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2009年8月21日 (金)

ザ・ローリング・ストーンズ 「レット・イット・ブリード」 ~キング・オブ・ロックバンド~

20050921ab4049ce キング・オブ・ロックと言えばビートルズ。キング・オブ・ハードロックならツェッペリン。キング・オブ・プログレッシヴロックならキング・クリムゾン。当然ですがジャンルによってキングは異なります。しかし、もしも”キング・オブ・ロックバンド”と言ったらどうでしょう?ビートルズ?うーん、ちょっと違うのですよねぇ。アーティストとしては最高なのですが、バンドとしてはまた別の話です。だったら何かって?そりゃあローリング・ストーンズを置いて他には居ませんよ!

彼らのバンド結成は1963年ですから、もう45年になります。最近では2006年にワールドコンサートツアーで日本にもやって来ました。隠れストーンズ・ファンである僕も東京ドームへ聴きに行きました。

2494_11661253905752 同じ2006年にブラジルのリオのコパカバーナ・ビーチで行われた無料コンサートでは何と200万人が集まりました。ウッドストックの聴衆が40万人ですから、その5倍!なんというスケールでしょう。こんな巨大な規模のコンサートを開けるバンドが他に有りますか?

彼らは60年代当時、ビートルズに並び称される唯一の人気バンドでした。しかしナンバーワンはいつでもビートルズ。彼らは2番目。ビートルズが優等生的なイメージなのに対して、ストーンズは不良のイメージ。メンバーの印象も音楽の印象も同じです。ところがビートルズは70年に僅か10年にも満たない活動期間で解散しましたが、ストーンズは一部メンバーを変えながらも、いまだに現役を続けています。今ではすっかり、ちょいワルオヤジバンドの雰囲気です。それにしても彼らの貫禄はさすがです。これほどの貫禄を持ったバンドはちょっと居ませんよね。やっぱり”キング・オブ・ロックバンド”の称号は彼らにこそ相応しいと思います。もう還暦を迎えるミック・ジャガーは若い頃と少しも変わらず元気一杯に動きながら歌います。但し、ロン・ウッドがギターに加わってからは、サウンドがすっかり明るいイメージに変ってしまいましたので、個人的にはそれ以前の時代のほうが好きなのです。

Cci00014 彼らのベストアルバムは何でしょう?「スティッキー・フィンガーズ」?ファンに非常に人気が有りますね。ですが僕は「レット・イット・ブリード(LET IT BLEED)」 を上げます。この安定感の有る巨大な音楽はどうでしょう。ハードロックもぶっ飛ぶ迫力の「ギミーシェルター」を初め、カントリー、スワンプ、ゴスペルのテイストを加えた正に大人のロックが繰り広げられます。メンバーは過渡期で、プールで溺死したブライアン・ジョーンズも一部に参加していますし、新メンバーのミック・テイラーも既に2曲に参加しています。それにもかかわらず、アルバム全体のまとまりは非常に良いのです。音楽は個性的なので誰でも気に入るかどうかは判りませんが、個人的にはこの傑作はロック史において10指、場合によると5指に入ると思っています。

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コメント

こんばんは。m(_ _)m

暫く書き込みは遠慮しようと思っていた処にstonesの記事が。(^o^)

ボクも1枚選ぶなら「Gimme Shelter」。
表題曲のアノ"暗さ"は、同時期72/6/24や73/10/17BrusselsのBoot大名盤でも味わえない独特のモノが在り、イイですよねぇ。
女性コーラス在ってこその曲と思ってマス。

投稿: source man | 2009年8月22日 (土) 00時55分

度々の書き込み失礼します。間違えが在り過ぎました。
削除方法が判らず、投稿し直しました。m(_ _)m

ボクも1枚選ぶなら「Let it Bleed」。
序曲Gimme Shelterの"暗さ"は、同時期72/6/24や、
73/10/17BrusselsのBoot大名盤でも味わえない独特のモノが在り、イイですよねぇ。
女性コーラス在ってこその曲と思ってマス。

投稿: source man | 2009年8月22日 (土) 01時01分

source manさん、こんにちは。

いえいえ、ご遠慮なんてなさらないで下さい。このジャンルの話でこんなに楽しくなるとは思いもしませんでした。
案外とクラシック以外のファンの方も多いのだなぁと喜んでいます。

Gimme Shelterのライブ、72/6/24と72/7/21は持っています。Eクラプトンを彷彿させるようなMテイラーのギターが凄いです。どちらも大好きです。正規盤の「GET YER YA-YA'S OUT」も最高なのですが、あの時の増曲盤が出ないものでしょうかねぇ。それにしてもバンドとしての実力はMテイラー在籍時が音は黒いし上手いし最高でした。ロニーに変わってからはPOPバンドになってしまって残念です。

映画DVDの「GIMME SHELTER」は暗く悪いイメージのストーンズ(笑)が見られるので大好きですよ。公開当時には劇場で興奮して観ました。

投稿: ハルくん | 2009年8月22日 (土) 09時14分

再びこんにちは。

Mick Taylor...流麗で美しい音。イイですよねぇ。
Dylanの後ろで往年の曲を演っても、もぅサイコー。(ToT)

宜しければ、73/10/17とMaking of Kind of Blueを焼きマスよ。
72年の(イイ意味で)荒さとは違う、洗練されたゴージャス感が。

オイストラフ、スヴェトラノフ/悲愴(93)、ザンデルリング/ブラ3(71)、フリッチャイ/悲愴(スタジオ)etc、今年Classicに目醒めたボクにはホントに有難く...。

mailアドレスは、プロバイダを今月末で変えるという事もあり、Googleのを記載しました。是非御礼をさせて下さい。

投稿: source man | 2009年8月22日 (土) 14時04分

200万人のコンサートなんて、
想像もできません(笑)

すごいなあ。

ストーンズというと、私は「ダイヤモンドヘッド」
が頭に浮かびます。
あの曲はインパクトがあった。

しょっちゅう聴いてました。

投稿: 四季歩 | 2009年8月22日 (土) 20時11分

source manさん、こんにちは。

73/10/17とMaking of Kind of Blueは是非聴いてみたいです。お言葉に甘えてコピーをお願いできますか?
お知らせ頂きましたアドレスに後ほどmailさせて頂きますので宜しくお願いします。

投稿: ハルくん | 2009年8月23日 (日) 07時10分

四季歩さん、こんにちは。

200万人とは本当に想像を絶します。
東京の人口も23区だけなら800万人位ですからね。驚きです。

ところで「ダイヤモンドヘッド」ってベンチャーズの曲ではなかったですか?ストーンズのヒット曲なら「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」とか「サティスファクション」ですね。

投稿: ハルくん | 2009年8月23日 (日) 07時20分

こんばんは。

今夜「Ladies & Gentlemen」観てきました。どうせ初体験するなら大画面でと。DVD発売の販促で1週間限定+初日だし早めに劇場へ行くも、夜1回だけの上映なのに客20人程...アレ

映像で"Mick Taylor"初めて観れて。近年とは真逆のスリムな体型。一切観客を見ず、動かず下向いて黙々と弾く姿は想像以上。対照的なキースとの対比も映画として

音源自体は聴いてましたが、映像だとまた違って。生ビール片手に観ればヨカッタと後悔した位に大満足でしたが、音がイマイチと上映後に会話してる45歳位の男女も

投稿: source man | 2010年10月 1日 (金) 23時33分

source manさん、こんばんは。

「Ladies & Gentlemen」映画館でご覧になりましたか。DVDは購入予定ですが、先日の武道館上映には行きませんでした。東京では普通の映画館ではやるのかなぁ。
ストーンズ映画というと、中学3年の時に観た「Gimme Shelter」が忘れられません。この映画は衝撃的でした。現在は韓国製のDVDで楽しんでいます。

投稿: ハルくん | 2010年10月 2日 (土) 00時27分

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