ネーメ・ヤルヴィのシベリウス 交響曲全集(新盤) ~春への憧れ~
立春も過ぎて春が近づいてくるかなと思っていたら、またまた日本列島が大雪に見舞われそうです。春の到来までにはもう一つ山越えのようですね。それでも以前にも書いたことがありますが、僕は今頃の時期にはむしょうにシベリウスの音楽が聴きたくなります。真冬のころにはそれほど思わないのですが、ちょうど今頃の、耳を澄ませば春の足音が遠くからかすかに聞こてくるような、正にそんなタイミングなんです。これは全くの自分のイメージですので、他の人とは違うのかもしれません。
シベリウスの音楽の中核を成すのは何と言っても交響曲です。全7曲の全てが名作ですが、特に後になればなるほど音楽は深みを増してゆきます。この世のものとは思えない神秘感を湛えるあたりはブルックナーの音楽との共通性を感じます。
演奏家に関しては、2年前の「シベリウス 交響曲全集 名盤」という記事で書いていますが、僕が愛聴するのは、作曲者の母国フィンランドの血を引く指揮者が自国のオーケストラを指揮したものです。こういう種類の音楽は同じ土地で生まれ育って、同じ文化を共有する民族で無いと本物の演奏は難しいと思うのです。他の国の人間が演奏すると、どうしても大抵の場合に違和感を感じてしまいます。
僕の愛聴盤を上げると、ベルグルンド/ヘルシンキ・フィル(EMI盤)、セーゲルスタム/ヘルシンキ・フィル(ONDINE盤)、サラステ/フィンランド放送響(FINLANDIA盤)、ヴァンスカ/ラハティ響(BIS盤)、それに変則ですがオッコ・カムと渡邊暁雄の二人が全曲を振り分けたヘルシンキ・フィルの日本ツアー・ライブ(TDK盤)といったところです。ベルグルンドとサラステは大げさなところのない非常に結晶化した演奏ですし、セーゲルスタムとヴァンスカはその反対にダイナミックレンジの非常に広いドラマティックな演奏です。オッコ・カムと渡邊暁雄のライブには、優しさとロマンティシズムを感じます。
上記以外では、ネーメ・ヤルヴィがスウェーデンのエーテボリ交響楽団を指揮してBISレーベルに録音したものが、優れていました。中でも1番、6番は、曲のベストを争う素晴らしい演奏でした。このコンビの生演奏は、10年ほど前に東京文化会館で、交響曲第2番を聴いたことがありますが、音が極めて個性的で、それはまるで北海の荒海のように暗いモノトーンの音色でした。演奏そのものも実に素晴らしく、BIS盤よりも数段上の名演だったのです。考えてみれば、ヤルヴィはエストニア出身ですが、この国はフィン民族の血が入っていますので、フィンランドとは血縁になります。地理的にも非常に近い距離にあります。
ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団 シベリウス交響曲全集(グラモフォン盤)
ヤルヴィはエーテボリ交響楽団と2001年から2005年にかけてグラモフォンに再録音を行いましたが、僕は2番以外は聴くのを随分と後回しにしていました。昨年になって初めて全体を聴いたのです。じっくり聴いてみたところ、非常に素晴らしい出来栄えでした。BIS盤では総じてテンポが速く、一気苛性の勢いが有りましたが、反面落ち着きの無さが目立ちました。それに比べると再録音盤ではテンポがゆったりして、落ち着いて身を委ねられます。旋律を大きく優しく歌い、ロマンティシズムを強く感じさせるあたりは、カムと渡邊暁雄の日本ライブに一番よく似ています。BIS盤のような曲ごとの出来栄えに凸凹が見られず、全曲とも名演奏です。特に印象的なのは1番、2番、6番、7番で、これらは曲のベストを争うかもしれません。1番と2番はライブ録音と記載が有りますが、完成度が高いのに驚かされます。ただ、強いて言うと3番が結晶化不足で幾らか脂肪分が多過ぎる気がします。これは好みの問題でしょう。オケの音質は、BISの旧盤は透明感が有り過ぎて(それ自体は魅力ですが)実際の生の音とは異なる印象ですが、再録音盤は実際に生で聴いた音に近いです。
全体としてBIS盤を大きく凌駕するばかりでなく、フィンランドのネイティヴ演奏家たちの演奏に充分匹敵する名全集だと思います。ネイティヴ演奏家たちの体感温度が0℃だとすれば、ヤルヴィは2℃くらいでしょうか。この2℃の違いがこの演奏の魅力になっている気がします。それが世評の高い英国勢の演奏だと更に2℃上昇した感じで、それでは少々高過ぎるように感じます。それぐらいシベリウスの音楽はデリケートなものだと思っています。
付け加えますと、この全集はプライスダウンして、同じシベリウスの管弦楽曲CDが3枚加えられているのも魅力です。ということで、愛聴盤がまた一つ増えました。
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コメント
こんばんは
BIS盤は以前よく聴いていて懐かしく思いましたが、
DGG盤は未聴です。
そんなに圧倒的な差なら是非とも聴いてみたくなりました。
「2℃の温度差」って目からウロコです!
シベリウスの音楽のデリケートさなんて、全く意識した
ことがなく、もっと深く聴き込まないとイカンな~と反省
しちゃいました。
投稿: メタボパパ | 2011年2月11日 (金) 01時29分
メタボパパさん、こんにちは。
BIS盤もいい演奏だと思いますが、DGG盤はずっとゆったりとしてヤルヴィに円熟を感じます。もちろん好みが有りますから、一概には言えませんが、僕はDGG盤がとても気に入っています。
2℃の温度差と表現したのは、同じ都市でも中心部と郊外ではそれぐらい違いますよね。感覚の違いがそれぐらいかなぁという気がするんですね。
投稿: ハルくん | 2011年2月11日 (金) 09時19分
ハルくんさん、こんにちは。
シベリウスは、最初に聴いたのがカラヤンの4~7番+交響詩の2枚組だったせいか、聴くのはもっぱら4番以降ばかりです。
このヤルヴィの全集は図書館で借りてきたのですが、かなり気に入っていて最近よく聴きます。
なんでツボにはまったのか表現できないのですが、ひょっとしたら体感温度の差が僕にピッタリきたのかもしれません。
カラヤン盤とだと2℃じゃ効かないかもしれませんけど(^_^;)
投稿: ライト | 2011年2月11日 (金) 12時13分
ヤルヴィのシベリウスいいですよねえ・・・、私もつい最近までこれを持っていました。と言うより一年前までシベリウスのCDはすべてのジャンルで300枚ほどもありました。そして最後に残った数組の中にこの全集を持っていましたがついに手放してしまいました。今残っているのは、交響曲ではビーチャム(全集ではない)とコリンズ(全集)だけになってしまいました。あとは貴重なハンニカイネンです。このヤルヴィの新盤セットは交響詩集が3枚も同梱されていてとてもお買い得感が強かったと購入時を思い出します。BISの旧盤も3番のすばらしさに感動したものです。ただ新盤ではその3番は私のイメージから少し違って聞こえたのです。その後ムストネン盤の3番を聴き衝撃を受けるほど感動したのを覚えています。この新盤は確かにライブの1・2番とそれ以降では録音のコンセプトが異なると言う変り種ですが1・2・6番は大変すぐれていると感じていました。事情があって手放してしまいましたが、すばらしい全集として一人でも多くの人に聞いてもらいたいものと思っています。実は私は今話題の息子よりはこの親父の方がずっと好きでして、ブルックナーでもアイブスでもすばらしい演奏をするのが親父ヤルヴィなのです。録音の多さも有名でマリナーと争うのではないでしょうか?
話がそれましたねっ・・・、それではこれから1番でも聞くとしますか。なにせipodには入ってますので・・・・。
投稿: matuyasu | 2011年2月11日 (金) 12時17分
ライトさん、こんにちは。
ヤルヴィのこの全集は、冷え過ぎない感じがしますよね。聴いていてとても心地よさを感じます。繰り返して聴くにはとても向いています。
カラヤンのDGG盤は音は美しいのですが、正直いまひとつピンときません。EMIの再録盤よりは、ずっと好きですけれども。
投稿: ハルくん | 2011年2月11日 (金) 13時14分
matuyasuさん、こんにちは。
ヤルヴィのシベリウスは本当にいいですよね。
BIS盤は手放してしまい、3番の記憶は薄れていますが、良かったかもしれないですね。新盤の3番は僕もいまひとつに感じています。
ビーチャムは未聴です。コリンズの全集は僕は余り気に入らなかったので手放してしまいました。ハンニカイネンは2番、5番を持っていましたが、これも貴重盤とは知りながらも余り気に入らずに手放しました。ちなみにエールリンクの全集もやはり手放しました。
ムストネンの全集は未聴ですが、そんなに素晴らしいのでしたら是非聴いてみたいですね。
人気の点では息子に完全に譲ったかたちのネーメ親父ですが、まだまだ実力では負けていないと思います。
1番いいですね。僕はいまは5番を聴いているところです。
投稿: ハルくん | 2011年2月11日 (金) 13時28分
ハルくん、こんにちわ
都内は朝から小雪が舞っていますが、まだ、ほとんど積もってはおりません。しかしながら、さすがに、外に出かける気はしないので、今は、ベートーベン:交響曲第3番(ケンペ指揮ストックホルムpo.)を聴きながら、インターネットしています。
さて、大昔、今は亡き、東京厚生年金会館ホールで行われた「オッコ・カム指揮ヘルシンキpo.」のコンサートに行ったことがあります。その時に演奏されたのは「シベリウス:交響曲第3・6番」でしたが、オケの団員達が舞台に上がる時からものすごい拍手だったことを思い出しました。
投稿: matsumo | 2011年2月11日 (金) 16時03分
matsumoさん、こんにちは。
雪が降り続いていますね。こちらは積もる前にと思い、先ほど買い物を済ませてきました。
おそらくそのカム指揮ヘルシンキ・フィルのコンサートは1982年1月22日ですね。僕は生では聴いていませんがFM東京の放送で聴いて感激しました。現在はTDKから出たライブCDで聴いています。以前記事にもしましたが、僕がシベリウスに開眼した演奏です。素晴らしいものをお聴きになられましたね。
投稿: ハルくん | 2011年2月11日 (金) 17時29分
こんばんは
私の中ではヤルヴィと言えばやはりまだネーメの方です。
そして、ネーメと言えば、エーテボリ響です。
このコンビの澄んだ音色は大好きです。
このコンビのシベリウスの交響曲は聴いたことありませんが、聴いてみたくなりました。
投稿: kurt2 | 2011年2月11日 (金) 22時53分
kurt2さん、こんにちは。
息子パーヴォは非常に良い指揮者だと思います。けれども親父さんもまだまだ負けていません。
エーテボリ響の生の音はとても厚く暗い音でした。録音で聴くイメージとはかなり異なりましたが、やはり素晴らしい音です。
シベリウスは必聴だと思います。BISの旧盤も良いですが、僕はDGGの新盤のほうが好きです。ただ録音に透明感を感じるのはBIS盤のほうです。
投稿: ハルくん | 2011年2月12日 (土) 08時03分
ハルくんさん、こんばんは
前回シベリウスの交響曲を紹介して下さったのは2年前の3月~4月になるのですね。ハルくんさんの書かれたものに触発されて、それまであまり聴いていなかった第3番以降の交響曲を聴き始め、幾つかの特徴的なフレーズに出会うととも、もしかしたらこういう音楽なのかもしれない、と思う辺りまで来れました。大変感謝です。
私は、まだそれぞれの曲を捉えられていないのですが、第3番以降については独特の薄暗さと、異質ではありますがチャイコフスキーの「白鳥の湖」と似た、”ひんやり”とした空気感を覚えます。北海道で生まれ育ちましたので、そんな点は感覚的・経験的に分かる感じがします。
また、いろいろ教えて頂けますと、幸いです。HABABI
投稿: HABABI | 2011年2月12日 (土) 21時30分
HABABIさん、こんばんは。
3番以降は旋律が明確に歌われることが無く、短いモチーフの連続のような造りです。メロディを覚えるというより空気感を楽しむような聴き方が良いのかもしれませんね。
仰る通り「白鳥の湖」のひんやりした空気感と似ているかもしれません。あるいはストラヴィンスキーの「火の鳥」あたりの空気とも言えるかもしれませんし、色々と思い浮かんできます。
投稿: ハルくん | 2011年2月12日 (土) 22時07分
ハルくんさま、今晩は。バレンタインの夜、沢山のチョコレートに囲まれてお過ごしでしょうか?いつも素敵な記事で楽しませていただいているので、チョコレートを差し上げたいのですが、気持ちだけ受け取ってくださいませ。
シベリウスの1・2番は、渡辺暁雄さん盤をよく聞いているのですが3番以降持っていませんねぇ★息子ヤルヴィはシベリウスとグリークの小曲集を探したら持っていましたが…交響曲はパパヤルヴィがお薦め盤ですね。早速、探しに行こうと思います。今日の東京は新潟市以上の降雪だった様ですね。真冬気分を存分に味わってくださいませ。
投稿: From Seiko | 2011年2月15日 (火) 01時02分
東京にしてはかなりの雪だったようですが、その中で何をお聴きになったでしょうか
前にも書きましたが、東京文化でカムの2番を聴いた印象は鮮烈でした。この曲をフィンランドの人はこんなに熱く弾くのだ!という事実にまず感動しました。その一年後に自分が7番と格闘することになり、プロでも難しい曲だと言われることに納得しました。シベリウスの交響曲は、心底好きでなけりゃやってられないような曲(技術的にも体力的にも精神力でも)なので、その国の方々の演奏が卓越しているのはもっともだと思います。上手いだけではダメで、適度に荒々しさが必要ですし(マゼル+ウィーンフィルなどは綺麗すぎます)。
ただ、シベリウス自身は「自分がスウェーデン語を話す家庭の出であること」に一抹のコンプレックスを感じていたとも聞きました。そうであればスウェーデンやエストニアの人にも、シベリウスをマスターすることは可能なのでしょう、そういう普遍性もある音楽ですね。最近のヤルヴィは、ヴァンスカより好きです。
投稿: かげっち | 2011年2月15日 (火) 13時06分
Seikoさん、こんばんは。
残念ながらバレンタインのチョコはゼロでした(クシュン)。チョコの替わりのお気持ちを有り難く頂戴します!ホワイトデーには気持ちを倍返ししますからね。(笑)
パパヤルヴィはロマンティックに優しく歌うので曲に馴染むにはとても良いと思います。それでいてシベリウスの音楽の本質を捕えています。もう一つお薦めするとすれば、やはりベルグルンド/ヘルシンキフィル(EMI盤)でしょうね。これは最もリファレンスとしたい演奏です。
東京の雪は一日で溶け去ってしまいました。でもまだまだ寒くて冬気分ですよ。
投稿: ハルくん | 2011年2月15日 (火) 22時40分
かげっちさん、こんにちは。
東京の雪は一日で溶けてしまう根性無しですが、昨夜はブラ1を聴いてから寝ました。近々ブラームスのシンフォニー特集を計画しているので、その為の下準備です。
シベリウスはやはり母国の演奏家が好きですね。近接した国にも良いものが有ります。
表面的に磨きをかけ過ぎた演奏というのは苦手です。例えばHVKさんとかです。
ヤルヴィはいいですよね。10年前くらいから非常にいいと思います。
投稿: ハルくん | 2011年2月15日 (火) 22時54分
ハルくんさん、こんばんは。
さて、今夜はネーメ・ヤルヴィさんのことが、シベリウスのカテゴリに掲載されていたので、関連するコメントをさせて下さい。
パパ~ヤルヴィの指揮するエーテボリ響のシベリウス、実にいいですよねぇ~。北欧フィンランドの澄んだ空気と、そこはかとない情緒・寂寥感が巧まずして滲み出ていて、とても好きです。
しかし~今夜ハルくんに、私からコメントさせて頂くのは、知る人ぞ知るエストニアの作曲家~エドゥアルト・トゥービンについてなのですが、ご存知でしょうか?
実は、この作曲家ごく最近まで生きていた、現代作曲家なのですが、残した作品は~オーケストラ作品を中心に、理解不能な?現代音楽のセオリーを殆ど用いず、後期ロマン派~近代音楽の作曲手法で書いた、ブルックナーやシベリウス張りの堂々とした傑作揃いなのです! これには、正直驚いたし~現代の奇跡か!とさえ思いました。
そして、パパ~ヤルヴィは~同時代を生きた、故郷エストニアの作曲家トゥービンの作品を、実に渾身の情熱と共感を持って、ダイナミックに演奏~CD(BISレーベル)に録音していました。
僕は、一部ではあったけれども、交響曲の第2番・第3番・第6番の3曲を聞いて、心底驚き~魂の震えるような感動を覚えました。それで早速~交響曲だけでも揃えようと思い、(彼のシンフォニーは、10番まであります。)新潟駅前の石丸電気のCDフロアーで注文したのでしたが~(10年以上も前の話です。)あいにく、在庫切れでもう再発はしないとのこと~…。いやあ~、がっかりしました。近年、これほど素晴らしい交響曲はないのにぃ~!と思っても、後の祭りぃ~……
近いうちに、それこそディスク・ユニオンで探しにいかねばぁ~!と思っていますが、ハルくんさん。もしもご存知なら、ご教示下さいね。とにかく、凄いんです。トゥービン!これは、掘り出し物ですよぉ~。
投稿: kazuma | 2011年10月 9日 (日) 23時14分
kazumaさん、旧記事へのコメントをどうもありがとうございます。
エストニアのエドゥアルト・トゥービンですか?いやー全く知りませんでした。今どきシンフォニーを10作も書くだけでも、ただものではありませんね。ブルックナーにシベリウスばりと聞いては、興味芯々です。是非CDを探してみます。
貴重な情報をどうもありがとうございました。
投稿: ハルくん | 2011年10月 9日 (日) 23時49分
ここで紹介されたヤルヴィ指揮エーテボリ交響楽団によるシベリウス交響曲全集、管弦楽曲集を購入させて頂きました。
素晴らしい演奏を聴くことが出来て、たいへん感謝しています。
感想はまだ7枚のCD、全て聴いていないので、全てを聴き終えてコメントしたいと思います。
まずは御礼まで。
投稿: オペラファン | 2012年12月20日 (木) 19時37分
オペラファンさん、こんばんは。
ヤルヴィ/エーテボリの新全集を手に入れられたのですね。お気に入られたとのことで嬉しく思います。
聴き込まれた後のご感想、貴ブログでの記事を楽しみにしています。
投稿: ハルくん | 2012年12月22日 (土) 01時12分
やっと7枚のCDを全て聴き終えました。
おっしゃっている2℃の体感温度。
何か分かる気がします。
北欧独特の冷たさの中の、何か人間の持つ温もりを感じることが出来る演奏だと思います。
私も、また一つ大切な愛聴盤がCD棚に加わりました。
投稿: オペラファン | 2013年1月15日 (火) 21時11分
オペラファンさん、こんばんは。
Nヤルヴィの新全集、イイですよね。
気に入られて良かったです。
もちろんベルグルンドは最高ですが、これもまた大いに魅力が有ります。
>北欧独特の冷たさの中の、何か人間の持つ温もりを感じることが出来る演奏だと思います。
全く同感です。的確なご意見だと思います。
投稿: ハルくん | 2013年1月15日 (火) 23時44分
まだ、「タピオラ」と「第7」を聴いただけですが
旋律の歌わせ方が絶妙といいますか
曲の美しさを存分に引き出しているように思えます。
このあたりが、シベリウス演奏の可否を分けている要因ではないかと思います。
投稿: 影の王子 | 2016年9月 8日 (木) 22時50分
影の王子さん、こんにちは。
パパ・ヤルヴィのシベリウスは素晴らしいですね。さすがは二度目のシンフォニー全集だけのことはあります。
非フィンランド指揮者やオケのようにシベリウスの音楽からはみ出してしまうこともなく、ロマンティシズムを絶妙に感じさせてくれるのが魅力です。
投稿: ハルくん | 2016年9月 9日 (金) 09時03分