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2010年12月15日 (水)

ブラームス ヴァイオリン協奏曲 続々・名盤 ~男祭り~ 

僕の好きなヴァイオリン・コンチェルトと言えば、まずはベートーヴェン、ブラームス。それにチャイコフスキー、シベリウス、メンデルスゾーンと続きます。その中でも色々と違う演奏を聴いて大いに楽しめる点ではブラームスが一番かもしれません。このブログでも既に、特別に愛聴している演奏をご紹介した「ヴァイオリン協奏曲ニ長調 名盤」と、女流演奏家だけに絞った「続名盤 女神達の饗宴」と2度記事にしています。そこで今回は、男性演奏家だけに絞った「男祭り」です。もっとも”男”と言っても、ほとんどが往年の大巨匠達です。
それでは順にご紹介してゆきます。

123ブロニスラフ・フーベルマン独奏、ロジンスキー指揮フィルハーモニック響(1944年録音/Music&Arts盤) 録音は年代相応ですが、曲のせいか鑑賞には問題ありません。世紀のヴルトゥオーゾの演奏が聴けるだけで良しとしましょう。とにかく表現力が豊かで、とことん歌わせます。これこそがヴァイオリンの原点だという感じです。その自由奔放さは現在ではちょっと考えられません。2楽章終了時に拍手が入ったあとの終楽章での名人芸も凄いです。細部の仕上げは結構おおざっぱなところもありますが、このおおらかさが味なのでしょう。この演奏は機会があれば是非とも聴かれて欲しいと思います。

Cci00044 ヨゼフ・シゲティ独奏、オーマンディ指揮フィラデルフィア管(1945年録音/CBS SONY盤) シゲティは20世紀の歴史上で五指に入る偉大なヴァイオリニストだと思いますが、晩年の演奏は音が滑らかで無いために一般的には余り高い評価を受けていません。音楽そのものは、ちょっと類例が無いほどの深みに達しているので実にもったいないことだと思います。この演奏では技術的にもまだ衰えを見せていませんし覇気も充分ですので、晩年の演奏に付いて行けない方にはお勧めです。それでも他の演奏家に比べれば遥かに深い表現力です。音質は年代相応ですが聴き易いです。

71apecxm6ll__aa1500_ ユーディ・メニューイン独奏、フルトヴェングラー指揮ルツェルン祝祭管(1949年録音/EMI盤) フルトヴェングラーのこの曲の録音ではヴィートとの1952年イタリアライブが有りますが、なにせ隣の家から聞こえてくるような粗悪な音質です。それに比べればこちらは遥かにマシです。メニューインのヴァイオリンも素晴らしく、情熱的に弾き切っています。カデンツァは荒いほどですが、この曲には合っています。これはフルトヴェングラーの指揮に触発されているのでしょう。メニューインの代表盤としては後述のケンぺ盤になるでしょうが、こちらも捨て難いです。

Brahms_monteuxナタン・ミルシテイン独奏、モントゥー指揮アムステルダム・コンセルトへボウ管(1950年録音/TAHRA盤) ミルシテインはこの曲を何度も録音しましたが、これは全盛期のライブ録音です。生演奏にもかかわらず安定した技巧は流石ですが、到るところで音をポルタメント気味に引っ張るのには古めかしさを感じてしまいます。全体的に決して夢中になり過ぎてはいませんが、終楽章の早めのテンポによる躍動感は中々に聴き応えが有ります。録音が古い割には明快で聴き易い音質です。

429_2 ヤッシャ・ハイフェッツ独奏、ライナー指揮シカゴ響(1957年録音/RCA盤) 超人ハイフェッツとライナー/シカゴの共演とくれば演奏は聴く前から想像ができます。いつもながらの唖然とするほどの快刀乱麻ぶりです。このバイオリンの切れ味に対抗できるのはレオニード・コーガンただ一人でしょう。それにしても、爽快さは比類が無いのですが、ブラームスの暗い音楽の情緒表現にはほとんど期待できません。それでも2楽章は案外と歌いこんでいて中々に雰囲気が有ります。3楽章の上手さは凄いですが、健康的で何だかスポーツみたいです。やっぱり自分の好みには合いません。

Brahms_violin_con_02 ユーディ・メニューイン独奏、ケンぺ指揮ベルリン・フィル(1957年録音/EMI盤) メニューインの独奏するコンチェルトが推薦されている記事なんか滅多にお目にかかったことはありません。ところが中々に良い演奏が有ります。このブラームスもその一つです。外面的な美音や甘さを排除している点では自分の好みだといえます。シゲティの求道的なまでの厳しさには及びませんが、この禁欲主義には大いに惹かれます。2楽章なども非常に深々として感動的です。初期のステレオ録音なのがちょっと残念ですが、ケンぺの振るベルリン・フィルの厚い響きは魅力的です。

Mi0000955220 ダヴィド・オイストラフ独奏、クレンペラー指揮フランス国立放送管(1960年録音) オイストラフの弾くチャイコフスキーは最高に好きなのですが、ドイツものは必ずしも好きなわけでありません。この人の持つ楽天的な雰囲気がどこか音楽にそぐわない気がするからです。このブラームスでも、クレンペラーのスケールの大きな指揮に見劣りしない立派なヴァイオリンなのですが、どうしてもその点が気になります。3楽章では初めのうちクレンペラーの遅いテンポにややもたれ気味ですが、徐々にその壮大な表現にはまってしまうところは流石です。

4107071261 ダヴィド・オイストラフ独奏、セル指揮クリーヴランド管(1969年録音) オイストラフがこの曲をどうして10年も経たないうちに同じEMIに再録音したのかは判りませんが、演奏は非常に素晴らしいです。オイストラフの演奏は、クレンペラー盤の時にはアウアー流の美感に大きく傾いたスタイルでしたが、セル盤ではヨアヒム流の精神性に傾いた印象を受けます。荒々しいほどに思い切りよく弾く音には気合が漲っており、甘いポルタメントも抑制気味で、個人的には禁欲的な要素が増したこちらを好みます。セルのオーケストラ伴奏も堅牢で隙の無い充実したもので、クレンペラー盤のような、やや異種格闘技的な雰囲気は感じさせません。

Brahms41j7j0ng56lイツァーク・パールマン独奏、ジュリーニ指揮シカゴ響(1976年録音/EMI盤) パールマン31歳の録音ですが、当時の勢いそのままの快演と言えます。テクニック充分ですが少しも神経質にならずに思い切り良く弾き切っているのがこの曲にピッタリです。歌い方もポルタメントをかけて甘く弾いています。それが嫌味に感じられないのは恐らく心に感じたそのままの表現だからでしょう。ジュリーニの指揮は非常に立派で堂々としています。スケールが大きいですがリズムがもたれることも無く、良い面だけが表れています。シカゴ響の音には潤いこそ有りませんが、分厚い音ですしソロ楽器の上手さも特筆されます。

Brahms454サルヴァトーレ・アッカルド独奏、マズア指揮ライプチヒ・ゲヴァントハウス管(1978年録音/デッカ盤) 当時のゲヴァントハウス管の音に期待して購入したのですが、流石はフィリップスによる録音で中声部の厚い管弦楽の響きが心地良く味わえます。全体的にゆったりとしたテンポは良いのですが、第3楽章などは少々落ち着き過ぎのように思います。アッカルドのヴァイオリンは弾き崩すことをせずにある意味古典的な演奏なのですが、どうしてどうしてニュアンスに富み、深い味わいが有ります。但し3楽章だけはもう少しジプシー的な雰囲気が加わっても良いと感じました。

Bura008 アイザック・スターン独奏、メータ指揮ニューヨーク・フィル(1978年録音/SONY盤) スターンにはオーマンディ伴奏での旧盤も有りました。それも良い演奏でしたが、録音、演奏ともにこちらの新盤のほうが更に良いと思います。オイストラフほど楽天的では無く、シゲティほど厳しくは無い、丁度中間の位置づけです。メータの分厚いオケ伴奏に支えられて、テクニック、気迫の充実したバイオリンを聞かせてくれます。必ずしも注目される演奏ではありませんが、これは中々の名演だと思っています。

4107061668 ギドン・クレーメル独奏、バーンスタイン指揮ウイーン・フィル(1982年録音/グラモフォン盤) この中では唯一の現役奏者です。既に現代を代表する巨匠と呼んでいいでしょう。クレーメルを実際に生で聴くと音が随分細いので、この曲のライブの場合、分厚いオケ伴奏(しかもバーンスタイン)に埋もれてしまわないか心配ですが、録音であれば心配はありません。クレーメルらしい繊細でリリシズムに溢れた演奏です。3楽章も実に爽快感に溢れます。反面ブラームスの音楽の、しつこさや情念の深さは不足する感が無きにしもあらずです。クレーメルはこの後にもアーノンクールのオケ伴奏で新盤を入れていますが、僕はこの旧盤のほうが好きです。

189 フランク・ペーター・ツィンマーマン独奏、サヴァリッシュ指揮ベルリン・フィル(1995年録音/EMI盤) 往年の大巨匠達の中に入るとどうしても小粒な印象を受けます。ライブ録音にもかかわらず破綻の全く無い素晴らしく整った演奏なのですが、逆にブラームスに「あんなに綺麗に弾かなくても良いのにね・・・」とでも言われそうです。それだけオードソックスな演奏です。サヴァリッシュがベルリン・フィルを振るのも珍しいですが、ツインマーマンに見事に合わせた伴奏ぶりです。あっぱれ!2楽章のシェレンベルガーのオーボエ・ソロはもちろん絶品です。

Brahms791ワディム・レーピン独奏、シャイー指揮ライプチヒ・ゲヴァントハウス管(2008年録音/グラモフォン盤) 最高のテクニックで一音一音を完璧に弾き切っている点で最右翼の演奏だと思います。ただ、オイストラフやパールマンのほうが良い意味で荒々しく弾いているので必ずしもレーピンの方が聴いていて楽しいとは限りません。幾らかスッキリし過ぎの感が無きにしも非ずだからです。しかし第3楽章には生き生きとした躍動感が有ります。カデンツァにハイフェッツ作を使っているのが特徴でこれは面白いです。ゲヴァントハウス管は重厚な響きを聴かせますが、シャイーにより以前よりも響きに明るさをもたらされたのは、マズア時代の暗い響きを好む身としては悩ましいところです。それでもこの10年ほどの間にリリースされた演奏の中ではバティアシュヴィリに次ぐ魅力を感じます。

というわけで、これらの演奏はどれもが中々に個性的で捨てがたいものばかりです。

<補足>
メニューイン/フルトヴェングラー盤、ミルシテイン/モントゥー盤、パールマン/ジュリーニ盤、アッカルド/マズア盤、ツィンマーマン/サヴァリッシュ盤、レーピン/シャイー盤を追記しました。

<関連記事>
ブラームス ヴァイオリン協奏曲 バティアシュヴィリの新盤

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ブラームス(協奏曲:ヴァイオリン他)」カテゴリの記事

コメント

こんばんは

ご紹介されてる盤で、持っているのはオイストラフ/クレンペラー盤だけです。が、「女神の饗宴」でご紹介されていたムター/マズア盤は持っています。私の場合、この曲を男に限って言えばヴェンゲーロフが結構好きです。

クレーメル/バーンスタイン盤は聴いてみたいです。

投稿: kurt2 | 2010年12月16日 (木) 21時44分

kurt2さん、こんばんは。

ヴェンゲーロフ盤は残念がら聴いたことがありません。自分が聴いているのは古い演奏がほとんどですので、もっと若い世代も聴きたいなぁとは思っているのですが。
クレーメル/バーンスタインも中々良いと思いますけど。機会が有りましたら是非。

投稿: ハルくん | 2010年12月16日 (木) 22時41分

ハルくんさん、こんばんは

「男祭り」でしたら、熱演型のミルシテイン/フィストラーリのものが加わってもいいように思います。これ以上に熱い演奏は、ヌヴー/イッセルシュテットの青白いほどの超高温演奏ぐらいかと思います。

投稿: HABABI | 2010年12月17日 (金) 22時03分

HABABIさん、こんばんは。

実はミルシテイン/フィストラーリはチャイコフスキーとカップリングのCDを持っていましたが、手放してしまいました。代わりに現在有るのは’50年のモントゥー=コンセルトヘボウとのライブ盤です。確かに熱いです。
ヌヴー/イッセルシュテットも熱いですが、意外に熱いのがシェリング/クーベリックのライブです。

投稿: ハルくん | 2010年12月17日 (金) 23時08分

こんばんわ。

今日、かつしかシンフォニーフィルズでブラームスのヴァイオリン協奏曲を(Vn.川田知子)聴いてきました。

同じマンションにアマチュアオーケストラでチェロを弾いている方がおり、チェロのことからクラシックの話に花が咲き、5月に続き今日コンサートに招待されたわけです。

この曲は期待していました。川田知子のヴァイオリンはいいですが、伴奏のオーケストラが今一ブラームスらしい音に届かないこと。
また、ソリストとの合わせがうまくいかないのか、遠慮しているのか中途半端になっているように思いました。
アマチュアオケですから、プロと比較することは酷な話ですね。
でも、最後にメンデルスゾ-ンの「宗教改革」を演奏しましたが、これは良かったです。
初めて聴く交響曲ですが、自信をもって演奏しているかのように、伸び伸びとまとめ上げていました。

アマチュアでも、結構うまいオーケストラだと感心しました。

投稿: たつ | 2010年12月19日 (日) 20時56分

たつさん、こんばんは。

ご近所に音楽好きのお知り合いが居て楽しいですね。
僕も昔はアマチュアオケに入っていましたので、何となく様子は分かります。アマチュアは指揮者に合わせるだけでも苦労しますから、そこにソリストが加わると三者の間にズレが生まれます。コンチェルトは難しいですよ。プロと比べられては気の毒です。
僕はでもズレようがミスろうが、プロ以上に気持ちがこもった演奏は好きですね。

投稿: ハルくん | 2010年12月19日 (日) 21時28分

ハルくん、こんにちわ

この曲では、シゲティ・メンゲス盤、女流ではオークレール・オッテルロー盤が好きです。後者は、オッテルローが怒って帰ってしまったため、彼女は録音されていたオケ部分を聴きながら、それに合わせて演奏・録音したのだそうです。ですから、この録音、クラシック音楽のカラオケと言うことだそうです。

投稿: matsumo | 2010年12月21日 (火) 19時16分

matsumoさん、沢山コメントを頂きましてありがとうございます。

シゲティ/メンゲス盤は、ある意味最高です。あの深い味わいは、僕の大好きなシェリングでさえも中々到達できないからです。

オークレールもいいですよね。その話は知りませんでしたが、スタジオ録音は元々造りものですから、いいんじゃないでしょうか。クレーメルが一人二役をやるバッハの「二台のヴァイオリンのための協奏曲」なんてのも有りますし。

投稿: ハルくん | 2010年12月21日 (火) 23時03分

ハルくんさん、おはようございます。

シェリング/クーベリックのCDを入手し、聴きました。モントゥー、ドラティ、ハイティンクの各指揮者との録音に比べ、テンポが速くなっていて、オケの演奏と共に力のこもった演奏だと思います。ただ、この人の特徴である、歌うというよりは語るタイプの演奏ぶりは変わっておらず、このテンポで隅々まで弾いて聴かせるという驚異的なテクニックに感心するばかりです。

一方、ミルシテインは、モントゥー指揮でもフィストラーリ指揮でも、ほとんど同じ様に熱く歌うように弾いていながら、音はすべて安定しているという、これも驚異的なテクニックを聴かせています。

ヌヴー/イッセルシュテットの演奏録音は、気付けば演奏を聴くことに集中していた、と言うほどの緊張感のある演奏ですね。あらためて聴いて、ヴァイオリンの響きがコーガンのものに近いように思いました。

投稿: HABABI | 2010年12月29日 (水) 07時21分

HABABIさん、おはようございます。

シェリング/クーベリック盤をお聴きになりましたか。この人はオイストラフに代表されるような歌いあげるヴァイオリンとは全く異なりますね。おっしゃる通り「語る」というイメージに近いと思います。そこに同時に何か求道的な「厳しさ」を感じます。ベートーヴェンもそうなのですが、ただの一つも音程を外したりあいまいな音が無い技術は凄いです。それでいて機械的な感じはしませんし。このライブ盤では更に気迫と熱気が加わっていて大好きです。

ミルシテインはかなりの高齢になっても技術が衰えませんでしたが、それだけ完璧だったのでしょうね。

ヌヴーの緊張感は凄いですね。でもこの人の海賊盤のベートーヴェンのライブなどを聴いてみるとシェリングのように完璧には弾いていませんでした。演奏曲は選ぶのかもしれませんね。

投稿: ハルくん | 2010年12月29日 (水) 08時08分

こんばんは。

クレーメル&バーンスタイン盤で
久しぶりにこの曲を聴きましたが
晴れやかで気持ちのいい演奏です。

ウィーン・フィルの明るい音色に包まれて
クレーメルのソロの美しさも映える・・・

終楽章の軽やかさも素敵です。

宇野氏がこの曲はブラームスとしては
珍しく晴れやかな曲だと、本に書いていましたが
それも納得です。

投稿: 影の王子 | 2014年10月 4日 (土) 23時04分

影の王子さん、こんにちは。

確かにこの曲はブラームスとしては晴れやかな曲ですが、それでも1楽章や2楽章では、渋さや寂寥感も持ち合わせて欲しいと思います。終楽章も余りに健康的ではなく、少々ラプソディックな翳り有る演奏が好きです。
クレーメル/バーンスタインはやはり好きな演奏のひとつですね。

投稿: ハルくん | 2014年10月 5日 (日) 17時10分

オイストラフ/クレンペラーを聴いたら気に入りました。ヴァイオリンの骨太さとオーケストラが良い塩梅です。
ヴァイオリンが骨太だと、濃過ぎる演奏が多いですが、オイストラフが要所要所線を細くして私には丁度良かったです。
この曲での一番のお気に入りとなりました。

オイストラフ/セルも気になってamazonのレビューを見たのですが、「録音の残響が気になる。お風呂で録音した様」だとありました。録音についてハルくん様はどう感じましたか?

投稿: 藤沢市民 | 2017年4月13日 (木) 00時42分

藤沢市民さん、こんにちは。

残響の多い録音は当時のEMI全体に共通した特徴ですので、セル盤が特別だとは感じません。クレンペラー盤で違和感を感じられなければ特に問題ないと思いますが。
両盤は指揮者の個性がまるで異なりますが、それに合わせたのかどうなのかオイストラフの弾き方も随分違います。ぜひ実際に聴き比べされてみることをお勧めします。
ご感想を楽しみにしております!

投稿: ハルくん | 2017年4月13日 (木) 11時18分

オイストラフ/セルを聴きました。
残響は特に気にならなかったです。
オーケストラは丁寧で大人し目でした。丁寧で大人し目の部分が良い方向に働いて、場合によっては胃もたれするこの曲を、程良く軽くし優雅にしています。
オイストラフも骨太さよりも美しさ重視と感じました。この美しい弾き方でのヴァイオリンソナタを聴きたいと思いました。
クレンペラーとセルは甲乙つけがたいです。その時の気分でどっちが良いか変わると思います。

レーピン盤のカデンツァがハイフェッツ作のでなければ、私のナンバーワンだったでしょう。
今の気分ですと、オイストラフ/クレンペラーが私のナンバーワンです。

投稿: 藤沢市民 | 2017年4月16日 (日) 23時22分

藤沢市民さん、こんにちは。

やはり残響は大丈夫でしたか。良かったです。
セル盤とクレンペラー盤は聴き手の好みの問題ですね。どちらにも良さが有ると思います。私自身は引き締まったセル盤が好みです。

ご紹介のレーピン盤を聴いてみたくなり注文しました。カップリングされたドッペルのチェロをモルクが弾いているというのも理由です。
ありがとうございました。

投稿: ハルくん | 2017年4月18日 (火) 14時28分

ハルくん様のレーピン盤の感想にとても興味があります。

輸入盤のグラモフォンを買ったのですが、マランツのCDPで再生すると音飛びします。パソコン再生では音飛びしません。
ハルくん様は輸入盤を多く所有していると思いますが、音飛び等の再生不良に遭遇した事はありますか?

投稿: 藤沢市民 | 2017年4月25日 (火) 01時20分

藤沢市民さん、こんにちは。

レーピン盤は輸入盤で購入して2回聴きましたが音飛びはありません。
経験上、CDプレーヤーが古くなると光学ピックが劣化して発生するような気がします。
CDをオーディオ店などに持参して聴いてみればはっきりすると思います。
もちろんCDそのものが不良の場合もありますが、その場合はどのプレーヤーで聴いても音飛びが起きますので。

投稿: ハルくん | 2017年4月25日 (火) 12時54分

ハルくん様アドバイスありがとうございます。
CDPは使用歴1年半位なので、多分大丈夫だと思います。

指揮:ダニエル・バレンボイム
ソリスト:チンカス・ズーカーマン
この二人の組み合わせはヴァイオリンソナタで気に入ったので、コンチェルトも聴いてみたいと思い購入しました。
ヴァイオリンソナタと同じく甘く美しいです。オーケストラも丁寧かつメリハリがあり好印象です。

レーピン盤は以前はカデンツァの部分で気に入らなかったのですが、色々な盤を聴いているうちに、他とは違う物を欲しがる様になり、他とは違う刺激で好きになってきました(笑)
以前からカデンツァ以外は美しさと力強さが丁度良くて好きでしたので、よりいっそうお気に入りとなりました。

現段階では、しっとりと聴きたい時はズーカーマン盤、刺激が欲しい時はレーピン盤が私のベストチョイスです。

投稿: 藤沢市民 | 2017年4月27日 (木) 23時38分

藤沢市民さん、こんにちは。

ズーカーマンのブラームスは昔ヴィオラソナタを愛聴していましたが、どういうわけかヴァイオリンソナタ、協奏曲については聴いていませんでした。
協奏曲については、もしかしたらオケがフランスというのが対象から外れた理由だったのかもしれません。
でもズーカーマンは嫌いではありませんし、機会あればぜひ聴いてみたいと思います。ご紹介ありがとうございました。

投稿: ハルくん | 2017年4月28日 (金) 14時29分

追加されたインプレッションを拝見させていただきました。
特にレーピン盤について興味を持ちました。
私はレーピン盤はファーストインプレッションと聴き込んだインプレッションが違いました。カデンツァを良い個性と感じるまでに時間がかかりました。

話は変わりますが、ヒラリー・ハーンは音色自体は美しいので、ビブラートをもっと効かせてくれればズーカーマン盤を上回るかも?と思いました。

ハルくん様のSACDに対する感じ方、各レーベルの特徴を記事にしていただきたいです。
私は一例として、BISは室内音楽だと響きが丁度良く好みです。オーケストラの演奏だと演奏者が遠くに感じて好みではありません。

投稿: 藤沢市民 | 2017年5月21日 (日) 22時46分

藤沢市民さん、こんにちは。

レーピン盤についての記載はファーストインプレッションではありませんよ。10回近く聴いたと思います。カデンツァについては初めから違和感は有りませんでした(でもやはりヨアヒム作の方が好きですけど)。
ファーストインプレッションは全体的に上手いけれどもどうも軽く感じられてしまい特別に好きということでは有りませんでした。それが最近ようやくだいぶ好きになってきたというところなのです。

私はヒラリー・ハーンにはこれまでピンと来ていないので今後も何かきっかけが無いと余り食指は伸びないと思います。

BISは私は好きですよ。残響の綺麗なホールで聴いているような臨場感が好きですね。
当然レーベルごとに音造りが異なりますが、そもそも生演奏の場合でも選んだ座席で聞こえ方は相当変わりますので、CDも各自の好みで良いと思います。

私はまず演奏本位で選んで、その録音がたまたま嗜好に合えばベスト、余り合わなければ残念、そんな感じです。
好きなのは個々の楽器の分離が明瞭で、それに残響が広がるという感じでしょうか。確かにオケを最後列で聴くような感じは好みません。

投稿: ハルくん | 2017年5月22日 (月) 12時53分

素人ながら、レーピンの演奏は抜きん出てると思いました(ショスタコ、プロコを聞いて)

もしかしたら、ブラームスも凄いのかもしれません
私には、凄みのある技術で躍動感のある音楽がほとばしり出てるように思います。
ハルくん様の”だいぶ好きになった”の部分を詳しく知りたいです。
レーピン評を期待します。

投稿: pp | 2017年5月22日 (月) 20時26分

こんばんは。

パールマン/ジュリーニ盤、聴きなおしましたが良いです!
まず録音が良いです。
ジュリーニの指揮はスケールが大きくも厚ぼったくなり過ぎない。
パールマンは美音ですがそれに寄りかからず滋味があります。
両者のそれぞれ良い面が出て充実してます。

なお、両者のベートーヴェン(フィルハーモニア管)も僕は好きです。

投稿: 影の王子 | 2017年5月22日 (月) 21時02分

ppさん、コメントありがとうございます。

レーピンは凄いテクニシャンですね。
ひと昔前のロシアの大家で言えばコーガン・タイプでしょうか。オイストラフのように大きく歌うタイプとは違います。ですのでショスタコやプロコが良いのでしょう。でもこの人のチャイコフスキーも素晴らしかったのはやはりロシアの血が流れているからでしょうね。

そういう意味ではブラームスの音楽とはほんのわずかですが隙間が有るような気がしています。将来再録音をすることがあればその時にはきっと隙間が埋まっているのでは無いでしょうか。

投稿: ハルくん | 2017年5月23日 (火) 12時50分

影の王子さん、こんにちは。

今回色々と聴いていて一番楽しかったのはパールマンでした。自分の好きなブラームスのイメージとは幾らか異なるにもかかわらずです。
ジュリーニの演奏も同じような意味で楽しかったですね。演奏を聴いてあれこれ頭で考えるのも面白いですが、聴いていて自然に惹きつけられてゆくことこそが最も重要なことかと改めて思いました。

投稿: ハルくん | 2017年5月23日 (火) 12時55分

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