シューマン ヴァイオリン・ソナタ集 名盤 ~深き苦しみの淵より我れ汝を呼ぶ~
シューマンの音楽は、ほの暗くロマンティックであるのが特徴ですが、精神障害を患い始めてからは一層内向的になり、心の奥底へ沈み込んでゆくようになりました。情熱的な曲ですら、何か焦燥感にかられるようであり、心の不安定さが拭いきれません。けれども、ファンにとってはそれが魅力であり、強く惹かれてしまうのです。メンデルスゾーンやサンサーンス、ロッシーニといったネアカの音楽は確かに聴いていて楽しいのですが、どうも余り深みを感じられないのです。心に弱さを持った人間としては、やはり同じような音楽を好みます。
シューマンの後期の作品は、ファンにとってはどれもがかけがえの無いものですが、その中でもどうしても外せない曲がヴァイオリン・ソナタ集です。まだ僕が学生の頃に、アドルフ・ブッシュとルドルフ・ゼルキンの演奏する室内楽の米国盤LP3枚組を購入したのですが、その中にシューマンのヴァイオリン・ソナタの第1番と第2番が入っていました。その演奏に強い衝撃を受けて以来、この曲が絶対に忘れられなくなったのです。
シューマンはヴァイオリン・ソナタを3曲書きました。そのうちブラームス達と共作したFAEソナタを後から自作に編集し直した第3番は近年まで知られる事は有りませんでした。ですので、以前は第1番と第2番のみが演奏されていました。もちろん1番や3番も好きですが、特に優れているのは第2番ニ短調作品121です。シューマン自身も、「第1番よりも第2番のほうが出来が良い」と語っていたそうです。この曲は4楽章の構成です。第1楽章主部には「生き生きと」と指示が有りますが、とても快活と言うには程遠い音楽です。まるで苦しみの中で悶え、叫び、独白しているような印象であり、その中から懸命に這い上がろうとする意思の力を感じます。第2楽章「極めて生き生きと」も全く同じ印象です。そしてこの曲の白眉といえるのが第3楽章で、用いられたコラール「深き苦しみの淵より我れ汝を呼ぶ」の旋律とその4つの変奏からなります。「静かに単純に」と指示が有りますが、このコラール主題はシューマンにとって大変重要な意味があると思います。どれほど人生に苦しんでいても、神を信じて救いを求めようという意思の力です。そんな象徴的なこの楽章は、シンプルな演奏であればこそ、強く心を打たれます。その第3楽章を受けた第4楽章は「動きを持って」との指示が有り、凄く力を感じます。
それでは僕の愛聴盤です。
アドルフ・ブッシュ(Vn)、ルドルフ・ゼルキン(Pf)(1943、47年録音/CBS SONY盤) 最初に購入したのは米国コロムビアのLP盤でしたが、この写真はその後に購入した国内SONYのLP盤です。ブッシュは戦前のドイツ・ロマン派の伝統を継承する偉大なヴァイオリニストでしたが、娘婿で室内楽パートナーのゼルキンがユダヤ系であるためにナチスに迫害されてしまい、やむなく共にスイスに渡り、最終的に米国に亡命しました。従ってドイツのヴァイオリンの伝統はその時に一度消滅したと言っても過言では有りません。ブッシュは新天地アメリカでヴァイオリン奏法を残す為にマールボロに音楽学校を設立しました。ところが1952年に志半ばで早々と亡くなってしまうのです。その志はゼルキンや、同じようにヨーロッパからアメリカに渡ったブダペスト四重奏団のアレキサンダー・シュナイダー達によってその後に立派に花を開かせました。
この録音はワシントンでのライブで、1番(1943年)と2番(1947年)の2曲が録音されています。ブッシュはむろん、華麗なヴァイオリンとは全く異なる、精神性を重視したドイツ流派なのですが、ここではシューマンの音楽と相まって極限の高みにまで到達しています。まずは1、2楽章の情熱に胸を打たれます。けれども、それはあくまで第3楽章のコラールの序奏に過ぎません。僕はこの演奏を初めて聴いた時のことがいまだに忘れられません。冒頭にピチカートでコラールが開始されますが、音は不揃いです。にもかかわらず、異常なまでの緊張感を感じます。そしていよいよコラールが弓で奏されると、それはまるで息絶え絶えのようなのです。それが少しづつ力を増してゆき、重音で大きく歌われ始めると何とも感動的になります。ところが、中間部に差しかかると、何とそこで音が止まりかけるのです。これには聴いている自分の心臓も一緒に止まってしまう様な気がしました。音楽を聴いていて、そんな経験をしたのは後にも先にもたった一度、この演奏を聴いた時だけです。ブッシュは恐らく祖国を追われて遠い国で苦しみ、懸命に神の名を呼ぼうとしている自らの境遇とこのコラールの主題とを重ね合せて、演奏の途中で感極まってしまったのだと思います。
残念なことに、この録音は過去にほとんどCD化されていませんが、僕は海外のURANIAレーベルが出した1番、2番を収めたディスクを所有しています。LP盤に比べると音質は劣りますが貴重です。この奇跡の演奏が世に埋もれているのは本当に残念です。
その他に愛聴している演奏については、以下の四つです。
ジョルジュ・エネスコ(Vn)、セリ二・シャイエ=リシェ(Pf)(1952年録音/オーパス蔵盤) これは第2番のみですが、往年の名ヴァイオリニストであるエネスコが71歳の時の演奏です。年齢からくるであろう演奏の傷は確かに有りますが、驚くほど堂々と弾き切っています。第1楽章や終楽章の演奏に込めた気迫などは物凄く、嫌でも惹きつけられます。そして第3楽章における深い浪漫の香りはブッシュにも匹敵します。昔の演奏家は凄かったと改めて認識します。ピアニストのことは良く知りませんが良い演奏をしています。これは当時のLP盤からの板起こしで、サーフェイスノイズが多いものの、音はしっかりしていて演奏を楽しめます。併録の「クロイツェル・ソナタ」と共に貴重な演奏記録です。
ピエール・ドゥーカン(Vn)、フランソワーズ・プティ(Pf)(1957年録音/ERATO盤) ’50年代から’60年代にフランスで活躍したドゥーカンの3CDセットに収められています。モノラル録音で、1番のオリジナルテープに不安定な箇所が有りますが、2番は音も安定していて良好です。フランス音楽が最高のドゥーカンですが、シューマンも中々どうして素晴らしいです。余り歌い崩さずに造形性に優れますが、情感も大いに感じさせます。暗い炎のような情熱と気迫も有り、とても惹かれます。そして2番の3楽章でも深い祈りが込められていて感動的です。
ギドン・クレーメル(Vn)、マルタ・アルゲリッチ(Pf)(1985年録音/グラモフォン盤) 収録は1、2番の2曲ですが、現役盤では恐らくベストの演奏でしょう。ヴァイオリンもピアノも滅法上手いです。クレーメルのヴァイオリンは生で聴くと音に線の細さを感じますが、録音では文句が有りません。全盛期の演奏だけあり、繊細な音と弓使いが非常に素晴らしいです。表情豊かでありながら饒舌にならない歌い回しもとても良いです。2番のコラールでも、ブッシュには及ばないものの深く感動させてくれます。アルゲリッチは後年のような表情過多による"あざとさ"を感じさせないのが好ましいです。
イザベラ・ファウスト(Vn)、ジルケ・アーヴェンハウス(Pf)(1999年録音/CPO盤) ドイツの若手ヴァイオリニスト、イザベラ嬢はケルビーニSQのポッペンに師事を受けました。ブッシュ亡き後のドイツのヴァイオリン界の系譜を継ぐ有能な人材です。彼女はコンチェルトも弾きこなしますが、室内楽にも積極的であり、ブラームスなどに優れた録音を残しています。このCDにはソナタ第3番も含まれているのが貴重です。彼女のヴァイオリンは、切れが良くて情感もあり、クレーメル盤と比べても決して劣らないと思います。それにコラールにおける感動度合もファウストの方が更に上回るように思います。もしソナタを3曲とも欲しいという場合には真っ先にお薦めできるCDです。
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コメント
こんにちは。
バイオリンソナタはシューマンとの出会いの曲ですね。おススメにあるクレーメル・アルゲリッチ盤です。たまたま持っていてお蔵入りになっていたCDでしたが、なぜか聴かなくちゃイケナイって思ったんです。
ですからこの2曲は私には特別なんです。
始めてシューマンをきちんと聴く機会を持った曲です。それまではシューマンは食わずキライだったので聴かなかったんです。なんとまぁ、人生の無駄遣いをしたことでしょうか。私は贖罪のためにもシューオタ活動をしているんです。(笑)
ところで、ハルくんさん。デートのお誘いです。(/ω\)ハズカシーィ
12月の都響の定期演奏会なのですが、イザベラ・ファウストさんのシューマンVn協です。私は金曜日のサントリーホールはNGなのですが、水曜日の東京文化会館なら行けるんです。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3262
よかったら一緒に行きませんか?
私、自分のブログでもお誘いの記事を打とうかと思っています。
これって、おふ会?
投稿: はるりん | 2009年10月24日 (土) 15時35分
はるりんさん、こんにちは。
ヴァイオリンソナタからシューマンに入るとはまた稀少な例ですね。普通はピアノか歌曲かシンフォニーでしょうからね。
なるほど、はるりんさんのシューオタ活動は贖罪だったのですか。大丈夫、もうとっくに救われていますよ。(笑)
デートのお誘いありがとうございます。
イザベラ嬢のシューマンは聴きたいですね。
ただ平日のコンサートはちょっと厳しいのですよねー。むしろ金曜のほうが行き易いのですが・・・。どうしましょう。
投稿: ハルくん | 2009年10月24日 (土) 22時22分
ハルくんさん、こんばんは
ブッシュとゼルキンの3枚組LP、ほとんど聴いていなかったのですが、引っ張り出してきて聴きました。ブッシュのヴァイオリンは説得力がありますね。例の第3楽章は、すごく感情が音に表れていて、かろうじてピアノが支えている感じですね。いい演奏を教えていただき、ありがとうございました。HABABI
投稿: HABABI | 2009年10月24日 (土) 23時38分
HABABIさん、こんばんは。
3枚組みLPをお持ちでしたか。
古いコレクションを多く持たれていらっしゃるHABABIさんでは仕方が有りませんが、これほどの名演奏をお蔵入りにしてはもったいないですよ。ちなみにクロイツェルソナタも最高の演奏だと思いますので是非お聴きになられてください。
投稿: ハルくん | 2009年10月24日 (土) 23時49分
ハルくんさん:
かのLPは、27年ほど前、今はすごく遠くになってしまった中古LP店で見つけたものですが、何時の日か聴くことになるだろうと入手して、特に気になるところを聴いた後は保管し、何度かあった引っ越しの際にも、置き場を確認していたものです。この手のLPやCDが我が家には多くあります。気に入ったものを何度も繰り返し聴いていることもあり、聴く時間に対して、購入量が多いためでしょう。
クロイツェルソナタは第1楽章を聴き、とてもアーティキュレーションが文字通り明確で、オイストラフのものが生ぬるく感じてしまう程の説得力を覚えますが、この曲を聴きたくなるまでとっておくことにします。むしろ、バッハの方の演奏が、今の自分が聴きたく思うもののようです。大きなうねりの中で旋律が歌われている様は、心身から疲れや余計な力を取り除いて、この時間を持てる幸せさえ感じさせる素晴らしい演奏です。
投稿: HABABI | 2009年10月25日 (日) 09時01分
HABABIさん、こんにちは。
僕は実はブッシュやカザルスのバッハは大時代的に感じられて余り好きではないのです。ベートーヴェンやシューマン、ブラームスの場合にはあの表現力がそのまま魅力に感じられるのですけれど。
これはあくまで好みの問題ですね。どちらにしても大変偉大なヴァイオリニストだと思います。
投稿: ハルくん | 2009年10月25日 (日) 09時59分
バイオリンソナタからシューマンってやっぱり珍しいですよね~~~。
自分でもそう思います。
そのせいなのか、シューマンは室内楽が好きですね。。。
もちろんピアノ曲も歌曲もシンフォニーも大好きですけれど・・・でも、私にとってはシューマンの室内楽はやはり特別ですね。。。
私はそれまでシューマンはホントによく知らなかったのすよ。知らないのに嫌っていたなんて・・・かわいそうなシューマンです。。。
でも、私のような人は多いと思います。
だから私はシューオタ活動をしているんですよ(笑)
投稿: はるりん | 2009年10月25日 (日) 12時53分
やっぱりVnから入る人って少ないんですか?
歌曲の次に充実しているジャンルはVnソナタと室内楽だと思いますけど(決して管弦楽曲ではない)。でもPf協奏曲もあるか・・・
私みたいに「おとぎ話」から入るのは変態ですけどね(笑)
投稿: かげっち | 2009年10月30日 (金) 15時51分
かげっちさん、シューマンにVnソナタから入る人は絶対に少ないと思います。
最初はまずピアノ協奏曲と独奏曲でしょう。それから交響曲と歌曲でしょうね。室内楽は最後のほうじゃないですか。あくまで一般的な話ですが。
投稿: ハルくん | 2009年10月30日 (金) 23時24分
だいぶ前にヴァイオリンソナタ2番を弾くチョン・キョンファの動画を見ました。いつ見ても何を弾いてもこの人はすごいです。やはり情念の塊のような演奏でした。私はクレーメルの演奏より好きです。演奏中はほとんど巫女状態なのですが、彼女は笑うととてもかわいいのでホッとしました。
確かにこういう曲はネアカの人には向かないでしょうし、必要もないでしょうね。シューマンの後期には多少いびつな曲もありますが、これは間違いなく最高水準の作品だと思います。暗い曲なのに気持ちが前を向くひたむきさがあります。
投稿: NY | 2012年9月22日 (土) 01時26分
NYさん、こんにちは。
チョン・キョンファの弾くヴァイオリンソナタ2番を聴いてみました。切迫感のある1楽章は彼女にピッタリですね。3楽章もモノローグから徐々に高揚してゆくのが素晴らしいです。
もちろん曲にもよりますが、僕もヴァイオリニストとしてはクレーメルよりも好きですよ。
ソナタ2番は傑作ですね。広く演奏されないのが不思議ですが、曲の真価を表現するのは中々に難しいのかもしれません。
投稿: ハルくん | 2012年9月22日 (土) 09時28分
ハルくんさん、お久しぶりです。
私の場合、シューマンは歌曲とピアノ曲からはいったので、室内楽はあまり聴いていませんでした。このヴァイオリン・ソナタも一応、クレーメル+アルゲリッチで聴いていましたが、ああそうという感じ。で、ブッシュですが、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲14番をたまたま聴いて、大変感動しました。それ以来、ブッシュのコレクションに励み、ほとんど入手しました。まだ、これから聴くところですが、このシューマン(2番)も大変素晴らしいですね。第3楽章はたまりませんね。クレーメルとファウストも聴いてみましたが、いまさらながら、どの演奏でも名曲は名曲だと思いました。もっと、他の演奏もご紹介ください。デュメイあたりが録音してくれるといいんですけどね。
投稿: sarai | 2012年10月19日 (金) 11時08分
saraiさん、こちらこそご無沙汰してしまい失礼しています。
アドルフ・ブッシュのヴァイオリンはちょっと比べる演奏家が思いつきませんね。強いて言えば晩年のシゲティぐらいです。
ブッシュの一連のベートーヴェンは最高の遺産ですが、シューマンのソナタも比類有りません。
もちろんクレーメルもファウストも素晴らしいのですが、ブッシュから受ける感銘度合にはさすがに及びません。
どうしてCD化されないのでしょう。オリジナルテープを紛失、あるいは破損をしたのかもしれませんね。
投稿: ハルくん | 2012年10月19日 (金) 22時47分
ハルくんさん、こんにちは。saraiです。
ブッシュもブッシュSQも素晴らしいですね。
ブッシュSQのベートーヴェン後期弦楽四重奏曲だけはウィーンで買い求めたLPですが、あとはCDです。シューマンはMUSIC&ARTSから95年にCD-877という3枚組が出ています。なお、シューマンの第1番は1946年録音です。これを聴きました。その後 CD-1244が4枚組でリマスタリングして2010年に出ました。これに買い替えたいのですが、3枚分は音源が重なりますし、結構高価です。うーん!
投稿: sarai | 2012年10月20日 (土) 10時51分
saraiさん、こんにちは。
CD化されていたのですね。その4枚組ですが、amazon購入で¥3200ぐらいですね。
一応、このCDの紹介を記事に追記させてもらいます。貴重な情報をどうもありがとうございました。
投稿: ハルくん | 2012年10月20日 (土) 11時36分
こんにちは。ハルくんさんの熱烈な文章を読んで、僕もこの曲が大好きになりました。ありがとうございます。3楽章、本当に素晴らしいですね!真摯な祈りに感動し、最後は勇気づけられます。
投稿: よーちゃん | 2013年7月21日 (日) 12時21分
よーちゃんさん
この曲を大好きになられたとのこと、とても嬉しいです。本当に素晴らしい曲ですよね。
古い記事へのコメントをどうもありがとうございました。
投稿: ハルくん | 2013年7月21日 (日) 17時14分
CDの情報はすでにどなたかが書かれてますが、
HMVで 輸入盤でも入手可能なようです。
2千円台です。
http://goo.gl/HXGTEt
投稿: to.mizuta | 2014年10月 2日 (木) 10時15分
mizutaさん
ブッシュのシューマンの演奏は本当に素晴らしいので、これも4枚組ではなく出来ればSONY国内盤として単売して貰いたいものです。まぁ無理な話でしょうけれど。
投稿: ハルくん | 2014年10月 3日 (金) 18時45分
ハルくん様
シューマンのVnソナタに入れ込んでおられるお方は、この作曲家の晩年の作である、Vn協奏曲かVc協奏曲の洗礼を受けて、ビビッとなった結果かと思われます。
この2曲を知らず、ラインや女の愛と生涯に子供の情景に馴染んでいらっしゃったファンが、いきなり食い付くとはちょっと思えませんね…。
因みに愚生は、フェラス&バルビゼのDG録音で、聴いております。
投稿: リゴレットさん | 2018年4月 3日 (火) 08時44分
リゴレットさん
「ライン」とはやや異なりますが、交響曲第4番の世界とは大いに共通しますね。
ほの暗く甘いシューマネスクな世界に本能的に惹かれる方にとっては抗しがたい魅力が感じられることと思います。
これこそは”ドイツ的浪漫”の最上の姿でしょうか。
投稿: ハルくん | 2018年4月 3日 (火) 15時11分