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2010年3月 7日 (日)

歌舞伎 「金門五山桐」―石川五右衛門―

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昨日は雨の中を、今月5日から国立劇場で公演されている「金門五山桐(きんもんごさんのきり」を観に行ってきました。誰にでも御馴染みの天下の大泥棒石川五右衛門を主役とする歌舞伎芝居です。何しろこの「金門五山桐」の初演は安永七年(1778年)なのですね。モーツァルトの最初の本格的オペラ「イドメネオ」が作られた1780年の2年前です。

石川五右衛門は安土桃山時代の京都に実在した盗賊集団の大親分で、三条河原で釜茹で処刑されたというのは事実だそうです。この作品では、大胆不敵にも天下人の太閤秀吉と渡り合った話が中心です。そもそも五右衛門が捕らえられたのも秀吉の寝首をかこうとして失敗したからだとも伝えられています。しかもそれも事実だという説も有るようです。なんとも大胆な大泥棒ですよね。時代を超えてその名を知られるのもよく理解できます。

この歌舞伎の最も有名な場面「南禅寺山門」では、五右衛門が山門の上で煙管をくわえながら満開の桜を眺めながら「絶景かな、絶景かな」のセリフを言います。それから太閤の羽柴秀吉をもじった真柴久吉(ましばひさよし)(笑)と対峙します。この場面だけでももう充分楽しめます。

五右衛門は中村橋之助、太閤には中村扇雀という配役でした。橋之助さんの大見得切りはやっぱりほれぼれしますね~。つづら抜けの宙乗りも見事でした。しろうと歌舞伎ファンにとっては、こういう解り易い場面はやはり楽しみ易いのですよ。

僕の観たのは3階の三等席でしたので料金は僅か1500円です。さすがは国営文化事業ですね。それに3階と言っても、劇場はさほど大きくないので、大ホールのオペラ公演でいえばA席程度のとても見易い距離なのです。有り難いじゃないですか。せっかく我々の税金で運営されているのですから、これは観に行かなければ損と言うものです。この公演は今月27日までです。

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コメント

ハルくん様。早速マーラー6番探しに参ります。びっくりした事に今日の題名のない音楽会で小林麻美さんの話が出て、ハルくんには予知能力があるかなと思いましたよ。ちなみに私、小林麻美のデビュー曲「初恋のメロディー」と5曲目か6曲目の「アパートの鍵」を 大体歌えます。更に付け加えるなら、あまり歌舞伎は詳しくありませんが、片岡仁左衛門様と中村吉右衛門様と中村七之助君が好きです。趣味に一貫性なし?尾高さんと全然違うし…死んだ祖母が大の歌舞伎好きで一度だけ仮名手本忠臣蔵を一緒に観劇しましたが、年端も行かない頃の事で良さが解りませんでした。年齢を重ねた今、もう一度見てみたいですね。

投稿: From Seiko | 2010年3月 7日 (日) 23時59分

Seikoさま、コメントをたくさんありがとうございます。

「題名のない音楽会」で小林麻美さんの話ですか?そりゃまた偶然ですね。予知能力とは全く関係ありません。(笑)
でも僕は彼女の「~ショパン」以外の曲って全く憶えていないのですよ。

片岡仁左衛門さんは2年前に歌舞伎座で「勧進帳」を観ました。あの人の弁慶は素人目にも素晴らしいと思いましたよ。歌舞伎とか日本の伝統文化の良さは、ある程度年齢が行ってはじめて感じられるような気がします。僕も興味が沸いたのは割りと最近なのです。

投稿: ハルくん | 2010年3月 8日 (月) 00時14分

私も行きたくなりました。
おっしゃるように、見なければ
損みたいな話ですね(笑)

私は南禅寺が好きで、よく行きますが、
行くとやはり「ぜっけえかな~ぜっけえかな~」と
やってしまいますね(笑)

投稿: 四季歩 | 2010年3月 8日 (月) 19時56分

四季歩さん、こんばんは。

チケットもまだ残っているようですし、是非奥様とご一緒に観に行かれてみてはいかがでしょうか。3月末ならば劇場の目の前の皇居の櫻を眺めてホントに「ぜっけいかな~」ができるかもしれませんよ。(笑)

投稿: ハルくん | 2010年3月 8日 (月) 23時26分

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