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2009年7月11日 (土)

ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調「新世界より」op.95 名盤

Dvorak2スメタナがチェコ国民楽派の開祖なら、ドヴォルザークはそれを集大成した偉大な音楽家です。昔から僕はこの人の作品が大好きなのですが、特に「新世界より」は自分が一番最初にハマったクラシック音楽なので大変に想い出の深い曲です。
第1楽章の序奏が静かに始まり、徐々に高揚して主部に移るまでの展開にはドキドキしますし、中間部での落ち着きから再び終結部に向って追い込みをかけてゆく緊張感は本当に素晴らしいです。
第2楽章の主題には歌詞が付けられて「家路」として有名ですが、望郷の念が一杯に溢れる旋律が胸に染み入ります。特に中間部の寂寥感溢れる部分は言葉にならないほどです。「お兄さん、失恋した後にはね、これは涙無しにゃ聞けないよ。あんたわかるかい?」(フーテンの寅さん風)
第3楽章のスラブ舞曲風のスケルツォも楽しいですが、第4楽章の勇壮な主題は最高です。これぞオーケストラを聞く醍醐味だと言えるでしょう。後半の展開は少々単調になりますが、これはご愛嬌ということころでしょう。

何度も書いていることなのですが、僕はこの手の国民楽派の曲は、同じ国の演奏家以外にはどうも興味が湧いてこないのです。かつてはバーンスタインや、カラヤン、セルやケルテスといった指揮者の演奏も聴きましたし、一般的にはケルテス盤などは非常に良い演奏だと思います。ですが最近は、本当にボヘミア人がボヘミアの楽団を指揮した演奏以外はほとんど聴きません。それによって失うものよりも、逆に新たに見えてくるものが有るとも思っています。ということで「新世界より」の愛聴盤をご紹介してゆきます。

Cci00050 ヴァーツラフ・ターリッヒ指揮チェコ・フィル(1949年録音/スプラフォン盤) チェコ・フィルを世界的な名楽団に育て上げたターリッヒの代表盤と言える名盤です。この時代にしては極上の音質なのも価値を失わない理由でしょう。現代の多くの演奏がいわば機械造りの陶器だとすれば、これは名人の手による逸品という趣で、造形の崩れは有りませんが手造りならではの味わいに満ちています。多くのチェコの後輩指揮者達が影響を受けた、その原点となる演奏だと言えます。

Cci00050b ヴァーツラフ・ターリッヒ指揮チェコ・フィル(1954年録音/スプラフォン盤) 何故か前述の49年盤が何度も再発売されてきた影に隠れてしまった新録音盤なのです。音質は更に優れていますが、管楽器や打楽器が前に出て聞こえるのはむしろ49年盤。なので一聴すると49年盤のほうが迫力が有るように感じられます。けれども音楽の深さと言う点では54年盤のほうが更に数段優れています。現在はターリッヒ・エディションという海外盤のみしか出ていませんが、これは24Bitのマスタリングが高音強調で音質的に感心できません。中古店で根気よく旧盤を探されることをお薦めします。

Cci00051 カレル・アンチェル指揮チェコ・フィル(1961年録音/スプラフォン盤) これはステレオ時代の古典的名盤です。アンチェルは名指揮者であるにもかかわらず、歴史の荒波に押し流された人生を過ごしました。しかしこの「新世界より」の録音は正にこの曲のリファレンスといえる名盤です。この演奏を聴かずしてこの曲は絶対に語れません。全盛期のチェコ・フィルの音が聴けるという点で非常に価値が高いですが、実はCDによって随分音質が異なります。正直一番良いと感じるのはやはりアナログ盤です。以前記事にしたことが有りました。CDで選ぶとすればやはり最新リマスターのXrcd盤ということになるのでしょうが、価格が高いのがちょっと難です。案外アナログの柔らかい音に近くて良いのは旧リマスターで、日本コロムビアの国内盤、スプラフォンの海外盤のどちらもお薦めできます。最も気に入らないのは現在のDENONの24Bit盤です。高音が非常に強調されていてチェコ・フィルでは無くまるでアメリカのオケのように聞こえるからです。

アンチェル/チェコ・フィルのコンビのライブ録音は自分の知る限り2種類有ります。ひとつは1963年ザルツブルクのライブ(オルフェオ盤)です。演奏そのものはスタジオ盤以上に素晴らしいのですが、モノラル録音で音がパリッとしないのでどうもチェコ・フィルの音に聞こえません。ですので一般的にはお薦めしません。もうひとつは1958年アスコーナでのライブ(aura盤)です。これは非常に激しい演奏ですが演奏と録音の楽器バランスが崩れていて抵抗感が有ります。面白い演奏とは思いますが繰り返し聴くには向かないと思います。

3203050754 ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィル(1972年録音/スプラフォン盤) ノイマンは70年代と80年代にドヴォルザークの交響曲全集を二度録音しました。これは最初の全集からの演奏です。当時はノイマンは前任のターリッヒ、アンチェルと比べると個性に乏しく演奏も生ぬるいように感じましたが、イメージを一新させたのは東京で聴いた実演です。その時は8番を聴いたのですが、非常に瑞々しく美しい音の名演奏でした。この9番もアナログ録音らしく柔らかく良い音を味わえます。欠点はティンパニーの音がこもっていることですが、全体としては非常に素晴らしい出来です。

P1010072ズデニェック・コシュラー指揮スロヴァキア・フィル(1973年録音/ビクター盤) コシュラーは都響に度々客演しましたので日本にとって馴染み深いですが、この人は実に素晴らしい指揮者でした。この演奏を初めて耳にしたアナログ盤を当時はアンチェルやノイマン盤以上に気に入っていましたが、それを手放してからは長い間聴いていませんでした。ところが最近、CDを入手して改めて聴いてみると、余りの素晴らしさにかつての感動が甦りました。テンポの微妙な加減が絶妙です。第2楽章のどこまでも沈み込んでいくような情緒の深さも底知れません。それに、スロヴァキア・フィルはチェコ・フィルとは違って完全にローカル・カラーの素朴な音色であるのが何とも魅力的です。但し注意点として、原盤元の海外オーパス・レーベル盤は第3楽章の冒頭の音が欠落しています。従って国内のビクター盤で入手するべきです。

Cci00054b ズデニェック・コシュラー指揮チェコ・フィル(1979年録音/Panton盤) コシュラーが最も魅力的な演奏をするのはどうもスロヴァキア・フィルとのコンビのように思います。チェコ・フィルとのライブともあれば大いに期待したいところでしたが、どうも今ひとつ自分の表現をし尽していないのです。名門オケへの遠慮があったのかどうかは判りませんが、ともかくスロヴァキア・フィル盤のような個性と深みが出ていません。むろん悪い演奏とは思いませんが別の指揮者が振ったのと余り変わらない気がします。

Cci00055b ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送響(1980年録音/オルフェオ盤) クーベリックはもちろんチェコ出身ですしチェコ・フィルとの演奏も有りますが意外に期待外れです。またベルリン・フィルとの演奏にいたってはカラヤン全盛時代のオケが派手な音で鳴り響き過ぎて全然良くありません。その点、手兵のバイエルン放送盤は充実した演奏となっていますが決して過剰なところが有りません。純血の組み合わせ以外では僕が一番好きな演奏です。

51iqvpughll ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィル(1981年録音/スプラフォン盤) ノイマン2度目のデジタル録音盤です。72年盤と比べた場合、バランスの良さと造形感では優れますが、演奏の覇気はやや劣る印象です。どちらもオーソドックスな名演なのでなかなか優劣は付け難く、結局は聴き手の好み次第だと思います。実際に僕も以前は新盤が良いと思っていましたが、今回聴き直すとオケの音色の点で旧盤のほうにより惹かれました。

Cci00053b オンドレイ・レナルト指揮ブラティスラヴァ放送響(1987年録音/Amadis盤) レナルトもかつての新星日響に客演していたので日本では馴染みが有るかと思います。でも大変地味な存在ですね。このCDは海外盤ですが日本で何枚販売されたのでしょう。相当少ないでしょうね。ところがこの演奏は実に素晴らしいのです。派手さとは無縁の地味な指揮者の滋味溢れる演奏ですが、終楽章は充分な迫力も見せます。録音も良いですし、オケの響きがスロヴァキアフィル以上に田舎臭いのがとても魅力です。

Cci00053 イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィル(1989年録音/スプラフォン盤) ビエロフラーヴェクは僕がまだ大学生の頃に日フィルに客演した生演奏を聴いた記憶があります。ところがどんな演奏だったかを全然憶えていません。なので、さほど興味の有る指揮者では無かったのですが、この「新世界」の演奏は中々に良いのです。極めてオーソドックスで安定感が有ります。特別な天才の閃きこそ感じませんが、常にゆとりが有るので安心してこの名曲を味わうことが出来ます。ある意味でノイマン以上にリファレンス的かもしれません。録音も優秀です。

Cci00055 ズデニェック・コシュラー指揮チェコ・ナショナル響(1994年録音/ビクター盤) コシュラーが初代音楽監督になった新生オーケストラとの演奏です。コシュラーは若い時から天才的な演奏をしたかと思うと、個性の無い演奏をしたりと出来不出来の多い指揮者だというのが僕のイメージです。この円熟期の演奏も決して悪くは無いのですが、オケがまだ熟成したわけでもなく、かといってローカル色が強いわけでもなく、少々魅力の乏しさを感じてしまいます。やはり僕としてはスロヴァキア・フィルと再録音を行って欲しかったというのが正直なところです。 

Cci00052b ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィル(1995年録音/CANYON盤) ノイマンはこの僅か2年前の93年にもライブ録音を残していますが、個人的には最後の95年録音を好んでいます。最晩年のかなり枯れた演奏なのですが、力みの一切無いところが逆に何とも言えない風情を醸し出しています。まさか「新世界より」でこんな”白鳥の歌”のような演奏が実現可能だとは思いもしませんでした。但し一般的に、特に若い世代のファンに受け入れられるかはちょっと分かりません。

Dvorak_51xj1q9ogblイルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィル(2013年録音/DECCA盤) ビエロフラーヴェクのチェコ・フィルとの新録音の全集から分売されました。非常に録音が良く、柔らかく広がる音が心地が良いです。中低域に厚みがあるので重心が低く安定感が有ります。金管が弦楽器と良くブレンドされているので、響きが美しい反面、人によっては迫力不足に感じられるかもしれません。ビエロフラーべクはアゴーギクを微妙に加えて曲想の変化を感じさせることに成功しています。と言ってドラマティックでわざとらしい変化は少しも見せません。あくまでも自然な範囲です。

以上、「新世界より」の愛聴盤でした。現在特に気に入っているのは、ターリッヒ/チェコ・フィルの1954年盤、アンチェル/チェコ・フィルの1961年盤、コシュラー/スロヴァキア・フィル1973年盤、ビエロフラーヴェク/チェコ・フィルの2013年盤、次点としてレナルト/ブラティスラヴァ放送響盤です。

<補足>
コシュラー/スロヴァキア・フィル盤の記事を海外盤から国内盤に書き替えました。
ビエロフラーヴェク/チェコ・フィルの2013年盤を新たに追記しました。

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ドヴォルザーク(交響曲)」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。この曲は私にとっても、最初に聴き込んだ交響曲です。いい曲ですよね。まあ7,8番も好きですけど。
ハルくんさんと同様、私も「作曲者と同じ国の演奏家を推す」という基本方針なのですが、この曲に限っては最初の愛聴盤だったバーンスタイン*ニューヨークフィル(1962年?)の印象が強烈で、今でも一推しなのです(上記クーベリックが二番手)。1楽章のAdagioからAllegroへ突進する迫力、寂寥感あふれる2楽章中間部、勇壮な4楽章主題、個々のプレーヤーの水準、どこを聴いても満足がゆきます。
ドイツ系の木管の響きが好きな自分としては、チェコのオケの木管はフランス的な響きなのでソロが出てくるたびにずっこけてしまう、というのが真相です。

投稿: かげっち | 2009年7月12日 (日) 18時42分

かげっちさん、こんばんは。

いま都議会投票から帰ってきました。って関係無いですね。(苦笑)

バーンスタイン盤は最初に買ったLP盤でした。手放して以来聴いていませんが、CBS時代の録音は時を経てCD化されて聴くと思わぬ発見が有ったりします。

僕にはチェコの木管はあくまでボヘミア調にしか聞こえないのですが。。。逆にドイツの楽団の演奏するチェコ音楽は音が重たくて頂けません。シベリウスと違って好みが割れましたね。

投稿: ハルくん | 2009年7月12日 (日) 19時48分

なるほど。個人的に違和感が大きいのはクラリネットで(自分が吹くから気になるのは仕方ない)フランス的にヴィブラートをかけまくるのがチェコフィルの特徴なので、時にソプラノサックスのように聞こえます。好きになれません。でも弦楽器に限ればチェコの楽団は極上だと思いますよ。3楽章みたいに超ボヘミア的な部分も、よその奏者には真似できない演奏になって当然ですし。

投稿: かげっち | 2009年7月13日 (月) 12時29分

かげっちさん、こんにちは。

管のビブラートと言えばホルンやトランペットのそれも派手ですね。「チェコフィルの入団テストにはどれぐらいビブラートがかけられるかを試される」とかいう冗談が有りました。まんざら冗談とも思えません。(笑)
演奏のネイティヴ志向が非常に強い僕の場合は、ドイツ音楽はドイツの楽団で、チェコ音楽はチェコの楽団で、北欧音楽は北欧の楽団で聴くのが好きなだけなのです。いたって単純なのです。だって讃岐うどんはやっぱり香川県のものが一番ですし、長崎ちゃんぽんは長崎ですよ。音楽の味わいと食の味わいは同じだと思うのですよね。

投稿: ハルくん | 2009年7月14日 (火) 08時53分

そんなオーディションが(笑)なぜチェコフィルの管楽器にそういう伝統があるのか知りたいものです。
チェコフィルに比べプラティスラヴァのほうが、木管は好きですね。あ、仕事でプラティスラヴァから来た女性に会ったことがあるのを思い出しました(そればっか)音楽祭があるからよく知ってる、行ってみたい街だと言ったら、日本では京都のような古都だとおっしゃっていました。
ところで4楽章に一発しか出てこないシンバルをモティーフにしたTVドラマはご覧になったことがありますか?

投稿: かげっち | 2009年7月14日 (火) 12時39分

かげっちさん、こんばんは。

プラティスラヴァから来た女性ですと!?
で齢の頃は?美人でしたか?(こればっか)

シンバルをモティーフにしたTVドラマって何か有りましたね。僕は観ませんでしたけど面白かったですか?

投稿: ハルくん | 2009年7月14日 (火) 22時18分

20代末くらいの美しい方でしたよ。公共の場の会話だったので突っ込んだ話はできませんでしたが。

ドラマはHBCという北海道の放送局の制作で、ディレクターは私の高校オケの先輩です。かつて一応は打楽器奏者でプロオケに在籍してたが、現在は上手い団員が続々入ったので引退し田舎暮らしをしていた男性に、ある日この一発のシンバルだけのためにエキストラの依頼がある、という話です。久しぶりのプロのステージ、田舎の村人もみんな「あの男がクラシック?」と半信半疑ながら、みな札幌の会場に詰めかけます。彼は緊張の余り一発を鳴らしそこねるのですが、村人はそれにも気づかず「クラシックもいいもんだなあ」と喜ぶ、という物語。

投稿: かげっち | 2009年7月15日 (水) 12時38分

主演のフランキー堺が、いい味出していました。村人の関心が、彼が何を鳴らすかということから、これはどういう音楽かということに移ってゆくのがよかったですね。私の故郷の街の懐かしいホール、楽団員の役にも私の知人が出ていました。
実際には3楽章のトライアングルと持ち替えになるので、シンバル一発だけの奏者ということはあり得ないのですけどね。
チューバは2楽章の冒頭にしか出てこないし、実は不思議の多い曲です。

投稿: かげっち | 2009年7月15日 (水) 12時41分

かげっちさん、こんばんは。

TVドラマのご紹介を詳しく有り難うございました。ふる里の製作でお知り合いが出演しているとあってはこれは楽しいですね。
内容自体もなかなか面白そうですので、再放送が有れば今度は是非とも見たいですが、実現するかどうかはちょっと分かりませんね。

投稿: ハルくん | 2009年7月15日 (水) 20時18分

再放送はどうかわかりませんが、DVD出ているようです。倉本聡ですからね。
http://www.tvdrama-db.com/qzcms-drama/drama_info/p/id-14643

ハルくんさんにとって、この曲の季節感はいかがですか?私はお盆の頃に北海道で奏いた記憶のせいか、夜のとばりと肌寒さを連想します。北国の早い秋という感じです。

投稿: かげっち | 2009年7月15日 (水) 22時10分

かげっちさん、こんばんわ。

DVDのご紹介有り難うございます。機会有れば是非。

「新世界より」の季節感というと初夏から秋にかけてというところでしょうか。時間帯は夕暮れから晩頃ですね。やはり「家路」のイメージは影響有りますよ。「夕焼け小焼け」の歌にも通じます。

投稿: ハルくん | 2009年7月17日 (金) 00時01分

こんにちは。
貴blogによりコシュラー化された耳なので笑、スロヴァキアとの「新世界」をずーっと探していて、恐らくビクターが80年代後半に発売した音楽全集に入っていたモノがバラ売りされていて¥350でした。3楽章の冒頭は切れてませんし、opusやⓅ1986の刻印。

VPOで聞かれる上手さや伸びは感じませんが、こういった素朴な音(←荒さ!?笑)にハマってしまうと、他では満足できなくなり...。

投稿: source man | 2014年2月22日 (土) 10時07分

source manさん、こんにちは。

チェコ・フィルの演奏するお国もののドヴォルザークやスメタナというのは本当にかけがえのないものなのですが、洗練されたチェコ・フィルに対して、もっとローカル色豊かなスロヴァキア・フィルの音は同じようにかけがえがありませんね。ブラティスラヴァ放送響の音もそれに匹敵します。
こういう音を知ってしまうと、ドイツやアメリカのオケの音ではどうしても違和感を感じてしまいます。郷土料理の味わいのようなものですね。食も音も文化なのだと思います。

投稿: ハルくん | 2014年2月22日 (土) 14時50分

やはり東側の演奏が並びましたね。確かにチェコフィルの演奏を聴いてしまうとBPOやVPOの演奏だと洗練されすぎている様にも思えてしまいますね。
ただ、私は西側の演奏も好きなので、王道とは違うと思いながらもフリッチャイBPOやジュリーニシカゴも愛聴しています。
1番はアンチェルですが。

投稿: ボナンザ | 2014年4月 7日 (月) 00時52分

ボナンザさん

はい、「やはり」でした。スミマセン。(笑)

もちろんフリッチャイ/BPOは良い演奏で好きですけど、例えてみれば、ハンガリー人のシェフが出したドイツのレストランでチェコ料理を食べるような、そんな印象を受けてしまいます。チェコ料理はチェコのレストランで食べたいというのが自分の好みなのです。
でも、ケルテス/VPOなんかも好きですよ。

投稿: ハルくん | 2014年4月 7日 (月) 06時44分

こんにちは。
アンチェル/チェコ'61年を。85年発売28C37-1をワンコインで。

旧盤の音質が世評も高いので先に聴いてみたくて、XRCDは未だ棚にステイ笑。

冒頭、弦楽器から「ムムっ」。重心が低く厚みの在る音色。驚きました。おまけの「モルダウ」も最高。

一方で管楽器がブワっと鳴るのが引っ掛かります。音を上手く拾えてないのか、XRCDでは改善されてるのか...。

でも改めてチェコフィルの底力を感じました。

投稿: source man | 2015年3月27日 (金) 11時41分

source manさん、こんにちは。

アンチェル/チェコPO盤は1961年録音にしては音質、バランス共に非常に優れていますが、流石に限界はありますね。
当然再生装置による違いも有りますが、オーディオ的に聴くのはやめて、全体の味わいを感じ取るのが良いと思います。でも旧盤とXrcdの比較は楽しいです。

最近はさらにローカル色濃厚のスロヴァキアの団体の演奏を好みますが、チェコPOの魅力はやはり捨てがたいものです。

投稿: ハルくん | 2015年3月27日 (金) 12時40分

再びこんにちは。

>オーディオ的に聴くのはやめて

ギクっ笑←
懐深く聴かないと、ですね。

>最近はさらにローカル色濃厚の

ボクも聴いてソレを感じてます。

・・・
今夜の代表戦が楽しみです。カウンター主体へ転換、所属先でレギュラーでなければ呼ばない、と海外組に通達したのを支持します。世界では当然なのですが、前々監督が酷過ぎただけに、今朝新聞を読んで嬉しくなりました。

投稿: source man | 2015年3月27日 (金) 13時52分

source manさん

今夜の新監督初戦楽しみです。
ただ、フィギュア世界選手権もあるし、プロ野球も開幕ですし、どれを見てよいやら・・・

投稿: ハルくん | 2015年3月27日 (金) 14時23分

初めまして。
和歌山の“なりくん”と申します。

ブラームスのピアノ協奏曲第2番・名盤の記事にコメントを書いて、早速こちらの記事にもコメントを書いて恐縮です。


ブラームスのピアノ協奏曲第2番を最近聴き始め、この曲の良さを改めて認識し、他のCD(演奏者・指揮者)も聴いてみたいと思い、インターネットで検索して見つけたのが、ハルくんさんのこのブログです。(数ヶ月間にこのブログ記事を見つけ、以来毎日のように、訪問し、気になる曲の記事を少しずつ拝読しております。)

凄い。

どの楽曲、あるいは、演奏者、指揮者に対しても、愛にあふれる内容のある記事、優れた鑑賞文ばかりで、感心しております。

J-POPや洋楽に流れていた時期もあったのですが、最近、いろいろな偶然?が重なり、クラシック音楽に目覚めました。

ブラームスのピアノ協奏曲第2番をひょんなことから聴き直し始めたのは、もちろん。
テレビで、クーベリック指揮のドヴォルザークの交響曲第9番を熱く語る人の話。
ドヴォルザークの交響曲第6番の演奏をテレビで観賞し、その美しさに感動。
また、スメタナの「わが祖国」をFMでたまたま聴き(全曲です)、こんな美しい曲だったんだと感動。
カリンニコフの交響曲第1番を聴き…といった具合です。


そして、ブラームスのピアノ協奏曲第2番と同様、このドヴォルザークの「交響曲第9番」も聴きたいと思い、このブログ記事を見つけました。

スメタナの「わが祖国」も有名なところしか聴いたことがなく、こんな素晴らしい曲だったんだと(第6曲の冒頭、第5曲との流れでなど、です)。

クラシックを聴き始めの自分は、当然のように、この交響曲第9番もそうです。

全楽章を通して聴くと、(当然ですが)聴こえてくる楽曲の雰囲気、見えてくる景色が全然違いますね。

いや〜、いい。
なんといますか、哀愁といいますか。
たまらないです。
語彙が貧弱ですね…。申し訳ないです…。

ブログで紹介されているCDせっせと買いすすめ、クーベリックはもちろん、アンチェル、ノイマンにもどっぷりつかりました。

こんなに指揮者によって違うものなんだと。

毎日の癒しとなっております。


まだまだ、クラシック初心者でありますが、どうぞよろしくお願いします。


P.S.
こんなに立て続けに購入すると、怒られるかも知れませんが、なにせクラシック音楽のCD(やレコード)は、すぐに廃盤になったりしてしまうので、「在庫があるうちに買う」を優先し(もちろんなるべく予算の許す限りではありますが)、ぼちぼち買っております。


スメタナ「わが祖国」、ブラームス交響曲第1番・第4番、ドヴォルザーク交響曲全集、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲(この曲も好きになりました。それもハルくんさんのこのブログのおかです。感謝。)、同じく、チェロ協奏曲、ベートーベンの「運命」「第九」(ここ辺りは、初心者ですね)、などなどです。


今は、シベリウスのヴァイオリン協奏曲にも興味がわいております。
(こちらは、まだ買えず、動画で我慢です…)

ハルくんさんの記事はもちろん、コメント欄の諸先輩方の意見・感想も、クラシック音楽初心者にとっては、たいへんありがたいです。
ほんとうに、ありがとうございます。


長々と失礼しました。

では。

投稿: なりくん | 2016年8月21日 (日) 15時51分

なりくんさん、ご丁寧なコメントを誠にありがとうございました。

随分と色々と聴かれていて、しかも指揮者の違いが感じられれば、もう決して初心者などではありませんよ。
ドヴォルザークの「哀愁」、正にその通りです!この曲の第二楽章など本当に哀愁そのものですよね。

シベリウスも良いですよ!動画でも十分に魅力が伝わると思いますが、いずれは是非CDでじっくりと味わってください。

それではまた、いつでもお気軽にコメント下さい!

投稿: ハルくん | 2016年8月21日 (日) 23時11分

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