« チャイコフスキー 交響曲第4番ヘ短調op.36 名盤 | トップページ | チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23 名盤 »

2009年1月24日 (土)

チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調op.64 名盤

チャイコフスキーの交響曲の中で、「第5番」は第6番「悲愴」と並んで特に人気の有る曲でしょう。クラシックの入門者が一度はとりこに成る曲ですね。逆にマニアにとっては、それほど人気度は高く無いかもしれません。何故なら聴き易いが為に、余りに数多く聴き過ぎると結果的に飽きてしまうからです。曲想も4番、6番と比べると多少深みに欠ける気がします。そういう自分も、この曲を長い間聴かない時期がありました。それを再びこの曲に引き戻してくれたのは、素晴らしい演奏の出現が有ったからです。それはワレリー・ゲルギエフが1998年のザルツブルク音楽祭でウイーン・フィルを指揮したライブ録音のCDなのですが、詳しくは愛聴盤CDの紹介の中でお話ししたいと思います。

前にも書きましたが、第4番迄の交響曲は非常にロシア臭さが強いので、僕はロシア人指揮者がロシアのオケを振った純血ロシアンの演奏を好みます。しかし第5番と第6番については、ロシアのオケ以外の演奏にも好きなものが結構存在します。おそらくそれはチャイコフスキーの音楽が晩年になるとロシアのローカルな曲想から抜け出して、もっと国境を越えた普遍性を得たからだと思います。特にこの第5番は様々な国の指揮者やオケが世界のいたるところで頻繁に取り上げる定番のコンサートピースです。第1楽章の勇壮さと熱い情熱のほとばしり、第2楽章のロマンティックで美しいメロディ、第3楽章の楽しいワルツ、第4楽章の燃え上がるような迫力と絢爛豪華な終結と、初めから終わりまで聴き手を心底楽しませてくれる、実にサービス満点の曲です。もちろんところどころに現れるロシア的な味わいにも不足していません。

それでは僕が愛聴しているCDを順にご紹介させて頂きます。

125 エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(1960年録音/グラモフォン盤) 言わずと知れた3大交響曲のグラモフォンへのセッション録音です。但し演奏の出来栄えとしては4番、6番の順に優れていて、5番が一番落ちると思います。曲を面白く聞かせるために細部に渡ってありとあらゆる表現の工夫をこらしていて、それはまるで弦楽四重奏の様であり、凄いことには違いないのですが、仕掛けが余りに過剰で、少々「姑息」に感じてしまうからです。これは天才ムラヴィンスキーだからこそ陥ってしまった落とし穴なのではないでしょうか。

689 ジョージ・セル指揮ケルン放送響(1966年録音/EMI盤) 「20世紀の偉大な指揮者シリーズ」の1枚ですが、珍しいセルのライブ録音です。スタジオ録音では完璧性が冷たさを感じさせて、意外と感動出来ないことの多いセルですが、ライブは感情の高まりが感じられるのが良いです。この演奏では全体の造形性を保ちながらもテンポの微妙な変化もみられ、ロマンティックな雰囲気を充分に味あわせてくれるのが非常に素晴らしいです。録音も自然で奥行きが有るので満足できます。

496 アルヴィド・ヤンソンス指揮レニングラード・フィル(1970年録音/Altus盤) この人はマリス・ヤンソンスの父親です。録音は非常に少ないですが、レニングラード・フィルの日本演奏旅行のときにムラヴィンスキーの代わりに大阪で指揮した録音が運良く残されています。ムラヴィンスキーに比べれば何とオーソドックスな指揮ぶりでありましょう。チャイコフスキーだからといってことさら過剰な表現を好まない人にはお薦めできると思います。事実この演奏を非常に好む友人も居ます。

Tchaikovsky_karajan_3817982ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィル(1971年録音/EMI盤) 当時ベストセラーとなった「三大交響曲集」は、まるでライヴのように熱くドライブした演奏が魅力で、カラヤンの録音の中では第一に取りたいと思います。但し第4番ではロシアの香りの無さにかなり不満を感じました。それがロシア臭さが薄れてくる第5番になるとそれほど不満にはならなくなります。絢爛豪華な演奏もそれなりに楽しめます。個人的にはロシア・オケの演奏を好みますが、西側(今では古い言葉だ)のオケによる最上のチャイコフスキーと呼べると思います。

Cci00009 エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(1983年録音/メロディア盤) ムラヴィンスキーはこの曲を頻繁に演奏していたのでライブ録音の数も非常に多いです。ところがどうも決定打になり得る演奏を聴いたことが無いのです。特に最近宇野功芳先生が推薦されている1977年の日本ライブは酷すぎます。ムラヴィンスキーとは思えない乱暴な管の咆哮と、まるで昔のカセットデンスケで録音したような酷い録音には失望しました。そのCDをこれから聴かれる方はどうぞご覚悟されることを。自分ならば録音の良い1983年盤をとりたいと思います。晩年の演奏で迫力には欠けますが、ずっとオーソドックスであり以前の演奏のような違和感を感じないからです。 

Cci00013エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮ロシア国立響(1990年録音/CANYON盤) 有名な東京ライブ全曲チクルス演奏の中の白眉です。何といってもライブならではの気迫・迫力の凄まじさに圧倒されます。巨大なスケールでゆったりとした部分の味わいもロシアの楽団ならではです。何度も繰り返して聴くには3年後のモスクワでのスタジオ録音の方が適しているのかもしれませんが、この演奏の魅力は一度聴き始めてしまうと全てを忘れさせるほどです。

Cci00009_2 ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトぺテルブルグ・フィル(1992年録音/RCA盤) テミルカーノフはこの年に三大交響曲を録音していて、4番は出来がいまひとつでした。ところがこの5番は大変素晴らしいです。非常な弱音でゆっくりと始まる導入部からしてユニークですが、全楽章とも一貫してかなり遅いテンポで慌てず騒がずじっくりと音楽を進めるのが個性的です。終楽章も迫力は有りますが決して力みかえりません。ムラヴィンスキーのレニングラード時代の豪放かつ繊細なオケの音が健在なのが嬉しいところです。この演奏も非常に気に入っています。

41xbkg7f3bl__sl500_aa300_ エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮ロシア国立響(1993年録音/CANYON盤) 東京ライブの3年後のモスクワでのスタジオ録音です。熱狂的なライブと比べるとやはり全体的にテンポが遅めでスケールが大きいです。たっぷりと心ゆくまでロシアの雰囲気を味わうことができます。録音が優秀なので、ロシア・オケの底力の有る音を充分に楽しめます。この曲は個人的には東京ライブに惹かれていますが、できれば両方を聴き分けたいと思います。

098 ウラジミール・フェドセーエフ指揮モスクワ放送響(1998年録音/Relief盤) これは拍手が入っていますので間違いなくモスクワでのライブです。録音は今一つパリッとしませんが、このシリーズの特徴です。けれども演奏はメリハリのついたテンポ設定に、ロシア的な音色や節回しがふんだんなので嬉しいです。しかもスヴェトラーノフのライブばりにエグく演奏してくれているので、興奮します。ロシア音楽はやはりこうでなくてはいけません。特に終楽章のたたみかけるような迫力には圧倒されます。

Cci00065 ワレリー・ゲルギエフ指揮ウイーン・フィル(1998年録音/フィリップス盤) 当時すっかりこの曲から離れていた自分を再びこの曲に引き戻してくれた名演奏です。ゲルギエフはこの曲を大変得意にしていて、世界のあちこちで演奏して聴衆を熱狂させています。ムラヴィンスキー並に表現力満点、振幅の大きいドラマティックな演奏ですが、それが自然で決して姑息などには感じさせないところが凄いです。ウイーン・フィルの大熱演ぶりと、彼らにしては精一杯ロシアの味を出しているのに感心します。

Cci00010 小林研一郎指揮チェコ・フィル(1999年録音/EXTON盤) ロシア人指揮者以外であれば何といってもコバケンでしょう。僕は昔からこの人が大好きです。あるアマチュアオケの練習の時に目の前で指揮されて楽器を弾いた経験が有るのですが、物凄いオーラを感じました。そうでなければハンガリーやチェコの名門オケをあれほど多く振ることは出来無いでしょう。チェコフィルは同じスラブ系とは言ってもロシアのオケの音色や節回しとはやはり似て異なりますし、この人は実演の人なのでスタジオ録音ではやや不完全燃焼を感じますが、やはりこれは表現力豊かな良い演奏だと思います。

Cci00065b ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管(2005年録音/Harvest盤) ウイーンフィル盤は大好きですが、不満が有るとすればロシアのオケでないことだけです。その不満を解消してくれる素晴らしいディスクが有ります。手兵マリインスキー劇場管とのストックホルムでのライブ盤です。これは海賊盤ですが、最新のデジタル録音であり録音は超優秀です。演奏の勢いはウイーン・フィル盤の方が勝っていますが、こちらにはロシアのオケしか持たない深く暗い音色が有ります。これは何物にも代えがたいのです。現在はこのマリインスキー盤の方を好んで聴いています。

以上の中から僕のフェイヴァリット盤を挙げるとすれば、ゲルギエフのウイーン・フィルとマリインスキー劇場管の両盤、それにスヴェトラーノフの両盤です。次点としてはテミルカーノフ盤、それに「失敗」とは言いながらもやはりムラヴィンスキーのグラモフォン盤、というところでしょうか。

<関連記事>
チャイコフスキー 後期三大交響曲 ポリャンスキー/ロシア国立響
ムラヴィンスキー 「ライブ・セレクション1972、1982」

|

« チャイコフスキー 交響曲第4番ヘ短調op.36 名盤 | トップページ | チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23 名盤 »

チャイコフスキー(交響曲)」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
それがしも5番大好きでした。ムラヴィンスキーの盤を何度も聴いてしまい、それ以後、おっしゃるとおりあまり聴かなくなりました。好きな曲であることに変わりはないのですが...
ゲルギエフとコバケンのCDが気になります。それがしのブログでもそのうち5番についての記事を書きたいと思っています。

ちなみに、ムラヴィンスキーは別の角度からみますとケチですよね。ちゃんとレコーディングをさせてくれなかったみたいで...自分もブラームスの2番で経験してます。

投稿: kurt2 | 2009年1月24日 (土) 15時43分

kurt2さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

5番は自分の好きな演奏で聴きさえすればやっぱり良い曲ですよ。各自の好みはまちまちでしょうけど。私の場合はやはりロシア臭さが抜けてしまっている演奏は苦手です。

ムラヴィンスキーがスタジオ録音を多く残してくれていたらどんなに良かったでしょうね。その分玉石混合のライブ録音が続々と出ては来るのですが、グラモフォン盤などを聴くとつくづくそう思ってしまいますよ。

投稿: ハルくん | 2009年1月24日 (土) 17時59分

5番を初めて聴いたのは、確かNHKで放送されたバーンスタイン=ニューヨーク・フィルの演奏だったと思います。

終楽章のゆったりと堂々としたテンポがとても格好良く感じたのを覚えています。

そして、その後聴いたムラヴィンスキー(グラモフォン)の演奏に度肝を抜かれました。
1楽章から3楽章の表現もバーンスタインと全く異なりましたが、何といっても終楽章のテンポの速さは、尋常と思えず、まさに驚愕したものです。

それからくり返しくり返しムラヴィンスキーの演奏を聴いて感動していました。

その後、いくつかの5番の演奏をCDを聴きましたが、ムラヴィンスキーを超える演奏は出ず、「やはりムラヴィンスキーに敵う演奏はないな」と思っていたところ、チェリビダッケ=ミュンヒェン・フィルの演奏に出会いました。

ハルさんが触れられている通り、この曲自体他の交響曲に比べると深みに掛ける分、いろんな演奏スタイルを許容するのかな、と考えています。

だからこそチェリビダッケの表現もこの曲なら面白く聴けたのだと思います。
チェリビダッケの相変わらずゆっくりとしたテンポから生み出されるロマンティックな表現は、ムラヴィンスキーとは正反対ですし、ロシアらしさからは遠く離れているかもしれません。ただ、「こんな表現もあり!」と感じさせる素晴らしい演奏だと思います。

その後、ゲルギエフのザルツブルクライヴCDを聴き、ウィーン・フィルのノリに乗った演奏とゲルギエフの表現力豊かな指揮ぶりに圧倒され、それ以来一番愛聴している演奏になりました。

今後も様々なスタイルによる演奏でこの曲を聴いてみたものです。

投稿: たろう | 2009年1月25日 (日) 11時52分

たろうさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

私はですね、チェリビダッケはホントに苦手なのです。どの曲でもあの遅いテンポにどうも息が詰まってしまうのです。福島章恭さんが「チェリビダッケの演奏は一緒に呼吸が出来ない」と言っていましたが、私も同感なのです。クナッパーツブッシュの遅いテンポの場合は一緒に深い呼吸が出来て感動を呼び起こすのですが、チェリビダッケでは息が出来ずに窒息してしまうのですね。あの遅いテンポで緊張感を保っているのは何とも凄いとは思うのですが。

ムラヴィンスキーも別の意味で凄いのですが、曲に酔えないのがやや難点です。聴いた後に少々疲れてしまいます。私はこの曲はやっぱりゲルギエフのようにうっとりとさせてくれる演奏で楽しく聴きたいなぁと思うのです。

投稿: ハルくん | 2009年1月26日 (月) 00時26分

こんにちは。
好きなチャイ5は、やはりムラヴィンスキーは外せませんね。あとはお挙げになっているゲルギエフ。彼の演奏で一番関心した演奏かもしれません。残りはチェリビダッケとケンペのライブです。ケンペは味が濃いいい演奏ですよ。

投稿: dokuoh | 2009年1月27日 (火) 12時24分

dokuohさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

dokuohさんはロシアものもお好きだったのですね。ドイツ、オーストリアものしかお聴きにならないのかと…意外でした。(笑)

ゲルギエフのロシアものはどれも素晴らしいです。但しロシアもの以外にはあまりピンときたことは無いです。

ドイツ人の指揮者も昔からチャイコフスキーは好きですよね。ドイツロマン派風の重圧な演奏も悪くは有りません。好みで言えば、さんざん書いた通り、やはり純血ロシアの味わいが好きですけれど。

投稿: ハルくん | 2009年1月27日 (火) 23時55分

チャイコファンの皆さんは語り始めると本当に熱いですね。

私は自分からチャイコを聴くことが少ないので発言資格がないかもしれませんが、自分が5番を演奏した時はロジェストベンスキーを聴いて勉強しました。曲の細部を知るという意味に限ればカラヤン盤も参考になりました。

チャイコファンの趣味には合わないかもしれませんがベームも録音していますね(笑)ベームで5番を聴いた時は抱腹絶倒でした。特に4楽章の主部に入るところとか。スラブ趣味の部分を極度に誇張した演奏とでも言えばよいでしょうか。商品解説には「スラブの憂愁も哀愁もないが、チャイコフスキーが目指したドイツ音楽の姿かたちが、ここにはある」と訳のわからないことが書いてあります。ウィーンフィルの団員ももしかして「な~んちゃって」とか言って笑いをこらえながら演奏していたのでは?と思ってしまいます。あ、チャイコフスキーを冒涜するとか怒らないでくださいね。

投稿: かげっち | 2009年1月30日 (金) 12時10分

かげっちさん、こちらにもコメント頂きありがとうございます。

ベームは意外とレパートリーが広くて、チャイコフスキーどころかドヴォルザークやストラヴィンスキーまで振っているのですよね。
ウイーンフィルなら「なんちゃって」かもしれませんが、チェコフィルとの4番ライブなどは大熱演で非常に良かったですよ。一応スラブ系ですからね。

私はブラームスもマーラーもブルックナーも大好きですが、同様にドヴォルザークもチャイコフスキーも好きなのですね。でもチャイコの次の特集はシベリウスをと思っています。

投稿: ハルくん | 2009年1月30日 (金) 22時47分

ハルくんさん、応答ありがとうございます。確かにベームのレパートリーは広いですね。

もっとも、ドヴォルザークはブラームスに評価されてウィーンで名を挙げた人ですし、ボヘミアやハンガリーの音楽はドイツ・オーストリアの人にとって歴史的に親近感があるのだろうと思います。ストラヴィンスキーあたりになるとベームには同時代人のような感覚かも?(年齢は一回り違いですね)

チャイコフスキーに話を戻せば、木管奏者にとって実に侮れない作曲家です(以下は独断と偏見に基づく評)。

実に美しい旋律がたくさんあります。オケで奏くにしては(=協奏曲でもないのに)相当高度の技巧がしばしば要求されます。その旋律に、さらに美しいオブリガートを重ねるのも得意技です。反面、旋律的価値のない音符を奏していると、面白くない体力勝負とも感じます(ブラームスやベートーヴェンでは少ないこと)。和声やリズムで空気感や色彩を微妙に付ける作業をさせてもらえないと感じるのです。ただし細かい音符でアラベスク模様を織り出す作業はあります(目立ちすぎないようにするのが至難の業)。

あと速度や表情の指示が細かいと感じます。そんなにいちいち書かなくても表情はちゃんと付けるからさ、と言いたいくらいに。思い出してみると、ベームの演奏は実は楽譜の指示にかなり忠実のようです(笑)

投稿: かげっち | 2009年1月31日 (土) 21時57分

かげっちさん、こんにちは。
いつもコメントをありがとうございます。

>旋律的価値のない音符を奏していると、面白くない体力勝負とも感じます

プレイヤーの立場で言えば、確かにベートーベン、ブラームスは演奏するのが非常に楽しいですね。しかし私の経験で言えば、面白くない最高峰はブルックナーです。延々と続くスケールこそは体力勝負以外の何物でもありませんでした。聴衆の立場ではあれほど心地よい音楽なのにです。それに比べればチャイコフスキーはずっと面白いと思うのですが…。もっとも弦楽器と管楽器での違いは有るのかもしれませんけれど。

投稿: ハルくん | 2009年1月31日 (土) 23時28分

ハルくんさん、どうかお気を悪くなさらないでください、チャイコフスキーの音楽を貶めるつもりではありませんから。

ベートーヴェンやブラームスの場合、オケのパート譜のページ数を比べると、木管ではViolinの半分から2/3くらいです。つまり音符が少ないということです。これはオーケストレーションの差によりますが、管楽器は体力的にきついという現実にもかなっています(管の協奏曲で30分を超える大曲がほとんどないのもそのためです)。ところがチャイコフスキーやワグナーの場合、パート譜のページ数があまり変わらないのですね。特に長い吹き延ばしは体力を消耗します。ロシアあたりの体力ある奏者は平気なのかもしれませんが・・・私なぞ、たくさんの金管とユニゾンでフォルテの吹き延ばしをしている時には、さぼってもわからないのじゃないかと不謹慎なことを考えてしまうのです(本当はわかるようです、最も鋭い指揮者は日本だと外山雄三だと聞きました)。自分はこの曲のこの部分でなぜこういう音符を奏しているのか、というアイデンティティに疑いを挟ませるオーケストレーションは、演奏家心理として得策ではないですね。その点、ブルックナーについてのご指摘には同感です。

ところでハルくんさんは大河ドラマをご覧になっていますか?「篤姫」のテーマ音楽はチャウコフスキーに、「天地人」のテーマ音楽はシベリウスに似た感覚を覚える瞬間がある、と思うのですが、いかがでしょう?

投稿: かげっち | 2009年2月 2日 (月) 12時28分

かげっちさん、こんばんは。

やはり日本人は体力に勝る欧米人に比べるとハンディが有るのでしょうかねぇ。
どこかで呼吸法の違いと言う話も聞いたことが有ります。もともと日本人は力を必要とする場面でよく息を止めてしまうが、欧米人は止めないんだそうです。
オーケストラの音の厚みが違うのもそういう影響なのでしょうかね。よく分かりませんが。

大河ドラマは良く見ていますが、「篤姫」も「天地人」もそんな風に感じたことは無かったです。今度は気をつけて聞いてみることにしますよ。

投稿: ハルくん | 2009年2月 2日 (月) 23時47分

篤姫のテーマの最後のあたり、トロンボーンの使い方が「なんちゃってチャイコフスキー」に聞こえるのは私だけでしょうか?

「天地人」の場合、テーマ音楽だけでなく、同時に見せられる雪山の映像に影響されているかもしれません。

力の必要な瞬間は息を吐く必要がありますが、そこそこの水準の運動選手は皆さんなさっていると思います。管楽器の場合は吸うことができないので(笑)吐くしかできないのですが。弦楽器奏者でも練達に従って、演奏と呼吸には関連が確立するものではないのですか?

昔のレニングラードフィルなどの金管奏法を私たちはよく「羊羹トーン」と言っていました。最初から最後まで同じ太さ(大きさ)で真っ直ぐ吹き伸ばすからです。何曲もの一番トランペットを、補助奏者なしで一人で、そうやって吹き切る体力は凄いです。「怒濤の寄り」で電車道、という感じですね。他に何の技巧も使わずこれだけで音楽を作ってしまうのが凄いのか、作れてしまうのがロシア音楽の特徴なのか?

もちろん「指輪」なぞピットで吹いている皆さんも凄い体力だと思いますけど。日頃の練習量のたまものなんでしょうか。くだらないことばかり書いてしまってごめんなさい。

投稿: かげっち | 2009年2月 3日 (火) 15時23分

かげっちさん、こんばんは。

弦楽器の場合ですが、演奏と呼吸は大いに関連が有りますよ。それは弓使いと大いに連動します。基本的に上げ弓の時に息を吸い込んで、下げ弓の時に息を吐き出すのです。それが自然なリズムを生み出すのですよ。楽器を奏でることは、声で歌うことと同じように呼吸と一致するのでしょうね。

投稿: ハルくん | 2009年2月 3日 (火) 23時44分

そうでよね、ハルくんさんのおっしゃる通りだろうと推測します。

反対に私は、たとえばブラームスのクラ・ソナタ1番の1楽章のレッスンで、「そこは弦楽器のこういうボウイングを意識して吹くんだよ」という教わり方をした覚えがあります。第2主題よりも少し後のAs-G-F-Es-D, G-F-Es-D-Cなんていうところ・・・「全弓使ってこんなふうに」吹くんだ、とか。

チャイコフスキーの5番に話を戻せば、4楽章のアレグロに入って、最初の4つの4分音符はすべて、弦はダウンで弾くよう指示がありますが、その荒々しさを管で表現しようと思うと、これまた体力消耗するのですよ、私は(笑)

投稿: かげっち | 2009年2月 6日 (金) 13時23分

度々お邪魔して申し訳ありません。

第5番はブラ1に次いで好きな交響曲ですね(笑)。カラヤン盤が登場しないのが不思議ですが、貴殿の美学に合わないでしょうか?
小生は細かい分析は苦手でもっぱら快感を求めて鑑賞しますから、カラヤン・BPOの71年リマスター(Disky)盤の第4楽章なんかドライブしながら聴くと興奮しますよ。スピード出し過ぎて事故りそうですが。貴殿に軽蔑されそうだな(笑)。それはともかく、よく聴くのは、マゼール・VPO盤、ケンペ・BPO盤かな。ゲルギエフ・VPO盤はあまり聴いてないので今回聴き直してみたいですね。世評に高いムラヴィンスキーのDG盤は
厳し過ぎて色気がなく疲れます。某評論家絶賛の77年来日ライヴは、録音が酷くて無駄使いでしたね(笑)。失礼しました。

投稿: シーバード | 2012年7月 6日 (金) 14時29分

シーバードさん、

カラヤン/BPOのEMI盤は学生時代にLPで愛聴しました。確かにBPOをホットにドライブした演奏でした。友人には結構ファンが居ますが、最近は聴いていません。
カラヤンが全て嫌いと言うことでも無いのですが、それほど好まない演奏が多いのも確かです。
チャイコフスキーで言えば、ロシアの演奏家のものが好きです。歌いまわしが他の国の演奏家とは全く違って聞こえるからです。
ボルシチシチューはやはりロシア人料理人の手で食べたい気がするみたいなものです。
但し記事にも書きましたが、ムラヴィンスキーの77年ライブは酷すぎます。あんなものを推薦してはいけませんね。

投稿: ハルくん | 2012年7月 6日 (金) 19時30分

チャイコフスキー/交響曲第6番のコメントはあるのでしょうか?
読んでみたいと思っているのですが、見つかりませんでした。

投稿: 130703 | 2013年7月 3日 (水) 02時37分

130703さん、左のカテゴリーのチャイコフスキー(交響曲)から見つけることが出来るのですが。

とりあえず下記をクリックしてください。
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/6op74-349e.html

投稿: ハルくん | 2013年7月 3日 (水) 06時46分

私はこの曲の「爆演」的な演奏を好みません。
それは第4楽章だけ過剰に盛り上げて
交響曲としての構成が台無しになるからです。
「終わりよければ全て良し」ではないと思います。
その点で最悪だったのがシルヴェストリ盤(録音も)。
最高はデュトワ盤(録音も良し)です。

この曲ではムラヴィンスキーもカラヤンも彼らのベストではないように思えます。

バーンスタイン&ニューヨークは旧盤の方がいいです。

投稿: 影の王子 | 2013年8月 8日 (木) 20時59分

影の王子さん、こちらへもコメントありがとうございます。

この曲は「爆演」必ずしも悪いとは思いませんが、音がけたたましかったり騒々し過ぎるのには抵抗が有ります。
一方、ロシアの土の香りの感じられない都会的に洗練された演奏も好みでは有りません。
そうなってくると、やはりロシア系の演奏家のものに好きなものが集まって来るようです。

投稿: ハルくん | 2013年8月 8日 (木) 23時30分

5番は私もベスト盤を選ぶのに苦労します。おっしゃるとおりムラヴィンスキーのDG盤が微妙なので、個人的には73年盤と83年盤を好んで聞いています。西側だとモントゥーが1番好きです。
ゲルギエフの演奏は燃焼度が高いですね。推薦されておられる二枚以外にも若い頃の演奏もありだと思います。

投稿: ボナンザ | 2014年3月28日 (金) 23時00分

ボナンザさん

こちらへもコメントありがとうございます。

ムラヴィンスキーの5番はどれも微妙で今一つの印象なのですが、消去法でどれか一つ残すとすれば自分は1982年盤になるかと思います。

この曲の本命としては、やはりゲルギエフとスヴェトラーノフが双璧だと思っています。

投稿: ハルくん | 2014年3月28日 (金) 23時40分

第4楽章が薬のCMで使われた曲…昔リッカルドシャイーの演奏をFMで聴き、第4楽章ってこんなに絢爛豪華に表現していいの?と悩んで曲です。先日テレビでブロムシュテットの演奏を聞き、少し違和感を覚えました。この曲で金管と弦どちらに重きをおくかというと。金管の方なのかな?いわゆるロシア的な音色の演奏がこの曲にはマッチしていると思います

投稿: k | 2014年10月15日 (水) 07時04分

Kさん

チャイコフスキーは5番まではロシアのオーケストラがベターだと思います。他の国だとどうしても絢爛豪華で楽天的な印象になってしまうのですね。
ただ、6番だけは意外に国籍にこだわらなくても良い演奏が多いと思います。

投稿: ハルくん | 2014年10月16日 (木) 19時36分

小林研一郎と日本フィルとの第5番をゲットしました。実はチェコフィルとの第5の演奏がなかなかいいと思っていたのですが、この日本フィルとの演奏はとてつもない演奏でした。指揮者とオケが真剣勝負している様がよくわかる。実はこの演奏会はこの演奏の前に第3番ポーランドが演奏されたとありました。私はこれを聴いてみたいのです。小林はなんでもポーランドを得意にしているようで、びっくりしたことに日本フィルの他、チェコフィル、アーネムフィル、ロンドンフィルとの録音があるじゃないですか。私はチェコフィルとの演奏を聴いていますが。アーネムフィルとのものが聴きたくなりました。でも今のところポーランドは私にはヴィットとポーランド国立交響楽団の演奏が一番しっくりくる、本当にいい曲だと思える演奏なんだよなあ。話がポーランドになってしまったが小林とチェコフィルの全集が出たら買おうかなあ?

投稿: まつやす | 2015年2月14日 (土) 22時28分

まつやすさん、コメントありがとうございます。

コバケンのチャイ5はその昔、確か読響との実演を聴いた記憶が有ります。その時はそれほどとは思いませんでしたが、この人が燃えた時は凄いです。

「ポーランド」はバレエ的に過ぎて余り聴きませんが(むしろバレエ曲の方を聴いてしまう為に)コバケンにはそんなに沢山の録音が有りましたか。
ヴィットとポーランド国立交響楽団!ある意味「本場もの」ですね。面白そうです。

投稿: ハルくん | 2015年2月15日 (日) 18時11分

ハルくんさん、はじめまして。
kumと申します。

このブログは、先日ブラームスの良いCDはないかと探していた時に発見しましたが僕も大好きなクルト・ザンデルリンクと、SKDが高評価されていたので嬉しかったです。

僕の悩みは絶対音感がさがり、クラシックには不向きな耳になっていることです。しかし、僕なりの独在論、独我論の立場から、コメントしていきたいと思います。

僕は、スビャトスラフ・リヒテルのコンサートに行ったくらいしかクラシックの良い経験がなく、従って皆さんの話しに加わることには不向きかもしれません。そして、主にロックとポップスを聴いてきたことも皆さんとは、違っていると思います。


しかし、数年前から、地元のオーケストラのコンサートを聴く機会があり昨年の今ごろ小林研一郎さんのチャイコフスキーが近くで聴かれることがわかり、皆さんとクラシックファンに評価の高いムラヴィンスキーのDG盤から聴き始めました。でも、4番は嬰へ短調に、5番はホ短調に、6番はハ短調に、聞こえました。ロックの中には元の調に、聞こえる曲はクラシックはハ長調を除いて全滅でした。

投稿: kum | 2017年9月23日 (土) 01時05分

kumさん、はじめまして。
コメントを頂きまして誠に嬉しく思います。

絶対音感が下がると(または無いと?)クラシックには不向きな耳となるという点は良く分かりません。何故なら私にそれはありませんがクラシックを聴いて心から楽しむことは出来ますし、楽器を弾くことも出来ます。
単純に『楽しむ』ということでは何ら支障は無いと思います。
しかし調性が気になるというのは逆に不便ですね。

クラシックファンといってもコンサートに滅多に行けない人も多いでしょうし、ロックとポップスを並行して好む方も多いでしょう。
様々な音楽を色々な形で楽しむのに制約は無いと思います。

投稿: ハルくん | 2017年9月24日 (日) 09時35分

ハルくんさん、返信ありがとうございます。

#系の調性が、♭系の調性に聞こえてしまうということは、硬いものが柔らかく聞こえるいう感覚です。

なんと説明していいかはよくわかりませんけど、例えばブラームスの交響曲第2番はニ長調ですが、それがベートーヴェンの交響曲第3番の変ホ長調の調性に聞こえてしまうという感覚です。これを話して行くと長くなるので止めますが、とにかく時々音楽を聞くのが辛くなります。

それでチャイコフスキーの交響曲第5番ですが、ライブ録音のワレリー・ゲルギエフとVPO盤が個人的には好きですが、ここを訪れたには、他のCDも聞いてみたいです。

投稿: kum | 2017年9月24日 (日) 12時04分

ハルくんさん、こんばんは。

少しだけ補足を。
絶対音感の下がり方も最初は今のような重症ではありませんでした。クラシックは下がって聞こえても他のジャンルの曲は普通に聞こえていました。でも、そのうちに他のジャンルの曲も下がって聞こえるようになり、逃げてもどうしようもなくなって、昨年の今頃から、再びクラシックのCDを買うようになりました。

だから、僕のキャリアは正直少ないです。そんななかムラヴィンスキーのチャイコフスキー交響曲第4~第6番とアルゲリッチとクラウディオ・アバドのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番のCDを買いました。エフゲニ・ムラヴィンスキーのチャイコフスキーは4番にはまりましたけど、僕のいい加減な耳には5番も良いデキに聞こえていました。その辺は、僕の勉強不足です。

投稿: kum | 2017年9月24日 (日) 22時10分

kumさん、こんにちは。

調性の聞え方で音楽を聴くのが辛くなるというのは体験したことはありません。人によって色々とあるのだなぁと少々驚きです。

この曲のゲルギエフ/VPO盤は本当に好きです。
それにザンデルリンク/SKドレスデンのブラームスがお好きというのでしたら私ともかなり嗜好が似ていますね。
ムラヴィンスキーの5番は評価の高い演奏ですが、この曲ではやはりゲルギエフが一番です。

投稿: ハルくん | 2017年9月25日 (月) 12時48分

ハルくんさん、こんばんは。

講談社現代新書のロマン派の交響曲によると、エフゲニ・ムラヴィンスキーのチャイコフスキーは元の楽譜に忠実だそうで、ゲルギエフや今日聴いてみたエフゲニ・スヴェトラーノフの東京ライブはテンポも動かしていましたが、ハルくんさんは5番の4楽章爆演は嫌いでも、どちらかといえばアゴーギクがかかった演奏がお好きのようですね。

僕ははじめてエフゲニ・スヴェトラーノフの演奏をCDで聴きましたが、ロシアらしい節回しが聴かれてとても良かったです。でも、ワレリー・ゲルギエフの5番は別格かな?

サントリーホールは当然行ったことはないですが、改装なってどんな音になっていますか?

投稿: kum | 2017年9月25日 (月) 19時38分

kumさん、こんにちは。

熱演、迫力ある演奏はもちろん大好きですが、耳をつんざくようなけたたましい爆音はすでに音楽ではないと思っています。そのギリギリのところでコントロールできるかどうかが好悪の分かれ目ですね。

サントリーには改装後にはまだ行っていません。
聴きに行く機会が楽しみです。

投稿: ハルくん | 2017年9月26日 (火) 12時51分

ハルくんさん、こんばんは。

耳をつんざく演奏はよくないとは思いますが、ロックコンサートには多いですね。僕はクラシック以上にロックミュージックは見に行きませんが、大音量でも工夫されているのもあります。そういうコンサートにはまた行ってみたいとは思います。

ところで、僕の従兄は大のクラシックファンで10年以上前はドイツまでコンサートに行ったそうです。しかし、それに比べてサントリーホールの音は悪いと言っていました。

そのため僕はサントリーホールのライブを聴くのに抵抗がありましたけど、エフゲニ・スヴェトラーノフの1,990年のチャイコフスキーの東京ライブは名演でそんな先入観を取っ払うのに役立ちました。と言ってもまだ5番と4番しか聴いていませんが、ロシアらしいうねる節回しは大変良かったですね。

ちなみに僕は近々読売日本交響楽団のコンサートに行く予定です。

投稿: kum | 2017年9月27日 (水) 22時14分

kumさん、こんにちは。

もちろんホールの音が良いに越したことは有りませんが、演奏の良し悪しに比べればそれほどこだわる必要は無いと思います。
但し2000人を大きく越えるNHKホールや。あるいはシューボックス型の東京芸術劇場の最上階の席などは感動が届きにくいので避けています。
それに比べればサントリーはかなり良質です。
色々とご自分で聴かれて確かめることですね。

投稿: ハルくん | 2017年9月28日 (木) 14時35分

ハルくんさん、こんばんは。

僕は神奈川県川崎市在住の人間でシカゴのところに書き込みのあったローリングウエストさんと同じ自治体?におります。普段はパルテノン多摩にコンサートを観に行っています。今年は府中の森芸術劇場ウィーンホールや東京ドームにも行きましたが、どちらかというと家でCD等を聴いていることの方が多いです。パルテノン多摩の読響のコンサートもチケットはだんだん厳しくなっていて、昨年より今年の方がいい席が取れません。できれば小林研一郎さんのチャイコフスキーの交響曲第5番は、観に行きたいのですが、ハルくんさんもチェコ・フィルハーモニーとのCDを紹介されていましたね。日本のオーケストラは欧米のそれに比べて落ちるとは思いますが、コバケンさんのチャイコフスキーはなかなか面白いと思います。聴いたのは主にアーネムですが、ここであまり名前の上がらないのが不思議なくらいです。ハルくんさんは、読響との第5番を観に行った方がいいと思いますか?

投稿: kum | 2017年9月28日 (木) 17時57分

kumさん、こんばんは。

コバケンさんで一番好きなのはマーラーです。
チャイコフスキーも良いと思いますが、「聴いた方が良いと思うか」と尋ねられるとお返事に困ります。ともかくご自分の耳で一度聴かれた方が良いとは思いますが。

投稿: ハルくん | 2017年10月 2日 (月) 00時09分

ハルくんさん、こんばんは。

僕はマーラーを苦手にしています。ザンデルリンクの9番と10番(クック版)、バースタインとニューヨークフィルハーモニックの8番、ベイヌムの大地の歌、小澤征爾の1番の5タイトルがありますが、僕の耳には変な音が混じって聞こえてしまいます。だから、皆が素晴らしいというマーラーをあまり聞きません。

コバケンさんのことだからきっといいマーラーなのでしょうが、今は食指が伸びません。でも、コンサートには、なるべく行くようにします。

投稿: kum | 2017年10月 2日 (月) 21時12分

kunさん、こんにちは。

こちらはチャイコフスキーの記事ですので多くは書きませんが、マーラーの『変な音』というのが実はファンには魅力なのかもしれません。
始めは聴き辛いですが、一度惹き込まれたらもう離れられません。

投稿: ハルくん | 2017年10月 2日 (月) 23時13分

ハルくんさん、こんばんは。

マーラーはくせのある作曲家ですね。僕も自宅にある4番5番含めじっくりと聞いてみます。ところで、ムラヴィンスキーのチャイコフスキー5番の1983(1982?)年ライブも聞いてみた方がいい演奏ですね。

僕も皆さんのようにDGの1960年セッションに不満が出てきたので、購入を検討します。

投稿: kum | 2017年10月 3日 (火) 19時20分

エフゲニ・スヴェトラーノフのサントリーホールの1990年ライブは、まだまだ全曲聞いていませんが、1番から3番もなかなか良さそうですね🎵

ワレリー・ゲルギエフの1番から3番がLSOとの共演ですから、VPOに比べて落ちること?になります。今聞いているのは、エフゲニ・スヴェトラーノフの3番ポーランドですが、ここで話題になったコバケンさんのポーランドと比較してもいいんじゃないですか?

投稿: kum | 2017年10月 4日 (水) 00時02分

kumさん、こんにちは。

実は3番だけは余り好みません。
1番、2番は大好きなのですが。
もちろん4-6番は言うまでもなく。

投稿: ハルくん | 2017年10月 4日 (水) 12時49分

ハルくんさん、こんばんは。

3番ポーランドは興味がないとどこかで書かれていましたね。僕はまだまだ十分に聴き込んでいないので何とも言えないですが、1番2番と3番の優劣は今のところつけることができません。世の中には明らかに下手な演奏もありますが、CDの良し悪しはほとんど好き嫌いじゃないでしょうか? だから面白いのですが。

投稿: kum | 2017年10月 4日 (水) 19時31分

ハルくんさん、こんばんは。

ムラヴィンスキーのチャイコフスキー交響曲第5番の1,983年ライブバージョンをAmazonで買いました。迫力は僕がムラヴィンスキーで唯一聴いた1,960年のセッションバージョンには敵わないと思いますけど、演奏の丁寧さ緻密さではこちらが上かと思います。今は、ゲルギエフの春の祭典を聴いていますので、続きはまた後程。

投稿: kum | 2017年10月 7日 (土) 22時32分

kumさん、こんにちは。

ムラヴィンスキーのチャイコフスキー5番はどれも自分には今一つというところです。

ゲルギエフの「春の祭典」はじっくりとお聴きになられてください!

投稿: ハルくん | 2017年10月 9日 (月) 00時20分

ハルくんさん、こんにちは。

春の祭典は一回では理解できませんでした。GODZILLAのthemeに似ているとは、よく言われますがなるほどそうですね。この3日間に音楽はあまり聴けませんでしたが、春の祭典はまたじっくりと味わいたいと思います。

投稿: kum | 2017年10月 9日 (月) 15時57分

kumさん、こんにちは。

「春の祭典」を1回で理解というのは無理な話です。私もこの曲の真価が分るまでには数十回は聴いたかもしれません。
どうぞお気長に!

投稿: ハルくん | 2017年10月10日 (火) 12時01分

ハルくんさん、こんばんは。

春の祭典は難しいのですが、僕はキングクリムゾンもピンクフロイドも最初から理解できた訳ではありませんので、じっくりと聴いていきますね。

ところで、ザンデルリンクとSKDのブラームスは秋に相応しいですね。

投稿: kum | 2017年10月10日 (火) 21時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1080200/27257897

この記事へのトラックバック一覧です: チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調op.64 名盤:

« チャイコフスキー 交響曲第4番ヘ短調op.36 名盤 | トップページ | チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23 名盤 »