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2010年1月31日 (日)

ブルックナー 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」 続・名盤

ブルックナー&マーラーの交響曲特集も第4番までやって来ました。ブルックナーの4番だけはこの特集の前に一度、ブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」 名盤というタイトルで記事にしたことがありました。そこで、今回のディスクのご紹介は続編とします。

Brucner8第4番はブルックナーのマニアには一段低く見られがちの作品で、第3番のほうを上にする評論家諸氏も居ます。僕個人としては、多くの曲想が混ざってやや散漫な印象を受ける3番よりもシンプルな曲想で勝負している4番を好んでいます。例えて言えば3番は「幕の内弁当」で4番は「とんかつ弁当」のようなものです。ブルックナーは5番以降で飛躍的に音楽の深みを増しますので、4番をそれらの作品と比べればどうしても浅い印象は受けます。ですがその分、これからブルックナーを聴き始めようという方には逆に親しみ易いかもしれません。副題の「ロマンティック」も作曲者本人が付けたかどうかは定かで有りませんが、知らない人が聴いてみたくなる効用は有るでしょう。

第1楽章はオーストリアはアルプスの大自然です。冒頭のホルンは山々にこだまするアルペンホルンの響き以外の何物でも有りません。巨峰の威容、山間の自然の美しさが次々と目の前に現われます。第2楽章は弦のピチカートとともに自然の中をゆっくりと逍遥する人間です。この楽章は初めは退屈に思えるかもしれませんが、心静かに美しさを味わって欲しいと思います。第3楽章はブルックナーが曲に馴染みやすくする為に「城から騎士達が白馬に乗って現われる・・・」などと説明を付けています。雰囲気としては確かにそんなイメージも湧きますが、余りとらわれることなく純音楽的に聴いても充分楽しめると思います。中間部トリオの木管と弦の美しさ可憐さは、さしずめ花畑を目にするようで得も言われません。終楽章は後期の作品に匹敵する深みに達しています。特に終結部はブルックナーの本質である「宇宙的な広がり」「悠久の自然」を感じさせて非常に感動的です。

この曲のCDでは何といってもカール・ベーム/ウイーンフィルとギュンター・ヴァント/ミュンヘンフィルが絶対のお薦めですが、前回には触れなかったCDをご紹介します。

Burufuru ウイルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウイーンフィル(1951年録音/DECCA盤) ミュンヘンでのライブ演奏です。ベートーヴェンの演奏は正に神業で未だに絶大な人気を集めていますが、ことブルックナーとなると現在フルトヴェングラーの演奏が話題になることは無いと思います。急激なアッチェレランド、粘る歌いまわし、人間感情の爆発というブルックナー演奏の禁じ手が頻繁に現われるからです。それは録音状態を云々する以前の問題であって、この演奏を聴いてブルックナーを聴いた気には到底なれません。その点でクナッパーツブッシュとは天地の開きです。しかしフルトヴェングラーのファンでもしも聴かれていない方には試しにご自分で聴かれることも一興ではないでしょうか。

Cci00030 ハンス・シュミット‐イッセルシュテット指揮北ドイツ放送響(1966年録音/TAHRA盤) この人はDECCA録音のベートーヴェンあたりだけを聴いていると穏健でいかにも特徴の無い指揮者と思われてしまいそうですが、北ドイツやバイエルンの放送響を指揮したライブではドイツ魂を感じさせる勇壮な演奏が多く存在します。この録音も実にオーソドックスで素晴らしいブルックナーです。ゆったり気味のテンポですが緊張感を保ち、何よりふくらみの有る美しい響きを引き出していて見事です。といっても最近のベルリンフィルやアメリカのオケのような無機的な美しさとは無縁です。第2楽章や終楽章終結部には非常に奥深い情緒的な味わいが有ります。思わず聞き惚れてしまう好きな演奏です。   

Cci00029 オイゲン・ヨッフム指揮アムステルダム・コンセルトへボウ管(1975年録音/TAHRA盤) コンセルトへボウとのライブのブルックナー選集に含まれています。ドレスデンとの全集と同じ年の演奏です。基本的なテンポ設定や解釈にほとんど変わりは無く、オケの持つ音色と録音の違いだけです。コンセルトへボウとヨッフムは長年共演していたのでブルックナーの音楽が自然に染み付いていまし、どちらのオケも最優秀なので甲乙は付けられません。そうなると決め手は録音ですが、透明感の有る録音のこちらのほうを個人的には好んでいます。

Brch4 オイゲン・ヨッフム指揮ドレスデン国立歌劇場管(1975年録音/EMI盤) ヨッフム/ドレスデンのEMIへの全集録音のひとつです。1楽章は早めのテンポでオケを豪快に鳴らしています。さすがにドレスデンの音は柔らかく、金管も金属的な音になったりはしないのでうるさいとは感じませんが、この豪放な鳴りっぷりは相当なものです。2楽章、3楽章では美しくブルックナーの音楽を味わせてくれます。終楽章もやはり早めのテンポで豪放ですが、至る所でちょっとした変化やアクセントが生きていて聴き応えを増しているのはさすがです。 

Bru950 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ドレスデン国立歌劇場管(1980年録音/DENON盤) ブロムシュテットというのはつくづく指揮者の匂いを感じさせない人だと思います。いくらブルックナーでも少しは指揮者の匂いを感じさせても良いのではとも思います。余りにも真面目すぎる音楽が少々面白みに欠ける気がします。とは言え、ドレスデンの音は柔らかく素朴なのでブルックナーにとても向いています。ウイーンフィルの透明な響きとは違いますが、金属的にならずにふっくらと溶け合った響きが何とも心地良いのです。

Brch950 ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送響(1981年録音/CBS SONY盤) 冒頭のホルン~第1主題とゆったりと開始されますが、リズミカルな第2主題は速めになります。主題の性格を忠実に描き分けている感じです。トゥッティでの力強さはさすがバイエルン放送なのですが、トランペットのバランスがほんの僅かに強過ぎる気がします。その結果、耳への心地良さがいまひとつなのです。弦楽は綺麗ですが、特別な閃きまでは感じさせません。この辺りがクーベリックのブルックナーの一つの限界かなという気もします。但し終楽章終結部は深い寂寥感の味わいが良く出ています。

51yayd5unl__ss500_ セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル(1988年録音/EMI盤) とにかく両端楽章の遅さは尋常では有りません。音楽は演奏時にはもちろん、鑑賞時にも一緒に呼吸をすることが基本と思っていますが、この演奏では息が出来ずに酸欠状態に陥ってしまうのです。良く聴くとミュンヘンPOの金管ですら息切れしています。(苦笑) ということで僕はずっとチェリさんの演奏は嫌いだったのですが、このごろは一緒に呼吸をしなければ良いことに気がつき、案外と聴けるようになりました。そうすると所々での非常に美しい部分に惹かれるのも確かです。演奏全体で好きか嫌いか問われると答えに困りますが、これは確かにユニークな演奏です。 

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ブルックナー(交響曲第4番~6番)」カテゴリの記事

コメント

ハルくんさん、おはようございます

楽しくブルックナーとマーラーのシリーズを読んでいます。まだ聴いたことのない演奏録音の紹介等、ありがとうございます。
ブルックナーの交響曲は、演奏家によって音楽が随分異なって聴こえて来ますね。
ブルックナーの4番では、ルドルフ・ケンペ指揮ミュンヘン・フィルの演奏録音を聴いて、自分なりのブルックナーの聴き方が分かったような気がしたものです。第4楽章の途中(10分ちょっとのところ)に短い下降旋律を繰り返すパッセージが一瞬(20秒足らず)出てくるのですが、程よく脱力されるような不思議な効果を持つ部分です。それに気付かせてくれたのがケンペの演奏です。それ以来、ブルックナーの音楽を、出て来る音を一瞬一瞬大事に素直に聴くようになりました。ケンペの演奏は、隅々まで徹底して気配りしつつ、大きな音楽として聴かせてくれていると思います。

投稿: HABABI | 2010年1月31日 (日) 09時42分

HABABIさん、こんにちは。

ルドルフ・ケンペは60代で早死にしたことと、ミュンヘンフィル時代の録音が必ずしも実力を十二分に発揮していないことから過小評価されているのが気の毒です。しかしブルックナーの演奏は素晴らしいですよね。もっと長生きしていれば同じ職人タイプとしてヴァントと互角のブルックナーを聴かせてくれたことと思います。HABABIさんのおっしゃられる部分などはケンペの特徴が良く表れていてとても素晴らしいですね。

投稿: ハルくん | 2010年1月31日 (日) 15時33分

ロマンチックは、まだ朝比奈隆のものしか
ありません。
比較しようもありませんが、気に入ってます。
曲自体も好きです。

ここにあがっているもの、ぜ~~んぶ、
聴きたいものばかりです。

さすがですね、脱帽です。

時間がかかると思いますが、私も
こつこつと、集めていきたいと思います。

投稿: 四季歩 | 2010年1月31日 (日) 15時38分

四季歩さん、こんにちは。

4番は(評論家諸氏は)何だかんだ言ってもやはり良い曲ですよ。
朝比奈さんのブルックナーはかつて生演奏を何度か聴いて感銘を受けたものです。CD鑑賞の場合には人によって受止め方が変わるとは思いますが、後期の大曲の時には触れてみたいと思っています。
ブルックナーの禁断の園へ一度足を踏み入れると、あらゆる演奏を聞いて見たくなりますよ。御覚悟を~(笑)

投稿: ハルくん | 2010年1月31日 (日) 16時07分

ハルくんさん、こんばんは。

4番をベーム/ウィーン・フィル盤で聴いて
みました。

9番から5番を聴いてきた中で 私が感じたブルックナーとはまた違う世界がありましたが、この曲もまた好きです。

頬にあたるひんやりした風や、お花畑を舞うちょうちょうが目に浮かぶような…そういう
箇所もありますね。

禁断の園に、私も足を踏み入れちゃったかも
?しれません。

投稿: ANNA | 2010年1月31日 (日) 21時01分

再び1週間のご無沙汰でした…毎週日曜日に、このブログを読んでコメントする事が恒常的になりそうです!
私は本日N響のコンサートに行って参りました。日本海側の地方都市(でもね、一応政令都市なんですよ)にN響が来るのは年一なので、張り切って出掛けました♪
東京交響楽団は2ヶ月に1回位は来て頂いてます。毎回とはいかないまでも、なるべく安い席でちょこちょこ通ってます。首都圏の皆さんは機会が 沢山あって羨ましい限り。。。 本日の演目はエルガーで気持ちが高まり、グリークでグッと盛り上がり、ショスタコービッチで歓喜し、アンコールの二度目のエルガーで泣き…本当に涙が出ましたよ~…
素晴らしい夕べの時間を過ごしました。マーラーとブルックナーまた置き去りかいと言われてしまいそうですが、この感激を誰かに伝えたくて、またもやハルくん様のブログをお借りしました。
それにしてもハルくんの洞察力や音に対する感覚や曲の理解力…いつもながら、凄いです。あっぱれです。今日の就寝前に聞く曲は、マーラー5番かなぁ(ρ.-)

投稿: From Seiko | 2010年1月31日 (日) 21時44分

こんばんは。ブルックナーの「第4番」古いものから新しいものまで個性が豊かですね。
やはり、クナについてですが、ウィーン・フィル1955年のモノラルが手元にあります。改訂版ということもあるのでしょうか。弦と管のコントラストがはっきりしていて歌い回し方が古き良きウィーンとローカル風ですね。これはアバドと比較したものでやはり、ノヴァーク版で復元されたものか、モダンな感じです。
ここに挙がっているのはブロムシュテットがあります。ドレスデンのオケということもあるのか、森を意識した描写を表しているのは割と好きな方です。

投稿: eyes_1975 | 2010年1月31日 (日) 21時53分

ANNAさん、こんにちは。

ベーム/ウィーン・フィルを聴かれたのですね。立派さと美しさとを兼ね備えた稀有の演奏だと思います。
5番以降の世界は特別ですが、4番もとても素適ですよね。禁断の園にどっぷりとつかって下さいね。(笑)

投稿: ハルくん | 2010年1月31日 (日) 22時23分

Seikoさん、こんにちは。

首都圏に住んでいるからといって毎月コンサートに行くものでもないですし、2ヵ月おきのコンサートでしたらとても楽しみじゃないですか。

今夜のおやすみミュージックはマーラーの5番ですか?アダージェットならばぐっすりと寝つけそうですね。次回はこの5番を取り上げますね。

投稿: ハルくん | 2010年1月31日 (日) 22時31分

eyes_1975さん、こんにちは。
お久しぶりですね。お元気そうで何よりです。

クナの振る50年代のウイーンフィルは本当に古きよきウイーンとローカルの味を感じさせてうっとりしますね。今ではさすがに失われてしまった音です。

ブロムシュテット盤はやはりオケのせいでドイツの深い森をイメージさせますね。ウイーンフィルとはまた違った音色でとても素晴らしいです。

投稿: ハルくん | 2010年1月31日 (日) 22時38分

定評のある録音が並んでいますが珍品?を一枚。
宇野功芳指揮新星日本交響楽団
1988年サントリーホールでのライブ録音。
かなり、おもしろい演奏です。

投稿: オペラファン | 2010年2月 1日 (月) 10時38分

こんばんは!

ブルックナーの4番は好きです。ヨッフム&SKDが好きで4番を聴くときはこの盤ばかりです。たまにベーム&ウィーンフィルのも聴きます。フルトヴェングラーのは聴いたことありませんので、機会があれば聴いてみようと思います。

投稿: kurt2 | 2010年2月 1日 (月) 21時46分

この曲には関係ありませんが、夢にブルックナーさんが出てきました(笑)

荷車いっぱいの楽譜を二人で運んでいる。自分は後ろから押し、前を引くのはブラームスさん。道は平らでなく、荷車が左右に倒れそうになるのを苦労しながら進む。
着いた所はブルックナーさんの家。彼は尊敬するブラームスさんの曲をよく演奏したり指揮したりしているらしいが、その弾き方がどうもブラームスさんには気に入らないらしい。ブラームスさんが「もっとちゃんと弾いてほしいんだけど」と言う。
しかしブルックナーさんは、ブラームスさんがどう弾いてほしいのかぴんと来ない、というかブラームスさんが不満を感じていること自体を理解してないように見える。ただ「わかりました」と言って、手の甲にペンで「ちゃんと」と書いた。「もっと速く」とか「やわらかく」だったらわかるが、「ちゃんと」と書けばちゃんと弾けるのか、おいおい!と思っていたら目が覚めた(爆)

神田の古楽譜店のことを思い出していたとか、ブルックナーの管弦楽法の特徴を考えていたとか、下手に演奏すると「壮大な室内楽」に終わってしまう曲だよなと考えていたとか、いろいろ伏線はあったのですが、いやはや・・・(゚ー゚;

投稿: かげっち | 2010年2月 1日 (月) 22時31分

オペラファンさん、こんばんは。

朝比奈さんのトラックバックありがとうございます。僕があえて触れる必要が無いので助かります。いやこれはホントですよ。(笑)

宇野先生には面識も有りますし、かつてはブルックナーの評論に随分お世話になったのでこんなことは余り言いたくないのですが、オケの指揮はハッキリ言って余興ですね(合唱はまた別です)。アマオケで「面白い」演奏をやるのは良いと思いますが、プロオケを振って、あげくにご自分の著書で推薦するなどというのはまったくもって言語道断です。
などと述べましたが僕は宇野先生は未だに大好きです。(苦笑)

投稿: ハルくん | 2010年2月 1日 (月) 23時05分

kurt2さん、こんばんは。

ヨッフム/ドレスデンの4番は全集の中でも特に豪放な演奏なので、なんとなくマタチッチのライブを思わせます。ですのでお好きだと言われる訳が良く理解できます。とても存在価値が有る演奏だと思います。
フルトヴェングラーはその数倍過激ですけれども機会が有れば是非!

投稿: ハルくん | 2010年2月 1日 (月) 23時10分

かげっちさん、こんばんは。

何だかユニークな夢ですねぇ。かげっちさんならではですね。(笑)

ブルックナーの曲を下手に演奏すると「壮大な室内楽」に終わってしまう、とは鋭い意見です。アマオケはもちろんプロでもしばしばそうなります。ブルックナーは上手に演奏して「パイプオルガン」のように聞こえさせないといけません。

投稿: ハルくん | 2010年2月 1日 (月) 23時17分

ハルくんさん

いやいや、作曲家ご自身が出てくる夢なんて初めてです。タモリが出てくるNHK番組で神田の古書店街が出てきた影響はあります。

「壮大な室内楽」自分たちがグレイトに挑んだ時にトレーナーからもらった評です。シューベルトとブルックナーの交響曲構成には似た部分を感じます。

ちなみに私の師匠からは「シューベルトの交響曲はハイドンの系譜だから、1楽章の再現部は速めのpで簡潔に、緩徐楽章も速めに」と教えられましたが、これはブルックナーにも通じるのでしょうか?

投稿: かげっち | 2010年2月 3日 (水) 12時18分

かげっちさん、こんばんは。

シューベルトの交響曲も「未完成」「グレート」になると随分変わりますから、古典的な解釈ばかりでは無いとは思います。ましてやブルックナーには全く当てはまらないと思います。テンポ設定の問題ではなく「音楽への共感」が重要だと思うのですね。

投稿: ハルくん | 2010年2月 3日 (水) 23時29分

ハルくんさん、こんにちは。

未完成はあまりに異色の作品ですが、グレイトは作曲者自身、古典的な枠に収めようとしたつもり(でも収まらなかった?)なのだろうなと思います。6番までとの共通点として、ソナタ形式という器に深い意味はない(主題の再現を強調する必要はない)、ロマンティックな主題をつい過剰に遅く歌いたくなるが実は抑制したほうが美しい、という点には(私は)同意します。

直感的に思うのは、ベートーヴェンやメンデルスゾーンにとってソナタ形式とか交響曲とかいうスタイルには一定のイメージがあり、その構造自体に意味があったのだということです。しかしシューベルトでは(ブルックナーも?)交響曲という器に盛られた料理やデザートの味のほうが大切だという感じがします。ただ、一つの皿の料理にはまりすぎると他の皿を味わえなくなる、という危険をいつも感じます(笑)部分部分に魅力がありすぎという感じです。

投稿: かげっち | 2010年2月 4日 (木) 13時11分

かげっちさん、こんばんは。

シューベルトの「グレート」の演奏は難しいと思います。大抵の演奏が何となく退屈で面白くなく感じてしまいます。そうかと思うとゆったりしたテンポで抑制せずに歌うが、さりとて「過剰にならない」ブルーノ・ワルターのような名人も居ます。なかなか画一化は出来ないということですね。

シューベルト、ブルクナーの料理に例えたお話ですが、正にその通りだと思いますよ。本当に部分部分の魅力が有り過ぎなのです。


投稿: ハルくん | 2010年2月 4日 (木) 23時58分

4番はブルもマラもさらにベトもみんな平和な気分でいいですね。でもマラ4はその平和のかげに魔物が棲むアイロニーだという書いたライナーノートを見たことがあります。まぁマーラーらしいですがね。パパはブルマラの中ではブル4を一番最初に聞きました。大学のオケに入った頃、この曲を先輩たちが必死こいて演奏している姿に感動したものです。それから35年、いまだに余韻が残っています。パパにとっては青春の音楽なのだ。(珍しくコメントに参加しました。コメントしなくてもいつも楽しく拝見させていただいております。これからもがんばってくださいね)

投稿: パパゲーノ | 2010年2月 7日 (日) 00時22分

パパゲーノさん、お久しぶりです。
相変わらずお忙しいようですね。でも記事を読んで頂けているとのこと、とても嬉しく思います。

それが「魔物」かどうかは分かりませんが、平和の影に不安や悲しみが隠れていない曲はマーラーには存在しないですね。

ブルックナーの4番は元々爽やかな曲ですので、ご自身の青春の思い出とピタリ一致しやすいのでしょう。ブルの3番や4番は僕自身にも懐かしい思い出が有ります。

是非またのコメントをお待ちしていますよ!

投稿: ハルくん | 2010年2月 7日 (日) 14時00分

ハルくんさん。こんばんは、はじめまして。

私は、根っからのアナログ人間で、インターネットも先月やっと自宅に繋ぎ~、いろいろブログを検索したら、あるじゃあないですか~! ブル&マラマニアの私にうってつけのが~!

それから、投稿者の皆さんもいろんな指揮者のを聞かれて、凄いですよねぇ~。なかでもSeikoさん、もしかして新潟の方ですか? ん~懐かしい~!新潟は私にとって第2の故郷・青春の街です。駅前の石丸電気にはよく通ったものです。

おっと~、ハルくんさん。横道にそれてすみませんでした。実は私はブル4には複雑な思いがありまして~… この曲大体ブルックナーらしくない曲!特に第1楽章~第3楽章が後期ロマン派の標題音楽じみていて、好きじゃあないですねぇ~。

ただ終楽章だけは、彼らしからぬ標題音楽の試み?を捨て、根源的な大宇宙のスケールと力感・人間界を超越した神秘の世界に、足を踏み入れた感じで~、魂が震撼するほど酔い痴れてしまいます。

しかしながら、未だにブル4に関しては、満足できる演奏に巡り合っていません。べーム&ウィーンフィル、ヨッフム&ドレスデン、朝比奈隆etc. まだヴァントは、聞いていませんがねぇ~。

私はむしろ、彼の根源的な野趣溢れる魅力満載の、第1稿版の演奏が好きですよ。この版に関してはインバルのしか聞いていませんが、女流ヤングがハンブルグフィルを指揮した演奏も聞いてみたいですね。どうも長くなって、すみませんでした。

投稿: kazuma | 2011年9月11日 (日) 23時18分

kazumaさん、はじめまして。

インターネット開通おめでとうございます!
そして早速コメントを頂戴いたしまして大変嬉しいです。

ブル4は確かに一般の知名度とは逆に、ファンの間では人気が高いとは言えないですね。3楽章までの単調さが原因でしょう。終楽章では充分満足できるので良いのですけどね。個人的にはハース版かノヴァーク版第2稿の方が好きです。

僕はベームのというかウイーン・フィルのデッカ盤とヴァントのミュンヘン・フィル盤がやはり好きです。

僕も自称ブル&マラ、それにブラのマニアですので、追い追い他の曲についてもコメント頂ければ嬉しい限りです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

投稿: ハルくん | 2011年9月11日 (日) 23時39分

ハルくんさん、早速のお返事ありがとうございます。こちらも、非常に嬉しく思いました。

自称ブル&マラマニアですが、たぶん聞いているCDの種類は、ハルくんさん程ではないですよ。

まあ~おいおい他の曲についても、私なりのコメントを送りますので、今後とも宜しくお願い致します。

それでは、夜も更けましたので~、このへんでおやすみなさい。

投稿: kazuma | 2011年9月12日 (月) 00時12分

kazumaさん、ご丁寧にありがとうございます。

他の曲への何でも自由なコメント、楽しみにお待ちしていますね。よろしくお願いします!

投稿: ハルくん | 2011年9月12日 (月) 20時57分

ハルくんさん、こんばんは。

以前この欄のコメントで、或る投稿者の方が、ブルックナーの交響曲は~演奏者によっては「壮大な室内楽」になってしまう。と書かれていたのを思い出したので、コメントさせて頂きます。

ん~何を隠そう!彼の書いた弦楽五重奏曲についてなのですが、この曲~素朴でのどかな第1楽章に始まり、彼独特の天上的な旋律でクライマックスに到達する~第3楽章が決して忘れることの出来ない、ブルックナーの隠れた逸品だと思うのですが、如何せん!宇宙的なスケールの交響曲に比して、微々たる作品とたかをくくられているのか~実際のコンサートでも、CDでも滅多に登場しません。

これは実に惜しい!僕は、ブラームスとはまた違った意味で、この曲を秋の夜長によく聞きます。何と言いますかぁ~、感傷的で切ない思い・やるせない哀愁を胸の内に抱えながらも、ひたすら神に祈り~神に思いを託して行くと言うような~… 

そんな、ブルックナーの魅力たっぷりの曲だと思うのですが、永年愛聴していたのが、ホイトリンク弦楽四重奏団+etc.のLP盤でしたが、以前手放してしまいました。現在、CDでは復刻されているのでしょうかねぇ~?

投稿: kazuma | 2011年9月25日 (日) 00時39分

kazumaさん、こちらへもコメントありがとうございます。

僕も弦楽五重奏曲は、とても素晴らしい曲だと思います。特にアダージョはブルックナーの魅力が溢れていますね。
僕はホイトリンクSQの演奏は聴いたことが有りませんが、ウイーン・フィルのメンバーが弾いている美しい演奏がありますよ。これで充分満足できるのではないかと思いますが。

投稿: ハルくん | 2011年9月25日 (日) 22時14分

この曲はVPOで聞きたい…世評に高いベームは第4楽章コーダの金管の咆哮にびっくり…クナは改訂版で曲が別物に聞こえる。でもリズムは弾む…ハイティンクは総じて磨き抜かれた音だけどオルガン的な部分を強調していてワーグナーのように聞こえる…ベスト盤難しいです

投稿: k | 2014年9月30日 (火) 19時08分

Kさん

ブルックナーは出来ればウイーンPOで聴きたいですね。
4番はベーム/VPOがやはり素晴らしいです。特に4楽章の深みは凄いです。他ではヴァントのミュンヘンPO盤と北ドイツ放送盤の二種ですね。ケンぺ/ミュンヘンPOのライブ盤も良いです。

投稿: ハルくん | 2014年9月30日 (火) 22時41分

こんにちは。

チェリビダッケ盤はすばらしいと思います。
確かにテンポの遅さは感じますが
そのテンポゆえの美しさが尋常ではありません。
ゆったりといつまでも浸っていたい・・・
そう思わせてくれます。
もちろん、ミュンヘン・フィルは
ブルックナー演奏に秀でたオケだと強く感じます。

これに比べると世評の高いヴァント&ベルリン・フィル盤は
なんとも素っ気無く感じられます。
発売当初は好きだったのですが・・・

投稿: 影の王子 | 2015年3月15日 (日) 17時03分

影の王子さん、こんにちは。

チェリビダッケのファンは多いですが、記事中にも書いている通り必ずしも好きということではありません。ただこの個性と美感は圧倒的です。主兵のミュンヘンPOはやはり素晴らしいですね。

ヴァントも好きですが、ベルリンPO盤よりもミュンヘンPO盤や北ドイツ放送O盤のほうが遥かに良いですね。

投稿: ハルくん | 2015年3月17日 (火) 12時48分

ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンの2015年盤
は録音のせいか?金管の迫力がなく、2階席で聴く感じです。
なんともスケールの小さい、室内楽的なブルックナーですが
これはこれで評価できます。
特に第2楽章は絶品で、巨匠たちと渡り合える。
終楽章のテンポの遅さも実に良い。
これは生で聴いたらメチャクチャ感動したでしょうね。

投稿: 影の王子 | 2017年10月29日 (日) 10時14分

影の王子さん、こんにちは。

私はティーレマンの4番の新盤はまだ聴いていません。
録音によってもかなり印象は変わりますので、実演ではどうだったのでしょうね。
しかしティーレマンは好きなのでいずれ聴いてみたいと思っています。

投稿: ハルくん | 2017年10月30日 (月) 12時39分

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ブルックナー 交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」 第1楽章 快速に、速すぎぬように 第2楽章 アンダンテ・クワジ・アレグレット 第3楽章 スケルツォ 第4楽章 フィナーレ 快速に、しかし速すぎぬように 「ロマンティック」という表題があるため昔からブルックナーの作品の中ではよく演奏されていた作品である。私自身もはじめて購入したブルックナーのレコードも第4番でよく聴いていたものである。(ベーム指揮ウィーンフィル) ただ後に8番や9番そして初期の1番や2番を知ってほとんど聴かなくなった。何か他の... [続きを読む]

受信: 2010年2月 1日 (月) 10時32分

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