« ショパン ピアノ協奏曲第1番 ホ短調op.11 名盤 ~青春の旅立ち~  | トップページ | ブラームス チェロ・ソナタ集 名盤 ~秋は夕暮~  »

2010年11月23日 (火)

ショパン ピアノソナタ第3番 ロ短調op.58 名盤

1172688185 自分は、ピアノ独奏曲のジャンルをそれほど多く聴くほうではありません。それでも、特に好きな作曲家を挙げればシューマンとベートーヴェンです。この二人は特別な存在です。もちろんショパンも好きですが、日頃聴く曲というと限られてきます。そんな中でピアノソナタの2曲(第2番、第3番)は聴くことが多い曲です。第2番「葬送ソナタ」については以前記事にしましたので、今回は第3番ロ短調に触れてみます。

ショパンの真に天才的な作品である「葬送ソナタ」から5年後の作品となる第3番にはずっと円熟味を感じます。加えて”閃き”に溢れる楽想はやはり天才の作品です。1楽章の何物かに追われているような緊迫感、3楽章のどこまでも深く静かで例えようのない美しさ、4楽章の勇壮でいて嵐の中の苦悩を感じさせるロンドと、本当に素晴らしい曲だと思います。僕はどちらか1曲をと言われれば、葬送ソナタのほうを選びますが、第3番の魅力にも中々に抗しがたいです。

それでは、僕の愛聴している演奏をご紹介します。

4107081279 ディヌ・リパッティ(1947年録音/EMI盤) 古いモノラル録音でヒスノイズが入っていますが、ピアノの音が明瞭なのでさほど気にはなりません。早世の天才リパッティの録音の数は決して多くありませんが、残された貴重な録音はどれもが彼独特の素晴らしい魅力に溢れています。ピアノの音は姉弟子のクララ・ハスキルと同じように、少しも金属的で無いいぶし銀の響きであるのが好きです。現代のピアノ奏者はとかく大ホール向けの音なのが余り好きではありません。それにしても、この詩情溢れるピアノはどうでしょう。33歳の若さで亡くなったことが本当に惜しまれてなりません。

41lnhodiz0l__ss500_アルトゥール・ルービンシュタイン(1961年録音/RCA盤) ポーランド出身の大巨匠ルービンシュタインのショパンは昔から定番として愛好されていますが、ポリーニやアルゲリッチの登場以降は、微温的で切れ味に欠ける演奏に受け止められていないでしょうか。確かにスタジオ録音にはそういう傾向は有ります。けれども逆に余裕ある音楽の大きさを感じられる点では、やはり素晴らしいと思います。とても若手奏者には真似のできない芸当です。この人が残した多くのショパンの録音は、ある意味でバックハウスの残したベートーヴェンの録音に匹敵するのではないでしょうか。

51o5s6arc1l__ss500__2マルタ・アルゲリッチ(1975年録音/グラモフォン盤) アルゲリッチの演奏は60年から70年代が一番好きです。80年代を過ぎると、徐々に頭で考えた演出臭さを感じる様になってしまうからです。女性の最大の強みはたぶん本能で感じるままに音楽に没入することのような気がします。それは男性には真似の出来ない能力だからです。それはヌヴーやデュプレを聴いても同じように感じます。この演奏は70年代のアルゲリッチとしては普通の出来だと思います。曲への没入加減がいまひとつに思います。おそらくスタジオ録音のせいかもしれません。それでも終楽章の焦燥感などは独特の魅力です。

51qthr2xf0l__ss500_ マウリツィオ・ポリーニ(1984年録音/グラモフォン盤) ポリーニのソナタの演奏はディスクではなく、当時FMで放送された、確かウイーン芸術週間のライブを録音して良く聴いていました。堅牢な造形と音楽の流れの良さがとても気に入っていました。このスタジオ録音はそれに比べると、造形性は増しているものの、勢いだとか流れの良さが幾らか劣るような気がします。ポリーニ全盛期の素晴らしい演奏には違いありませんが、あの衝撃的なエチュード集ほどの高みには至っていないような気がします。

51xcxnjhaql__sl500_aa300_ ニキタ・マガロフ(1991年録音/DENON盤) マガロフが80歳で亡くなる前年に東京の江戸川文化センターで演奏した録音です。元々ハッタリの無い端正な演奏をした人ですが、ここでは遅めのテンポで悠然とした構えの骨太のピアノを聴かせます。さしずめ晩年のベームのような演奏です。あるいはルービンシュタインから洒落っ気を取り除いた生真面目な演奏とも言えます。使用されたスタインウェイは瑞々しくとても自然なピアノの音なので好ましいです。

Chopin_kissin エフゲニ・キーシン(1993年録音/RCA盤) 神童キーシンが青年となった22歳の時のライブ録音です。僕はCD5枚セットで聴いています。この人はとにかく音が美しいですね。良くも悪くも優等生的で面白みに欠ける印象は有りますが、ライブにもかかわらずテクニックは完璧ですし、オーソドックスな美演を選ぶとすれば良い演奏だと思います。確かにショパンの暗く追いつめられる様な苦悩は感じませんけれども、とても繊細な感情のひだを感じさせてくれます。

これらの演奏はどれも特徴が有って一長一短ですので、なかなか好みの順番を付けるのは難しいところです。さて皆さんは誰がお好きですか。

|

« ショパン ピアノ協奏曲第1番 ホ短調op.11 名盤 ~青春の旅立ち~  | トップページ | ブラームス チェロ・ソナタ集 名盤 ~秋は夕暮~  »

ショパン(器楽曲)」カテゴリの記事

コメント

ピアノソナタ第3番の第1楽章はショパンの数多い作品の中で一番好きな作品。それだけに、こだわりあり。
アルゲリッチを聴くならばグラモフォン盤よりも1965年録音のEMI盤。音楽の覇気が違う。
そして私の一番のお気に入りは内田光子のフィリップス盤。私にはポリーニやルービンシュタインより内田光子。誰も話題にしない録音でしょう。
たいへん失礼しました。

投稿: オペラファン | 2010年11月23日 (火) 23時47分

オペラファンさんは、このロ短調ソナタが、こだわりの曲なんですね。僕は逆に2番のほうがこだわりの曲です。

アルゲリッチはEMI盤が良いですか。65年録音の他の聴いた曲は余りパッとしなかったので、ノーマークでした。機会あれば聴きたいです。

内田光子はショパンコンクール上位入賞者ですし良いかもしれないですね。ただ、この人は昔のモーツアルトの協奏曲とソナタですっかり嫌いになってしまったために、それ以降どうも聴く気になりません。それと演奏中のしかめっ面と、話すときの理屈っぽい話し方もどうも苦手です。食わず嫌いもどうかとは思うのですが、一度嫌いになると中々思うようになりません。でもこの曲は一度聴いてみたいですね。

投稿: ハルくん | 2010年11月24日 (水) 00時12分

こんばんは

リパッティは大好きなピアニストの一人で、
聴いているといつも心洗われます。

最も好きなのはワルツなので、ハルくんさん
の記事を楽しみにしています。

投稿: メタボパパ | 2010年11月24日 (水) 22時39分

メタボパパさん、こんばんは。

リパッティのピアノに心が洗われるというのはよくわかります。何というか、この人は全く自己顕示欲とかが感じられず、ひたすら音楽に帰依しようというような求道心を感じますね。
ワルツも良いですよね。いずれ記事を書きたいです。

投稿: ハルくん | 2010年11月25日 (木) 00時01分

「ピアノ・ソナタ第3番」に来ましたね。
やはり、一番古いのはコルトーのモノラルです。マガロフはフィリップス録音しか聴いたことがないが、彼は数少ない「第1番」も録音してます。
キーシンは私も良く聴く方で確かに奏で方は好みが分かれてしまいますが、神童で今でも落ちないでいるのは脱帽です。
今年は高橋多佳子さん。前から気になってたピアニストです。1枚3000円のオクタヴィアからワルシャワで録音した「ショパンの旅路」7枚10000円の廉価盤がリリースしたのか、購入。美人だし、近年活躍するピアニストではとっつきやすい。
名曲から秘曲までたくさん残しているショパンの魅力は敵なしの作曲家でありますね。

投稿: eyes_1975 | 2010年11月25日 (木) 21時00分

こんばんわです。ショパンのピアノ・ソナタ第3番、私は大好きです。いつも聴いていると泣けてくるような…、いい曲ですねえ。なんといっても、この曲はご指摘どおり、リパッティです。もうリパッティの演奏をきくと、その高貴さ、清廉さ、豊かな詩情、もう涙が出て来ます。いいです。マガロフ、キーシンについては、未聴なので、また聴いてみたいと思います。

投稿: mikotomochi58 | 2010年11月25日 (木) 23時21分

eyes_1975さん、こんばんは。

コルトーの3番は聴いたことがありませんが、この人のピアノは現代では絶対に聴けない魅力が有りますね。
古今の名演奏家の録音にはそれぞれ個性的な良さがあると思います。それらを幅広く受け入れてしまうというのは、ショパンの作品の偉大さではないでしょうか。

投稿: ハルくん | 2010年11月25日 (木) 23時51分

mikotomochiさん、こんばんは。

mikotomochiさんも、やはりリパッティがお好きですか。僕も今回改めて聴いてみて、本当に素晴らしい演奏だと思いました。
マガロフあたりは、全く異なるタイプで面白いとは思いますよ。機会有れば是非お聴きになられてみてください。

投稿: ハルくん | 2010年11月25日 (木) 23時59分

こんにちわ。

おっ、ショパンのピアノソナタ第3番、いいですねー。
2番と共に好きです。
特に第1楽章の第2主題ニ長調のメロディーにつづいてロ長調(再現部で)のフレーズが、クワーっと心に染み入ります。
通常は、アシュケナージで聴いていますが、中村紘子も聴きます。
いつも疑問に思うのは、第1楽章の提示部ですが、繰り返す盤と繰り返さず展開部にすすむ盤があるということです。
アシュケナージは提示部は繰り返しませんが、中村紘子、ワイセンベルクは繰り返します。
初めに出会ったのがアシュケナージですので、どうしても他の演奏者の第3番を聴くと比べてしまいます。
アルゲリッチも聴きましたが、私としては、それほど惹かれる演奏とは思われませんでした。ただし、シューマンの「子供の情景」と「クライスレイアーナ」は、上品で聴く者の心を惹きつける夢の世界をみせてくれる絶品ですね。

第1楽章の提示部を繰り返すか否かについては、どのように解釈すればいいのやら、疑問のままです..........。

投稿: たつ | 2010年11月26日 (金) 10時45分

たつさん、こんにちは。
コメントをありがとうございます。

提示部の繰り返しというのは通常演奏家の解釈に委ねられますが、概して昔の時代はレコードもラジオも無い時代で、聴衆が曲を余り知らないことから、繰り返すことが多かったようです。
現代の聴衆は曲を良く知っていますので、繰り返すことでしつこく感じられてしまうので演奏家によっては繰り返しをしないのでしょう。でも、それも聞き手の好みにもよりますし、正しい答えは無いと思います。

アルゲリッチのシューマンも良いですね。但しクライスレリアーナは、自分には曲によってちょっと抵抗を感じます。特に第7曲です。早過ぎに感じてしまいます。

投稿: ハルくん | 2010年11月26日 (金) 20時01分

 ハルくん、さん。ご返事ありがとうございました。

そういうことでしたか。
私は何回も何回も聴いて、ようやく音楽が好きになる人間です。昔の時代のようにCDなどが無ければ1回こっきりでは好きになるどころか、ショパンの音楽が通り過ぎていたでしょうね。

で、アルゲリッチの3番ですが、私のCDは1967年に録音されているものですが、提示部の繰り返しをしていました。それ以降の3番を聴いていませんので、評価はアルゲリッチの1面のみ捉えてコメントしまいました。
また、アルゲリッチのクライスレリアーナの第7番は早過ぎですか。私はただの音楽愛好家ですので、「おおシューマン」と聴いてしまいました。

投稿: たつ | 2010年11月27日 (土) 20時30分

今晩は、ハルくん。
ショパンシリーズ楽しく読ませてもらっています。て゛す が …今夜はゲルギエフ/ロンドン響。さらにソリスト諏訪内晶子という、超豪華なコンサートのご報告をさせてください。
演目はシベリウスのヴァイオリン協奏曲とマーラー1番でした。
諏訪内さんは、やつれたとは言うものの、美人でした。長い髪が揺れて絵になるぅ~。演奏も素晴らしく特に第4楽章は良かったですね~!
ゲルギエフのマーラー1番は圧巻でした。泉が湧き出る様な優しい音色から『巨人』にふさわしい力強い音色まで、滅茶苦茶高揚しました~。興奮しました~。マエストロの頭部は意外に薄いでした~。
実際に見ると美人度、奥村>諏訪内でしたね。

私が生で見たアーティスト美人度ランキング→
若かりし頃の前橋汀子≦若かりし頃の千住真理子<仲道郁代=奥村愛<諏訪内晶子<村治佳織
かなぁ~。 異議ありでしょうか、ハル様?

投稿: From Seiko | 2010年11月27日 (土) 23時06分

一部間違っていました。奥村<諏訪内でした。

投稿: From Seiko | 2010年11月27日 (土) 23時10分

たつさん、こんにちは。

アルゲリッチの3番は僕もグラモフォンの'67年盤しか聴いていません。彼女のベストの演奏だという気はしませんが、それでもやはり個性的ですし結構好きです。
クライスレリアーナの第7曲も指定は「非常に速く」ですから、彼女は楽譜に忠実といえます。物凄いスピードに驚かされるのですが、速過ぎるために刻々と移りゆく曲の色の変化を聴きとることができないのが自分には不満です。でも、凄いと感じられる聴き手もきっと多いと思いますし、要は好みだと思います。

投稿: ハルくん | 2010年11月27日 (土) 23時12分

Seikoさん、こんばんは。

ゲルギエフ/ロンドン響に諏訪内さんですか!
いやぁ~いいなぁ。よだれの出るほど豪華な出演者ですね。
ゲルギーの頭部は相当に薄いですよ。着々と巨匠の風貌に成りつつありますね。ドイツでは禿げないと巨匠にはなれないんです。あっ彼はロシア人か。(笑)
諏訪内さんの弾くシベリウスはCDも好きですが、三年前に聴いた生演奏はもっと良かったです。彼女は大分やつれ気味ですが、おじさん的にはそこにまた惹かれるんです。
で、ご質問にお答えしますと、
前橋汀子<村治佳織<若かりし頃の千住真理子<現在の熟した千住真理子=奥村愛<やつれた諏訪内晶子<仲道郁代≦やつれる前の諏訪内晶子
こんなとこです。なんだ、やっぱりやつれる前の諏訪内晶子がいいんじゃないかって?
いや、もしも今の自分が真面目に交際をするとしてバランスを考えたらです。えっ、そんな必要はない?そりゃそうでしたね。(笑)


投稿: ハルくん | 2010年11月27日 (土) 23時38分

シベリウスのヴァイ協に幻の第4楽章を作ってしまいました♪第3と書いたつもりでした。またやっちまいましたよ★

投稿: From Seiko | 2010年11月28日 (日) 13時07分

Seikoさん、わざわざご訂正ありがとうございます。
シベコンならば4楽章⇒終楽章⇒3楽章と自動変換機能が働きますからどうぞご心配なく。ブログカキコには誤字、脱字は日常茶飯事のことです。

投稿: ハルくん | 2010年11月28日 (日) 16時37分

ショパンのレビューもあったのですね。
ショパンはそれほど強くないのですが、骨格がガッチリしている物が好きですね。

ソナタでは内田光子の2番&3番が思いの外良かったです。ドイツ物みたいにガッチリと大きく重く出てくるんですがかなり情熱的に攻めていて驚きます。3番の最終楽章の3連符を強烈に押し出す弾き方も衝撃的でした。これを聴くとアルゲリッチが感覚で弾いてしまう典型的な女流だなぁ、と実感します。
ハルさんもイメージの食わず嫌いは損ですよ。(笑)

ポリーニの84年のも悪く無いですね。意外と内田光子と遠からずな演奏です。実は70年代のポリーニは苦手です... この84年あたりから自由に自我を出すようになってきたような気がします。

アルゲリッチのは聴いていて心地いい時と悪い時がありますね。ショパンの音符は実は構築的で緻密なんですが、シャーっとカッコよく弾かれてしまって本質が抜けてるように思えることが多いです。

ショパン全体としては、自分はツィメルマンが一番好きです。特に彼のスケルツォ&バラードは素晴らしいと思います。

投稿: ひゅーい | 2011年3月 5日 (土) 00時33分

ひゅーいさん、こんばんは。

僕もショパンは溺愛するほどでは有りません。
ソナタはかなり好きですけれど。

内田光子さんですねぇ。一度嫌いになってしまうと中々に修復は難しいですね。男と女の間のようなものです。(笑)

アルゲリッチは感覚で弾いていた若い頃の方が好きですね。頭で弾きだすようになってからは、わざとらしさが鼻についてどうもいけません。
ポリーニの70年代は好きですよ。エチュード、プレリュード、ポロネーズとか。シューマンも良いなぁ。

ツィメルマンのショパンはもちろん良いですね。ブラームス、ベートーヴェンも好きですけど。

投稿: ハルくん | 2011年3月 5日 (土) 01時08分

皆様
よく、邦人で、内田 光子さんと、仲道 郁代
さんの話題が出ていましたが、ファンの方は、ごめんなさい。私、あんまり好きではないのです。女性ピアニストでは、中村 紘子さんの
大ファンです。
サントリーホールに、ショパンオールプログラ
ムを見に行った時、感激してしまいました。
特に、スケルツォ2番が、光っていました。
そして、アンコールに、ラフマニノフの嬰ハ短調(鐘)のメロディーが流れた時、感涙していました。
皆様のお話しに、引きこまれて行きました。
ショパンソナタ、先日、図書館に借りようと思い、電話したら、CDがございます、とのこと。
元気になったら、借りに行こうと思います。
第3番と云うと、葬送ですね。

投稿: FUMI | 2012年9月24日 (月) 04時30分

 ハルくんさん、こんばんは。
 僕もハルくんさんと同じくショパンのソナタなら2番の方が好きなんですが、3番もいいですよね。2番よりも典型的なソナタ形式に近いですから、聴きやすいです。
 ハルくんさんが挙げられている録音の中では、リパッティやルービンシュタインもいいんですが、僕は断然マガロフです。彼のショパンは本当に素晴らしいです。いつ聴いても、魅力的な音だと思います。
 最近聴いたものですと、アルゲリッチが絶賛したというネルソン・ゲルナーの録音が素晴らしかったです。感情と理性のバランスが絶妙でした。

投稿: ぴあの・ぴあの | 2013年12月12日 (木) 23時06分

ぴあの・ぴあのさん、こんばんは。

2番は最高ですが、3番もとても好きです。

マガロフの晩年のショパンは素晴らしいですよね。僕もこれは外せない演奏です。
ただ、この曲はこれから自分にとって最高に思えるような演奏が出てくるような気がしています。

ネルソン・ゲルナーという人の演奏は聴いたことが有りません。一度聴いてみたいですね。
ありがとうございます。

投稿: ハルくん | 2013年12月13日 (金) 00時20分

こんにちは。

リパッティは繊細なイメージで通っていますが、3番のフィナーレではかなり演奏効果を意識しているように感じます。全体的にスポーティーですし、中声やバスを随所で強調しているところが興味深いです。実際のリパッティは陽気な好青年であったらしく、どちらかというと陰性なハスキルが惚れ込んでしまうのもわかりますよねえ(惚れ込む向きは逆だったか?)。

リパッティでバッハ-ブゾーニのコラール(原曲はBWV659)を最近聴きました。これはハスキルも録音していますね。甲乙付けがたい名演で、原曲のオルガンよりいいと思います。

投稿: NY | 2014年10月22日 (水) 21時53分

NYさん、こんにちは。

リパッティには繊細なリリシズムを感じますが、実演では凄くパッションも感じますね。それも少しもこけおどしではない自然な感興の高まりなのですよね。
ハスキルとは年齢の差を越えた音楽家同士の強い共感が有ったのだろうなと思いますね。

バッハ-ブゾーニのコラール曲の演奏は素晴らしいですね。物凄く感動させられます。

投稿: ハルくん | 2014年10月23日 (木) 20時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ショパン ピアノソナタ第3番 ロ短調op.58 名盤:

« ショパン ピアノ協奏曲第1番 ホ短調op.11 名盤 ~青春の旅立ち~  | トップページ | ブラームス チェロ・ソナタ集 名盤 ~秋は夕暮~  »