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2010年1月17日 (日)

映画「シャネル&ストラヴィンスキー」

Cci00021 今日は公開初日の映画「シャネル&ストラヴィンスキー」を観てきました。上映は渋谷、新宿、銀座のみですが、僕が観たのはシネスイッチ銀座です。このブログを覗いてくれる方であれば、僕がこの映画を観たいと思った理由はお判りでしょう。そう、ストラヴィンスキーの映画だからです。バレエ音楽「春の祭典」のパリ初演がブーイングと怒号の嵐にさらされて大酷評に終わったことは知っていても、彼のプライヴェートの部分については余り語られないので知りませんでしたし、そのストラヴィンスキーを公私共に支援したのがココ・シャネルだったことも知りませんでした。

この映画は「春の祭典」初演のシーンに始まって、直後にシャネルがストラヴィンスキーに出会って彼を支援をする為に家族ごと彼女のパリ郊外の別荘に住まわせること、2人の肉体関係やそのことを知る彼の妻の心の苦しみ、シャネルが香水「シャネルNo.5」の開発に執念を燃やすこと、その後「春の祭典」の再上演にシャネルが尽力を尽くして大成功を収めること、そして2人が別れるまでの僅か1年程の間の話を描いています。監督のヤン・クーネンはこの映画にとって付けた様な話は一切交えずに、事実を忠実に淡々と描いています。ですので話の進行がとてもゆっくりしていて大人の映画に仕上がっています。(事実この映画はR-18指定でしたがいやらしさは全く有りません) 映像がとても美しく、当時のパリの香り(当然!)をいっぱいに漂わせています。配役もよく吟味されていて、シャネルもストラヴィンスキーも本人に似ていて違和感が有りませんし、「春の祭典」の初演指揮者ピエール・モントゥー役まで似ているのは可笑しかったです。

この映画は昨年のカンヌ映画祭でクロージング作品に選ばれて話題となったそうですが、いかにもそんな感じのフランス映画でした。こういう大人の映画はやっぱりいいなぁと思います。ご興味の有る方には是非お薦めします。

尚、この映画を観て「春の祭典」のバレエDVDや音楽CDをこれから鑑賞してみたいという方には、以前の記事でご紹介していますのでご参考までに。

<旧記事>ストラヴィンスキー/バレエ「春の祭典」 DVD他名盤

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コメント

シャクですねえ(笑)
先をこされましたね。

「クララ・シューマン愛の協奏曲」を観に
行ったときに、このチラシがあって、
観にいくつもりでした。

やはり良かったようですね。

私も早く観にいかなくちゃ。

投稿: 四季歩 | 2010年1月17日 (日) 12時30分

四季歩さん、こんにちは。

先を越してしまいました。(笑)

でも僕は「クララ・シューマン~」の方は未だ観ていません。あの映画も観たいのですがね。近日公開予定の「オーケストラ!」という作品も面白そうです。

投稿: ハルくん | 2010年1月17日 (日) 13時56分

こんばんは

ストラヴィンスキーはお気に入りの作曲家なんですが、どういう人だったかまでは知りません。しかもシャネルと関係があったとはますます知らないことでした。観てみたい映画です。全国ロードショーのようなので観に行けるかもしれません。DVDレンタルもいずれできるかもしれないですね。

投稿: kurt2 | 2010年1月17日 (日) 21時19分

二度目の書き込みさせて頂きます。私も絶対に見ようと思っていた映画でした。期待通り素晴らしい映画の様ですね。楽しみです。
音楽映画と言えば、「オーケストラの少女」という映画をご存知ですか? 60年以上前の作品で名指揮者ストコフスキーが本人役で出演しておりました。さすがに、リアルタイムで見たわけではありませんが、素敵な映画でした。30年位前に見た「コンペティション」というピアニスト二人を描いた映画も、面白かったです。去年見たベルリンフィルハーモニーのドキュメンタリー映画も、感動しました。クラシック映画以外では、「グレンミラー物語」「スクールオブロック」等々、素晴らしい映画たくさんありますよね。おっと「のだめカンタービレ」もお忘れなく。大好きな音楽と映画をいっぺんに楽しめて、一粒で二度美味しい…(このフレーズご存知の方は、ちょっと年齢高め?)そんな気分ですよね。

投稿: From Seiko | 2010年1月17日 (日) 21時26分

kurt2さん、こんばんは。

ストラヴィンスキーの人物像なんて普通は知らないですよね。是非ご覧になられて下さい。
ミニシアター系の扱いですが、順に全国公開されると思いますので。

投稿: ハルくん | 2010年1月17日 (日) 21時47分

Seikoさん、こんばんは。

もちろん人によって好みは有るでしょうが、僕はとても楽しめました。是非ご覧になられてください。
「オーケストラの少女」は子供の頃にTVで見ました。劇の最後に少女が歌うモーツァルトのアレルヤ(モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ K.165」の終曲)が素適でしたね。
「コンペティション」という映画は知りません。ベルリンフィルの映画も観ていませんが評判が良いようですね。
僕は「アマデウス」が最高に好きな映画です。「ベートーヴェンの不滅の恋人」という映画も印象に残っています。
「大好きな音楽と映画をいっぺんに楽しめて、一粒で二度美味しい!」(笑)映画のようなので期待しているのが「オーケストラ!」という新作です。これは公開を楽しみにしています。

投稿: ハルくん | 2010年1月17日 (日) 22時59分

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