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2008年10月20日 (月)

国立劇場で歌舞伎「大老」

3326_1 国立劇場へ歌舞伎を観に行きました。演目は「大老」です。言わずと知れた井伊直弼の半生記です。井伊大老といえば、今年のNHK大河ドラマの「篤姫」でも非常に存在感の有る役どころであったので皆さんも記憶に新しいところだと思います。

歌舞伎といっても作家は昭和の劇作家北條秀司なので、台詞はほとんど時代劇調でとてもわかり易く、私のような歌舞伎初心者にはとても有り難いのです。(^^)

3326_2_2 彦根でのんびり暮らしていた井伊直弼が兄の突然の死により家督を相続し、大老として国政を担うことになり、国家存亡の危機に直面した我が国を米国と通商条約を結ぶことで欧米列強国の植民地になることを防ごうと奮闘するのですが、水戸藩を中心とする攘夷派と争って、最後は結局桜田門外で暗殺されてしまいます。その彼の半生を、心の葛藤や妻お静の方との情愛を交えて見事に描き出していて大いに楽しめました。

井伊直助役は中村吉右衛門で、その迫力ある演技には圧倒されました。特に最後の暗殺される直前のお静と二人きりの場面で「生まれ変わったらお前とのんびり静かに暮らしたい。大老には絶対になりたくない。」という語りにはとても感動させられました。

さすがに国立劇場は劇場として格調が高いので、このような演目にはふさわしいです。一方で歌舞伎座の庶民的な芝居小屋の雰囲気もまた捨てがたい良さが有って好きです。両者の違いを味わうのもまた楽しいものです。

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コメント

な、な、なんとこの日の翌日に「歌舞伎座建て替え」のニュースが発表されていた!
60年以上前の建物の老朽化が理由だそうだ。外人客も多く来る今の懐かしい雰囲気のある建物を踏襲してくれると良いのだが、どうも高層商業ビルになるらしい。あー、せっかく歌舞伎ファンになったのに残念です・・・・

投稿: ハルくん | 2008年10月24日 (金) 00時20分

おはようございます。

な、な、なんと!!(笑)
18日の土曜日、私は国立劇場のお隣のホテルに泊っておりました。
15階の客室の真下に国立劇場の屋根が見えました。議事堂や東京タワーが美しくライトアップされていて、なかなか素敵でした。
歌舞伎はNHKテレビでしか見たことがありませんが、「大老」については全く存じませんでした。一度だけ訪ねたことがある彦根城の悠然とした大きさを思い出しながら、記事を拝見いたしました。

話は変わりますが、「part2」アップの運びとなりました。
とりあえず、登録して記事を書いてみましたが、まだ本調子ではありません。
書きたいことはいろいろあったはずなのですが・・・

投稿: aosta | 2008年10月28日 (火) 07時38分

え、え~!!
aostaさん、国立劇場の隣に居たのですか!?
こちらは日曜日の朝に国立劇場に行ったのですよ。じゃあ、あの辺りをうろちょろしていた時にすれ違っていたのかも・・・
信州よりももっとニアミスしていたようですね。偶然とはいえ不思議なことです。
今度から出かけるときには事前に行程報告しましょうか??(笑)

いよいよ「Part2」のスタートですね!
新しいURLを教えてくださいね。
余り構えずに以前のように素適なお話を色々ゆっくりと聞かせてください。

投稿: ハルくん | 2008年10月28日 (火) 21時54分

part2への早速のコメント、ありがとうございました。

そうなんです。
グランド・アーク半蔵門。19日に姪の結婚式があり、お相手が警視庁関係だということでこのホテルを予約していただいたんです。
日曜日の朝、うろうろしてましたよ。わたしも(笑)。

投稿: aosta | 2008年10月28日 (火) 22時40分

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