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2009年12月23日 (水)

マーラー 交響曲第3番二短調 名盤

Alma_3_2 マーラーの交響曲の中で第3番は第4番と並んで最も幸福感に溢れた作品です。そして3番は、どれもが長いこの人の作品の中でも特に長い曲です(演奏時間は約1時間30~40分)。

この曲はオーストリアのザルツブルク近くのアッター湖畔に在るシュタインバッハで過ごす夏の休暇中に作曲されました。ですので曲全体が"美しい自然賛歌"です。全6楽章構成ですが、マーラー自身は第1楽章を第1部、第2楽章以降を第2部と説明したそうです。初演は作曲から6年も後の1902年ですが、その半年前にマーラーは19歳も年下の(おどりゃー犯罪じゃぁ~!)アルマ・マリーアと結婚しました。こんなに若くて美人の女性と結婚すれば、さぞかし人生の幸せを感じていたことと思います。どうりでこの曲が幸福感で一杯に満たされているはずですね。あー、羨ましい・・・。

第1部(第1楽章)のテーマは「夏の到来」です。"夏がやってくる"というこの楽章は行進曲風であり、美しく、とてもユニークな音楽です。ただ、楽想は中々に魅力的なのですが、30分以上も続くと、さすがに"夏"では無く"飽き(秋)"がやって来てしまいます。個人的にはこの楽章を20分以内に凝縮してくれていれば、全体のバランスがもっと良くなったと思うのですが。ブルックナーのように"改定版"を出してくれれば良かった(??)。

第2部の各楽章のテーマは以下の通りです。但し、これらのタイトルは楽譜には書かれていません。マーラーが誤解を招く事を恐れて意図的に書き記さなかったそうです。

 第2楽章 「野原の花々が私に語ること」

 第3楽章 「森の動物たちが私に語ること」

 第4楽章 「夜が私に語ること」

 第5楽章 「天使たちが私に語ること」

 第6楽章 「愛が私に語ること」

それぞれの楽章はとても魅力的です。第2楽章は可憐で美しくチャーミング。第3楽章はエキゾチックでユーモラスですが、中間部のポストホルンのソロは非常に美しく夢見るようです。第4楽章ではアルトの独唱が「真夜中の歌」を静かに歌います。第5楽章は児童合唱が鐘の音を模倣して「ビム、バム!」と何度も繰り返し歌う可愛らしい曲です。そして終曲の第6楽章は再び長大で20分以上を要しますが、弦楽合奏が静かに美しく延々と続いた後にフィナーレとなり壮大な大自然賛歌で曲を締めくくります。

この曲はつまらない演奏で聴くと長過ぎて退屈するだけですが、良い演奏で聴きさえすれば非常に感動的です。ですのでご自分の気に入ったディスクを見つけ出すことが重要です。それでは僕の愛聴盤をご紹介します。

Mah_sch03 カール・シューリヒト指揮シュトゥットガルト放送響(1960年録音/archiphon盤) シューリヒトは正に天才指揮者です。職人型で早いテンポを基調にしてモーツァルトを得意としているのにブルックナーも得意。更には時代に先駆けてマーラーも振っています。それも2番や3番という大曲を取り上げているのです。この時代のマーラー演奏はまだまだオケ、特に管楽器が苦戦している場合が多いです。それは多分演奏し慣れていないからでしょう。この演奏はそんな時代のライブとしては中々優れていると思いますし、モノラル録音ながら音質も明快です。曲想もシューリヒトの資質に適していると思います。脂ぎらない爽やかさを感じさせます。優秀な録音の名演奏盤が出ている現代でファーストチョイスに選ぶのは難しいですが、単なる記録として以上に楽しむ事が出来ます。

Mahlerku3 ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送響(1967年録音/audite盤) クーベリックはバーンスタインにやや遅れてグラモフォンに全集録音を行いました。それはバーンスタインの良くも悪くも"下品な"演奏に比べて少しも大げさなところの無い一種解毒剤のような演奏でしたので、両者を聴いてバランスを取ったものです。けれどもこの人は元々ライブで真価を発揮する指揮者ですし、当時のライブ演奏が多く正規盤で復刻された現在では主にライブ盤の方を聴いています。この3番もライブ盤で、やや早目のテンポで流れるノリの良い演奏ですが、決してうるささを感じる事は有りません。バイエルン放送響の音もべたつかずに爽快感が有るのでこの曲に適しています。これはやはりオーソドックスな良い演奏だと思います。

Mah_aba03 クラウディオ・アバド指揮ウイーン・フィル(1980年録音/グラモフォン盤) 最近では顔つきからもすっかり精悍さが消えうせてしまったアバドですが、昔は中々良い演奏が有ったと思います。特にこの3番の演奏は突然覚醒した名演奏でした。そもそも、この曲や4番は出来ればやはりウイーン・フィルの美音で聴きたいところです。第1楽章から何と柔らかく美しい響きでしょう。管楽も良く鳴りますが、決して騒々しくなることは有りません。弦楽の美しさも格別です。また特筆すべきは名コンマス、ヘッツェルのヴァイオリン・ソロで、とろけるように美しい弾き方に驚嘆します。中間楽章もとても美しいですが、白眉はやはり再び終楽章の弦楽合奏でしょう。これほどの美演を他のオケから聴くことは難しいと思います。フィナーレの壮大さもこけおどしで無く実に見事です。

Mah_ten03 クラウス・テンシュテット指揮ロンドン・フィル(1986年録音/Memories盤)  テンシュッテットはこの曲を1979年にEMIへ録音していますが、これは7年後のロンドンのロイヤル・アルバートホールでのライブ演奏で、伊Memoriesの海賊盤マーラー選集に含まれます。FM放送から録音したようでテープヒスやノイズは有りますが、音自体はしっかりしていてとても聴き易い音質です。ロンドン・フィルは決して一流のオケとは言い難いので、ライブでこそ命がけの大熱演で真価を発揮するテンシュテットのCDはなるべくライブ盤を選ぶべきです。またテンシュテットのドラマティックな演奏スタイルは2番、5盤、6番といった壮絶な曲に向いていますので、3番のような曲はどうかと思いましたが、これはこれで悪くは有りません。終楽章の息の長い盛り上げ方にも感心しました。
(補足:その後、正規録音盤がICA Classicsからリリースされました。そちらは関連記事参照。)

Mah3_bert ガリー・ベルティーニ指揮ケルン放送響(1986年録音/EMI盤) ベルティーニもマーラーを得意とする指揮者で、ケルン放送と全集録音を残しましたし、日本でも全曲チクルスという画期的なコンサートを実現しました。知り合いの音楽業界人がベルティーニと親しかったので、演奏会後の楽屋に一緒に行って言葉を交わした事も有ります。「マエストロのコンサートはいつもとても楽しんで聴いています。」みたいな事を話すと、非常に喜んでくれました。とても優しくて良い人という印象でした。この3番の演奏も人柄と同様な印象の演奏です。但し少々健康的に過ぎるのが難点です。明るく軽くメリハリの利いた響きは何となく映画音楽かミュージカルのように聞こえてしまう部分が有ります。彼は元々職人型のスタイルなので、素朴感を失って何となく演出臭さを感じさせてしまうのも気になります。そこが良いという方もいらっしゃるのでしょうけれども。終楽章の弦楽は非常な弱音でやや聞き取り辛いのですが、耽美的で美しく良い演奏だと思います。

Mah3bern レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィル(1987年録音/グラモフォン盤) 世評の高い再録音盤です。冒頭のホルンから音がぎっしり詰まった力演なのですが、どうも音が固いのが気になります。この曲にはもっと柔らかさが欲しいところです。高いテンションを維持したまま長い1楽章を進めますが、演奏が凄まじ過ぎて心が安らぐ間が有りません。まるでプロレスラーに羽交い絞めにでもされて身動きが取れないような圧迫感を感じるのです。これでは"夏の到来"というよりも"大嵐の到来"という印象です。中間の4つの楽章は過不足無しですが、終楽章では弦楽がずっと弱過ぎるピアニシモを続けていたかと思うとフィナーレでは異常な程のクレッシェンドを見せます。このような芝居がかった演奏は僕は好みません。「復活」ではあれほどの超名演を残したバーンスタインでしたが、この曲には向いていないようです。などと、文句ばかり書いてしまいましたが、そのドラマティックさがこのひとの魅力ですので、この演奏を好きな方にとっては応えられないと思います。

Mah_noe03 ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィル(1994年録音/CANYON盤) 冒頭のホルンにまず耳を奪われます。これほど力まずゆったりと広がりを持った鳴らし方は初めて聴きます。主部に入っても慌てず騒がず本当に遠くから夏が少しずつやってくるようです。一つ一つの音符が深い意味を持ち、デリカシーがこもっている点はまるで魔法のようで、アバド盤を完全に凌駕します。チェコ・フィルの音の美しさもウイーン・フィルと双璧です。これに比べたらバーンスタイン/NYPはまるで軍楽隊の行進としか思えません。中間楽章も同様にとても美しい出来栄えです。終楽章も音が弱くなり過ぎずによく歌うので旋律の美しさを楽しめます。神経質になり過ぎないところがこの曲に適しています。ですが時折見せる寂寥感やフィナーレの彼岸の雰囲気も実に味わい深く、ノイマンは一体どこまでこの曲を深く摑み切っているのか驚嘆します。疑い無く、彼の残したマーラー演奏の最高傑作だと思います。

以上から、僕の段トツのベストはノイマン/チェコ・フィル盤です。この曲に中々馴染め無い方や、バーンスタインが最高だと思われている方にこそ聴いて頂くことをお薦めします。そして次点はアバド/ウイーン・フィル盤です。これも次点ではもったいないぐらいに気に入っています。3番目は無難な所でクーベリック盤でしょうか。

他に興味の有るのはコバケン(小林研一郎)/チェコ・フィル盤です。いずれ聴いてみたいと思っています。

<関連記事>
マーラー 交響曲第3番 テンシュテット/ロンドン・フィルのライブ盤
マーラー 交響曲第1番&3番 ラインスドルフ/ボストン響盤

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マーラー(交響曲第1番~4番)」カテゴリの記事

コメント

(たぶん)はじめましてです。
ライトといいますm(__)m

マーラーの3番、本当に長いですよねぇ。
覚悟して聴かないと最後までたどり着けません(^^;
初めて通して聴いたのがまだ2週間前だったりします、CD自体は何年も前からあったというのに…(汗)

自分は近場のCD屋の閉店セール時に購入したハイティンク/コンセルトヘボウ管のものと、インバル/フランクフルト放送響の全集からの物しか所有していませんが、こちらで紹介されているオススメ名盤、どれも素晴らしそうで聴いてみたいです。

まずは今持っているのをもっと聴き込んで、とも思いますが…

投稿: ライト | 2009年12月23日 (水) 12時29分

おそらくマーラーの交響曲の中で所有CDが一番少ない曲がこの「3番」です。

2種類しか所有していません。最初に購入したのは、メータ指揮ロサンジェルス・フィル(デッカ)です。次に購入したのは、インバル指揮フランクフルト放送響(ブリリアント)です。後者は交響曲全集の中の1つです。

所有するCDが少ないからといって、この曲が苦手ではなく、むしろ大好きです。ただ、いかんせん曲が長いので、聴く機会が少ないのが事実ですね。

ライヴでもインバル指揮都響を聴いたことがあり、とても感動したのを覚えています。

曲自体がとても好きなので、今所有しているCDで満足しているので、今度はハルさんが推薦されているノイマン指揮チェコ・フィルを聴いてみたいと思います。

投稿: たろう | 2009年12月23日 (水) 12時53分

こんにちは

私がこの曲を聴く時によく引っ張り出すのは、ノイマンがチェコ・フィルを指揮して1980年代初めに録音したLPです。特に子供たちの歌声がきれいで、この部分だけを繰り返し聴くことがあります。
1994年録音も、いつか聴いてみたいと思います。HABABI

投稿: HABABI | 2009年12月23日 (水) 14時46分

ライトさん、はじめまして。
コメント頂きましてありがとうございます。

ハイティンク、インバルはどちらもマーラーを得意にしていますね。ただ僕はそれほど好きな指揮者では無いために聴いてはいません。じっくり聴き込まれて感想などをお知らせ頂ければ嬉しいです。
今後とも宜しくお願い致します。

投稿: ハルくん | 2009年12月23日 (水) 23時51分

たろうさん、こちらにもコメントありがとうございます。

メータ、インバルはどちらも余り好まない指揮者なので「3番」は聴いてはいません。中々良いですか?
ノイマン/チェコ盤はとても良いと思いますので是非一度お聴きになられてみて下さい。ご感想を楽しみにしています。

投稿: ハルくん | 2009年12月24日 (木) 00時08分

HABABIさん、こんばんは。

ノイマンは古くは60年代から結構良い演奏をしていますよね。僕は逆に「3番」の旧スプラフォン盤は聴いていませんが、それも良い演奏であろうことは想像ができます。もっともっと高く評価されて良い指揮者だと思います。

投稿: ハルくん | 2009年12月24日 (木) 00時14分

以前、フジテレビ系列で松本清張原作「駅路」が放送されましたが、このドラマの中で何度か第3番の第6楽章が使用され深い感動を憶えました。
私自身、アバド盤やバーンスタイン盤、ラトル盤に何か物足りなさを感じていたので、朝比奈隆のまさに彼らと正反対の演奏を聴いて本当に驚きました。
これが本来のマーラーの世界とは全く異質な世界であると充分にわかっていますが、まさに無骨な男の心情をさらけだしような演奏で、朝比奈隆の録音の中でも大好きなCDの一つです。
私はノイマンの録音はまだ聴いていないので、ぜひ聴いてみたいと思います。ノイマン時代のチェコフィルがどの様な響きをだしているのか非常に興味があります。

投稿: オペラファン | 2009年12月24日 (木) 11時26分

ハルくんさん、こんにちは。

この曲の長さは今でもギネスに載っているのでしょうか。聴いても長いですが、弾いても長いです。私は二番Esクラという出番の少ないパートで出演したので、休みの区間で眠らないようにするのが大変でした。慣れてしまうと、すぐ後ろで金管パートが炸裂しても眠ることができてしまうのです。

指揮が山田一雄先生だったので、その勇姿を見ていると飽きることなかった(失礼!)のが幸いでした。あの方は棒を見ていると一見めちゃくちゃだが肘の動きを見ているとタイミングが合わせられる、と自分の師匠に教わったことが正しいのを確認できました。

部分部分では素晴らしい音楽なのですが、長大な全曲を自分の意識の中で一つにまとめて捉えることが難しい曲でした。冷静に振り返れば、通すのがやっとで、あとは個人個人の力量任せに近い演奏だったと思います。上にあがっているような指揮者が一つの意志で統率した演奏は、そこがちがいますね。

投稿: かげっち | 2009年12月24日 (木) 12時40分

オペラファンさん、コメントとトラックバックをありがとうございます。

皆さんのコメントをお読みして感じるのは、この曲の受止め方は様々なのだなぁということです。これほど演奏の好き嫌いが様々なのも珍しい気がします。
ノイマン/チェコフィルの美音を忠実に捉えた録音の新盤は僕は本当に大好きです。是非ご自身の耳でご評価されてみて下さい。その価値は充分有ると思います。

投稿: ハルくん | 2009年12月24日 (木) 22時50分

かげっちさん、こんばんは。

山田一雄氏の指揮でこの曲を演奏されたのですか!それは本当に貴重な経験でしたね。
それにしてもマーラーの特に大曲は指揮をするのも楽団で演奏するのも大変ですよね。
でも本当に難しいのはブルックナーの方で、マーラーはそこそこのレベルのアマチュアでも案外良い演奏をするのは可能だと思います。

投稿: ハルくん | 2009年12月24日 (木) 22時57分

ハルくんさんのおっしゃる通りです。マーラーのほうがハッタリが効く、演奏効果があがりやすいでしょう。交響曲の系譜としては、ハイドン、シューベルトの後継者がブルックナーだとも言えそうです。マーラーがしかし、ハッタリは効くのですが、結局この曲はどういう曲だったんだと考えてみても、人によってイメージはばらばらのままになりがちです。「提示部でああだったんだから、再現部はこうだろ?」みたいな類推を許さない構造なんですね。

投稿: かげっち | 2009年12月25日 (金) 12時30分

かげっちさん、こんにちは。

あくまでも古典的なソナタ形式を守りつつも音楽を巨大にして行ったのがブルックナーですが、形式に捉われない自由な発想で突き進んだのがマーラーですね。ですので曲の進行も予測が不能、驚きの連続です。革新性はもちろんの事ですが、もしかしたらマーラーの分裂気質の性格が大いに影響しているのかもしれません。作曲家自身の心の中がメリハリが利き過ぎていたのでしょうねぇ。

投稿: ハルくん | 2009年12月26日 (土) 07時50分

マーラーの生育環境と音楽との関連に注目する人は多いようですね。私は詳しくないですが、その音楽から「唐突」「理不尽」という言葉を連想してしまうところが、他の作曲家にない特徴だと思います。

投稿: かげっち | 2009年12月28日 (月) 12時08分

かげっちさん、こんばんは。

弱い人間の持つ非常に不安定な心の動き、躁鬱状態が目まぐるしく変わるのを音にしているのがマーラーの音楽では無いでしょうか。ですので僕は決して唐突であるとか理不尽であるとは感じないのです。逆に共感を覚えてしまいます。多くのマーラーファンは同様なのではないかと思いますが。

投稿: ハルくん | 2009年12月29日 (火) 21時20分

こんばんは。

ノイマン/チェコ'94/CANYON盤を入手。ついに中古屋に入荷

4番が在るし、3番は頻繁には聴かないでしょうが、チェコへ行ってみたいと思わされた程コレさえ在ればって演奏。アバド/VPO/DG盤もですが、ソノ域までは感じまセン。

投稿: source man | 2010年10月24日 (日) 18時58分

source manさん、こんばんは。

ノイマン/チェコPOのCANYON盤を購入されましたか。この演奏は聴けば聴くほどに凄さを感じます。お気に入られたとのことですので嬉しく思います。

アバド/ウイーン盤もとてもいいでしょう?

投稿: ハルくん | 2010年10月24日 (日) 21時53分

ハルさんがこの記事をUPしてから随分経ってますが、一言書きたくてコメントいたします。

クーベリック/バイエルン放送響の67年ライヴを聴きました。凄いですね!感動の嵐が吹き荒れました!この演奏を聴くまではインバルが好きだったのですが、総合的に見るとインバルの上をいってます。そこで、ハルさんのブログではクーベリック盤は紹介されているのか確認に来ました。案の定、紹介されてました。ビックリなのはノイマン/チェコフィルがダントツで良いとなっていること。ハルさんの中でクーベリックを凌駕するノイマン盤を聴いてみたくなりました。
良い情報ありがとうございます^^

投稿: kurt2 | 2010年11月 1日 (月) 23時45分

kurt2さん、こんばんは。

コメントを沢山頂きましてありがとうございます。

ノイマン/チェコの新盤は録音も優秀ですが、とにかく演奏が素晴らしいので大好きなのです。お聴きになられた方の評判は皆さん良いので、是非お聴きになられてみてください。ご感想を楽しみにしていますね。

投稿: ハルくん | 2010年11月 2日 (火) 00時49分

こんにちは、まつやすです。今日これでコメント三回目です。
今、アバドのマーラーにはまっています。えっアバド、そうクラウディオ・アバド、です。
私、このブログを見てからず~っと気になっていたのですよ、アバドのマーラーが・・・。
この「第3」の終楽章の「愛が私に語ること」で一番すばらしい演奏はレバイン=シカゴ響だと思い込んでいました。20年以上もでしょうか?そんな時、先日アバド=ベルリンフィルで「大地の歌」がNHK BSで放送されました。それを見てアバドのマーラーに対する私の姿勢が変わりました。この「大地の歌」は世紀の大名演奏ですよ、こんな「大地の歌」を生で聴いた人は本当に羨ましい・・、(佐渡 裕さんも聴いたいましたねぇ・・)冗談ではないですが自殺したくなるか?腰が抜けるか?というものでした。歌手は完璧、カウフマンの美声、オッターの深い読み・・・、ですがなんと言ってもアバドの解釈、何もやっていないのにすごい。そしてベルリンフィルのとてつもない上手さ・・。歴史に残る「大地の歌」でした。そしてそれから「大地の歌」の聴きまくり・・、こんなにたくさん聴いたこと無いほど聴きまくりましたが、やはりアバドが一番です。そしてついに彼のマーラー交響曲全集なるものを買ってしまいました。少し前に別の全集を買ったばかりなのに・・・。そしたらアバドの全集は「第1」と「第5」はベルリンフィル、「第2」はウィーンフィルでしたよ。(それまでは知らないで買う時に知ったというところがすばらしい・・、それだけ「第3」を聴きたかったということか)つまりは新盤が採用されていたのです。私は「第1」「第2」「第5」ともに旧盤を聴きたかったのにぃ・・・。(いずれもシカゴ響)
ためしに「第5」だけ旧盤もゲットして聴き比べましたが圧倒的にシカゴ響とのほうがすばらしかった。いや話は「3番」です。この終楽章は何でしょうか?こんな演奏は聴いたことがありません。美演というか秀演というか・・・。今現在の心境では私の葬式にかけてもらいたいほど気にいってしまったのです。この楽章は私の信念で25分以上はなければならず、バーンスタインとレバインが私のお気に入りだったわけですがこんなに丁寧に演奏された「愛が私に語ること」は他に知りません。今度レバインのものとじっくり聴き比べてみるつもりです。どちらもシカゴ響です、その違いを発見するまで聴き比べようと思っているのです。(まあ暇なこと!) まあアバドのCDなんて(処分してしまってからは)何も無かったのに今彼のマーラーにはまり込んでいるのです。ついでながら昔は高くて買えなかった・・というのもあります。
最近のベルリンフィルとのものやルツェルン祝祭とのものも多く出回っていて、そちらも気にはなりますが、私としてはこの最初のものが聞きたいのです。シカゴ響との「第1」と「第2」もそのうちゲット予定です。先ほどの別の全集はEMIの16枚組みでしたクレンペラー、ラトル、テンシュテットが主で「第4」はホーレンシュタインでしたよ、これがまたいい・・、いやアバドの話です。
ハルくんさんのブログにアバドのマーラーはこの「第3」しか出てこないのはなぜでしょうか?少々さびしい気がします。実にライブが 第1、第2、第5、第8、第9、第10の5曲でセッションは第3、第4、第6、第7の4 曲です。中古CD屋の在庫を見ればわかりますがアバドのマーラー物は非常に少ないのです。やはり人気が高いのでしょうか。
いやぁ・・・それにしてもアバドさん 素敵なマーラーをありがとう。


投稿: まつやす | 2011年8月 1日 (月) 13時58分

申し訳ない、誤りがありました。レバインもアバドも「第3」はシカゴ響と「うそ」を書いてしまいました。
当然アバドはウィーンフlルです。あまりの興奮で頭の中が支離滅裂状態でしたと言うことでお許しください。すみませんでした。

投稿: まつやす | 2011年8月 1日 (月) 16時58分

まつやすさん、コメントを沢山ありがとうございます。

アバドのマーラーはもう1曲だけ、4番の記事があります。確かに少ないですが、ラトルもインバルもカラヤンもショルティも少ない(か全く無い)です。アバドだけ無視しているわけではありません。
しかし、アバドの「大地の歌」がそんなに凄かったとは知りませんでした。造形の深いまつやすさんのお勧めでは、是非とも聴いてみたいですね。
旧盤のマーラー3番、4番はウイーン・フィルの魅力で好きなんです。でも他の演奏も聴き直してみたくなりました。色々とどうもありがとうございます。

投稿: ハルくん | 2011年8月 2日 (火) 00時37分

ハルくんさん、ごめんなさい。
昨日の私は相当興奮しながらコメントを書いたため、また失礼をしてしまいました。
確かにアバドの「第4」の記事がありますよね。
ウィーンフィルの音が好きだって・・・。私もそうなんです。
そうすると、マゼールの全集が気になりますねぇ・・。
といっても以前これは全部持っていました。
どれも立派な演奏でしたが面白みはというと・・・これいかに?
でもハルくんさんのお勧めに結構マゼールはありますよね。
ウィーンフィルの音が聞こえる「第4」ではバーンスタイン盤も私も好きです。
しかしアバドのは本当に気持ちがよいと思っています。

投稿: まつやす | 2011年8月 2日 (火) 23時07分

まつやすさん、こんにちは。

マゼールはウイーンフィルの美しい音を優秀な録音で聴ける点で、良い全集だと思っています。情緒的にはやや今一つかもしれませんが、僕は好きです。
アバドもウイーンフィルだと聴きたくなるのですが、他のオケだとそれほど興味が湧かないんです。でもシカゴもベルリンも良いですか?あらためて聴いてみようかなぁ。
どうもありがとございます。そのうち他の曲のご感想も是非お願いします。

投稿: ハルくん | 2011年8月 4日 (木) 06時28分

こんばんは。
自分の音探しの旅へ出てしまった為に未読のままになっていた、年末年始に読む予定で買っておいた「原発ホワイトアウト」を、アバド/VPO/DG盤を掛けながら、奇しくも昨夜から読み始めたのですが、厚く美しい音...コノ曲は余程の演奏でないと退屈して心が折れてしまうのでは笑。

曲・演奏が、本の内容やテンポに合う時は読書が異常に進むのです。そういう感覚って自分だけなのでしょうか...笑。

投稿: source man | 2014年3月12日 (水) 19時45分

source manさん、こんにちは。

「原発ホワイトアウト」にマーラー3番ですか。
なるほど、確かに合っているような気がしますね。

今朝もTVで新潟県の泉田知事が主張されていた、「万が一、原発事故が起きた時に半径30km以内の緊急避難区域の住民を、どこの誰がどのように避難させるかが法律で何も定まっていない。それで再稼働は有り得ない。」という点は、まったくもってその通りだと思います。経済成長を国民の生命よりも優先させることは誰にも出来ないはずです。

投稿: ハルくん | 2014年3月13日 (木) 10時28分

こんにちは。

バーンスタイン&ニューヨークの旧CBS盤が大好きです。
メリハリが利き、
マーラーのオーケストレーションが活きた
実に美しくて、そして自然な名演です。

なにより第6楽章が感動的なのが素晴らしいです。

録音は1961年ですが、古さを感じさせません。

なかなか聴けない大曲ですが、
聴き終えた充実感はさすがに大きいです。

投稿: 影の王子 | 2014年10月13日 (月) 17時31分

影の王子さん、こんばんは。

バーンスタイン/NYPはグラモフォンの新盤がそれほど好きでないので旧盤は購入していません。でも旧盤の方がむしろ良いのかもしれませんね。機会あれば聴いてみたいです。
どうもありがとうございました。

投稿: ハルくん | 2014年10月13日 (月) 23時56分

こんばんは。

本日放送のデュトワ&N響を聴きましたが
大変素晴らしかったです。
映像で観ると、各楽器の掛け合いとか
マーラーのオーケストレーションの凄さをあらためて感じます。
なにより最後の第6楽章が感動的でした。
前の楽章まで指揮棒を振っていたデュトワが指揮棒を置いて
思いのままに音楽を奏でている気がしました。

デュトワなら第4や第7も聴いてみたいです。

投稿: 影の王子 | 2016年2月14日 (日) 23時12分

私もデュトワ指揮NHK交響楽団の放送を見ました。
本当に素晴らしい演奏でした。演奏を聴いて(見て)の率直な感想は私自身のブログで詳しくコメントしました
日本のオーケストラだからと言って見逃した方は「残念賞」です。

投稿: オペラファン | 2016年2月16日 (火) 10時22分

影の王子さん、こんにちは。

この放送は観たかったのですが、このところゆっくりと鑑賞する余裕が無くて諦めました。
デュトワはとかくフランスもののイメージが強いですが、かなり以前同じN響のコンサートで聴いた5番なども大変素晴らしい演奏でした。
4番や7番あたりもきっと良いことでしょうね。

投稿: ハルくん | 2016年2月19日 (金) 12時39分

オペラファンさん、こんにちは。

日本のオーケストラだから見逃したわけではないのですが、大変残念でした。
最近はシベリウスも中々聴いていられない状況で、マーラーやブルックナーを落ち着いて聴けるようになるのはしばらく先になってしまうかもしれません。
ああっ、それまでオペラやバッハの受難曲なんかはどうしよう・・・

投稿: ハルくん | 2016年2月19日 (金) 12時43分

ハルくん様
この曲に関してはこのブログに参入する資格があるかどうか…。
ディスクは、メータ&ロス・フィルのDecca盤と、バーンスタイン&NYフィルのSONY盤しか、所有していないのです。でも、両者とも語り口の巧みさで、この長大な怪曲?を、飽かずに聴かせて下さいますね。
余談ですが前者は外盤のDouble・Deccaシリーズの2枚組です。2枚目にイスラエル・フィルとの第1番・巨人が収録されておりまして、とうとうマラ1がフィルアップ曲に、なってしもうたか…と、ある種の感慨に襲われました(笑)。

投稿: リゴレットさん | 2018年3月 3日 (土) 12時21分

リゴレットさん

メータのマーラーはやや健康的過ぎるきらいはありますが、この曲には合ってるかもしれませんね。
バーンスタインのSONY旧録音盤も聴いたように思いますが、現在CDは持ち合わせていないです。

投稿: ハルくん | 2018年3月 5日 (月) 11時05分

バーンスタイン 俄然、旧CBS>新DGですが
新DG、全曲聴き通すと最後には感動してしまった・・・
まさしくバーンスタイン・マジック!
たまたま今日、聴き通す体力と気力があっただけかもしれませんが?
曲想に相応しいのは絶対に旧CBSですが
新DGの高密度な演奏は説得力がありますね。

投稿: 影の王子 | 2018年5月 6日 (日) 21時05分

影の王子さん

3番に関しては肉食系男子のバーンスタインよりもアバドやノイマンといった草食系男子を好んではいます。
NYPとの旧盤を聴いたかどうか記憶は不確かですが、改めて聴いてみたい気はします。

他にもマゼールとブーレーズ、ともにウイーンフィルとの録音盤を聴いたにもかかわらず記事の更新が出来ていません。

投稿: ハルくん | 2018年5月 7日 (月) 12時55分

ハルくん様 こんにちは。

3月8日に作曲家であり、指揮者でもあったミヒャエル・ギーレンが亡くなりました。

僕は彼の録音はベートーヴェン、バルトーク、マーラーの交響曲全集くらいしか持っていませんが、追悼の意を込めて、彼の演奏したマーラーの交響曲全集を聴いています。
ギーレンは同年代のブーレーズと比較されることが多いようですが、音楽に対する考え方は全く異なります。それはマーラーの交響曲全集を聴き比べてみると違いがはっきりとわかるような気がします。
マーラー、ブーレーズ、ギーレンはいずれも有能な作曲家で、かつ、指揮者でした。
マーラーは、自作品に非常に細かく指示を書き込んでいます。ブーレーズがマーラーの楽譜を忠実に演奏しているに対し、ギーレンはマーラーの指示を忠実に再現しようとしているようです。こうした演奏は概して大時代的になりがちですが、ギーレンの高度な知性がそのような演奏にさせません。
この手法で成功したと僕が思うのは第3番と第9番です。第6番、第8番も悪くありません。
ギーレンは何となく冷徹なイメージで捉えている方が多いようですが、マーラーは結構熱い演奏です。

享年91歳。ご冥福をお祈りいたします。

投稿: motosumiyosi | 2019年3月16日 (土) 21時13分

motosumiyosiさん、こんにちは。

ギーレンもマーラーを多く録音していますが、ほとんど聴いていません。中ではベルリンフィルを指揮した7番が面白かったようには思います。
お奨めの3番、9番などは機会あれば是非聴いてみたいです。
ご紹介下さりありがとうございます!

投稿: ハルくん | 2019年3月18日 (月) 09時56分

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マーラー 交響曲第3番 ニ短調   朝比奈隆指揮大阪フィルハーモーニー交響楽団 永井和子(アルト) 大阪フィルハーモニー合唱団、大阪すみよし少年少女合唱団 1995年大阪シンフォニーホールでのライブ録音 国内盤 CANYO CLASSICS PCCL-00522 今週の衝動買いのCD.先週のショスタコーヴィチに続いて大曲である。朝比奈隆88歳の時の録音。朝比奈隆の録音は生前からかなり集めていたがマーラーの作品の録音は生前なぜか一枚も手を出さなかった。私自身、朝比奈隆と言えばブルックナーという... [続きを読む]

受信: 2009年12月24日 (木) 11時11分

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