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2010年10月28日 (木)

ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調op.92 名盤(ステレオ録音編)

それでは、ベト7のモノラル録音編に続いてステレオ録音の愛聴盤を聴いてゆくことにします。

Beethoven_cluytensアンドレ・クリュイタンス指揮ベルリン・フィル(1957年録音/EMI盤) 全集盤に収められている演奏です。ドイツものを得意とするクリュイタンスですが、この7番の演奏は余り感心しません。テンポが遅めなのは良いとしても、フォルテに音の芯が無い印象ですし、緊張感にも欠けています。音色感に乏しいEMIの録音(マスタリング)も更に印象を悪くしています。まだベルリン・フィルがドイツ的な音を持っていた時代の録音なのに、これでは失望させられます。

3198080736ブルーノ・ワルター指揮コロンビア響(1958年録音/CBS盤) ワルター晩年のユニークなベト7です。第1楽章はゆったりと落ち着いています。独自の味わいが有ります。第2楽章も非常に遅いのですが、悲壮感を全く感じさせません。こんな表現が出来るのはワルターのみです。第3楽章は迫力は不足していますが、逆に優雅さを感じるほどです。第4楽章は晩年のワルターにしては随分と躍動感を感じます。後半の追い込む迫力も中々です。オケの音に厚みは有りませんが、優雅で美しい演奏として他の指揮者とは全く異なる個性で存在感を感じます。

41gh0rfq9cl ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウイーン・フィル(1959年録音/DECCA盤) カラヤンは3年後にもベルリン・フィルと録音を行いますが、それは過剰なレガートと粘るリズムに違和感が感じられて好みませんでした。その点、このウイーン・フィルとの演奏は遥かにオーソドックスで素晴らしいです。テンポは速過ぎず遅過ぎず堂々としていますし、後年に感じられるカラヤン一流の演出臭さがまだ見られません。同じウイーン・フィルでも後述のCクライバー盤よりもずっと良いと思います。

Cci00055フランツ・コンヴィチュニー指揮ライプチヒ・ゲヴァントハウス管(1960年頃録音/edel classics盤) これも全集盤に収められている演奏ですが、ゲヴァントハウス管の古色蒼然とした音が本当に魅力的です。第1楽章は幾らか遅めのテンポで実に堂々としています。重量級ですがもたれることは有りません。但し提示部を繰り返すのは余分です。2楽章はすっきりとしていてことさらに悲劇性を強調しません。3楽章と数楽章は立派です。終楽章など意外にテンポは速いのですが、安定感が有ります。その反面、余り熱狂的にはなりません。

Furicsay938 フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン・フィル(1960年録音/グラモフォン盤) 特筆すべきは当時のベルリン・フィルの暗く分厚い響きで、この演奏が素晴らしいのはこの響きが有ればこそです。1楽章は遅いテンポでスケールが大きく、念を押すようなタメが効果的です。2楽章もやはり遅めで悲哀の大きさはフルトヴェングラーのようです。3楽章も遅く重量感です。中間部のホルンの立派さには惚れ惚れします。終楽章は幾らかテンポが速まりますが、堂々として豪快に鳴り切るベルリン・フィルの重い音が最高です。

905 ヨゼフ・カイルベルト指揮バイエルン放送響(1967年録音/オルフェオ盤) 「ミスター・ドイツ」と呼べそうなこの人はオペラは別として、ドイツもの以外の曲をおよそ聴いたことがありません。「ベト7」にはベルリン・フィルとのスタジオ盤もありましたが、これはミュンヘンでのライブ演奏です。演奏はいかにもドイツ的。イン・テンポで武骨に進めます。テンポが特別に遅いことはありませんが、実に堂々としています。終楽章では実演ならではの高揚を感じます。バイエルン放送響の渋過ぎない音色も中々悪くありません。

Hans_schumit_beeth7 ハンス・シュミット‐イッセルシュテット指揮北ドイツ放送響(1960代後半/GreenHill盤) イッセルシュテットはウイーン・フィルともDECCAに正規録音を残していますが、これは海賊盤です。とはいえ優れたステレオ録音ですので鑑賞に何の支障も有りません。それどころか北ドイツ放送の暗く厚い音がこの曲にとても適しています。腰の据わったテンポで重量感のある指揮も素晴らしいです。そのくせ完全なイン・テンポではなく1楽章の終結部でぐっと重みを増すところなど実に惹かれます。2楽章も非常に美しいですし、3楽章以降の充実度も素晴らしいです。

4107090040 パブロ・カザルス指揮マールボロ音楽祭管(1969年録音/CBS盤) マールボロ音楽祭管というのはアメリカの音楽祭の為の臨時編成ですが、この時のメンバーにはヴァイオリンには後にイムジチのコンマスになるピーナ・カルミレッリや潮田益子、チェロには元ブッシュSQのヘルマン・ブッシュなどの凄いメンバーが参加しています。カザルスはこの時既に92歳ですが、魂の演奏家だけあって非常に力強く感動的な演奏をしています。およそ「洗練」というには程遠いサウンドなのですが、最近の機能的なオケの音に慣れ親しんだ方にこそ是非聴いて貰いたい演奏であり音楽です。

51pbpkptral__ss500_ カール・ベーム指揮ウイーン・フィル(1972年録音/グラモフォン盤) グラモフォンへの全集盤のスタジオ録音です。何といっても音楽そのものを心から味あわせてくれますし、演奏の安定感が抜群です。ドイツ音楽をこれほど品格を感じさせて安心して聴かせる指揮者は居ないと思います。つくづく偉大な指揮者だったと思います。但しベームが真に燃え上がるのは実演で、スタジオ録音も決して悪くありませんが、後半の3、4楽章では少々迫力不足を感じます。

649 カール・ベーム指揮バイエルン放送響(1973年録音/audite盤) グラモフォン盤の翌年にミュンヘンで行われたライブ演奏です。1楽章導入部は慎重に始まりますが、提示部に入ってから徐々に感興が高まって行きます。60年代の実演のような鬼神とまではいきませんが、スタジオ録音と比べるとやはり燃え方が違います。特にグラモフォン盤で弱いと感じた3、4楽章が別人のように躍動感と迫力を増しています。録音もバランスが良く優れています。

0184442bcヘルベルト・ブロムシュテット指揮シュターツカペレ・ドレスデン(1975年録音/Berlin classics盤) これも全集盤に収められています。この全集の最大の魅力は、SKドレスデンのいぶし銀の響きを聴けるということですが、もちろん曲による凸凹が無いわけではありません。この7番は特に出来の良い演奏だと思います。1~3楽章は遅めのテンポで落ち着いていますが、もたれることはありません。終楽章では幾らかテンポが速まりますが、少しも前にのめらないで全ての音符を完全に弾き切っているのが圧巻です。ホルンやティンパニの音には本当に惚れ惚れとします。

51chtd6fxsl__sl500_aa300_ カルロス・クライバー指揮ウイーン・フィル(1976年録音/グラモフォン盤) その名を世界に轟かした第5の演奏の翌年の録音です。「舞踏の聖化」とも言われるこの曲のリズムを強調した、正に踊っているような演奏です。指揮者が腰を振り振りしているような姿が目に浮かんできます。良く言えばリズミカル、悪く言えば腰が軽いということですが、こうなると聴き手の好み次第でしょうね。僕自身は第5ほどには魅力を感じないので余り好みません。特に2楽章のあっさりとした演奏には拍子抜けします。

Ten_betho7 クラウス・テンシュテット指揮北ドイツ放送響(1980年録音/EMI盤) ハンブルグでのライブ録音です。テンシュテット/北ドイツ放送というとどうしても驚異的な「復活」の名演を思い出しますが、この「ベト7」も遅いテンポでスケールが巨大です。フリッチャイに似ていると言えるでしょうが、テンポが必ずしも厳格では無く浮遊感が有るのと、部分部分でホルンやティンパニが強奏されたりするのは、むしろクナッパーツブッシュのスタイルに似ています。但し終楽章はテンポが随分と速く他の楽章とアンバランスに感じます。

以上のステレオ録音盤の中で僕が特に好きなのは、フリッチャイ/ベルリン・フィル盤ですが、他にも外せないのは、カラヤン/ウイーン・フィル盤、カザルス/マールボロ音楽祭管盤、ブロムシュテット/シュターツカペレ・ドレスデン盤、それに海賊盤ながらイッセルシュテット/北ドイツ放送響盤です。

次回は第8番、通称「ベト8」です。モノラル/ステレオ盤をまとめて聴こうと思っています。

<補足>
カラヤン/ウイーン・フィル盤、クリュイタンス/ベルリン・フィル盤を追記しました。

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ベートーヴェン(交響曲第7番~9番)」カテゴリの記事

コメント

いつも豪華なラインアップをご紹介くださってありがとうございます。

わたしは軽快でシャープな演奏が好きなのでC.クライバー大好きですが、好き嫌いはさておき興味深いのは、現在商業出版されているスコアの指示を彼が一部変更している点です。

2楽章ラストはその好例で、出版譜の指示では、弦がピチカートで上行音階を奏し、最後の音符だけarcoで弾くことになっているのですが、クライバーは最後までpizz.で奏かせるので、弦のpizz.が消えた後に木管の吹きのばしだけが残ることになります。私と友人の意見を総合した結論は、2楽章冒頭の木管によるイ短調の和音は「魔法の国に誘う鏡」にも喩えられる不思議な響きなので(ワグナーの評でしたっけ?)そこから戻ってくる終結部は再び木管だけの響きが残る方が冒頭とシンメトリーになって良い、クライバー凄い!というものです。

2楽章の主旋律に加わるオブリガート3小節目の装飾音も、古典時代の曲なので拍の上で奏くのが普通ですが、クライバーは拍の前に出して奏かせます。軽快になりますがロマンティックすぎるとの批判もあるでしょう。テンポ設定は、アレグレットと書かれていることを尊重すればクライバーのテンポは存外「正しい」のではないか、と私は思います。

ところで奇演怪演の類で近衛秀麿版のライブを聴いたことがあります(某大学オケ)。四管編成、ティンパニー2対(2人)。1楽章序奏のオーボエソロがトランペットになっていたり、終楽章のティンパニーは2人重ねて叩くので迫力満点、抱腹絶倒しながら飽きずに聴きました(見ました?)

投稿: かげっち | 2010年10月29日 (金) 12時40分

こんばんは

自分のレコード棚を確認したら、ステレオ盤はC.クライバー
しか持っておらず、我ながら驚いています。
モノラル盤ばかりが多いと、「昔は良かった」とか言って、
新しいものを受け付けない偏屈人間なのではないかと多少
狼狽します。

投稿: メタボパパ | 2010年10月30日 (土) 02時19分

おはようございます。

この曲のステレオ版では、ORFEOから発売されているクライバー/バイエルン国立管の演奏が好きです。ウィーンフィル盤と違って、熱気が感じられます。他に好きな演奏はあまりないです。フルトヴェングラーのを聴いてしまったら、一気にハードルが上がってしまい、好きだった演奏もそれほど好きでもなくなってしまいました。

投稿: kurt2 | 2010年10月30日 (土) 06時45分

かげっちさん、こんにちは。

さすがは、かげっちさんですね。楽譜の読みが実に深いですね。
2楽章の装飾音に関してですが、速いテンポ(アレグレット)で演奏する場合には前打音でも良いと思いますが、僕は遅めのテンポが好きなので拍で弾いて貰ったほうが落ち着きますね。この楽章をアレグレットとすると、全楽章ともリズムが強調されますが、遅く演奏すると他の速い楽章との対比になります。曲の構成自体が大きく変わってしまいますが、ベートーヴェンの意図は前者だったのかなぁと思っています。でも自分は後者のほうが好きなのですよ。

奇演怪演といえば、10年ぐらい前に宇野功芳さんが(当時の)新星日響を指揮した実演も面白かったですよ。やはりデフォルメの極みで、テンポは揺れ動くわ、フォルテはまるでワグナーの「ニーベルングの指輪」のようで、座席からすべり落ちそうになりました。(笑)

投稿: ハルくん | 2010年10月30日 (土) 07時52分

メタボパパさん、こんにちは。

確かに新しいものを受け付けない偏屈人間にはなりたくないですが、僕もステレオ録音とは言え最近の演奏家はほとんど聴いていません。音楽は趣味で学習ではないのですから、好きなものだけを聴くということでも別に悪くは無いんじゃないかとも思います。

投稿: ハルくん | 2010年10月30日 (土) 08時01分

kurt2さん、こんにちは。

僕はクライバー/バイエルン国立管の演奏は来日時の人見記念講堂でのライブ海賊盤を持っています。ウイーンPOよりも少し重みを感じますが、やはり腰の軽さと健康的な感じが余り好みでは無いんです。
フルトヴェングラーはどの演奏をとっても最高ランクですね。やっぱり神様です。

投稿: ハルくん | 2010年10月30日 (土) 08時06分

今日は、ハルくん様。
ベト7と言えば「のだめ」で、広く知られるようになったのは、おっしゃる通りですね。その昔、故山本直純さんが「第7に第5や第6の様に副題があれば、もっとこの曲が演奏される機会が多くなるだろうに」とインタビューで、やはりハルくんと同じ事を言っておられたのが印象的でベト7のレコードを買った覚えがあります。カラヤンでしたが、家を引っ越した際に、どこぞへいってしまい、手元にありません。罰当たりな……昨日、BSのN響定期の放送が、ネヴィル・マリナー指揮でベト7でした。
全体的にテンポか早く(特に2・3楽章)感じられました。どうやら、のだめオーケストラの演奏を何回となく聞いているうちに、そのテンポが標準になってしまったのかもしれません。偏らずに、色んな演奏を聞いて、楽しんでいきたいですねぇ。財布の底が見えないうちは…

投稿: From Seiko | 2010年10月30日 (土) 16時06分

Seikoさん、こんにちは。

山本直純さん、懐かしい名前ですね。「オーケストラがやってきた」の番組がクラシックファンをどれだけ生み出したかは計り知れないですね。
しかし仮に7番に副題を付けるとしたら何でしょうね。「舞踏交響曲」「酒神交響曲」、うーん、今一つですねぇ(苦笑)

僕も最初に買ったLPはカラヤンでしたよ。CDでは持っていませんけど。

3楽章はともかく、2楽章が楽譜指定のアレグレットで演奏されると随分速く感じます。前のコメントでも書きましたが、ベートーヴェンの意図は本当にそうだったのでしょうね。

投稿: ハルくん | 2010年10月30日 (土) 16時32分

こんばんは!
実は近衛秀麿版の演奏も宇野さんの指揮だったのですよ(◎´∀`)ノ

ベートーヴェンの発想標語を文字通り受けとめれば「緩徐楽章がない交響曲」ということになりますね。ただ彼がメトロノーム記号に書いた数字(テンポ)は額面通り受け取れない(もの凄い速さになってしまう)のですが。

もう一つ思い出しました、ベートーヴェンは「ここぞ」という箇所にしかffを書かない人ですが(たいていはfが1個)、4楽章終結部には何とfffを書いている箇所があります。渾身の強奏を要求しているように見えます。

投稿: かげっち | 2010年10月31日 (日) 18時06分

かげっちさん、こんばんは。

あーん、お聴きになったというのは同じ宇野さんの指揮でしたか。(笑)

確かにこの曲の初演の時には、ベートーヴェン自身が第1Vnを9プルトというマーラー並みの編成にしたそうですから、巨大な音を求めたのでしょうね。それはなにも自分の耳に聴こえるようにという理由ではないと思いますので・・・。

投稿: ハルくん | 2010年10月31日 (日) 18時29分

現在の私のベスト盤はフリッチャイです。響きといい、テンポといい完璧だと思います。フルトヴェングラーだといくら演奏が良くても録音が許せない私ですが、このフリッチャイ盤の録音なら全く問題ありません。
次に好きなのはクーベリック/ウィーンフィルです。バイエルン放送交響楽団の方が良いとも言われていますが、持っていません。
ベームもわりと好きです。
前にも書いたのですが、クライバーはだめです。いくらアレグレットだからといって、この名曲を快速で飛ばされても…

投稿: まっこい | 2010年11月 6日 (土) 22時12分

まっこいさん、こんばんは。

演奏だけならフルトヴェングラーがやはり好きですが、録音も含めるとフリッチャイ盤はこの曲のベストかもしれません。もちろん演奏そのものも非常に素晴らしいですし。

クーベリックは昔聴いたような気がするのですが、現在はどれも持っていません。
そうですね、僕もやはりクライバーは好みではありません。「舞踏の聖化」には違いないのかもしれませんけれど。

投稿: ハルくん | 2010年11月 7日 (日) 21時37分

9月5日のカンブルラン、読売日本交響楽団のオール・ベートーヴェン・プログラムを聴いてきました。
エグモント序曲、ピアノ協奏曲第4番、交響曲第7番で、ピアノはコヴァセヴィチです。エグモントの終盤のトランペットのファンファーレ、コンチェルト冒頭のピアノの響き、シンフォニーの「舞踏の聖化」、聴き終えて満足度120%です。
特に、シンフォニーで指揮のカンブルランがオーケストラをグイグイ引っ張るドライブ感は見ていて、また、聴いていて凄みを感じました。
さて、愛聴盤です。ハルくん推薦盤はほとんど所有していません。と、言いますのは、私はCD登場以降(1980年代以降)の録音を基本的な収集の対象としています。レコードは専ら名曲喫茶です。
と、いっても、交響曲第7番は名曲中の名曲で、しかも私の大好きな曲ですので、フルトヴェングラー、カラヤン、クライバーほか、多分、20種類位は持っているかも、です。そして、その中で好きな盤を3つ挙げろと言われても難しい問題です。そこで、最近購入して気に入っている盤ということで考えると、バーンスタイン/NYP、ムーティ/フィラデルフィア、ノリントン/シュトットガルト、あたりでしょうか。どれも聴きどころがあって甲乙つけがたく、素晴らしいですよ。

投稿: ひらけん | 2011年9月 7日 (水) 20時32分

ひらけんさん、こんばんは。

カンブルランはまだ聴いていませんが、中々評判が良いみたいですね。一度聴きに行ってみたいです。コヴァセヴィチは、昔聴いたことがありますが、良い印象です。ひゅーいさんのお気に入りのピアニストです。

そうですね、音質を考えると80年代以降ならば安心ですね。僕の場合は、昔の演奏家を好んでいるので、逆に70年代までがどうしても多くなってしまいます。
バーンスタイン/NYP、ムーティ、ノリントン、いずれも聴いたことがありませんが、この曲は色々な演奏家による味わいを楽しめますね。

投稿: ハルくん | 2011年9月 7日 (水) 21時44分

こんばんは。
私事ですが最近寝室用にとても小さなオーディオセット(?笑)を導入しました。構成は、
PLAYER : SONY Walkman A867
Pre-Main AMP : Carot One ERNESTOLO
Speaker : DALI ZENSOR1
で、特にアンプはおもちゃみたいな外見なのに意外な程まともな音を聴かせてくれます。音源はWalkmanのDocからの出力なので、流しっ放しの慣らしには大変好都合なのですが、たまたま今日この曲を久し振りにじっくり聴いてみました。
私の愛聴盤はバレンボイムがベルリンの壁崩壊時の記念コンサートでBPOを振ったライブ録音です。極めて特別な状況下での演奏で、個人的にはフルトヴェングラーの43年BPO、50年VPOの両名盤に勝るとも劣らないものだと思います。(まあCD購入以前にLDでライブ映像を見続けてきた贔屓耳?もあるでしょうが笑)
今は現役盤ではないかも知れませんが、フルトヴェングラー的な重厚さと熱狂を兼ね備えたステレオ録音盤ということでお勧めしたいと思います。

投稿: kenken | 2012年10月21日 (日) 23時52分

kenkenさん、こんばんは。

寝室用のミニオーディオセットというのは良いですね。僕も前から欲しいなぁとは思っていますが、ついつい後回しにしてしまっています。

バレンボイムのベルリンの壁崩壊記念というのは聴いていません。恐らく70年代以降のベルリン・フィルだったからかもしれません。
フルトヴェングラーの両名盤に勝るとも劣らないとすれば素晴らしそうですね。
機会あれば是非聴いてみたいです。貴重な情報をどうもありがとうございました。

投稿: ハルくん | 2012年10月22日 (月) 22時17分

こんばんは。
ご紹介されていましたカラヤン/VPOの演奏、良いですね。私がカラヤンの同曲の演奏で一番だと思うのはハルサイとカップリングされたPALEXAレーベルのライブ音源です。
とにかく鳴り切った時のBPOの凄さに圧倒されますし、快速型の演奏の代表格クライバーの海賊版を含めた数種の演奏と比較しても興奮の度合いでは圧勝という感じでしょうか。
永らく入手不可になっていましたが昨年国内プレスにより復活、HMV等でも簡単に購入できるようになったようです。
まあカラヤンですから好き嫌いはあると思いますが、私はつぼにはまりました。
まだお聴きでなければご一聴の価値はあろうかと思います。

投稿: kenken | 2014年5月20日 (火) 00時01分

kenkenさん、こんにちは

カラヤンのベト7は、この後のグラモフォンのBPO盤が全く気に入らなかったので、興味を失くしたままでしたが、今回は1960年代のVPOだからということで聴いてみました。
1970年代以降のカラヤン/BPOの音と演奏には失望する確率がかなり高いので自分にとっては大きなリスクが有りそうですが、機会あれば聴いてみたいですね。ありがとうございました。

投稿: ハルくん | 2014年5月20日 (火) 13時30分

重厚感と迫力ある名盤が並びましたね。
やっぱりステレオ録音だとフリッチャイとベームが双璧かなぁと思います。ベームは私はベルリンフィルとの演奏と75年来日が好きなのですが。
上の方もおっしゃっていますが、クーベリックの旧盤が挙がっていないのは不思議でした。現在では入手困難かも知れませんが、クーベリックの振ったベートーヴェンでは第9のライヴ以上に好きな演奏です。
テンシュテットはNDRとのライヴを聴きましたが、ややテンポが自分の好みからは外れました。逆に期待せず聞いたモントゥー盤が好みに合ったりと事前の予想と聞いてみての感想が異なることの多い曲だと思います(笑)

投稿: ボナンザ | 2014年8月 2日 (土) 02時18分

ボナンザさん

クーベリックについては上でも書きましたが、確か昔ライブ放送を聴いています。良かったのですが、大きな感銘を受けるほどでは無かったのでディスクも聴かずじまいです。機会があれば聴いてみたいとは思っていますが。

モントゥーも聴いていません。ロンドン響の響きにはどうしても食指が余り動かされないからです。でもこれも一度は聴いてみたいですね。ありがとうございます。

投稿: ハルくん | 2014年8月 2日 (土) 09時26分

この曲の第一楽章には部屋の沢山ある宮殿の扉を1つずつ開いて行きその都度違う景色を楽しむといった雰囲気があります。ゆえにリズムが弾んでいないと聞いていてときめきません。とはいえ、あまり[たずな]が緩みすぎていると暴走してしまうとおもいます。(アバドのDECCA盤がそんなイメージでした)やはりVPOで聴きたいなとおもいます。フルトヴェングラーの1950年盤はその意味でOK・バーンスタインの映像(衛星放送で1回みました)は全身で踊りながらリズムをとる姿が印象的。モントウは実によくリズムが弾む!(LSOですが響きはVPO並みと思います)

投稿: k | 2014年10月11日 (土) 21時56分

Kさん

ウイーンPOも良いですが、ドイツのオケの重厚な演奏も好きですね。リズムが重くても聴き応えのある演奏は多く有りますし。

投稿: ハルくん | 2014年10月12日 (日) 15時49分

Wスタインバーグ(Pスタインバーグの父)のベートーベン全集を購入、早速お気に入りの第7から聞き始めました。室内楽的な響きは録音のせい?でもなかなか染み入ります。伴奏指揮者の面目躍如といった所かな。ホルストの惑星、ツアラストラではテンポが早すぎて情感に乏しいとまで言われていましたがこのベートーベンに関してはそんなことはないと思います。この演奏に懐かしさを覚えるのは僕だけかな…

投稿: k | 2014年12月16日 (火) 20時20分

Kさん

僕も「スタインバーグ」といえば父親の方を先に思い浮かべます。
ベートーヴェン全集ですね。一度聴いてみたいですが、他にもまだ色々と聴いて無いのが有るので当分は聴けそうにありません。
でも、ご情報をどうも有難うございました。

投稿: ハルくん | 2014年12月16日 (火) 23時10分

ケンペ&ミュンヘン・フィル(EMI)盤が大変すばらしいです。
特に終楽章がスタジオ録音らしかぬ大熱狂でして
それでいてクライバーみたいに軽くはない。
久しぶりにこの曲で感動しました。
HMVのサイトによると9/21に再発売されるそうです。

投稿: 影の王子 | 2016年7月12日 (火) 22時13分

影の王子さん、こんにちは。

ケンぺは好きな指揮者ですが、演奏によってかなりばらつきがあります。
ブルックナーは大好き、リヒャルト・シュトラウスもかなり好きですが、ブラームスはそれほどでもありません。
考えたらベートーヴェンはあまり聴いていませんので改めて聴き直す良いチャンスですね。
ご紹介どうもありがとうございました。

投稿: ハルくん | 2016年7月13日 (水) 12時57分

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