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2009年8月16日 (日)

レッド・ツェッペリン 「LED ZEPPELIN Ⅱ」 ~ハードロックの巨人~

ロック史上最も偉大なアーティストはビートルズ。ですが後世にバンドとしての影響を強く与えたのは彼らでは有りません。ロックフリーク、ギターフリークはもちろんヘヴィーメタル・ファンにさえ神格化された存在というとレッド・ツェッペリンを置いて他には無いと思います。もちろんクリーム、ディープ・パープル、キング・クリムゾン、ブラック・サバス、クイーンといった歴史に残るバンドが有りますが、後年のロックファンの憧れという点では何といってもレッド・ツェッペリンでしょう。僕も最初はビートルズ、ストーンズが好きでしたが、ツェッペリンがデビューしてプロモーションビデオをTVで見たとたんに大ファンになりました。

4439s_3 レッド・ツェッペリンは1971年に初来日してコンサートを開きました。それは1966年のビートルズ来日から僅か5年後。ロックミュージックの進化は恐ろしいほどに加速していたのです。東京の日本武道館で行われたZEP公演には既に高1になっていた自分も友人数人と一緒に行きました。当時の中高生としては結構おませだった気がします。ヴォーカルのロバート・プラント、ギターのジミー・ペイジ、ベースのジョン・ポール・ジョーンズ、ドラムスのジョン・ボーナムという4人編成です。もちろんプラントの声やボーナムの重厚なドラムスも大きな魅力なのですが、ZEPが他のどのバンドとも違い得たのはやはりジミー・ぺイジの存在の大きさです。ギターテクニックで比べれば当時のエリック・クラプトンやジェフ・べックの方が上ですし、他にも上手いプレーヤーは大勢居たと思います。しかし彼ほどカッコ良くセンスの有るリフ(曲の元になるパッセージ)を多く持った人は他に居なかったと思います。ですのでいかにも「ハードロック」という魅力的な曲が非常に多いのです。

41ugysbn4ol__ss500_ 「LED ZEPPELINⅡ」 ZEPファンによっては彼らの全ての時期の音楽を好むということでも無いと思います。かくいう自分も好きなZEPのアルバムはせいぜい4枚目まで。以降の作品はそれほど好みません。その中で僕がたった一つ選ぶとすればセカンドアルバムです。ブルースバンドとしてのベストはファーストアルバムでしょうし、人によっては名作「天国への階段」を含むフォースアルバムの方を好むでしょう。けれども彼らを最高のハードロックバンドとして考えると、やはりこのセカンドアルバムがベストだと思います。1曲目の「胸いっぱいの愛を(Whole lotta love)」から最後の「ブリング・イット・オン・ホーム」まで9曲の名曲が実にスリリングな演奏で息つく間もなく続きます。これこそはハードロック史上最大の傑作だと思います。

261546020ea0cc4c176e8110_l 「HOW THE WEST WAS WON」 彼らのライブをベストパフォーマンスで記録した3枚組みアルバムが結成35周年記念として2003年に発売されました。僕はこのCDセットを聴いて懐かしさで胸が一杯になりました。彼らは必ずしも生演奏がいつでも完成度が高かった訳では無かったですが、ここでは全盛期のベストの演奏が優秀な録音で楽しめます。昔彼らのファンであった方、現在ファンである方が当時のライブに接してみたいと思われればこのCDは最高の贈り物になることでしょう。いやぁー久々に聴いたのですがやっぱりいいわぁ~。

という訳でお盆休みも終わって明日からはまた仕事です。サマー特集も今日で最後となりました。気分もリフレッシュしましたのでまた元のクラシックに戻ります。でもこれからもジャズやロックや色々な音楽を気ままに記事にして行こうかと思います。

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音楽(ロック)」カテゴリの記事

コメント

ハルくんさん、こんばんは
今回の非クラシック音楽シリーズの中で、唯一小生と趣味を異にしたのが、ハードロックです。レッド・ツェッペリンの録音は持っていません。代わって小生がよく聴くのはブルースロックで、クリームもこのジャンルだろうと思います。この分野の最高のギタリストはジミー・ヘンドリックスということになっているようですが、小生はマイク・ブルームフィールドが特に好きで、片っぱしから録音を集めました。有名なアルバム「スーパーセッション」の「アルバートのシャッフル」は超名演の類で、耳コピーにチャレンジしたことがありますが、あっけなくギブアップ。小生の耳と頭が、音楽向きではないことを再確認した次第。多分、ハルくんさんも、ブルースロックはお好きだろうと思います。
(今度は忘れず名前を書きました)

投稿: HABABI | 2009年8月16日 (日) 20時50分

HABABIさん、こんばんは。

ブルースロックももちろん好きなのですが、むしろブリティッシュ・サウンドやアメリカのウェストコーストや南部の土臭いサウンドが好きだったのです。ですのでブルームフィールドやピーター・グリーンは余り聴きませんでした。ディアン・オールマンなんかの方が聴きました。
ジミ・ヘンは単なるブルースの枠をはみ出ていますよね。あの人は若かったのに心底凄いと思います。エリック・クラプトンはブルースギタリストとも言われますが僕は余り黒さは感じません。むしろジミー・ペイジのファーストアルバムやサードアルバムに素晴らしいブルース演奏が含まれています。ZEPはブルース系ハードロックバンドです。ストレートなハードロックバンドという点ではむしろディープ・パープルでしょうね。

投稿: ハルくん | 2009年8月16日 (日) 21時47分

こんばんは。
この趣向は夏休み特集だったのですね。。
私もセカンドアルバムが一番好きかな。

うふふ。
私はやっぱりローベルトです・・・


投稿: はるりん | 2009年8月16日 (日) 22時31分

はるりんさん、こんばんは。

ええ、夏休み特集なんです。
たまには楽しいものです。久しぶりにZEPを聴きましたよ。
あのー、うふふはいいのですけど、
そのローベルトってプラントさんの方ですか??

投稿: ハルくん | 2009年8月16日 (日) 22時48分

すみません。

私はジミーさんも好きでしたが、ロバートさんはもっと好きだったんで。。。

紛らわしくってごめんなさい。

でも、両方です。。。

投稿: はるりん | 2009年8月16日 (日) 23時51分

はるりんさん、そういうことですね!

ジミー・ペイジのギターだけでなくロバートのヴォーカルがあればこそのZEPです。
もちろんボーナムもジョーンズも無くてはならない存在ですけれど。
ともあれZEP同盟会員番号2番を進呈します!(笑)

投稿: ハルくん | 2009年8月17日 (月) 06時02分

こんばんは。m(_ _)m
生体験しかも1971年...何とウラヤマシイ。
ボクはFlying Rock Carnivalで初日を後追い体験。
ZeppelinのBootは随分買ってマス。Miles先生と同じで魔力が...。

ⅡはLiving loving maidが何気に好きだったりしマス。
Heartbreaker終わりで間を空けなかった編集勝ちな気もしマスが。


投稿: source man | 2009年8月17日 (月) 20時38分

source manさん、こんばんは。

クラシックの場合は正規録音盤以上に良い音の物も多く有りますが、ロックのブートは音質の劣悪の物が多い(と思っています)ので、余り手を出していません。
しかし僕もZEPには魔力を感じます。71年の時のオープニング曲「イミグラントソング」でボーナムのバスドラの音がズシリと響き渡り、プラントの高い声が聞こえたときには体に旋律が走りました。今でも耳に焼き付いています。

セカンドアルバムは各曲の出来映えと全体のまとまりの良さから聴き応えが充分ですね。個人的にはファーストも捨てがたいです。

投稿: ハルくん | 2009年8月17日 (月) 22時50分

ボクが1枚選ぶなら1st。Zep全ての要素を感じるからデス。
特に~gonna leave you。序奏からカッコ良すぎて。

Zepを"Heavy Blues"と評した方がいて、上手い表現だと。

愛聴盤は結局Boot。音↓↓が逆に聴き疲れしないからなのか…。
70/3/7モントルー、77/6/21所謂Eddie。
前者はWe're Gonna Groove、後者はAchilles Last Stand。
こんな演奏されたら…もう"神"。

投稿: source man | 2009年8月18日 (火) 15時05分

source manさん、こんばんは。

"Heavy Blues"というのはなかなか的を得ていますね。
ファーストには"Heavy Blues"も"Hard Rock"も有って魅力的なアルバムだと思います。そうかと思うとサードにはアコースティックでフォーク調の曲も登場しますし、音楽の巾の広さも彼らの魅力の一つだと思います。

投稿: ハルくん | 2009年8月19日 (水) 00時04分

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