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2008年9月 4日 (木)

ドヴォルザーク「新世界より」の愛聴盤 カレル・アンチェル他

569 先日の記事で「スプラフォンのアナログの音が懐かしい」と書きましたが、誤解が有るといけませんので書き加えますと、「懐かしい」というのはあくまで昔LPで親しんだ音に懐かしさを感じると言うことです。決してそれが当時の実際の音かと言われると余り自信は有りません。なぜなら自分は60年代のチェコ・フィルの生の音は耳にしていないからです。70年代の音はノイマン指揮で東京文化会館で実際に聴いていますが、管も弦も水のように澄み切った、それは本当に震えるほどに美しい音でした。80年代のデジタル録音はそれに近いような気がします。いくら指揮者が交代しても急にオケのサウンドが変るとも思えません。すると60年代のスプラフォン盤はあくまで録音上の音の個性なのかもしれません。

前置きが長くなりましたが、実は僕はドヴォルザークが大好きです。幾ら聴いても飽きません。作曲技法云々をしたらそれほど大したことは無いでしょうし、田舎音楽家と言えない事も無いかもしれません。でも、本当に好きなのですね。深刻過ぎず明る過ぎず、素朴で哀愁漂うメロディは、いつ聴いても心にひたひたと染み入ってきます。ですので、もしや自分の前世はボヘミアンだったのではないかと思う位です。(笑)

「新世界より」も一体どれほど聴いたことでしょうか。でもいつごろからか本国の演奏家以外はほとんど聴かなくなりました。昔はそれこそカラヤン、バーンスタイン、セル、ケルテス等々何でも聴きました。しかし結局、チェコの指揮者がチェコのオケを振った演奏とは味わいが異なって聴く気にならなくなったのです。それは他の曲についても言えます。

というわけで、「新世界より」の好きな演奏ベスト3は①アンチェル/チェコ・フィル(1961年録音)②ノイマン/チェコ・フィル(4種有りますが二度目の1981年録音がベスト)③ターリッヒ/チェコ・フィル(3種有りますが最後の1954年録音がベスト。現在は海外盤のターリッヒ・ゴールドエディションしかなくて、デジタルマスタリングが高音強調なのが玉に瑕です。同じ海外盤でもAADマスタリングの旧規格盤を中古店で捜すべきです。)

番外がコシュラー/スロヴァキア・フィルかな。おっともうひとつ番外にクーベリック/バイエルン放送響の1980年ライブ(オルフェオ盤)が有りました。DGのベルリン・フィル盤はとてもじゃないがオケの音が派手過ぎて聴いていられませんがこのバイエルン盤なら大好きです。

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ドヴォルザーク(交響曲)」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。古い記事に失礼します。

貴Blogでドヴォルザークの頁だけ未読でした。9番で何か1枚欲しいと思っていたので、アンチェル盤を中古で購入。チェコ・フィルの鳴り方、録音もイイですよねぇ。

同コンビは、ブラームス交響曲第1番で先日初体験し、ボクの好きな、オドロオドロしい冒頭ではないものの、何か魅かれるモノが在り、毎日聴くうち好きに。続けて2番購入も未聴。

アンチェル/チェコ・フィルのブラームス、どの様な感想おもちデスか?

投稿: source man | 2009年9月17日 (木) 20時17分

source manさん、こんにちは。

このような古い記事にもコメントを下さり嬉しく思います。

60年代のチェコフィルの音はいいですよね。でも僕はそのブラームスは聴いていません。スメタナやドヴォルザークだと何がなんでも聞きたくなるのですが、ドイツ物だと聞きたくてもつい後回しにしてしまいます。チェコフィルのブラームスだとどうかな?って勝手に思ってしまうのですよ。
でも機会有れば聴いて見ます。

投稿: ハルくん | 2009年9月17日 (木) 21時55分

こんばんは。また古い記事に...。m(_ _)m

アンチェル盤に続き、世評高いケルテス/ウィーン・フィルのking/ハイパーリマスタリング盤を¥300で。録音状態が嗜好に合わないのか、冒頭~第1楽章の音質が残念。全体はイイ演奏と思いますが。

あとは、好きな指揮者コンドラシン/ウィーン盤が気になります。

投稿: source man | 2009年10月 3日 (土) 19時22分

source manさん、こんにちは。

ケルテス/ウイーンPOの新世界よりは良い演奏だと思います。昔は良く聴きました。現在の自分の嗜好とはややズレが有りますけど。

それはそうとアンチェルのブラームス1番ですが、聴いてみましたよ。幾分早めのテンポですが上滑りしないのは良いですね。チェコPOの響きも、思っていたより好ましいものでした。やはりアンチェルは素晴らしいマエストロです。

投稿: ハルくん | 2009年10月 4日 (日) 14時59分

こんばんは。
コンドラシン/ウィーン盤を聴きました。確かにケルテス盤より上です。
でも、今後も手に取るのは...アンチェル盤です。

東独シャルプラッテン、スプラフォンは録音がホント素晴らしいっ。

ブラームス1番を聴いて下さったなんて恐縮です。m(_ _)m
2番は、紹介されてるBlogが数件在るし、確かにアンチェル/チェコフィルには合ってそ...と思うのですが未聴のままです。

投稿: source man | 2009年10月 5日 (月) 20時19分

source manさん、こんにちは。

オイロディスク、シャルプラッテン、スプラフォンの昔の録音はいかにもアナログらしい響きで良いですよね。当時のデッカのクリアな録音とは全く違う魅力が有ります。
録音そのものがひとつの文化芸術です。

アンチェルの2番も良さそうですね。そちらも機会有れば聴いてみたいと思います。

投稿: ハルくん | 2009年10月 6日 (火) 07時39分

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