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2009年1月17日 (土)

チャイコフスキー 交響曲第4番ヘ短調op.36 名盤

758471840931893posters_2チャイコフスキーの初期の交響曲では、第1番も第2番もロシアの雰囲気で一杯です。ところが第3番は何故かタイトルが「ポーランド」。いきなり隣国に侵攻?してしまいます。個人的にはこの第3番はそれほど好んでいません。いっそのことタイトルを「シベリア」とか「ヴォルガ川」とかにして、ずっとロシア風に作曲した方が良かったのではないでしょうか。

それはともかく、充実度で言えば何と言っても第4番以降の後期三大交響曲が断然優れています。中でも最高傑作で、僕自身も一番好きなのはやはり第6番「悲愴」です。残る第4番と第5番は、中々の良い勝負ですが、この第4番の土臭さ、激しさ、豪快さは大変に魅力的です。特に第1楽章と第4楽章の緊迫感と迫力は尋常ではありません。第2楽章の典型的なロシア民謡風の哀愁漂うメロディもチャイコフスキー・ファンをしびれさせますね。これはやはり傑作です。

この曲は曲想から特にロシア人指揮者がロシアのオケを指揮した本場物の演奏で聴きたいところです。そんな僕の愛聴盤をご紹介させて頂きます。

125 エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(1960年録音/グラモフォン盤) 余りに有名な演奏ですので今更何をいわんやですが、西ヨーロッパへ演奏旅行をしている途中に彼らがグラモフォンへ後期三大交響曲をセッション録音してくれたのは本当に幸運でした。中でも、この4番の演奏が一番凄いと思います。まるで、この世の全てを切り裂くような鋭い金管、切れ味の鋭い弦楽器群、ロシアの味わい一杯の暗い音色の木管群と、どれをとっても最高ですが、それを厳格にコントロールするムラヴィンスキーの指揮の冴え。初めて聴いた時には、異常なまでの音の鋭さに度胆を抜かれたものです。「この演奏が有れば他に何も要らない」と言いたくなるほどです。

Tchaikovsky_karajan_3817982ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィル(1971年録音/EMI盤) 「三大交響曲集」が当時ベストセラーとなり、自分も購入して大いに愛聴したものです。確かにまるでライヴのように熱くドライブした演奏はカラヤンの録音の中では第一に取りたいと思いますが。けれどもロシアの土臭さを強く残したこの曲を、こうも華々しく演奏されると少々閉口します。金管がどんなに壮絶に鳴らしてもロシアの荒々しい豪放さは感じませんし、あるいは暗い民謡調のメロディの箇所からは余り悲哀を感じさせません。カラヤンの音楽を聴く分には良いですが、チャイコフスキーを聴いた気にはなれません。

Cci00007 ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー指揮レニングラード・フィル(1971年録音/BBC Music盤) 全盛期のレニングラード・フィルを指揮したロンドンでのライブ録音です。西側の国でのライブであった為か、異常に高揚した演奏です。同じ頃の手兵モスクワ放送響とのスタジオ録音と比べると雲泥の差と言ってよいでしょう。録音は多少バランスの悪さも感じますが、当時としては標準的なレベルでしょうか。ライブなので演奏に多少の傷は有りますが、何しろ演奏の興奮度合いならばムラヴィンスキーにも負けない凄さですので、爆演の好きな方は是非ご一聴を。

Cci00007b ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー指揮ソヴィエト国立文化省響(1990年録音/ERATO盤) BBCのライブやモスクワ放送響との1972年の全集盤と比べると、ずっと落ち着いた演奏です。この楽団は彼の為にわざわざ新設された団体なのですが、管楽器群のレベルが少々落ちる気がします。弦の滑らかな歌いぶりは素晴らしいです。第1楽章や第2楽章での沈み込むような佇まいは良いとしても、全体的には迫力不足で、どうも物足り無さを感じてしまいます。

Vcm_s_kf_repr_337x336 エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立響(1990年録音/CANYON盤) これは東京でのライブ録音です。会場はサントリーホールです。3年後のスタジオ録音盤と、基本的な表現に違いは有りません。録音条件はスタジオには敵いませんが、元々CANYONの録音は優秀なので問題ありません。それにライブならではの感興の高まりと力強さではスタジオ盤を上回ります。特に1楽章の終結部や終楽章の迫力は正に圧巻です。

Cci00009 ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク・フィル(1992年録音/RCA盤) 昨年11月のこのコンビの来日コンサートはとても素晴らしかったです。但しこれは今から15年以上も前の録音です。ずいぶんゆっくりとした演奏ですが、テミルカーノフがまだ円熟していないために意外にスケール感を感じません。レニングラード・フィルから名前が変わって楽団のレベルが落ちた訳では無いようですが、ムラヴィンスキーの表現力との差は如何ともし難かったのでしょう。このコンビでの今後の再録音に期待したいと思います。

Cci00008 エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮ロシア国立響(1993年録音/CANYON盤) ムラヴィンスキー盤は真の天才の名演。一方、スヴェトラーノフ盤は凡才の名演です。表現は野暮ったく、どこにも聴き手をはっとさせるような仕掛けや閃きは有りません。ですが、そこが良いのです。他の指揮者が変化球を織り交ぜて勝負してくるのを、この人は剛速球一本やり。もしも音楽に土臭い素朴なロシアの大地を感じたい場合には、この演奏がベストだと思います。優秀な録音も、この重量級の演奏をとことん堪能させてくれます。

407ウラジミール・フェドセーエフ指揮モスクワ放送響(1998年録音/Relief盤) どうやらモスクワでのライブ演奏のように思えますが、記述はどこにも見当たりません。音質がくすんでいて、セッション録音っぽくは聞こえないからです。演奏はテンポと言い、表情と言い、オーソドックスなロシア風です。各楽器の音色や節回しが安心して聴いていられます。但しフェドセーエフにしては、やや安全運転に過ぎている印象で、更にゴリゴリとえぐくエグく演奏してくれればもっと良かったと思います。そうしてみるともしかするとこれはライブでは無いかもしれません。

41v9jkyv4cl__ss500_ ワレリー・ゲルギエフ指揮ウイーン・フィル(2002年録音/フィリップス盤) ゲルギエフはウイーン・フィルを振って後期の3曲をライブ録音しましたが、そのうち最初に録音した第5番の演奏が最も優れていて、4番と6番はそれに比べるとやや劣ります。個人的にはむしろ手兵キーロフ管との演奏を聴いてみたい気がします。とは言え、ウイーン・フィルにこれだけのチャイコフスキーを演奏させる実力は流石がです。荒々しさ一本やりでなく、ゲルギエフらしい洗練さを持ち合わせた、中々に良い演奏だと思います。ゆったり気味でスケールの大きい第1楽章は特に素晴らしいですが、第2楽章でのロシア風の節回しはいまひとつです。

ということで、ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル盤がベスト。続いてロジェストヴェンスキー/レニングラード・フィルのBBC盤、スヴェトラーノフの2種が僕のベスト3です。ゲルギエフも手兵のキーロフ管と将来再録音してくれたら是非聴きたいと思っています。
ロシアの楽団以外では一つだけ、昔LP時代に友人宅で聴いたズデニェック・コシュラーが(たしか)ロンドン響かどこかを指揮した演奏が忘れられません。第1楽章が20分を越える遅いテンポで、深く深く沈みこんでゆくようなユニークな名演奏でした。

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チャイコフスキー(交響曲)」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。BBRと申します。クラシック系を巡回していてやってきました。

4番以降は録音が山ほどあって大変ですね。純ロシア系でなければロストロ/LPOのスタジオ録音とか、古い録音ですがフリッチャイとかも時々聞きます。
 
ちなみに失礼ながら、第2番の通称「小ロシア」は、ウクライナのことです(例の「白山羊さんから」はウクライナ民謡の旋律らしい)。チャイコフスキーにもウクライナのコサック系の血が入っていたとか、どこかで読んだおぼえがあります。

投稿: BBR | 2009年1月17日 (土) 11時39分

BBRさま、お立ち寄り下さいましてありがとうございます。

決して純ロシア系のみを聴くわけでは無いのですが、元々本場物へのこだわりが人一倍強いものですのでどうぞご容赦下さい。

うっかりしていました。「小ロシア」はそうでしたね。ご指摘ありがとうございます。
そのウクライナに赴任中の友人の話では、ウクライナの人はロシアが嫌いだそうです。「小ロシア」などと呼ばれる事自体が気に入らないのでしょう。逆に、その昔に大国ロシアと戦争をやってやっつけた東の小さな国の日本はとても好きなんだそうです。

ぜひまたお立ち寄り下さいませ。お待ちしております!

投稿: ハルくん | 2009年1月17日 (土) 12時04分

第一楽章は魂を感じる曲です。3/4で始まるのですが、第一主題は9/8になるあたり、ゾクッとしませんか?作曲家の言葉では「むなしい嘆き」だそうですが最近50を過ぎて「あると思います」と言えるようになりました。VcCbに出る半音の上昇は酒を呑まずには聴けませんね。第2主題がひと時の快楽ですがどこか醒めています。そしてここまでやるか!というくらい叩きのめされることになります。凄い曲ですね!ムラヴィンスキーに脱帽です。生ムラを見れたことがパパの一番の自慢です。(ショスタ5でしたが)

投稿: パパゲーノ | 2009年1月18日 (日) 00時57分

パパゲーノさん、おはようございます。

今日は朝からどんよりした暗い天気で第4番を聴くのにぴったりです。
曲についてご丁寧に補足説明を頂きましてありがとうございます。おっしゃられる通り第一楽章第一主題は作曲者の不安感や嘆きの感情がにじみ出ていますよね。その後も気分はどんどん高揚して行きますが焦燥感で一杯です。
この楽章の終結部モルト・ピュウ・モッソでのムラヴィンスキーのリズムの厳しさも実に凄いと思います。

投稿: ハルくん | 2009年1月18日 (日) 08時07分

4番の録音は私もいろいろ持っていますが、やはりムラヴィンスキー盤が最高だと思います。また当時のレニングラードフィルの演奏も凄い!
なお私の持っている変わった?録音ではベームが1971年ザルツブルグ音楽祭で珍しくチェコフィルを指揮したCDがあります。(輸入盤 Orfeo)チャイコフスキーを聴くというよりベームの個性を聴くべき録音といえるでしょう。

投稿: オペラファン | 2009年1月19日 (月) 18時35分

オペラファンさん、こんばんは。

ええ、4番だけは誰が何と言おうがムラヴィンスキーが最高ですね。
ベーム/チェコ盤は私も持っていました。ロシア風では有りませんが、流石はベームのライブ演奏だけあってもの凄い気迫でしたね。
あのCDどうして手放してしまったのかなぁ??(苦笑) たぶんチャイコフスキーを聴いた気にはならなかったからだと思います。

投稿: ハルくん | 2009年1月19日 (月) 23時53分

確かにCDの中でトップクラスの演奏の1つは、ムラヴィンスキー=レニングラード・フィル(グラモフォン)だと思います。
特に両端楽章の演奏でこれに勝る演奏はないでしょう。
ただこの曲の中で個人的に一番好きな楽章は第2楽章で、まさにロシアの哀愁を感じさせる素晴らしい曲だと思います。
中間部の憂鬱な気分の自分を無理して奮い立たせようとするメロディーは、本当に心を締め付けられる思いがします。
ムラヴィンスキー=レニングラード・フィルの演奏でこの楽章を聴くとやや物足りなさを感じるのが正直な感想です。
昔はカラヤン=ベルリン・フィルやアシュケナージ=ロイヤル・フィル、最近ではロストロポーヴィチ=ロンドン・フィルやロジェストヴェンスキー=ロンドン響を聴き比べてきましたが、未だ私にとってベストの第2楽章の演奏には出会っていません。
この中では、ロジェストヴェンスキーが1番でしょうか・・・。
ハルさんが挙げられているロジェストヴェンスキー=ソヴィエト国立文化省響のCDを見つけられたら、1度聴いてみたいと思います。

投稿: たろう | 2009年1月20日 (火) 00時05分

たろうさん、こんばんは。

私はムラヴィンスキーの2楽章には余り物足りなさは感じません。あっさりはしていても音色に充分情感はこもっていると感じます。むしろ4楽章の60小節から始まるロシア民謡風メロディが徐々に盛り上がってゆき、ホルンから続くトロンボーンがフォルテシモで咆哮するまでを、あの快速のテンポのまま走り抜けてしまうのに少々物足り無さを感じます。ここはもっとゆったりずっしりと歌って欲しいなぁと思うのです。
ご不満の第2楽章をもっと淡々と寂しさ一杯に歌う演奏ならばロジェストヴェンスキー/ソヴィエト文化省は良いのかもしれません。

投稿: ハルくん | 2009年1月20日 (火) 00時24分

はじめまして。
こんばんは。
kurt2と申します。
 読ませていただきました。ロシア指揮者のロシアっぽいところ(当然ですが)が、どうも苦手なときがあります。ムラヴィンスキーはお気に入りの指揮者なのですが、4番についてはカラヤンが気に入っています。
 確かに作曲家の生まれた国の演奏者の方がしっくりくる演奏であったり、こういう曲だったのかと納得させられたりします。
ロジェストヴェンスキーBBCライブを聴きたくなりました。爆演系は大好きです。
ハルくん殿が投稿してから1年ほど経ってますが、コメントしました。

投稿: kurt2 | 2009年1月21日 (水) 22時00分

失礼しました。
調度いい頃合いでした。
(1年経ってませんでした。4日でした。)

投稿: kurt2 | 2009年1月21日 (水) 22時03分

kurt2さん、はじめまして。
お立ち寄り下さいましてありがとうございます。

1番の記事の所でも書いたのですが、ロシア臭さの強い曲の場合には別の国の指揮者とオケの演奏を聴くと、どうもよその国の歌手の歌うロシア民謡を聴いているような気分になってしまうのです。もっとも私はボヘミア物だろうが北欧物だろうがドイツ物だろうが、いわゆる本場物に変質的なほどに固執する人間ではあるのですが。
4番の場合はハーフの演奏になりますが、ゲルギエフ/ウイーンフィルも有りますね。管楽器の音色と節回しがどうしてもロシア風とは異なるのが気に入らないので記事からは外しましたが、悪い演奏だとは思いません。
カラヤンは昔EMIのベルリンPO盤を飽きるほど聴きましたが、今は全く聴かなくなりました。

今後ともよろしくお願いします。kurt2さんのブログにも寄らせて頂きますね。

投稿: ハルくん | 2009年1月21日 (水) 23時04分

こんばんは。
交響曲第3番の「ポーランド」については、スヴェトラーノフがロンドンでやったCDを
お聴きになってはいかがでしょうか。
第5楽章の爆発力はえも言われぬ爽快感があります。もっぱら5楽章だけですが・・・。4番の4楽章の伏線が既にあったのかもしれません。

投稿: unknown | 2012年4月24日 (火) 00時43分

unknownさま、コメントをありがとうございます。

スヴェトラーノフの「ポーランド」というと、最初の全集盤でしか持っていません。晩年の2つの全集でもこの曲だけは購入しませんでした。どうも鬼門?なんですよね。
ロンドン・ライブが良いのですか?オケはどこなのでしょう?BBCかな?
機会有れば聴いてみたいものですね。
どうもありがとうございました。

投稿: ハルくん | 2012年4月24日 (火) 19時03分

ムラヴィンスキーのDG盤は衝撃的でした。ここまで自在に操りながら一切乱れないのはすごいことだと思います。
ゲルギエフはむしろVPOとの録音では5番より好きだったりします。
これ以外だとやはりフルトヴェングラー、モントゥーが好きですね。
最終楽章のコーダで盛り上げる点だけは西側の指揮者に軍配が上がると思います。

投稿: ボナンザ | 2014年3月25日 (火) 01時56分

ボナンザさん

「5番」「悲愴」の音楽には単にロシア的というよりも普遍的なものを感じるので、特にロシアのオケにはこだわらないのですが、「4番」までの交響曲は非常にロシア的なので、どうしてもロシアのオケで聴きたくなります。西側のオケだと演奏としては良くても、ロシア民謡調の旋律の歌わせ方がやはり違うのですよね。
ですのでゲルギエフの「4番」の演奏も映像収録されたキーロフ管との演奏の方が好きです。

これはまあ自分のポリシーというか好みというか、そんなところなのです。

投稿: ハルくん | 2014年3月25日 (火) 16時45分

なるほど。ハルくんさんのこだわりなのですね。
ちなみに私はゲルギエフの演奏はロシアものかどうかではなく、基本的に手兵と録音してもらいたいと思っています。
チャイコもそうですが、幻想や展覧会なんかもVPOではなくキーロフと録音してくれればよかったのにと思わずにはいられません。
VPOだとどうしても指揮者の主観よりもオケの主張の方が強くなってしまう気がするんです。

投稿: ボナンザ | 2014年3月28日 (金) 22時50分

ボナンザさん

大抵の指揮者の場合、基本的には手兵との演奏が良いですよね。ただ、手兵以外のオケと共演して、緊張感のある良い演奏が生まれるケースも案外とありますね。中々一概には言えなさそうです。

「幻想」ならフランスのオケと、「展覧会の絵」ならロシアのオケと演奏して欲しい、というのが自分の方程式??ではあります。

投稿: ハルくん | 2014年3月28日 (金) 23時34分

おはようございます。

フェドセーエフ指揮N響の放送、なかなか良かったです。
84歳にもかかわらず、弛緩したところがありません。
もっとも感心したのはN響から「ほの暗い」響きを引き出したこと。
そして力任せではなく、メリハリの効いた盛り上がり。

う~ん、大阪フィルとの5番、聴いとくべきでした!

投稿: 影の王子 | 2017年7月12日 (水) 08時19分

影の王子さん、こんにちは。

フェドセーエフとN響良かったですね。
第2楽章など非常にゆったりとして味わい深かったです。正に巨匠の業でした。

随分と前に手兵のモスクワ放送響との5番だったかを聴きましたが、非常に素晴らしかったです。
この人は意外に当たり外れがあるような気がしますが、演奏が乗っているときは超一流のロシア音楽を聴かせますね。

投稿: ハルくん | 2017年7月12日 (水) 15時40分

こんばんは。

演奏順と逆になりましたが、ボロディンの交響曲第2番も良いです。
この曲、かなり前にラトル&ベルリン・フィルのCDで
なんの感興も覚えず、それ以来聴いていませんでした。
しかし、なんと良い曲なのでしょうか。
これはフェドセーエフの「お国もの」だから良いのでなく
彼の的確なバトンテクニックの賜物だと思います。

それにしても「音楽の友」「レコード芸術」は
評論家を食べさせるためのような「格付け企画」をやってますが
彼らが付ける格付けは名演を保証しないな・・・
と思いました。

フェドセーエフのプログラム、3曲ともブルーレイに保存しました。

投稿: 影の王子 | 2017年7月12日 (水) 21時53分

影の王子さん、こんにちは。

ボロディンの交響曲第2番ですね。良い曲ですよね。
私はコンドラシン/コンセルトへボウ盤しか持っていませんが、中々に情緒的な雰囲気を感じさせる美しい演奏です。

私見ですが、国民楽派の音楽については所謂「お国もの」の演奏はやはり良いと思いますよ。「・・・だから良い」と言って差し支えないと思います。
チャイコフスキーその他のロシア作曲家をはじめ、シベリウス、グリーグ、ドヴォルザークなど、ことごとくそのように思っています。

投稿: ハルくん | 2017年7月14日 (金) 10時24分

WEBを時々見てはCD選びの参考にさせて頂いています。
ところでチャイコフスキーの4番ですが、小生は、大抵の演奏は途中で退屈してしまいますが、イワン・フィッシャーの演奏を聴いてやっと満足しました。ご感想を伺えればと存じます。イワン・フィッシャーについてはドボルザークの3曲もとても気に入っています。8,9番は他にもたくさんいいものがありますが、7番はこれで満足しました。
チャイコフスキーの5番ですが、ハイティンクを気に入っていますが、ハル君的にはどういう位置づけでしょうか? チェリは癖がありすぎるし、ゲルギエフはなんだか良く分りません。カラヤンは70年以降のものは感情がなく共感できません。
よろしくお願いします。

投稿: MR.CBED | 2017年10月 7日 (土) 12時34分

こんにちは

ボロディンの2番が話題になっていますが、コンドラシンもいいですが、小生はマルチノン/ロンドンを愛聴しています。明晰な分析と音の強弱や旋律の歌わせ方の素晴らしさに脱帽しています。ご感想を伺えればと存じます。

投稿: MR.CBED | 2017年10月 7日 (土) 12時41分

MR.CBEDさん、はじめまして。
コメント頂きまして誠に有難うございます!

イワン・フィッシャーのチャイコフスキーは聴いていないですね。
個人的には国民楽派はほとんど自国の演奏家を好んで聴いています。これは初めからの偏見では無く、色々と聴いているうちにたどり着いた結果なのです。
ハイティンクも聴いていません。最近聴いたのはゲルギエフ/マリインスキーの新録音ですが、ムラヴィンスキーの牙城を脅かすことは到底不可能でした。

ボロディンに関しても同じような理由からマルチノンは聴いていません。やはり先にスヴェトラーノフあたりを聴いてからだと思います。すみませんこんなお答えで。

これに懲りずにまたコメント下さい。楽しみにお待ちしております!

投稿: ハルくん | 2017年10月 9日 (月) 00時16分

小生の投稿に対して、ご見解をお聞かせ頂き有難うございました。小生は、国民学派の自国演奏には全くこだわってきませんでした。沢山の演奏を聴きこんでこられたハル君さんの、自国演奏には格別のものがあるとのご高説を参考にして、積極的に自国演奏を聞いてみたいと思いました。新しい発見や感動があることを期待して。

投稿: Mr.cbed | 2017年10月14日 (土) 11時19分

Mr.cbedさん、こんにちは。

当然、自国演奏にはこだわらないという方もおられますし、それも一つの聴き方です。もちろん聴き方というのは自分で決めればよいわけで、たまたま私はそれにこだわるというだけです。
試しにその視点からお聴きになられてみても無駄なことは無いと思います。もし発見や感動がありましたら是非ご感想をお寄せください。

投稿: ハルくん | 2017年10月17日 (火) 00時28分

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