日 (木) 21時33分

じゅりさん、こんにちは。
ご丁寧なコメントを頂きましてどうもありがとうございます。

フルトヴェングラーの1949年盤は録音を除けば凄い演奏ですね。それだけが残念です。

カラヤンは同じころのベルリンフィルとの演奏は良く聴きました。最初は好きだったのですが、スマート過ぎるのが好みに合わなくなり聴かなくなりました。ウイーンフィル盤は一度聴いたと思うのですが、余り記憶がはっきりしていません。ジュリーニ/ウイーンフィルは一度聴いてみたいですね。申し訳ありませんが、しばらくお待ちください。

またのコメントをお待ちしておりますね。

投稿: ハルくん | 2011年9月 1日 (木) 22時31分

台風が去るとすっかり秋めいてきて、ブラームスの季節になりましたね。この第3番を学生時代にFMでたまたたま聴いたがために、ブラームスとクラシックにはまってしまったという、思い出のある曲です。
でも、手持ちのCD5枚にはぴったりくるものがないので、またCDを探し始めました。
上げられている録音のなかで、NMLで全曲試聴してみたザンデルリンク/ベルリン響盤は、テンポが遅く全体的に重たくて、枯れた黄昏のような印象で、残念ながら私には重すぎました。
スイトナーの方は、テンポ感とリズムの刻み方が感覚的に合うのと、流麗すぎず叙情過剰でないところが良い感じです。これはもうすぐ廉価盤が出るようですね。
一番お勧めのザンデルリンク/SKD盤は試聴ファイルだけ聴いても、スイトナーよりさらに良い感触。どの楽章も良さそうですが、特に第4楽章は好みにぴったりかも。
全集版は輸入盤がありますが、DENONは全集では出していないのですね。DENONの方が音が良いように思えるので、好きな3番と4番のCDを買うつもりです。
ザンデルリンクのブラームスなら、グリモーのピアノ協奏曲第1番のCDも持ってますが、グリモーの和声の響かせ方に独特なものがありますね。昔聴いたときの印象は良かったはずなので、聴き直してみたくなりました。

投稿: yoshimi | 2011年9月23日 (金) 14時47分

 こんばんわ。

 ブラームスの話題、いいですね~
今はブラームスの「交響曲第3番」と「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」が、私の孤独感のようなものに共感してくれ、一緒に音楽がブラームスがそばについていてくれるようで、まるでお遍路さんは一人ではなく弘法大師さんが一緒にいてくれるかのようです。
ブラームスの3番でも第3楽章もいいですが第4楽章の第2主題がいいな~と思うようになりました。
このために通勤音楽として第4楽章を繰り返し聴いています。
同様、二重協奏曲も繰り返し聴いており、特にヴァイオリンが孤独で「私も孤独ですよ」と囁いてくれていいですね。

このところ話題がモーツァルトで、私はモーツァルトは、わからないので、ついていけませんでした。
ピアノ協奏曲第20番、第24番や交響曲やピアノソナタを聴いても美しさと哀しさはわかるんですが「水、清ければ魚 棲まず」の諺のように思ってしまいます。
私のような者には、もう少し不純物がある水の方があっているのかも知れません。

投稿: たつ | 2011年9月23日 (金) 21時23分

ハルくんさん、みなさん、こんばんは。

ん~、本当にブラームスの季節がやって来ましたねぇ~! 彼の音楽・殊にシンフォニーの第3番は、感傷の秋・そこはかとない哀愁の季節にぴったり~。

人口に膾炙していると言うものの、この曲の第3楽章に何度涙を流し、何度報われない思いを慰められたことかぁ~!

正に僕にとっては、青春の記念碑・詩的感傷の宝庫です。辛いこと、悲しいことがあっても、決して口に出しては言わない、男の背中の哀愁とでも言いますか~…

しかしながら、未だにこれぞ!という名演・名盤に巡り合っていません。ハルくんさん、ご推薦はやはり、ザンデルリンク/SKD盤ということになるのでしょうか? 

投稿: kazuma | 2011年9月24日 (土) 23時31分

yoshimiさん、こんにちは。

いつの間にか秋の訪れが感じられるようになりましたね。秋は本当にブラームスを聴くのに良い季節です。

ザンデルリンク/SKD盤については記事中に書いたとおりなのですが、4曲の演奏の中でも特に優れているのが、3番と4番だと思っています。是非じっくりお聴きになられていてください。
ピアノ協奏曲1番の演奏もグリモーのピアノともども非常に素晴らしいと思います。
ご感想を楽しみにしていますね。

投稿: ハルくん | 2011年9月25日 (日) 18時38分

たつさん、こんにちは。

交響曲第3番も二重協奏曲もどちらも本当にブラームスらしい、最高の作品の一つですね。僕も大好きです。

モーツァルトの音楽も同じように最高だと思っていますが、確かにタイプが異なるので、こればかりは好みということになるでしょうか。
でも本当に素晴らしいのですよ~。

投稿: ハルくん | 2011年9月25日 (日) 18時47分

kazumaさん、こんばんは。

ブラームスを愛するファンが口をそろえて仰るのは、「秋はブラームスの音楽によく似合う」ですよね。ですので僕も毎年、秋が楽しみなんです。
そして、シンフォニーならば、秋にはやはり3番、4番ですね~。
ザンデルリンク/SKDのこの2曲の演奏は、僕にとっては完全無比に思えます。是非聴かれてみて下さい。

投稿: ハルくん | 2011年9月25日 (日) 22時05分

ヴァントの旧盤が断然素晴らしいと思います。
どこにも重苦しさがなく流麗だからです。
また北ドイツ放送響の響きや管楽器の音色も魅力的です。

ブラームスの交響曲はこのように「古典的に」
スッキリと演奏してほしい…
と個人的に思います。

投稿: 影の王子 | 2013年8月 7日 (水) 21時26分

影の王子さん

北ドイツ放送響の暗い音色はブラームスにピッタリですよね。
ただ、自分は「流麗」「すっきり」というよりも「武骨」「ずっしり」のブラームスの方が好みなのです。その点ではヴァントの演奏は好みからは少々外れているかもしれません。

投稿: ハルくん | 2013年8月 7日 (水) 23時31分

フルトヴェングラー1954年盤は
中学時代にDGのLPで聴いてましたが
地味な印象しかありませんでした。

ところが現在のaudite盤では本当に素晴らしいと思えます。

(CD化で感動しなくなった1947年5月27日の「運命」
とまったく反対です)

同じCDに収録された同日の「ドン・ファン」
と「トリスタン」も実に素晴らしく

録音の良いフルトヴェングラーは最高だと思えます。
(それが少ないのが残念です…)

投稿: 影の王子 | 2013年10月18日 (金) 23時18分

影の王子さん、こんばんは。

フルトヴェングラーのブラームスは個人的には必ずしもベストというわけでは無いのですが、確かにaudite盤が出てからは、随分と印象が変わりましたね。

フルトヴェングラーに限らず、LP盤のほうがCDよりも感動を呼ぶという経験は、しばしば有りますね。そういう録音を現在両方で聴き比べてもやはりそのように感じます。

投稿: ハルくん | 2013年10月19日 (土) 02時40分

おはようございます。ブラームスの3番は本当にいい曲ですが演奏は大変難しく感動させられる演奏はそうたくさんはあるものではありません。
フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、ザンデルリング、スイトナーSKB盤などの定番はさておき、無性に聴きたくなって
最近ゲットしたしたものはアバドの新旧盤、サバリッシュの旧盤、スイトナーのN響盤、カイルベルトのバンベルグ響盤とウィーン響盤、アーベントロートのチェコフィル盤、テンシュテット盤、ディビスのドレスデン盤、フルネの都響盤、ケンペのミュンヘン盤、ベイヌムのコンセルトヘボウ盤、ハーディング盤、レバインのウィーンフィル盤、ハイティンクのコンセルトヘボウ盤、とまあひと月間で一気にここまで揃えました。この先はウィーンフィルものでバーンスタインとジュリーニが聴きたいとおもっています。この中ではビックリしたことにアーベントロートのチェコフィル盤とハイティンクのコンセルトヘボウ盤は予想以上の出来でした。そして、昨日フルネと都響盤を聴き久しぶりにこの曲で感動しました。フルネの人間性とこの曲の優しさ、そして私の思いが一致したものだったとおもいます。
以上この曲聴きまくりの状況報告まで。

投稿: まつやす | 2013年10月20日 (日) 10時31分

まつやすさん、こんにちは。

いやー、わずかひと月でそんなに入手されたのですかぁ。(唖然)
3番、お好きなのですねぇ。自分ももちろん大好きですが、最近は新しいものはほとんど入手していません。結局は行きつくところ、自分にとってザンデルリンク/SKDを越える演奏は考えられないからです。
でも、比較的最近ではジュリーニ/VPOは結構楽しめましたね。
SKドレスデン、ゲヴァントハウス、北ドイツ放送響あたりの演奏であれば、まだ色々と聴いてみたい気はします。
エッシェンバッハが北ドイツと再録音しませんかねぇ・・・

投稿: ハルくん | 2013年10月20日 (日) 11時23分

ハルくん様

morokomanです。

すっかり秋ですね。なので「自分の宿題」として課していたザンデルリンク/ドレスデンSKのブラ3(もちろん旧盤)を購入し、聴きました。


                いやはや、素晴らしい!


                 これぞ、神技!!


そのように唸りたくなる、私の出会った「最高のブラ3」でした。

ブラームス愛好家の方々が、「ここはこう鳴ってほしい」「この部分はこのように音楽が流れてほしい!」という願いを、ことごとく実現しているのではないか、と思えるほどです。

いえ、私ですらそう思ってしまうほどですから、私などよりもはるかにブラームスを愛していらっしゃる方々にとっては、もうたまらない感動だと思います。
ハルくん様をはじめ、ブラームス愛好家にたくさんの「ザンデルリンク信者」がいるのもわかりますね。

次はいよいよ「晩秋のブラ4」ですね。11月に購入予定です。

投稿: morokoman | 2013年10月25日 (金) 20時13分

morokomanさん、こんばんは。

ザンデルリンク/SKDのブラ3を聴かれたのですね。とても気に入られたようで良かったです。
自分が初めて耳にしたザンデルリンクのブラームスは3番でしたが、1楽章を聴いただけで完全にノックアウト。全曲を聴き終えては何を言わんやです。
ザンデルリンクの指揮とSKドレスデンのどちらが欠けてもこの演奏は生まれなかったでしょう。それもあの当時の両者だからという、正に奇跡的な組み合わせの録音だったわけですね。

4番も全く同傾向の演奏で最高ですよ。そちらのご感想も楽しみにお待ちしています。

投稿: ハルくん | 2013年10月25日 (金) 23時28分

レスありがとうございます。

>1楽章を聴いただけで完全にノックアウト。

第1楽章を聴き終えた後の真っ先の感想が「ハルくん様のおっしゃるとおりだった。まさに神技だ……」でした。

私はブラ3第1楽章は、大っ嫌いでした。ガキ(小学4年生)のころ、実家のレコード棚に、母が購入したレコード集のなかから、ブラ3のレコードがありました。

ガキ心に、どんな曲なんだろうとプレーヤーにかけてみたのですが、その演奏のひどかったこと。第1楽章は力みかえり、音楽が七転八倒するかのようでした。まるで楽想の貧困さに陥ったブラームスが、何とか音楽をひねり出そうともがき苦しみ、周囲に頭をぶつけまわってもだえるような演奏でした。

無名の指揮者とオーケストラによる演奏でしたが、子供心に「ブラ3って、こんなおぞましい音楽なんだ」と潜在意識に刻印されてしまいました。

中学生になって、ブラ4に感激してからレコード集めをしました。ワルターからはじまり、さまざまな指揮者のブラ3を聴きましたが、第1楽章はやはり力んだ爆演タイプのものばかりでした。

あのトラウマになった初体験に比べれば遥かにマシでしたが、どうにも「第1楽章=力みきった、苦みもだえるブラームス」という自分の固定観念を払拭させるまでにはいたりませんでした。

それが払拭されたのはずっと時代が下って、ヴァント/北ドイツ放響の新旧両方の演奏でした。私はこのヴァント盤の登場で「ブラームスの全集をこれ以上購入することはない」と決意しました。買ったところで、力みを感じさせられるブラームスを繰り返して聴くばかりだ、と思ったからです。決意には、それなりの根拠があったのです。

ところが……今回のザンデルリンク/ドレスデンSKによる第1楽章は、ヴァント盤以上に力みのない音楽でした。

いえ、どころか更に「人間の作為」すら感じさせることのない、ひたすら音楽だけが滔々と流れ、それにもかかわらずブラームスの意図が聴く私にビシバシと伝わってくるのです。(ヴァント盤には、まだ「作為」を感じさせられました)

           
          これを「神技」と言わずしてなんと言うのか!


生まれて初めてです、「ブラ3の第1楽章って、こんな良い曲だったんだ」と思ったのは。

もっと書きたいところですが、あまり長くなってしまっては申し訳ないので、このへんで。(第2楽章以後の素晴らしさについては、また後で書きます)

やはり、人様のご意見は大切にしなければ……。あらためて悟りました。

投稿: morokoman | 2013年10月26日 (土) 23時25分

morokomanさん、こんにちは。

演奏によって、曲の良さがどのぐらい伝わるかというのは重大な問題ですね。少なくともプロの演奏家は肝に銘じてほしいところですね。

「他人様の意見を大切にしなければならない」というのは真実ですね。一方で「他人の意見を参考にしても、良し悪し(好き嫌い)の判断を下すのは結局は自分」というのも真実です。
「自分の耳を磨き上げる為の他人の意見」ということなのでしょうね。

投稿: ハルくん | 2013年10月27日 (日) 12時43分

前回はちょっと長文になってしまいました。反省してます。

ザンデルリンク&ドレスデンSKのブラ3について。これで最後です。

第二楽章以後についてです。
以前、私がブラ3を聴いて連想するイメージの駄文を書いたことがあります。

ブラームス愛好家が心の目で観る「孤独や哀しみに耐える大人の男性のイメージ」ではなく、「晩秋の冬篭りに備える動物や昆虫のイメージ」という、一風変わったものでした。私は音楽に「自然」を感じる人間でしたので、こんな連想になったのでしょう。

自分の個性と割り切っていたのですが、他人様が観えるものが観えないわけで、やや寂しさを感じました。ですがザンデルリンク盤のおかげで、とうとう私も観、感じました。

「孤独や哀しみ、寂しさをこらえながらもそれを押し隠し、背筋を伸ばし毅然とふるまう男性の姿」を。

終楽章では、そうした孤独、哀しみ、苦しみに心で涙しながらも、他人にはそれを見せずに、決然と困難に立ち向かう男性のイメージを。


      か、カッコいい……カッコいいぞ! ブラームス!!


「ああ、ここに愛好家の方々は深く心を揺さぶられるのだな……」私もじわ~っと感動が……。

「冬篭りの自然のイメージ」など、どこかにいってしまいました。

ザンデルリンク&ドレスデンSK旧盤は、私にとっても神盤ですね。

先週は、私にとって実に素晴らしい週でした。この盤のほかに、もうひとつ素晴らしい演奏と出会いました。長くなりますので、それはまたページをあらためて。

11月入手予定の「晩秋のブラ4」すごく楽しみです。また来月はもうひとつ、クーシスト独奏のシベリウスのヴァイオリン協奏曲を入手する予定です。

P.S やっぱり長文になってしまいました。すみません。

投稿: morokoman | 2013年10月28日 (月) 22時04分

morokomanさん、こんばんは。

長文でも少しも構いませんよ。どうぞご遠慮なく。

ある音楽を聴いて自分のイメージを持つのは悪いことではありませんし、「冬篭りの自然のイメージ」というのも良いではないですか。
でもザンデルリンク盤から、上記のようなイメージが自然に湧いてこられたのでしたら、それもまた良しですね。
どんなイメージが湧こうとも、この演奏の素晴らしさは圧倒的だと思います。

クーシストのシベリウスのヴァイオリン協奏曲ですが、是非とも聴かれてみて下さい。自分にとっては独奏も管弦楽も絶対的にナンバーワンの演奏なのですが、他の方からは必ずしも同意見の感想を聞いているわけではありません。自分の耳がおかしいのかと思うほどですが、いやいやそんなはずは無いと思います。
シべリウスを誰よりも愛するmorokomanさんにどのように聞こえるのか、とても興味深いです。忌憚のないご感想を心待ちにしています。


投稿: ハルくん | 2013年10月28日 (月) 23時49分

ようつべっていいですねー。
モントゥー+KCOライブとかザンデルリンク+SKDとか、聞けちゃうんですもの。
MP3の音質でも、ちゃんと多少ましなスピーカーユニットにつないで聞くと、なんとなく名盤の意味がわかるもんです。
ところで、ケンペ+BPO(1960)を聞いたところ、良さそうな感じしたんですが、、、
ご紹介、ありがとうございました。

投稿: ぐりぐりももんが | 2013年11月17日 (日) 19時09分

ぐりぐりももんがさん、こんばんは。
コメントを頂きまして誠にありがとうございます。

YouTubeは本当に有り難いですね。なんでも聴けますからね。

ケンぺ/BPOは良いのですが、非常にスタイリッシュなのが自分の好みとはちょっと異なります。でも好みの問題ですからね。
何といっても、この人はやはりドイツの名匠です。

投稿: ハルくん | 2013年11月18日 (月) 22時58分

こんばんわ、まつやすです。ブラームス3番キチガイもついにここまで来ました。と言っても ゲテモノ聴きではありません。はい、スヴェトラーノフです。彼にはロシア国立響とスウェーデン放送響ととの2種類のブラームス全集があったかと思います。それらも聴きたいとは思いますが、今日の一枚はNHK交響楽団との1993年のライブです。これは93、95、97、99、00の5回N響の指揮台に立ったスヴェトラーノフのたった一度のブラームスの共演だそうで、これがどこかの記事で大変良い演奏だと読んだことがありとても気になっていました。私はN響のこの曲はマタチッチ、スイトナーと持っていて3種類の演奏を聴き比べる面白さは格別のものがあります。一番豪快なのははやりマタチッチ、スイトナーは1989年最後の来日時のもので大きな構えで優しく力強い演奏ではやりこれが一番しっくりくるか、そしてスヴェトラーノフの演奏は最初の共演の年の二つ目のプログラムに含まれていたものでこの曲でコンサートは終わっているのでした。ビックリするのはまだお互いそう深い関係ではないにも関わらず、これだけの演奏をN響がしていることでN響の技術も一番良い出来でいい音楽をきかせてくれるって感じです。そうだ、ブロムシュテットのはCDで発売されるのかなあ?、あっ、そう言えばサヴァリッシュはN響との全集がありましたね、ますます色々聴きたくなるブラームス3番です。

投稿: まつやす | 2013年12月 5日 (木) 23時04分

まつやすさん、こんにちは。

ブラ3の大ブームはとどまるところを知らないようですね。(笑)

スヴェトラーノフのブラームスって、余り聴いた記憶が有りませんが、僕はスウェーデン放送響とのものに興味が有ります。ザンデルリンクがブラ4の非常に良い演奏をしていたものですから。

まだまだ聴いていない演奏は世の中に沢山残っているものだと改めて認識させられます。3番もそうですが、4番もまだまだ色々と聴いてみたいなぁ。

投稿: ハルくん | 2013年12月 6日 (金) 13時00分

こんばんわ、まつやすです。ブラームスの第3番、まだまだ続きます。今日はエドァルト・リンデンバーグのを聞いてみます。この名前を聞いてあ~ぁ、あの人ねぇと思う人はどれくらいいるのでしょうか?調べてみるとルーアニアの指揮者らしいのです。60年代の終わりに録音されたこの演奏、オーケストラは北西ドイツフィルハーモニー交響楽団とあります。そうです、40年くらいも前に1000円盤でエラートレーベルから出ていたLPを思い出すでしょうか?白地に花柄だったかなあ?しかも1番から4番までの4曲が聴けるものでした。それが今CDになっているのです。1番と2番は2枚組で、3、4番は一枚でapexというレーベルから出ているのです。私は先日これをすべて手にいれて聴いたのですが、これまたなんとも素晴らしい全集なのでした。特に3番です。このオーケストラの実態はわからないとあちこちで書いてありましたがwikiで調べると色々書いてあるようです。その内容はここでは書きませんが演奏の方はこれぞホンマモンのブラームスとでも言いたくなるよう良いえんそうなのです。もしもこの曲をこの演奏で初めて聴いたらきっと満足してしまいます。それほどブラームスらしく実に堅実な演奏となっています。第一楽章、第四楽章がゆっくり目なのも誠実な演奏に拍車をかけているかのようです。あ~ぁブラームスってこういう音楽だったのかぁと思わせるに十分のアプローチでした。今日はエドァルト・リンデンバーグを聴いてみました。

投稿: まつやす | 2013年12月 7日 (土) 22時52分

まつやさすさん、こんばんは。

「まつやすさんのブラ3日記」ですね。(笑)
今日はエドァルト・リンデンバーグですか。確かに廉価盤のLPに有ったような僅かな記憶が有ります。けれども聴いたことはありません。
北西ドイツフィルハーモニーもですが、わりと最近来日しましたね。ドイツのローカルオケは素晴らしいところが多いです。大抵はドイツ人が団員を占めるので、インターナショナルな現在のベルリンPOよりも遥かにドイツ的な音を出しますね。ブラームスの良い演奏をしても不思議は有りません。
機会あれば聴いてみたいものです。ありがとうございました。

投稿: ハルくん | 2013年12月 8日 (日) 23時07分

ハルくんさん、みなさま、今年ももう終わりますね。私の今年の終わりに聴く曲はそうです、ブラームスの交響曲第3番です。いったいいつまでこの曲を追っているのでしょうかねえ、たぶん来年も追い続けることでしょう。さて、今回のご紹介はハイティンクとロンドン交響楽団によるライブとヴィトルド・ロヴィッキとワルシャワフィルによるものです。1962年録音のロヴィッキの第3番、altara archiveから出ていました。実は第2番と第4番がすでにあってそちらが素晴らしかったので期待をしていたのですが、ようやく手にいれることができました。第一楽章は早く男性的にグイグイとすすめられて爽快ですし、続く第二楽章は実にじっくりとしっくり演奏されています。薫り立つような表現は第一級です。そして第三楽章、もたれることこそないものの十分に唄ったもののあと最終楽章はきびきびと快活に進められていく。それにしても録音も素晴らしいものだと思います。普段は聴こえない音があちこちに出てくる、このブラ3は秀演です。そしてもうひとつがハイティンク、こちらのほうは2004年6月16日の私の誕生日に演奏されたもので、この二つの演奏は40年以上の開きがあることになります。早くなく遅くない第一楽章はハイティンクの特徴が如実に出たもので大変聴きやすい。第二楽章は少し早めにすすめられていく、これも彼の特徴か?。そして第三楽章は優美に力強く響く!さて最終楽章です、出だしから早めにすすめられていく、少しばかり空回り気味だったか、全曲を聴き終わっての感動はわいてこなかった。しかし最新録音であり充分にシンフォニックであった。ライブというのに拍手もなし、咳払いもなしでした。それにしてもブラームスの交響曲第3番はいいですねえ。今年はこれまでにします。みなさま、良いブラ3をお聴きくださいませ!

投稿: まつやす | 2013年12月30日 (月) 21時58分

まつやすさん、今年1年有難うございました。

まつやすさんのブラ3のコメントだけで、ブログが開設できてしまいそうです。(笑)

ロヴィッキとワルシャワ・フィルのコンビのショパンの協奏曲のオーケストラ演奏は最高だと思います。ああいう調子でブラームスを演奏すれば確かに素晴らしいかもしれませんね。

ハイティンクはSKドレスデンとのブラ1は良かったですね。ロンドンSOとはどうでしょう?

今年のブラ3特集お疲れ様でした。来年も続きますか?それともブラ4とか・・・?
なにはともあれ、良いお年をお迎えください。

投稿: ハルくん | 2013年12月31日 (火) 15時54分

ブラ3は世評と異なりそれほど好きな演奏に巡り会わない曲だったりします。
おっしゃるとおりスタンダードはザンデルリンクとジュリーニかな、と思いますが。
おそらくハル君さんの好みとは全く違うと思いますが、シューリヒトのコンサートホール盤は地味に好きです。
フルトヴェングラーの二枚は凄まじい演奏で大好きですが、ブラ3かと言われると・・・(笑)。
イッセルシュテットは好きな指揮者ですが、聞いたことがないので聞いてみたいですね。

投稿: ボナンザ | 2014年5月 4日 (日) 20時30分

ボナンザさん

シューリヒトのコンサートホール盤はどこかで聴いたと思いますが、ご想像の通り余り印象に残りませんでした。
フルトヴェングラーは逆に印象には残りますが、自分にとって最上のブラームスとはやはり言い難いですね。

イッセルシュテットは正規盤、海賊盤とも好きですね。機会が有りましたら是非聴かれてみて下さい。

投稿: ハルくん | 2014年5月 5日 (月) 11時07分

HABABIさん

小生もカラヤン‐ウィーンフィル1960を愛聴しています。4曲のうちで、この曲だけは深く沈潜しないで聞ける曲なんではないでしょうか。このカラヤンは颯爽としていてけれんみがなく、重くならずに、テンポの速さもいいんだと思います。他の3曲には当時のカラヤンでは解釈がついていけていなかったんでしょう。つまらないと思います。カラヤンの後年のものは感情がなく、全て、面白くないと思ってます。カラヤンについていえば、珍しくテンポの遅いベルリンフィル‐シューマンの3番のみを気に入っています。

投稿: CBED | 2014年5月 9日 (金) 22時28分

CBEDさん

遅なりましたが、カラヤン/VPOのデッカ盤を聴いてみました。自分は3番にも重厚さと沈滞が欲しいので、好みにピタリというわけには行きませんが、なるほどCBEDさんのイメージにはピッタリなのでしょうね。やはり名演奏だと思います。ベルリンPOのものよりは数段良いのではないでしょうか。

投稿: ハルくん | 2014年5月19日 (月) 00時22分

こんばんは。
Profilレーベルのヴァント&北ドイツ放送響のライヴ盤
(1990年2月14日)は
「死人に口なし」盤ではありますが
素直に感動しました。

まず、編集無しの一発ライヴでことの他録音が良いです。
演奏はスケールの大きさと情緒の豊かさがうまく同居してます。

BMGの2種の全集の中間の演奏ですが
両者を凌駕する素晴らしさです。

これはなかなかの「掘り出しもの」でした。

同レーベルでは、同コンビのブラームス4曲の
ライヴが揃っていますが
この「第3」と併録の「第4」は「普通」で
残りの2曲は未聴です。

投稿: 影の王子 | 2015年4月10日 (金) 22時32分

影の王子さん、こんにちは。

ヴァントのブラームスはBMGの新全集を持っていますが、全体的にテンポをいじるのが気になりました。どうしても演奏から心が離れてしまいがちになるのです。その点ではどうなのでしょう?録音の質が良くても自分が気に入るかどうかは実際に聴いてみないと分かりませんが、貴重な情報をどうも有難うございました。

投稿: ハルくん | 2015年4月11日 (土) 15時04分

すっかりブラームスの季節ですね。自分が好きなのはケンペ/ミュンヘンフィル・カイルベルト/バンベルク響・クレンペラー/フィルハーモニーでカペルマイスター的なものが好きです。ケンペ/ミュンヘンフィルは最近安価な箱物がリマスターされて出たのでオススメです。ベルリンフィルのものより深みがあると思います。スウィトナー/skbとザンデルリンク/skd両者ともオケは自分好みなので機会があったら手に取ってみたいです。

投稿: ハリボー | 2016年11月19日 (土) 14時53分

ハリボーさん、この季節に聴くブラームスは応えられませんね。
ドイツのカぺルマイスター風の演奏がお好きとのこと。正に同感です。
スウィトナー、ザンデルリンクどちらもお奨めですが、特にザンデルリンクのSKD盤は何を置いても聴かれてみる価値が有ります。
ご感想を楽しみにお待ちしています!

投稿: ハルくん | 2016年11月20日 (日) 14時51分

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