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2010年10月 2日 (土)

ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調op.67 名盤(ステレオ録音編)

さて「運命交響曲」の、前回のモノラル録音編に続いて今回はステレオ録音編です。

031 ブルーノ・ワルター指揮コロムビア響(1958年録音/CBS盤) ワルターのベートーヴェンは偶数番号の曲が良いと言われていて、それは事実なのですが、僕は奇数番号も良いと思っています。1楽章のテンポは意外に速めですし緊張感も有ります。ワルターらしい音の流れを損なわない微妙な間やタメも随所に見られます。2楽章の気品も実に素晴らしく、曲の美しさに酔わせてくれます。但し3楽章以降が、やや迫力不足と言う印象が残ります。ワルターの晩年のスタジオ録音は体調を考慮して、時間を短く区切りながら収録したそうなので、これはやむを得ないでしょう。ステレオ録音で聴けるだけでも有り難いです。

Beethoven_cluytensアンドレ・クリュイタンス指揮ベルリン・フィル(1958年録音/EMI盤) 全集盤に収められている演奏です。クリュイタンスのベートーヴェンは良いと思うのですが、オーケストラの響きにドイツらしさが感じられないのが不満です。せっかくベルリン・フィルがそういう重厚な音を残していた時代の録音なのにです。クリュイタンスの音造りも有るのでしょうが、それよりもEMIの録音(リマスタリング)だとパリ管もベルリン・フィルも音色が同じに聞こえてしまうのが問題です。グラモフォンではそのようなことは無いのすが、カラヤンは演奏に魅力が感じられませんし、フリッチャイは全集を完成させられませんでした。中々上手くいかないものです。

Cci00055 フランツ・コンヴィチュニー指揮ライプチヒ・ゲヴァントハウス管(1960年頃録音/edel classics盤) これも全集盤に収められている演奏です。全曲に共通していますが、ゲヴァントハウス管の古き良き時代のドイツの響きが実に魅力的です。一音一音マルカートではっきり弾かれる音は、子音を明確に発音するドイツ語と同じです。現在のベルリン・フィルのように団員が国際化したオケではこういう音は出ません。但し、破格の曲の演奏にしてはコンヴィチュニー親父の指揮が真面目すぎて幾らか面白みに欠ける感は有ります。

Furicsay938 フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン・フィル(1961年録音/グラモフォン盤) 昔、ブーレーズ盤が出た時に1楽章の遅さが話題になりましたが、一番遅かったのは実はこのフリッチャイ盤でした。その後、陽の目を見たクナッパーツブッシュの演奏は更に遅いうえにテンポの浮遊性が有るので古典的な造形を損なっていますが、フリッチャイは造形をしっかり保っています。続く第2、第3楽章も遅く、沈み込んでゆく雰囲気がユニークです。但し終楽章はそれほど遅くは有りません。勝利の歌を高らかに歌い上げます。特筆すべきは当時のベルリン・フィルの暗く分厚い響きで、この演奏が素晴らしいのはこの響きが有ればこそです。

Beethoven5_hshumit ハンス・シュミット‐イッセルシュテット指揮ウイーン・フィル(1968年録音/DECCA盤) この人は地味な存在ですが、北ドイツ放送やバイエルン放送を振ったライブでは非常に素晴らしい演奏を聴くことが出来ます。「運命」の演奏は、このウイーン・フィルとのDECCA盤しか聴いたことは有りませんが、これは中々に素晴らしい演奏です。テンポは中庸ですが生命力が有り、何も変わったことはしていませんが、ウイーン・フィルの柔らかくも張りの有る音を上手に生かしています。この演奏はもっと評価されて良いと思います。DECCAの録音も優秀です。

41f6bd5nchl__sl500_aa300_ オットー・クレンペラー指揮ウイーン・フィル(1968年録音/テスタメント盤) 1968年のウイーンでのライブです。晩年のクレンペラー・スタイルの遅めのテンポでスケールの大きい演奏です。この人も人間的なドラマティックな表現とは無縁です。クナッパーツブッシュの場合は更にスケールが大きく、かつテンポに浮遊性が有るので聴いていて飽きないのですが、クレンペラーは一貫してイン・テンポで通すの少々退屈します。しいて言えば終楽章は名演です。それにしても僕はどうもこの人とは余り相性が良くない気がします。もちろん好きな演奏も無いわけではないのですけれども。

Beethoven5_bohm カール・ベーム指揮ウイーン・フィル(1970年録音/グラモフォン盤) これはグラモフォンへの全集の中の録音です。前々年のイッセルシュテット盤とのウイーン・フィル競演になりました。ベームのほうが重量感が有りますが、ウイーン・フィルの美感と切れの良さではイッセルシュテットが勝っている印象です。また、1楽章前半と3楽章で幾らか緊張感に欠けるのが気になります。さすがに終楽章は中々の力演になっていますが。この第5の演奏は、あくまで全集盤のためのものと割りきった方が良いかもしれません。

522 エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(1972年録音/Scribendum盤) モスクワでの演奏会録音です。’73の別録音も有り、そちらはモノラルですが、これはステレオです。但し録音の明瞭度にはやや欠けています。演奏は余分な脂肪分の無い筋肉質のものですので、もう少し潤いが欲しくなります。ティンパニーの強打などは凄まじいのですが、フルトヴェングラーのように流れの中で叩かれるのでは無く、そこだけが突出して聞こえてしまうのです。意外に繊細さを欠いた音も多々有りますし、僕は4番の演奏ほどは好みません。

51chtd6fxsl__sl500_aa300_ カルロス・クライバー指揮ウイーン・フィル(1975年録音/グラモフォン盤) エーリッヒの息子カルロスの名を世界に轟かしたセンセーショナルな演奏です。最初に聴いた時には、一気苛性な勢いにすっかり魅了されました。但しもう長いこと聴いていなかったので、今回聴き直してどう感じるかが楽しみでした。この躍動感と生命力はやはり凄いです。但し「苦悩や葛藤」という陰りは有りません。極めて健康的なのです。聴いたイメージはトスカニーニに近いです。やはりこれは「運命」の演奏を語るに外せない演奏だと思いますが、好きか嫌いかは全くの聴き手しだいです。

0184442bc ヘルベルト・ブロムシュテット指揮シュターツカペレ・ドレスデン(1977年録音/Berlin classics盤) これも全集盤に収録されている演奏です。毎回同じことばかり書いていますが、ルカ教会で録音された、このオケのいぶし銀の響きを味わえる演奏です。但しブロムシュテットの指揮に個性や主張は有りませんので、第3や第5のようなドラマティックな曲には余り向いていません。あくまでもシュターツカペレ・ドレスデンという唯一無二の典雅な響きの楽団で全集を聴けることに価値が有ります。

670 カール・ベーム指揮ウイーン・フィル(1977年録音/Altus盤) 日本公演のNHKホールでのライブ録音です。グラモフォン盤から7年後の演奏ですが、力強さはスタジオ録音の比ではありません。テンポもずっと速めですし、緊張感が違います。音の持つ迫力はまるで別人のようです。やはりベームは実演の人ですね。NHKの録音も優秀ですので、この名演奏を心から味わうことができます。当日の前半プログラムは「田園」でしたが、これも非常な名演で同じCDに収められています。

以上のステレオ録音盤の中から、マイ・フェイヴァリットを挙げるとすれば、1にフリッチャイ/ベルリン・フィル、2にベームのNHKライヴ、3にイッセルシュテット/ウイーン・フィルです。他に外せ無いのはワルターと息子クライバーです。

さて連続して「運命」の記事ではみなさんお疲れでしょうから、ここでちょいと息抜きに、とても面白い「運命交響曲」の演奏をご紹介します。ある友人が教えてくれたYouTubeなのですが、大傑作です。名演奏の一角を占めるかもしれませんよ。

気分一新したところで、次回は第6番「田園交響曲」です。

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コメント

再びこんばんは。

現時点フルトヴェングラー'47/DG盤、クレンペラー/VPO'68が双璧。後者はそのインテンポがlovely。未完成も聴けるDG独盤です。

ワルターは試聴止まり。どうもコノ人で、5,9番を聴く気になりまセン。フリッチャイはBPO堪能できてlovely。ムラヴィンスキー'72もイイですが、4番のスゴ演を先日聴いて少し評価が...coldsweats01

初めて聴いた5番=クライバーは今日聴いてみても、煌びやかさは別格。「運命」という仰々しい通称だケド実はスゴく美しい曲confidentなのだと教えてくれた正に運命盤デス。

投稿: source man | 2010年10月 2日 (土) 19時33分

source manさん、またまたコメントありがとうございます。

クレンペラー/ウイーン盤はお好きですか。僕はどうもこの人とは相性が今一つみたいです。逆にワルターは5番も9番も結構好きなのですよ。
Cクライバーはストレートで余り含蓄というものを感じないところが好悪の分かれ目ですが、実に存在感の有る演奏であることは確かです。

投稿: ハルくん | 2010年10月 2日 (土) 21時26分

こんばんは^^

C・クライバー、巷で評判の演奏なので、数年前にCD買ってみたものの、期待が過ぎたんでしょうか・・・何かが物足らず・・・
そのままお蔵入りになっていましたが、今回のハルくんさんの記事を拝見し、納得がいきました。
そうなんです。「陰り」がなく「健康的」なんですね。
ベームのこのCDでは「田園」ばかり聴いていました。5番も聴かなきゃ、ですね。

モノラル編は、先日RIAS盤を買ったことで、手持ちのフルトヴェングラーが異常繁殖してしまいましたので(笑)、整理してまた出直してきますね。

投稿: micchik | 2010年10月 4日 (月) 00時46分

micchikさん、こんばんは。

Cクライバーは本当に好みだと思います。僕も第5は嫌いでは無いのですが、やはり「陰り」のある演奏のほうに強く惹かれますね。
ベームのLiveは実は僕も「田園」ばかり聴いていました。今回聴き直してみて、「運命」のほうも良い演奏だなぁと改めて認識したのです。

フルトヴェングラーが異常繁殖!
同演奏の異CDを全部購入するような病気にかからないうちは、まだまだ大丈夫です。でもお互いに気を付けましょう。(笑)
ご感想を楽しみにしていますね。

投稿: ハルくん | 2010年10月 4日 (月) 23時13分

ベーム指揮ウィーンフィルのグラモフォン盤はLPレコードも持っていますが、ジャケットの写真がたいへん気に入っています。当時のウィーンのムジークフェラインザールでのウィーンフィルの演奏会の雰囲気が伝わってくる見事な写真だと思います。わたしは今だに、このレコードを部屋に飾っています。
さてベームのNHKホールでのライブ録音は、当日、私は実際に会場にいましたが、前半に演奏された「田園」が素晴らし過ぎて、第5番の演奏は、ほとんど憶えていません。
一度、ゆっくりとCDで聴き直してみるつもりです。

投稿: オペラファン | 2010年10月 5日 (火) 22時58分

オペラファンさん、こんばんは。

ベームのNHKライブを生で聴かれたとは幸運ですね。その時の「田園」が超名演なのは良く言われていますが、「運命」のほうも色々と聴き比べてみると、どうしてどうして非常に素晴らしい演奏だと思います。
ベームはやはり偉大な指揮者ですね。

投稿: ハルくん | 2010年10月 5日 (火) 23時55分

この曲は案外と手持ちが少ないことに気がつきました。ところで、
1)1楽章の第2主題の直前、提示部ではホルンが「パパパパ~ン、パ~ン、パ~ン」ですが、再現部ではファゴットです。楽譜を書き換えて再現部もホルンで吹かせる指揮者がいます。
2)この時代の交響曲の例にたがわず、1楽章や4楽章は「提示部」「展開部+再現部」のそれぞれにリピート記号がついています。しかし4楽章をこの指示通りに演奏すると長大な反復になるので、ここだけ反復を省略する指揮者が多いのですが、中には指示通り反復する人もいます。
個人的には1)2)とも賛成できないのですが、上の録音はいかがでしたでしょうか?確かバーンスタインは2)で、聴くと疲れます。

投稿: かげっち | 2010年10月 8日 (金) 22時22分

かげっちさん、コメント沢山ありがとうございます。

僕の所有しているディスクは古いものが多いので、再現部もほとんどホルンで吹いています。最近はファゴットが多いかと思いますが、ホルンで聴き慣れているとなんだか締まらない印象です。楽譜に忠実ということでは正当なのかもしれませんが。

昔の時代は聴衆が曲に馴染んでいないので反復の必要が有りましたが、現代では曲をよく知っているので反復しないと言われますよね。「楽譜に忠実な」反復は往々にしてしつこく感じられるというのが事実ではないでしょうか。僕自身もそのように思います。

投稿: ハルくん | 2010年10月 9日 (土) 04時08分

カルロス・クライバーのものが好きです。
というか、他のものあまり知りません
(汗)

この曲のジャジャジャーーンは、
なんていろいろ語れるようになりたい
(笑)

投稿: 四季歩 | 2010年10月 9日 (土) 21時31分

四季歩さん、こんばんは。

Cクライバーがお好きで、もし他のものも聴かれようとされるのでしたら、フェレンツ・フリッチャイなんか是非のお勧めです。まるで別の曲に聞こえますよ。
ゆっくり色々と聴かれてください。

投稿: ハルくん | 2010年10月 9日 (土) 22時52分

こんばんは。
ベートーヴェンにもマーラーにも造詣が深いのですね。いっぱい参考にさせていただいています。

5番はクライバーが最も私の感性に合います。(巷で絶賛のクライバーの7番は速過ぎてだめです)
フリッチャイはご指摘の通り全く別の曲に聞こえます。特に第2楽章。遅い演奏は好きですけど、これがこの曲の一番かと言われるとちょっと躊躇しますね。
私にはエロイカ(ベルリンラジオ響)での遅さの方が違和感がなかったのです。

絶賛されているベーム、注文しちゃいました。楽しみです。

投稿: まっこい | 2010年10月10日 (日) 00時02分

まっこいさん、こんばんは。

Cクライバーの7番は少々腰が軽いですね。僕も5番の演奏のほうが好きです。
フリッチャイが最高なのは1楽章です。2楽章はフルトヴェングラーもワルターもベームもみな素晴らしいですから。逆にフリッチャイ/ベルリン放送のエロイカは僕には遅すぎてもたれてしまい駄目です。各自の好みの違いというのは本当に面白いものです。

投稿: ハルくん | 2010年10月10日 (日) 00時24分

こんばんは。

クレンペラー/VPO'68を【双璧】と書き込んだ直後に久々に聴いてみた処、こんなにインテンポだったのかと驚きました。初体験C.クライバーの次に聴いたので印象が強烈に残っていただけなのカモ。

コノ曲以外も、2年半で相当数聴いてきたので、嗜好が変わったのか【判ってきた】のか。コノ演奏だけは評価が変わらないだろうと予感してただけに不思議です。そ思うと、聴き直してもlovelyなC.クライバー/VPO盤はやはり名盤かと。

ベーム/BPO'53/DGは如何でしょうか。1楽章全ての♪ダダダダーンで、最後を異常に伸ばすのがsign02も、もっと認知されてイイ演奏では。

フルトヴェングラー'43、TahraでなくVeneziaで所有。最近ようやく盤起こし特有のプチプチ音に慣れてきたので、プチプチ拒否反応でMythos盤を手放した事いま後悔weep

フルトヴェングラー'43と'47/DG盤が双璧と訂正させて下さい。m(_ _)m

投稿: source man | 2010年10月10日 (日) 18時25分

ご存じのように作曲当時のホルンは自然倍音しか出せなかったので、1楽章再現部の調では吹けないのです。それで作曲者は「仕方なくFgで吹かせた」と解釈する指揮者は、再現部も現代ホルンで吹かせてしまいます。もっとも同様の箇所はホルン・トランペットに無数にあって、ワインガルトナーが改訂点を整理しており、上記箇所もホルンで吹くよう推奨しているのですが(Fgに吹かせると「神々の舞台に間違って道化師が乱入してしまったようだ」と)今なお解釈が分かれています。

さらに大胆な指揮者は、冒頭の動機が「弦楽器+クラリネット」であるのはおかしい、ホルンの間違いだろう、と主張したそうですが、まだ実演では聞いたことがありません(笑)

投稿: かげっち | 2010年10月10日 (日) 21時54分

source manさん、こんにちは。

曲そのものもそうですが、演奏の好き嫌いというのは時間と共に変化する場合がありますし、変わらない場合もありますね。こればかりは予測がつきません。

ベームとベルリンPOの50年代の演奏は案外と多いですし、根強いファンがいらっしゃると思います。第5は随分昔に聴いて以来、ずっと聴いていません。
フルトヴェングラーの第5はどの演奏をとっても別格だと思いますよ。

投稿: ハルくん | 2010年10月11日 (月) 15時02分

かげっちさん、コメント沢山ありがとうございます。

楽器の変更や弾き方の変更など、楽譜の解釈には諸説ありますが、結局は演奏家と聴き手の受け止め方に委ねられるんじゃないでしょうかね。ベートーヴェンのシンフォニーを大オーケストラで演奏するのと、古楽器オケが演奏するのとどちらが正当か、なんて議論は自由ですが、結論は出ません。ベートーヴェン本人が現代に生きていて判定してくれるわけでは無いのですからね。

投稿: ハルくん | 2010年10月11日 (月) 15時23分

フリッチャイのこの時期の演奏は本当に素晴らしいです。ただ、深みではフルトヴェングラーに劣らないものの、激しさでは一歩劣りますね。
ここに挙がっているもの以外だとテンシュテットのキールフィルとのライヴが個人的には好きな演奏です。アンサンブルやドイツの音には欠けますが、やはりテンシュテットならではという感じが得られるからです。
トスカニーニ的な演奏としてはライナー指揮シカゴ響もパワフルで面白いですね。
ベームの来日ライヴは解説を読むと第一楽章以外駄目なように思えますが、実際には第一楽章が完璧過ぎるだけだと思います(笑)。
レオノーレ3番は流石に?でしたが・・・。

投稿: ボナンザ | 2014年7月 1日 (火) 22時08分

ボナンザさん

フリッチャイのベートーヴェンでは5番と7番が非常に好きです。この両曲に関してはフルトヴェングラーに並ぶ演奏だと思っています。
”激しさ”よりも立派さが際立ちますね。クレンペラータイプと言えそうです。

ベームも好きですよ。来日ライブ良いですねぇ。レオノーレ第3番は1975年の来日ライブが素晴らしかったです。

投稿: ハルくん | 2014年7月 1日 (火) 23時10分

こんばんは。

ジュリーニ&ロスアンゼルス・フィルの1981年録音のDG盤
やはり素晴らしいです!!
指揮者の強い意思がオケを率先して
大変力強くもしなやかで清々とした音楽になっています。
音楽監督に就任して数年経過し
指揮者とオケの一体感が感じられます。
ジュリーニの最盛期はこの頃だったと思います。
私が聴いた翌年の来日公演はTV放送されたので
ソフト化を願ってます。

投稿: 影の王子 | 2015年7月 5日 (日) 23時05分

影の王子さん、こんばんは。

ジュリーニ/ロス・フィルの第5ですね。聴いたことが無いのでマークしておきます。
機会が有れば聴いてみたいです。
貴重な情報をありがとうございました。

投稿: ハルくん | 2015年7月 6日 (月) 23時19分

こんばんは。

ベームのDG盤はなぜか?ムジークフェラインでの収録ではなく
音がか細くなっていて(同じディスクの第4と比較すれば明らか)
残念ですが、「格調の高さ」は伝わってきます。
やはり「迫力不足」と切り捨てるには惜しい演奏です。

投稿: 影の王子 | 2015年12月10日 (木) 22時47分

影の王子さん、お返事が遅くなりました。

ベームのDG盤は「迫力不足と切り捨てる」ほど悪いということはありませんが、やはりライブの演奏録音が存在する以上はどうしてもそちらを聴いてしまいます。
vpoですし拡張の高さやオケの美しさは感じるのですが・・・。

投稿: ハルくん | 2015年12月16日 (水) 12時49分

こんばんは。

ブロムシュテット指揮シュターツカペレ・ドレスデン盤
確かにフルトヴェングラーのような芸はありません。
あまりにも淡々としています。
これが他のオケ(ウィーン・フィルやベルリン・フィルでも)
だったら退屈してしまうところでしょう。
しかし、底光りするような地力を感じました。
とにかく響きが重厚でありながら芳醇であるという奇跡
それを引き出した指揮者をたたえるべきです。
これはやはり名演だと僕は思います。

投稿: 影の王子 | 2017年4月26日 (水) 23時56分

影の王子さん、こんにちは。

恐らくはSKドレスデンの存在、醸し出す音の響きそのものが奇跡ですね。
なので指揮者はあくまでも引き立て役。引き立て役として上手いか下手かの違いでしょうから、ブロムシュテットはやはり上手かったのでしょう。フルトヴェングラーに代表されるドラマ「運命」とは聴きどころが全く異なるということですね。

投稿: ハルくん | 2017年4月27日 (木) 13時09分

お返事ありがとうございます。

SKドレスデンを生で聴いたのがブロムシュテット指揮で
1985年のまだ「東ドイツ」時代でしたが
その後、東西ドイツが統合されました。
それから旧東ドイツのオケ
SKドレスデン、SKベルリン、ライプツィヒ・ゲバントハウス
の何れもが現在今なお素晴らしい実力を維持していると思われる
のは、考えたらもの凄いことではないでしょうか?
フィラデルフィア管(これも同年聴いて感激しました!)が破産した
ことを考えるとなおさらな気がします。
やはりドイツの音楽文化の底力畏るべしですね!

投稿: 影の王子 | 2017年4月27日 (木) 23時01分

影の王子さん、こんにちは。

SKドレスデンを『てこでも動かない牛車のようだ』と称したのは指揮者のフリッツ・ブッシュだそうですが、昔からそれぐらいどんな指揮者が来ても自分たちの音とスタイルを変えようとしなかったのでしょうね。
だからこそあの音を保ち続けているのだと思います。

ただ、ゲヴァントハウスに関しては、シャイーが振るようになってから音は変わりましたね。あの保守的で面白くないと思っていたマズアが今思えば良かったように思えてなりません。

投稿: ハルくん | 2017年4月28日 (金) 14時21分

こんにちは。

テンシュテット/キール・フィルのライヴ録音を。ホルンかな?吹き切れずにフニャっとなる幾つかの箇所が引っ掛かりますが、適度な粗さも第1楽章には合っていますし、通してトーンが暗めなのも魅力で、指揮者らしさを感じます。

中古が値崩れしないのが納得、適度な価格で買える時を待ちました。

ところで、コンツェルトハウスmodeが継続中で、昨夜も放送録音のハイドンに酔いしれました。PREISERレーベルのCDは中古屋で見かけても、ロゴのデザインからして怪しげで避けていたのですが苦笑、試聴して即買い。

我が家のオーディオでは更にイイ音で聴かせてくれて、コレが648円...ヨシヨシナデナデ笑。

投稿: source man | 2017年9月25日 (月) 10時23分

source manさん、こんにちは。

テンシュテット/キール・フィルですか?
それはノーマークでした。もしも北ドイツ放送響との演奏が有れば飛びついていたのでしょうけど。
自分の中ではテンシュテットはやはり古典派~初期ロマン派の人では無くて後期ロマン派のヒトなのですよね。でも「エロイカ」とかは素晴らしいですけれど。

ウイーン・コンツェルトハウス本当に良いですよね。
もちろんカンパーあっての団体ですが、他のメンバーも実に素晴らしいです。
最近シューベルトのカルテットを聴いていますがカンパー最高です。誰もあんな風には弾いてくれません。

投稿: ハルくん | 2017年9月25日 (月) 12時56分

こんばんは。

ヨッフム指揮バイエルン放送響(1959年DG)は
巨木をなぎ倒す重戦車の如き重厚さ。
言いたくないですが「THIS IS ドイツ音楽」。
ヨッフムって偉大です!

投稿: 影の王子 | 2017年9月30日 (土) 20時14分

影の王子さん、こんにちは。

ヨッフム/バイエルン放送響の1959年録音なんてありましたか。
この頃のヨッフムやクーベリックはいま一つの演奏も見受けられるのでノーマークでした。
機会あれば聴いてみたいです。

投稿: ハルくん | 2017年10月 2日 (月) 00時22分

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